2016年2月11日

NPO法人 情報センターISIS神戸

Filed under: 兵庫県,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 9時03分51秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 情報センターISIS神戸
Q. 主な活動場所
兵庫県神戸市中央区吾妻通4-1-6 コミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)
JR神戸線・三ノ宮駅から徒歩約15分。市営地下鉄・三宮駅から徒歩約15分。阪神電鉄・春日野道駅から徒歩約3分。阪急電鉄・春日野道駅から徒歩約8分。阪神バス・吾妻通4丁目バス停すぐ。周辺は住宅地で、商店街が近くにあるので多少の人通りがあります。コミスタこうべは旧吾妻小学校の校舎を転用した建物で、駐車場はありません。事務所はコミスタこうべの北棟3階の市民活動総合支援拠点の中にあります。http://www.kobe-spokyo.jp/comista/参照]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
居場所 火・木・金
11:30~16:00
無料 ひきこもり当事者
若者のつどい 月1回
第2または
第4木曜日
無料 ひきこもり当事者
家族会 毎月、第3日曜
13:30~16:00
一般千円 ひきこもりの家族
電話相談 火・木・金
11:30~16:00
 無料
個別相談 月1回、第1水曜日 無料  ひきこもり
当事者・家族
要予約
訪問 随時  無料 ひきこもり当事者
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 ひきこもりやニートなど様々な問題に直面する若者を支援するため、支援の輪を広げながら総合的な問題に取り組んでいます。
・ひきこもり当事者および経験者の回復に向けて、「自主的な活動」を支援
・ひきこもり家族の支援:家族会を運営、ひきこもりを正しく理解し、適切な対応を学ぶ場を提供。ひきこもり家族の孤立化を防ぐ。
・当事者さんはその人なりの状況に応じた「自主的な活動」ができればいいと思います。居場所⇒若者の集い⇒自助会などのネットワークとつながりが広がってほしいです。
家族会では「ひきこもり」に関しての知識を提供しています。孤立している人にも声掛けしています。
 Q. スタッフプロフィール
代表が交代。現代表は、平成18年10月の家族会設立の発起人として尽力。現在も継続して、家族会の運営(世話人)、また、若者や家族の電話相談、居場所の手作り教室や農業体験の指導などに対応。   
 Q. ホームページ
http://www.isis-kobe.net/
 Q. メールアドレス
staff@isis-kobe.net
 Q. 電話番号
078 ( 232 ) 3923
 Q. FAX番号
050 ( 3737 ) 9836
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 20%
60%
親以外の家族 10%
その他 10%
 Q. 上表「その他」とは
学校関係者、社会福祉協議会関係者 など
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
・年齢層 20歳代~50歳代 、 男性80%、女性20%
・親に経済的な負担をかけたくない(自主的に動ける若者)。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
・若者のつどい:当事者が自由に参加、テーマの行事やフリートーキングなどを行います。
・居場所(開設日):居場所と保有パソコンを、そのときの状況に応じて自由に利用できます。
・ボランティアスタッフとして:居場所の当番や、行事案内・講演会チラシ作りなどに参画もできます。
[写真はコミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)の玄関と居場所の様子です。]
玄関 居場所 居場所
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
○家族会に参加される家族
・ひきこもり対象年齢は10代後半から40代まで。30代後半が特に多く、男性8割、女性2割。
・参加家族:母親が多い。母親が7割、父親が2割、その他が祖父母と兄弟姉妹。[家族会に2~3回来るが、継続しない人が多い印象です(特に家族会を特効薬的に考えている人)。期待せず参加して、思いがけずいいことがあるかもしれないという気持ちで来てほしいです。親のモチベーションをどう高めるか、焦りのある親にどう説明するかが難しいです。変化が実体験として納得できればいいと思います。ただし、その後の変化のない日常をどう支えるかも重要だと考えています。]
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 平成18年4月に神戸市元町の協和会館で活動を始めました。その時はひきこもりの当事者の平均年齢が30代を超えた時代で、その人たちが自主的に活動できる拠点という趣旨で立ち上げました。その後、家族会なども設立されましたが、今でもその趣旨は変わっていません。
そして、平成21年に現在の場所に移りました。その時に当事者たちはグローバル・シップスこうべという当事者団体を立ち上げ、こちらは家族会を中心に「NPO法人情報センターISIS神戸」として立ち上げました。その後パソコン教室を開いたりや、平成22年7月に居場所を開設したりしました。平成23年4月からは、若者だけが参加できる若者のつどいを実施し、もともとISIS神戸にいたグローバル・シップスこうべの代表さんにコーディネートしてもらっています(神戸市青少年会館でも活動しています)。
Q. 活動していて良かったこと・大変だったこと[調査員が聞き取り]
 若い人たちが薬などの力を借りなくてもいいぐらいに自分の力で回復していった、自分の生活を取り戻して元気になったことです。
親も1~2年継続して家族会に参加することで、笑顔になりました。本当はその後が大切なのですが、いい方向に向かうと支援する側のモチベーションもあがります。ただし、なかなかうまくいかないことの方が多いです。一瞬の喜びのためにうまくいかないことを頑張るという意味ではスポーツにも通じるかもしれないと思います。
Q. ネットワークに関して[調査員が聞き取り]
 支援につながらない潜在的なひきこもりの人のために受け皿になれるものがないので、そのためにもネットワークの構築が必要だと思います。
「ひきこもり地域相談会」も主催しています(平成26年は西宮、平成27年の第1回は伊丹、第2回は尼崎)。神戸市は独自で体制をとっているので、開催は難しいのですが、神戸市で開いてほしいという声もあり実際に神戸の人が相談会に来ることがあります。
行政もひきこもり支援に予算がつかなかったり、市によって支援にばらつきがあったりして、何か起こってからしか対応できないのが実情です。本当は予防保全的・早期の対応が必要で、行政もそれを理解してくれていますが、お金も人もないという状況です。だからといって空白にするわけにもいかないので、自分たちでやれる範囲でやっています。
Q. 今後の課題・展望など[調査員が聞き取り]
 できることをできる限りやります。うまく後進にバトンタッチできればいいと思います。本当は行政が受け皿をつくり、補完的にNPOが支援する形になればいいのですが、現在はその逆の状況です。
・ 調査員感想
 「ISIS神戸」という名前は、よく聞いていたので大きい団体だと思っていたら、こじんまりとした場所で活動していて驚きました。それでも「ひきこもり地域相談会」や阪神ブランチの運営など幅広いことを行っていて、熱意があると思います。大阪府の行政も兵庫県と同じような状況で、それゆえこのようなネットワークの構築が重要だと思うので、継続していくためにもこのプロジェクトを支援機関側でも利用してほしいと思います。(調査員1)

小さい団体さんにもかかわらず、非常に人口の多い地域で県の公的窓口を受託している、とても頑張っている団体さんです。これまでメンバーの「自主的な活動」を軸に活動をされてこられたので、受託事業との兼ね合いでは葛藤もあるそうですが、行政や当事者、家族、地域の人たちと連携することで、今後良い方向に活動の流れをもっていってほしいと思います。(調査員2)

(最終更新日:2017年8月7日)


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