2017年3月26日

NPO法人 結

Filed under: 兵庫県,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 6時55分57秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 結
Q. 主な活動場所
兵庫県篠山市東吹500 遊び村
[JR篠山口駅から徒歩約20分。看板が出ているので、入り口はわかりやすいです。事前に連絡すると駅まで送迎してくれるそうなので、初めての人でも安心です。]

案内板 看板 入り口看板
Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
遊び村 金・土・日・月 10:00~17:00 無料
居場所活動 月1〜2回程度(不定期) 実費
カウンセリング 第2月・第4月 19:00〜21:00 無料
電話・来所相談 月・水・金 10:00〜17:00 無料
訪問 随時 無料
講演会の開催 年2回程度 無料

「遊び村」は、山あいの 緑に囲まれた1500坪ほどの土地にある手作りの遊び場で、○子ども達や家族連れの遊び場 ○不登校やひきこもりの経験者の居場所や体験の場 という2つの顔をもっています。その管理や運営に不登校やひきこもりの経験者が携わることで、体験を積み重ね、それぞれが自分に合った次の一歩を模索しながら活動していく場です。
そのような体験活動のほかに、月1〜2回程度の居場所活動(花見、海水浴、運動会など)や、月2回の臨床心理士によるカウンセリングを行っています。また、黒豆などの野菜づくりや花苗の販売などにも挑戦し、中間的就労の仕組みも模索しています。
“体験すること”、に重点を置いて、相談から居場所活動や様々な体験活動、中間的就労と、ワンストップの支援体制を目指して活動しています。興味を持たれた方は、一度ご相談ください。

遊具 遊具 遊具

Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
4人

男性 女性
30代 1人 1人
40代 1人
70代以上 1人
Q. スタッフプロフィール
代表:約25年前、子供の不登校をきっかけに家族会を発足し、自宅を改装して「不登校生の居場所」を始める。2002年に篠山市へ引越したのを機に、高校生以上の年齢のひきこもる若者たちの居場所として「しゃべり場」を開設。自身も対人恐怖に苦しんだ経験を持ち、20年以上、不登校やひきこもりの若者に関わってきた。2005年に、活動の支援者の尽力によりNPO「結」が発足。2011年には、「ひきこもる若者たちの第三の道」として「遊び村」を開設。その管理・運営・接客や篠山特産の『黒豆」作りなどに、居場所の若者たちとともに取り組んでいる。兵庫県と篠山市の委託を受け、不登校・ひきこもりの相談員として活動中。
Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
社会の変化によって、不登校やひきこもりの若者たち急増してきたことに危機感を抱き、支援活動を続けてきました。若者たちが「元気になること」「希望が持てること」「生きている喜びを感じられること」、そして自己肯定感を高め、自信を持って社会参加ができるようになることを願って活動しています。就労などの”形の支援”ではなく”心の支援”を大切にしています。
Q. ホームページ
http://193.3web.jp/
Q. メールアドレス
asobimura@hotmail.co.jp
Q. 電話番号
 (090)1900-6932 (相談用携帯電話)
Q. FAX番号
 (079)550-5296
Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 21%
51%
親以外の家族 2%
その他 26%
Q. 上表「その他」とは
他の支援団体、市の担当者、保健師、スクールソーシャルワーカー、カウンセラー、自治会長
Q. 参加・利用している本人の特徴など
男女比は7:3くらい。30代が中心で、下は16才から上は44才。
[参加者は兵庫県の人が多いです。篠山市は車社会なので、次のステップで車の免許をとることを勧めることもあります。]
Q. 参加・利用している家族・親の特徴など[調査員が聞き取り]
家族会はもともとありましたが、信頼性を担保するために公的な篠山市の家族会と合体しました。すると参加者は減ってしまったので、今後はもっと家族会とコミュニケーションをとって力を入れていくことが必要だと思っています。
Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者についてなど[調査員が聞き取り]
学校との関係では、相談に来られる親御さんが学校を批判していても、私たちは学校を批判しないようにしています。また、学校に戻るも戻らないもその子自身が決める事で、その子にとっての学校とは何かを大切にしています。家から出てこれない子に対しては、その子の背負っている強迫観念や焦りなどを軽くするように、自分の意志で出れるように自由にしてあげるようにしています(「落とす」支援)。ひきこもり全体に対するマニュアルはないので、個別の支援が必要だと思います。

行政との関係では兵庫県のひきこもり相談支援センターの丹波ブランチも担っており、支援者・行政関係者・教育委員会などが参加している「ひきこもり検討委員会」をモデル事業として立ち上げたりしています。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/documents/g_kaiken20140422_02.pdf
また、ひきこもり問題を家族問題にさせないようにもしています。国(社会)がひきおこした問題なので、その解決のためには(金額・使途などが)限定された市の支援よりも幅が広い国の支援が必要だと思います。

Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
娘が不登校で、学校に行くかどうかはどうでもよかったのですが、孤立しないためにも人間関係だけは築いてほしかったので居場所がほしかった。しかし、その時代は居場所自体がなかったので、自宅を居場所にして活動していました。
その後、昔と今で社会が激変して、子ども社会もそれに伴って変化したと感じるようになりました(例えば少子化で兄弟が少なくなって、人間関係を築く機会が少なくなったり、ゲーム遊びなどの一人遊びが主流になるなどして、それがいやなことからの逃げ場所になっていました)。そこで、家にいてゲームする事よりも面白いものをつくろうと思い、「遊び村」を作りました。
もともと活動していた居場所では、居心地が良すぎて卒業できないなどの功罪もあったので、遊び村は簡単な作業や人間関係の構築などの一般社会にもつながることを含めて、自主性・自分の気持ちを大事にして次の一歩に進める・立ち止まらせないような居場所にしました。
遊び村は、問題を起こす場所(課題解決のために問題を顕在化させる場所)だと考えています。ほめるとほめられるために動いてしまうので、自分から動けるように、あまりほめることはしていません。むしろ、失敗したときこそほめるようにしています。そうして、なんでも食わず嫌いしないでチャレンジしてほしいと思っています。
また、参加者の状況に合わせて様々な支援ができるようにワンストップも大切にしています。
今後は参加者が(自主的に)遊び村で簡単なお店を開くことを目指しています。そこで自信をつけてほかのところにも行ければいいなと思っています。
また、地元の高校生に場所を提供して、自由な発想で遊び場を作ってもらうようなことも行います。
遊び村のほかにもいろいろやりたいこともありますが、自分の主である「遊び村」をないがしろにできないと思っています。
Q. 支援をしていて感じること[調査員が聞き取り]
もともと人と人とが結び合うという考えから、「NPO法人 結」という名前にしたように人間関係のつながりを大切にしています。
たとえ人間関係が苦手な子がいても、必要ないわけではないと思います。人間関係に興味があったからこそ、そこに触れて傷ついて苦手になったわけなので、人間関係は絶対に必要だと思っています。
その人の現状によって一人でいる時期が必要なこともありますが、必ず人間関係が必要となる時期は来ると思っています。
今後は、社会についていけない人が、一般社会で言われる「幸せ」の基準も変えて、ひきこもりでも生きていける「(一般社会とは異なる)社会」を新たに作ればいいと考えています。ただし、苦しさがないと楽しさはないことも感じてほしいです。
昔は受け皿として知り合いなどで自営業をやっている人が必ずいましたが、今は減ってしまって受け皿がなくなったように感じます。今までの支援では「答え」が出ていないので、これまでの支援とは転換することが必要だと思います。
Q. 連携について[調査員が聞き取り]
居場所の中でも参加者同士の連携(人間関係を築くこと)が必要だと思います。
支援者同士の連携では支援する側に参加者の関係性を広げようとする意志が必要で、参加者が居心地がいいから現状のままでいいという自己満足で終わらないことが重要だと、これまでの経験から思います。ただし、支援する側の連携で情報を提供するときには、信頼性を担保するためにも精査は必要だと思います。
私たちは、理念が違う団体に行ったとしても、初めから否定だけでは批判して終わってしまうので、何かいいところを盗もうと考えています。
・ 調査員感想
「遊び村」という名前の通りいろいろな遊具があり、しかも全て自分たちで廃材などから手作りだそうです。仕組みとしては単純な遊具が多いですが、多種多様なので一日中遊んでられそうです。ただし、単なる「遊び」にとどまることなく(一般社会にも通ずるような)作業も含まれており、しかもここでは利用者は意識することなく遊びの中で学んでいくのだと感じました。
立派な相談室、建物があるわけではないですが、実はその裏にしっかりとした幅広い支援があることは外から見ただけではわかりにくいかもしれません。「ほめない」「問題を起こす場所」という独特の考えが、その人に合うかどうかもありますが、代表さんがこれまでの経験を踏まえ、至らないところは真摯に反省した結果だと強く感じました。

(最終更新日:2017年3月29日)

2016年3月22日

特定非営利活動法人 大東野崎人権協会

Filed under: 大阪府,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 8時57分39秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 大東野崎人権協会
Q. 主な活動場所
大阪府大東市野崎1-24-1(大東市立野崎人権文化センター内)
[JR片町線野崎駅から徒歩3分。周辺は住宅街で人通りも少なめです。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
相談支援 月曜日~土曜日 無料
居場所支援 月曜日 14:00~16:00 無料
訪問支援 必要に応じて 無料
体験活動支援 必要に応じて 無料
学習支援 金曜日 10:00~12:00 無料

[・居場所について:
今年から予算の関係で週3回⇒週1回に縮小しました。「ジョブキャン」と呼んでいます(ジョブ+キャンプ、キャンパスなどいろいろな意味を含んでいます)。楽しいところもありながら、対人関係(コミュニケーション)、集団行動などに慣れてもらうようにしています。隣の教育センターでの卓球や近くのグラウンドでのサッカーなどの軽い運動、調理室での料理体験、和室でのカードゲームなどさまざまです。料理体験はなるべく季節のことを行うようにしています。ちなみに1月の調理体験はお正月ということもあり、ぜんざいを作りました。スタッフの方で考えたメニューや当事者さんの希望を聞いてメニューを決めたりします。
参加者は内容次第で2~10人ほどですが、イベント以外では男の子が多いです。活動が縮小するときにメンバーが「卒業」したり、広報を控えていたので、知られていないという側面もありますが、今後は、新しいメンバーが増えてほしいです。イベントなどは面談の時やメールでお知らせをしますが、なかなか参加しにくい人もいます。多くの人に参加してもらうためにも無料で行っています。臨床心理士がスタッフとして入っていますが、先導するわけではなくみんなで一緒に居場所をつくるという感じです。
みんなが楽しい企画をつくるのが大変で、ヒットしないこともあります。居場所と個別面談で振り返りを行い、スタッフ間で共有します。
ここから次のステップにどうつなぐかが大切だと思っており、居場所からのステップアップとして1upイベント(社会体験活動など)も考えています。

