2015年11月21日

new-look

Filed under: 兵庫県,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 17時34分11秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
 一般社団法人new-look
Q. 主な活動場所
〒663-8032 兵庫県西宮市高木西町14号6番
[ 阪急西宮北口駅から徒歩10分。住宅地なので基本的には閑静で、時折子どもの遊ぶ声なども聞こえてきます。この場所は交通の便がとても良いです。三宮の人も来ようと思えば来られます。西は明石、東は奈良から、北も三田丹波の方から塾生が来ています。畑の効果なのか、最近は近隣の方々からの問い合わせも増えています。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
TOB塾
不登校・高校中退者
向けの個別学習塾
http://tob.new-look.jp
月~金
(土日祝は
応相談)
10時~21時
入塾金:20,000円

利用料:24,000円 /月

→学習のサポート(完全1対1の個別指導・週1回・月4コマ・1コマ90分)
→メンタルのサポート・社会体験の参加権
ナイトクルージング
若者への夜回り
調査・相談窓口
22時~26時の間の2時間程度 なし  街で出会った時に話を聞かせてもらうので、会えるかどうかはその日次第。
ヒラケゴマ
プロジェクト
中退後のキャリアを
語る動画メディア
http://hirakegoma.
new-look.jp/
 現在は、火曜19時からミーティングをしている。撮影などは、ゲストとの予定次第で変わる。 なし 塾生もスタッフとして活動が可能。
 となりのはたけ
中退者と地域・
社会をつなぐ農園
 月曜:
13時~15時
金曜:
10時~12時
野菜販売は不定期(月1回の目安)
 なし
(塾生)
 活動後に食事会などを開くこともある。

[まずは塾だけで起業をスタートして、次に直接声を聞くために夜回りはじめ、その後は中退後のキャリアについてもインタビューを撮る活動に広がっていきました。隣にあった畑も貸してもらえることとなり、地域から会社までいろんなつながりの中でできることを増やしていっています。塾生側からすると何でもありだからこそ難しいと感じる人もいますが、自分で選択してたくさんの失敗と成功とを積み重ねてほしいです。]

・塾について:今のところ塾生の必要性やオーダーによってできる限り何でも教えています。高卒認定から大学を目指す人が多く、高卒認定は幅広い教科が必要なので、全教科対応できるようにしています。

・夜回りについて:夜回りは最近成果は乏しくなっています。よく出会っていたところも取り締まりが厳しくなっているし、ゲームセンターもなくなってしまいました。コンビニにも最近はたむろしていないです。

・動画について:中退経験があり今は社会人になっている人にインタビューをして、動画を作ってホームページにあげることをしています。塾生をスタッフとして入れるようにしています。社会人や大学生のスタッフと一緒にミーティングをして、ビデオを撮影、編集をしています。現在、8本あがっていて、年内ぐらいに10本目の撮影を終えて、年度内ぐらいに2ケタの動画をあげたいです。ユーチューブと独自ドメインで公開しています。ロールモデルの発掘をしながら社会とつながっていくことを行っています。こうしたことを本人たちでやっていける仕組みができたらいいなと思っています。

・畑について:「畑、土いじりは良い」というのは完全に大人のエゴのようなものなので、塾生たちをどう巻き込むかという課題はあります。うちは、強制はあんまりしないです。必要だと思ったり、いいなと思ったらおいでというスタンスなので、難しいところはあります。野菜は塾の車庫で月1回程度販売もしていて、ご近所さんが買いに来てくださるなど、地域とのつながりはできつつあります。

 Q 利用の際の条件
年齢は、おおむね30代半ばぐらいまでです。休塾も可能です。授業のコマ数の変更なども随時行っています。また、長期間来れてなくなった場合も親御さんに連絡して、連絡は不定期で取り続けるという関わりを保ちつつ、来れるまで授業料を止めてもらうようにしています。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
位置付けはフリースクールと学習塾の間のような形態です。高校やめて自分でバイトとかしながらでも大学などのいわゆる“ふつう”路線にも戻れると思っています。あまり支援的になりすぎないように、高校中退からの生き方でも生きていけることを体現していってもらいたいです。そういう面で厳しさもあることも事実です。また、子どもの貧困などの話も話題になっていますが、高校中退者には世帯収入の少ない家庭も多いです。それでも、自分の課題や厳しさを見つめつつ進むことができるなら貧困の連鎖を自分で断ち切れる道もあるんだというところにもアプローチしていきたいです。完全なフリースクールのような場所ではなくて、それぞれに目的があってそこに向かってみんなが進んでいる状態にしたいです。自分の弱さなどにも向かい合っていけるような場所にしたいです。そういうわけで居場所メインというよりは、目標に向かってどうサポートできるかというところを一緒に考えられる場所という感じです。