・その他の活動について:
基本的に当事者さんには週1回の居場所と週1回程度の面談が中心ですが、状況に応じて訪問や別の場所での面談をすることもあります。また、当事者だけでなく、家族全体の問題に対応することもあります。
その他にも、協力事業所からの提供で仕事体験の一環として内職作業やパソコン教室なども行っています。]

 Q. 利用の際の条件
本人の年齢は概ね15歳から39歳まで。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
「外に出ることの第一歩」を、臨床心理士などの専門支援員がセンター等での面談を通して、本人やご家族ととも考えていきます。若者の居場所にもなっている少人数グループ活動「ジョブキャン」を行っています。必要に応じて、セミナーへの案内や各種専門機関との連携も図ります。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人
30代 1人 1人
60代 1人
  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士,(大阪府認定)人権擁護士
 Q. スタッフプロフィール
事業統括責任者:
若者等自立支援事業やCSW事業および総合生活相談事業等にかかる各々のスタッフと協働・連携を図っている。
 Q. メールアドレス
noza_naka@yahoo.co.jp
 Q. 電話番号
072-879ー2010 (24時間・夜間緊急対応:090-7354ー2410)
 Q. FAX番号
072-879ー3611
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族 1%
その他 4%
 Q. 上表「その他」とは
学校関係者、相談機関支援員
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
特に20代後半から30代の方が多いです。男女比2:1くらいになります。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 面談はできるだけ静かで話に集中することができる面談室でおこないます。居場所は、野崎人権文化センターの和室や調理室等を利用。綺麗な和室なのでゆったりと過ごすことができます。

[写真は上段の左から玄関、相談室、中段の左から和室、調理室、下段の左からパソコンルームです。]

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
50代~70代の方、母親からの相談が多いです。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
温かい雰囲気作りを心掛けています。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 連携している生活困窮者相談の窓口、サポートステーション、病院等からのご紹介いただくことがあります。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 大東市においては同和問題の解決を目的にハード・ソフト両面の事業施策が展開されていました。また、「差別撤廃・人権擁護都市宣言のまちだいとう」を掲げさまざまな人権問題にかかる課題解消を図るために、市民を対象とした総合生活相談(進路選択・就労・人権・生活)事業を行っており若者のひきこもりにかかる相談が増えてきました。
そうしたなかで、平成24年に大阪府が子ども・若者自立サポート事業を行うという情報を得て応募しました。事業実施に当たっては保健師、臨床心理士、精神保健福祉士等の資格を有する人々の協力を得て体制を整えることができ、子ども・若者自立サポート事業、青少年メンタルヘルス事業、発達障がい者気づき事業を連携して取り組めることになりました。
その後、子ども・若者自立サポート事業にかかる予算は廃止され登録制となりましたが体制の縮小や他事業の組み合わせ等で工夫をしています。
担当している市域は、大阪府が指定している大東市、四條畷市、門真市、交野市、守口市の5市ですが、各々の市が27年4月から施行された生活困窮者自立支援制度の下でひきこもりにかかる相談支援を実施しているところから寄り添い紹介等を行う場合もあります。
大東市においては、27年11月から大東市若者等自立サポート事業が実施され、相談・訪問・居場所・体験活動・学習に関する支援にかかる分野を受託しています。
他市の相談支援窓口や専門機関に繋いだ場合でも当センターとのつながり見守りを大切にしています。
Q.最初に相談を来る人はどのような経緯で来ているのか[調査員が聞き取り]
 現在、広報は紙媒体(チラシなど)が中心でホームページは中断しています。最初の相談はそのチラシを見た家族からの電話が多いです(本人からはめったにないです。)家族との面談を重ねて本人と面談するようにしています。本人との面談の段階でも家族と連携します。
その後、当事者の状況に応じて居場所や体験活動を勧めたり、他機関(ハローワーク、サポステ、訓練学校等)に繋ぎます。
ネットワークのシステムはできていませんが総合生活相談等の事業の繋がりを活かしています。
 Q.活動する上で大切にしていること[調査員が聞き取り]
 当団体を法人格化にする時に「人権」人が活き活きとして生きていくことができる社会づくりに貢献することを目的に定めています。
いかにして当事者に向き合って困っていることを一緒に考えていくか、が大切だと思います。
若者のひきこもりは地域に限らず社会全体の問題であるとの認識のもとに、地域や年齢で区別することなく、総合的・包括的な支援に取り組むことを必要としていますところから他機関にもそのようなお願いに行っています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 いろいろなことを安定しておこなっていく(継続していく)ためにも自主財源がほしいです(クラウドファンディングなども検討中ですが、知識不足なので教えてほしいです)。また、中間就労も独自に行いたいです。そのためにも企業の協力などもほしいです。
・ 調査員感想
 ここまで幅広いことを独自に行っている団体(しかも無料で)はなかなかないので驚きました。隣の市とはいえ、自分の家から自転車で10分の距離に、このような支援機関があることも知らなかったです。とはいえ、他の多くの機関のように継続性が課題となっているようで、実際規模も縮小されているようです。幸い、多くの活動に使える「ハコ」はあるので、このプロジェクトのネットワークを活かして継続の一助になれば幸いです。最初は念頭になかったですが、それこそがこのプロジェクトにおける支援機関側のメリットかもしれませんし、プロジェクトとしても何か支援機関側にもプラスになってほしいと思っています。