団体としてというより本人と話をして、どうしたいか、どう生きたいかを大切にしています。例えば「ゲーマーになりたい」だったら、「どうしたらなれると思う?」というところから一緒に考えます。本当にその道に進んで行けるのかという現実感を、本人の意向を尊重しながら一緒に考えていくという形をとります。うちとして絶対に高卒認定とって大学に行かないといけないとか、偏差値の高い大学に行ってもらわないと困るとかは無いです。ただ、本人が明確な目指す先を持っていないのであれば、次善の道として大学進学を提案することはあります。

 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
10代 1人 4人
20代 3人 8人
30代 3人 1人
50代 2人 0人

[スタッフは学生が中心になっています。塾の講師は有償ボランティアとして来てもらっているほか、その他の活動については無償のボランティアとして活動してくれています。授業は完全に1対1なので、責任を持ってもらうという意味でも気持ち程度の謝礼をお支払いしています。20歳以上の塾生は大学生講師ではお互いに難しいと思うので、社会人をはじめ、年上の講師にお願いしています。年齢も状況も様々な塾生たちなので、講師にもどういう塾生を担当したいかなどの希望を聞いています。
まだ3年目で、ボランティアに入ってもらって1年ちょっとなので定着率などは何とも言えない部分も多いですが、まだまだ組織として整えていかないといけないところは多いです。たとえば、講師として塾生を持たないと関わりが薄くなって継続性が低下したり、他の仕事にしても組織を一から作りだすような内容なので負担も大きくなって辞めてしまうスタッフもいます。とはいえ、少しずつ組織化していっているので、研修も整え、横のつながりもできるようになってきているので活動は少しずつやりやすい状況になっていっていると思います。]

 Q. 代表のプロフィール
もともと私自身高専を中退しています。その時に仲が良かった子たちに、学校に合わないけど、面白く生きている子たちも多かったです。そして、大学卒業後、会社に入ったり大学院に入ったりした後、学校の先生を4年ほどやって、担任や学年主任などをさせてもらいました。学校の枠組みのなかでは学校のルールに従わざるを得ないですし、クラス運営上しっかりやっている子たちを褒めるほうに重きが置かれるので、どうしても学校の構造上いわゆる“手のかかる子”に目を向けれないことになってしまいます。そこで教頭と校長に掛け合って直接クラスを見ない学年主任をさせてもらったこともあります。そのときの方針は、ちゃんとやってる子は担任に見てもらい、学年主任がちょっと手のかかる子を見るというものでした。
それでも結局守り切れない子たちが出てくるわけで、学校のなかでは限界があるのではないかと考えるようになりました。学校の先生になりたい人はたくさんいるので、制度内のことについてはその人たちにお任せして、制度にはまらなかった人たちにできることを自分でやってみようかなと思い設立に至りました。
 Q. スタッフプロフィール
学校でいうと関西学院大学の学生が多いです。大阪大学、神戸大学の学生さんもいます。周りに中退した友達がいるとか、自分が不登校だったとか、学校生活がうまくいかなかったという学生が多いです。全員と面談して「この人だったら大丈夫」と判断して、塾生をお願いするようにしています。スタッフ募集のときも「楽しいからおいでよ」という感じよりは「こんなことやってます、興味があったらどうぞ」という感じなので、高校中退に興味を示してくれる人たちです。男女比は半々ぐらいで、教職を学んでいる人も多いです。
塾生とも合う合わないはあるので、一回会ってお互いに良かったら講師を続けてもらう、駄目だったら変えてもらうという感じで進めています。ただ変えてほしいという希望はそんなにないです。マッチングはお互いの雰囲気をイメージしてうまくはまるかどうかが基本ですが、この子に対してこういう生き方もあるよということを示唆するためにチャレンジングなマッチングをすることもあります。
 Q. ホームページ
http://www.new-look.jp/
 Q. SNS等
 

Twitter https://www.twitter.com/tob_newlook
Facebook https://www.facebook.com/newlook.info
Twitter https://twitter.com/hirakegoma_pjt
youtube https://www.youtube.com/channel/