(最終更新日:2016年3月22日)

2016年2月25日

枚方市役所

Filed under: 大阪府,相談する — Kumono @ 21時32分27秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
枚方市役所 ひきこもり等子ども・若者相談支援センター
Q. 主な活動場所
〒573-8666 大阪府枚方市大垣内町2丁目1番20号 市役所別館5階子ども青少年課内
[京阪枚方市駅から徒歩3分。駐車場もあります。]
 Q. その他活動場所
〒573-0058 大阪府枚方市伊加賀東町6−8 枚方公園青少年センター内居場所「ひらぽ」
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
支援全般に
関する相談・
コーディネート
平日午前9時~
午後5時30分
無料 枚方市在住の義務教育終了後(15歳)から30歳代までの子ども・若者及びその家族等

専用電話(072-843-2255)で要予約(平日午前9時から午後5時30分まで受付)

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 臨床心理士などの専門職が子ども・若者やその家族等からの電話や来所による相談、必要に応じて訪問による相談を行います。また、「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」(民生委員・児童委員協議会、社会福祉法人、NPO、行政で構成)と連携し、子ども・若者に係る必要な支援のコーディネートを行います。
 Q. スタッフプロフィール
対応してくれた担当者さんのプロフィール。(聞き取り調査も担当者さんに対して行いました)

・Aさん:50代男性、子ども青少年部・子ども青少年課の課長代理、社会福祉士・精神保健福祉士
その当時、市役所では社会福祉主事任用資格の有資格者を募集しており、たまたまそれを大学卒のAさんが持っており、倍率が低かったことから(本人談)事務職として採用されました。その後、障害者支援・介護福祉などのケースワーカーを担当し、現在にいたります。

・Bさん:30代女性、子ども青少年部・子ども青少年課の主任、臨床心理士
前職は家庭児童相談所で子育て相談をメインに6~7年働いていました。非常勤だったのですが、常勤で働くということを経験したい思いが大きくなり、心理職での採用があった枚方市役所の試験を受け、機会をいただきました。今、3年目です。

ほかに、今年30歳になる男性の臨床心理士さん(非常勤で週4日勤務)と、女性の臨床心理士さん(常勤で、前職は精神科病院勤務)がいます。心理職の異動は少ないですが、事務職の異動は多く、畑違いの部署もあり得るのでスタッフが入れ替わっていく可能性があります。

 Q. ホームページ
https://www.city.hirakata.osaka.jp/soshiki/kajisou/hikikomoricenter.html
 Q. 電話番号・FAX番号
072-843-2255
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
[写真は、市役所の子ども青少年課と面接室の様子です。]

子ども青少年課 子ども青少年課 面接室

 Q. ひきこもりの問題に対応することになった経緯[調査員が聞き取り]
Aさん:この課(子ども青少年課)に配属されたからです。当時、それまで大阪府が対応していたひきこもり対策が各市に引き継がれ、枚方市では市長公約でひきこもり対策のネットワーク計画(現在の「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」)が作られました。事業の開始にあたって、枚方市内には業務委託できる機関・団体が見つからなかったこともあり、市役所で一から自分たちで作ろうということになりました。そこで、他機関に見学に行ったり、その道の経験者をスーパーバイザーとして呼んだり、組織を立ち上げながら勉強していきました。Aさんは、最初は相談業務をするつもりはなかったが、心理士の募集時期の遅れ等による相談員の空白期間には、自身で相談業務もすることになりました。(ただし、地位が上がるにつれ、相談業務が時間的に難しい場合が出てきています)

Bさん:転職する際にどんな分野でもやってみようと思っていましたが、配属された時は、びっくりしたことを覚えています。市役所1年目ということもあり、何事にもチャレンジしようという気持ちでした。最初はひきこもり支援の経験も道筋もなかったので、これでいいのかなという不安の1年目でした。心理士として伝えられる部分もあり、そうじゃない白紙の部分をスーパーバイザーなどから学び勉強しています。

 Q. ひきこもり当事者に対応して苦労したこと[調査員が聞き取り]
Aさん:ケースワーカーとしては、とても時間がかかることです。前職の生活保護・介護福祉などは、とりあえずの解決は短期間でできます(根本的な問題の解決はおいといて)。そのようなケースの訪問面談も比較的短時間で終わることが多いです。それに対し、ひきこもりのほうは、とても時間がかかる印象です。

Bさん:やはり時間がかかることです。またそれによって、相談する側・される側の気持ちを持たせる(モチベーションを維持する)ことが難しいことです。相談に来られる方が高年齢化してきており若い人に比べると相対的に変化に時間がかかる印象です。また、Bさん自身全く同じような経験はしていないので、苦しみを共有できているのか不安だが、どこか共通した部分はあると思うので、そこに想いを馳せていきたいと思っています。

 Q. 支援をしていて良かったこと[調査員が聞き取り]
Aさん・Bさん:苦労していることと矛盾するようだが、それでも当事者さんがちょっとずつ変わっていくことです。また、いろいろな人と出会え、それによって自分の「人としての幅が広がる」ことです。
 Q. アピールポイント[調査員が聞き取り]
 相談支援業務を市役所が行っているということは、当事者や家族にとっては相談に行く敷居が高くなるというデメリットもあると思いますが、それを差し引いても安心、信頼が担保されているというメリットがあり、地域での支援者の連携におけるネットワークのハブとしての役割は非常に大きいと考えております。
 Q. 今後の課題[調査員が聞き取り]
 現在は、それなりのレベルで行えていますが今後の継続性が課題です。非常勤は任期が3年で、常勤も異動・定年などで人が替わってしまいます。また、議会(費用対効果が見えづらく、「市役所としてやらなければいけないことではない」といわれれば、即廃止に追い込まれるかもしれないこと)や市長との関係で、政策が変われば組織も大幅に変わるので、そういう中でも継続できるシステム作りを目指していく必要があると認識しています。また、「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」には、学校(通信制・定時制)が呼びかけで参加してくれました。ほかにも、市外からはサポステなどにも呼びかけています。また、医療機関がもう少し参加してほしいと思っています。
・ 調査員感想
 大阪府では市ごとにひきこもり支援への力の入れ具合が異なっており、全く支援を行っていない市もあります。もともと大阪府が行っていた支援を市レベルに引き継いだのですが、市側にはあまり伝わっておらず、府側としても周知・徹底するために市の担当者を呼んで会議を行っているのが現状です。そんな中で枚方市は当初からかなり先進的に力を入れています。(調査員1)

市役所なので当事者自身が初めに相談に行くのは難しいかもしれませんが、公的機関なので安心感はかなりあります(危険性が少ない)。調査票でも何回も出てきましたが、やはり継続性が課題なようで、そのためにも「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」が、逆に市役所をサポートしたりしています。こうした取り組みは他の市ではまだなかなか行われていないので、枚方市が一つのロールモデルとなって他の市にも普及すればいいなと思います。(調査員2)

(最終更新日:2016年2月25日)

2016年2月11日

NPO法人 教育相談おおさか

Filed under: 大阪府,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 20時19分12秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 おおさか教育相談研究所
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市天王寺区東高津町12-14
[地下鉄谷町9丁目駅、近鉄大阪上本町駅から徒歩2分。周辺は歓楽街で、人が多いです。専用の駐車場はありませんが、近くに「タイムズ」(時間貸駐車場)があります。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
相談室での相談 月曜~金曜
10:00~18:00
土曜
9:00~17:00
事業活動協力金として、1時間メドで2000円 なし
訪問 随時 同 3000円
学習支援 随時 同 3000円
家族交流会 随時 無料 当法人相談来談者の家族の交流会

[訪問は極めてまれですが、随時しています。学習支援も同様です。最近いろんな機関とつながるようになってきて、学習支援のニーズが多くあることも分かってきました。元教員の特徴を生かしていきたいです。また、当法人に相談された方と相談中の方を対象に家族交流会も発足しました。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 当法人の相談統計から見える最近の特徴は、小中学生の登校拒否人数が急増していること、高校生も相変わらず多いです。さらに20歳代のひきこもりが相談中最も多く、また30歳代以上の相談が増加しています。つまり、小中学校、高校、20歳代、30歳代以上の各年齢層に分布が広がっています。
その原因について、研究所として分析も行っていますが、小中学校の子どもたちをとりまく教育や生活環境が貧困と格差の問題、学力テストを始めとする競争と管理の教育によって学ぶ喜びが奪われ、それが校内暴力の増加にも表れ、人間関係が崩れる状況にあること、また登校拒否から社会的ひきこもりへの移行や、社会参加から撤退する若者など、子ども若者の生きづらさがいっそう深刻になっています。
この事態を打開しない限り、登校拒否、ひきこもり問題はさらに深刻となるであろうことを懸念しています。当法人は、子ども若者の困難の原因となっている教育と社会環境の改善をはかり、未来に希望ある生き方が可能となるよう努力し活動しています。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
70代以上 2人

相談員は32名で元小学校・中学校・高校教員、1名はフリースクール経営者(退職者なので、若い人で60歳。)臨床心理士の資格を持つ人もいます。

 Q. スタッフプロフィール
・当研究所理事長・相談員:大阪府立高校教員・大学非常勤講師を歴任
・当研究所監事・相談員:元柏原市立小学校教員
[設立当初からの30年来の相談員もいます。元教員で構成しています。当NPO法人の特色を生かしながら他の支援機関と連携しながら、学校現場で役に立つような機関でありたいと思って活動をしています。]
 Q. ホームページ
http://kyoiku-sodan.main.jp
 Q. メールアドレス
kyoubun@minos.ocn.ne.jp
 Q. 電話番号
06ー6768ー5773
 Q. FAX番号
06ー6768ー2527
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族 5%