UC8N2C5tzesvfkYtI0Yw3ekg

  Q. メールアドレス
 info@new-look.jp
 Q. 電話番号・FAX番号
 0798-56-7139
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
現在は一番下が中1で、一番上が28歳。うちは基本的にはこちらからのNGは少ないほうだと思います。それは何らかの障害持ってたりグレーゾーンであったりしても、本人が来たいというなら受け入れる形をとっています。本人がTOB塾の雰囲気などに合うかどうかのほうが大事だと思っています。

今は新聞などの露出から、親御さんにつれてこられてという形の入塾相談が多いです。この場合、基本的には保護者主導なので、ひきこもり系の方が多くなります。また自分で調べて連絡してくることもあるが、今のところ親御さんがお子さんの今を心配してという感じのご家庭が多いかなという印象です。
塾生で授業を休んだり振替を依頼される方もいます。無断で休んだ場合の振替は結構厳しいですが、事前に連絡くれたら調整しています。一回来なくなって復帰という人も結構います。戻ってくるハードルは極力下げて本人の意思があれば戻れるし、出たいと思えば出れるという状態にしてます。
去年4人卒塾して次の進路を決めました。ちょこちょこ立ち寄ってくれる人もいます。2年前に退塾した人がちょこちょこ顔を出してくれたり、就職の相談に乗ったりと、気軽に来てもらえています。卒業しても、来訪してくれることは歓迎です。

 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
教室は6畳三部屋、一階の授業で一部屋使っています。広々としています。下の写真は、教室と図書室の写真です。
教室 図書室 図書室
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
過干渉系か放任系かのどちらかに振れていることが多いかなという印象があります。そこを自分で選んで進めるように考えていきたいところです。

塾が親と子の板挟みになることは、そんなにはないです。一応本人たちの意思を尊重していますが、無断で何週間か休んだり連絡取れなくなってくると、親御さんに家の様子を聞いたり今後の方針などを電話や対面で話をします。親御さんからの相談でも同じようにお話をしています。理念として、本人の人生なので本人が自分で決めて進んでほしいというのがあるので、こちらが親の意向通りに是が非でも進めるというのは望むところではないです。

 Q.今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
・学生のスタッフの質をどう上げるのかとか、対人関係系のスキルとか勉強系のスキルとか、その辺は今から本腰入れて考える時期に来ていると思っています。
・学習方面に力を入れたいと思っています。次のところに進めるだけの学力・地頭は持ってもらわないといけないと思うからです。いま塾生が二十数名いて、一人では見きれないので、講師に頼らないといけないのでその質をどう上げるかがやはり喫緊の課題です。
・勉強とか居場所とか、それぞれのニーズは違うので、それぞれについてどこまで・どのように要求を満たせるのかはとても難しく、うちでどこまでできるのかを含めて考えていかないといけないと思います。
・動画もやりつつ塾もやりつつ畑もやりつつ、他の動きもしていきたいとなると人が足りないで大変です。
・今あまり進んでいないが、他にも何個かやりたいことがあります。
・自由記述
・ほかの団体とのつながりは今は無いです。お互いに得意なジャンルが知り合えて情報交換などができるようになっていきたいと考えています。うちはどちらかというとやんちゃ系が得意かな。
・(コミュニケーション手段としては)LINEが多いです。うちは講師と塾生とで連絡先の交換をしてもらっています。講師にも塾生にも何かあったらこっちに言ってくれと伝えています。「あなたはどう生きたいのか」というところを伝えて考えてもらえるように活用していきたいです。
・特別なことをしているというよりも、当たり前のことをやっていたら今の形にたどりついたという感じです。現在は立地の良い場所に戸建てを借りられていますが、来年度、再来年度はどうなるかはわかりません。塾も畑も借り続けられるようにそれに見合った活動を続けていきたいです。
・ 調査員感想
西宮北口より、徒歩十分程。閑静な住宅街にあり、非常に立地が良いです。近くには喫茶店。ファミレスが存在します。代表の山口さんは教育に対しての熱意は強いです。ただ、それは学校においてのマス教育ではなく、それぞれがしたいことを考えていく教育です。学校ではできない各個人の社会を形成する場所、そんな印象をうけました。あと蔵書がいっぱいあったのでそれだけで、本好きは楽しめそうだなと思いました!

(最終更新日:2017年3月8日)


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