時々学校の先生が来られるときもあります。また、「親以外の家族」は、おばあさんが孫のことで相談や、おじ・おばの来談などがあります。

 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 活動理念でも述べたとおり、年齢は学齢期から40歳代まで広範囲にわたっています。男女比率は2014年では男性63.8%、女性36.2%であり男性が女性の1.8倍と多い傾向が続いています。相談室に直接やってくる本人は20代の傾向。年齢が高くなると直接来室は、ほとんどありません。
ジェンダー(社会的性差)の問題、男性中心社会、長男の圧力というものが、男性相談の割合の高さにあらわれているのではないかと分析しています。20歳代が相談の多数であることに変化はありません。
去年の1月から6月と今年の1月から6月の当事者を比較したデータによると、小学校4.7%→9.3%、中学生12.9%→20.6%、高校22.2%→16.2%となっています。率としては小・中では増えていますが、高校も実数はそんなに変わらないです(93件→80件)。18歳から29歳では36.1%(151件)→31.8%(157件)、30歳から39歳は8.1%(34件)→10.9%(54件)、40歳以上でも5件→19件となっています。小・中学校でほぼ倍、高校と20歳代は人数的には大きな変化はみられません。30代以上で増加しています。
今、大阪の教育は学力テストの平均点アップのための競争や管理が強まり、その現れとして児童生徒の校内暴力が4年連続で全国最多となっています。小中学校の不登校児童生徒数は毎年増加し、中学校では8千人近くで全生徒数の3.2%にも達しています。高校でも3.1%で全国一位です。このように競争と管理の教育によって、子どもたちは学校が楽しくなく学びの喜びも奪われ、人間関係を結ぶことを困難にさせられています。小・中学生、特に中学生の相談の増え方にも注目していく必要があります。登校拒否と並んで社会的ひきこもり問題も看過できません。30代以上の高齢化など、今まで特徴といわれてきたことがわれわれの相談統計にも表れています。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 相談室は来談者が安心して話ができるように努めています。ただし、現在の相談室は狭く、隣の相談の声が聞こえる状態であり、適当な場所の確保も財政的な問題で困難なため、来談者には気の毒な条件にあります。
[写真は外観と相談室の様子です。]
外観

内観 相談室

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 相談来談者は主に母親、両親で来られる場合もあります。
教育相談おおさかの紹介リーフレットやホームページを見た方、また、大阪府のホームページに掲載されているのでそれを見て知った方、「登校拒否を克服する会」の交流会に参加して知った方、新聞に記事や催し案内が掲載され、それを読まれた方、2014年から始めた府内の市・地域における「講演と相談会」で継続して相談を希望される方など、当法人を知る機会が増えるに伴って、当法人の存在が知られるようになってきています。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 上記の「本人が参加する場の雰囲気」と同じです。
家族が最大の支援者であることを相談の基本に、家族は相談員と共同の支援者となることを目的に相談を進めています。家族の悩みを解消し、当事者にとって家庭が安心・安全の場となるよう、親・家族が気づきや変化を相談のねらいにしています。
登校拒否・不登校、社会的ひきこもりの家庭は世間的にも孤立を深めていくため、親の交流会である登校拒否を克服する交流会」や「地域交流会」への参加を案内しています。家族同士が悩みを率直に話し合うことは大変重要です。相談員も大阪や地域の交流会に参加して交流に参加して相談活動に活かすように努めています。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 教育相談おおさかの事業に、府内各地で行っている「講演と個人相談会」に地域の交流会世話人、学校の教職員、社会福祉協議会、保健所、民生委員など幅の広い参加が広がってきています。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 「大阪教育文化センター」の事業として1985年に「親と子の教育相談室」が発足しました。学齢期及び高校生の子どもの相談が中心でしたが、7~8年前ごろから社会的ひきこもりの相談が増加し、20歳代の相談が年代のなかで一番多くなってきました。相談室だけで困難を解決するのは困難なため、本人の回復状況によって次の支援機関、あるいは就労につながる道などの関係の支援機関と連携していく必要に迫られてきました。
そこで、相談活動を基本におきながら法人資格を持って活動の幅を広げることとし、2012年4月に大阪教育文化センターから独立して法人格に移行しました。
Q.大阪で特徴的な問題[調査員が聞き取り]
 教育の問題では、とりわけ大阪では全国学力テスト成績の学校ごとの平均点競争、問題行動の程度を5段階に分けて指導するなど、テスト漬けの競争と管理の教育が進行しています。生徒にとっては学校が息苦しく友だち関係もつくりにくく、学びの楽しさが奪われています。こうした状態が、校内暴力の発生件数、中学校の不登校生がともに全国一位となって表れていると考えています。
それに先生たちも競争管理教育のもとで多忙を強いられています。何より必要なことは教育行政が競争管理の教育を改め、少人数学級で先生が子どもと向き合う時間を確保するなどの教育条件を改善することが喫緊の課題であると思います。
さらに、子どもの貧困問題も大阪ではとりわけ深刻です。朝食をとらないで登校する子ども、ひとり親家庭に置かれた子どもに対して学校での支援や、関係支援団体とつながって援助について努力されています。当法人も貧困問題について他の団体と協力しながら進めているところです。
Q.不登校とひきこもりへの対応について[調査員が聞き取り]
 登校拒否・不登校は上でも述べたように競争と管理強化の教育のもとで他者に対して攻撃的な人間関係となり、子どもたちの生きづらさが進行します。忍耐も限界を超えそうなとき、自らの身を守る為にその場から退避する。その行動は本能的であり、登校拒否の発現となります。しかし、心は学校へ行かなければとの意思を持っていて、本人は心と体の不一致に葛藤し、苦しんでいる状態におかれます。
一般的に不登校とよばれる状態は、以上のような背景が本人の生きづらさを強めて、心と体の不一致の原因をもたらせていることから、登校拒否と呼んでいます。一般的に不登校の用語が使われていることから登校拒否・不登校と表現しています。
ひきこもりは一旦社会に出たが、働く権利や個人の人権を無視したパワハラやブラック的労働環境のもとで、登校拒否と同様に自分の身を守るために社会参加から撤退せざるを得ない状況に追い込まれます。しかし、本人は社会に復帰しなければならないとの意思を持っているが体が動かない。本人の葛藤の苦しみは登校拒否と同様です。
また、ひきこもりが登校拒否からの移行のケースもかなり見られます。小学校から高校までは学校へ再登校という戻る場があるが、ひきこもりで学校との関係がなくなると戻る場所がなくなります。
登校拒否・不登校の本人への対応は、子どもが苦しみから少しでも楽になるように家庭が安心でき、安全な場所となる居場所となることです。そのために、親は今の子どもの状態を受け入れ、「この子はこういうように考えているのか」と共感的に分かろうとする立場に立って援助者となることが必要です。親は「ああしなさい、こうしなさい」と指示や「こうしてみたら」と先回りして子どもを動かそうとしますが、子ども本人が持っている回復力が発揮できるような援助が重要です。本人が回復力を発揮できれるようになれば再登校への道が開けます。こうした適切な対応と援助が果たされれば、登校拒否からひきこもりへの移行も防げるようになります。
ひきこもりも社会的背景が主な要因で、社会参加から撤退した状態であるから登校拒否の教育問題の背景と同様に社会的です。したがって社会参加へ向かうことができるような援助が必要です。「こういう自分は許せない、ここから抜け出さないといけない」と社会参加の意思を持つが、動けない葛藤の渦中にあります。したがって援助の基本は家族であり、家庭が安心・安全の場になることが必要です。安心感が膨らめば感情表現が自由になり、自己回復力を発揮して社会参加を考え始めます。
われわれは以上のことから親や家族が本人への援助者となるように援助し、相談員と共同して援助者となることを相談の基本に置いています。ひきこもりも社会参加からの撤退と同時に社会復帰の意思を持って葛藤している状態を指すことから、われわれの法人では「社会的ひきこもり」と呼ぶことにしています。ひきこもりの相談は回復状態を見つつ、社会につながるスモールステップも考える必要があり、そのために、他の支援機関との連携を深めて居場所や中間就労への道が開けるように努力しています。
Q.活動の三原則とは[調査員が聞き取り]
 相談員は次の3つに原則として参加するようにしています。
第1に、月一回の相談員(正会員)による相談員会議。会議と併せて相談事例の交流や協議を適宜行っています。
第2に相談活動を始めたころから長期にわたって高垣忠一郎先生が相談の事例研究会にスーパーバイザーとして今も務めて頂き、相談力量の向上に努めています。
第3には、「登校拒否を克服する会」(親のみなさんによって構成)主催の大阪の交流会や地域の交流会に参加し、親のみなさんの悩みなどを聞き、相談活動に活かせるよう研修の意味で参加しています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 相談員は退職教員で構成されており、相談員の高齢化が問題となっています。早期の退職者が相談員となって理論と実際を研修し、相談活動の力量を高めて継続していくことが課題となっています。
他の支援機関や団体との関係にも関わってもらうことも重視しています。居場所の獲得と経営もはかりたいです。ほとんどボランティアに近い相談員の活動にも少しは財政的な保障もしたいですが財政問題が悩みです。行政からの安定した制度としての助成を期待したいです。
 ・自由記述
 活動理念でも述べたように、子ども若者の生きづらさのの背景は教育と社会の問題にあります。ここにメスを入れない限りこれらの問題は解決しません。教育・社会環境がますます子ども若者を苦しめる状況にあるとき、登校拒否や社会的ひきこもりはさらに増加しないかと懸念されます。各支援団体の個別の支援活動をネットワーク的に連携し、社会や政治にアピールしていくことが必要だと考えています。
また、いずれの支援機関も財政問題に常に直面しており、われわれの活動においても、さらに余裕のある広い場所の確保、また居場所の確保、事業活動のための資金など、財政不足が悩みです。個別事業への助成もありがたいが、年間を通じての財政援助を制度として確立するよう、ひき続き行政と国へ要求していく必要があると考えています。
・ 調査員感想
 「大阪教育文化センター」は「たかつガーデン」の4階にあり、このNPOの相談室はそこから徒歩1分のビルにあります(「Q.活動を始めたきっかけ」にあるように、現在は独立して活動しています)。相談員は元教員なので、教師である矜持や学校に対する思いが強いが、相談はとても親身です。相談員が高齢化しており当事者との年齢のギャップで対応しづらくなっていると思いますが、そこを補うために事例研究等を行っているのだろうし、若者にも協力を得て、何とか子供たちの行きづらさを解消しようというバイタリティがあります。どちらかというと、親への対応に長けているかもしれない。

(最終更新日:2016年2月11日)

NPO法人 情報センターISIS神戸

Filed under: 兵庫県,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 9時03分51秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 情報センターISIS神戸
Q. 主な活動場所
兵庫県神戸市中央区吾妻通4-1-6 コミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)
JR神戸線・三ノ宮駅から徒歩約15分。市営地下鉄・三宮駅から徒歩約15分。阪神電鉄・春日野道駅から徒歩約3分。阪急電鉄・春日野道駅から徒歩約8分。阪神バス・吾妻通4丁目バス停すぐ。周辺は住宅地で、商店街が近くにあるので多少の人通りがあります。コミスタこうべは旧吾妻小学校の校舎を転用した建物で、駐車場はありません。事務所はコミスタこうべの北棟3階の市民活動総合支援拠点の中にあります。http://www.kobe-spokyo.jp/comista/参照]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
居場所 火・木・金
11:30~16:00
無料 ひきこもり当事者
若者のつどい 月2回
第2・第4木曜
無料 ひきこもり当事者
家族会 毎月、第3日曜
13:30~16:00
一般千円 ひきこもりの家族
電話相談 火・木・金
11:30~16:00
 無料
個別相談 月2回、第1水曜、
第3木曜
無料  ひきこもり
当事者・家族
要予約
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 ひきこもりやニートなど様々な問題に直面する若者を支援するため、支援の輪を広げながら総合的な問題に取り組んでいます。
・ひきこもり当事者および経験者の回復に向けて、「自主的な活動」を支援
・ひきこもり家族の支援:家族会を運営、ひきこもりを正しく理解し、適切な対応を学ぶ場を提供。ひきこもり家族の孤立化を防ぐ。
・当事者さんはその人なりの状況に応じた「自主的な活動」ができればいいと思います。居場所⇒若者の集い⇒自助会などのネットワークとつながりが広がってほしいです。
家族会では「ひきこもり」に関しての知識を提供しています。孤立している人にも声掛けしています。
 Q. スタッフプロフィール
理事 :長野県出身 武庫川女子大学名誉教授。現 不登校ひきこもり支援の兵庫県立神出学園長 兵庫ひきこもり相談支援センター長 ひょうごユースケアネット推進会議座長。
北海道大学大学院で、挫折した青少年の臨床的支援を通して、青少年の心身の回復の筋道を研究し、1974年に福井大学教授となり、1994年 武庫川女子大学大学院教授に招聘され、同時に兵庫県立神出学園長に就任。2009年ひきこもり支援のNPO法人情報センターISIS神戸理事長に、2010年からひきこもりの「ほっとらいん」相談にも対応、現在に至る。
2003年学会から学術功労賞を贈られ、2012年には兵庫県から、不登校・ひきこもり問題で「社会賞」を、2014年には神戸新聞社から「社会賞」をそれぞれ贈られる。
主な著書は『いじめを克服する』『いじめ体罰はなぜ起きる』『高校中退』『ひきこもり支援マニュアル』など多数。
 Q. ホームページ
http://www.isis-kobe.net/
 Q. メールアドレス
staff@isis-kobe.net
 Q. 電話番号・FAX番号
078ー232ー3923
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 20%
60%
親以外の家族 10%
その他 10%
 Q. 上表「その他」とは
学校関係者、社会福祉協議会関係者 など
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
・年齢層 20歳代~50歳代 、 男性80%、女性20%
・親に経済的な負担をかけたくない(自主的に動ける若者)。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
・若者のつどい:当事者が自由に参加、テーマの行事やフリートーキングなどを行います。
・居場所(開設日):居場所と保有パソコンを、そのときの状況に応じて自由に利用できます。
・ボランティアスタッフとして:居場所の当番や、行事案内・講演会チラシ作りなどに参画もできます。
[写真はコミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)の玄関と居場所の様子です。]
玄関 居場所 居場所
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
○家族会に参加される家族
・ひきこもり対象年齢は10代後半から40代まで。30代後半が特に多く、男性8割、女性2割。
・参加家族:母親が多い。母親が7割、父親が2割、その他が祖父母と兄弟姉妹。[家族会に2~3回来るが、継続しない人が多い印象です(特に家族会を特効薬的に考えている人)。期待せず参加して、思いがけずいいことがあるかもしれないという気持ちで来てほしいです。親のモチベーションをどう高めるか、焦りのある親にどう説明するかが難しいです。変化が実体験として納得できればいいと思います。ただし、その後の変化のない日常をどう支えるかも重要だと考えています。]
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 平成18年4月に神戸市元町の協和会館で活動を始めました。その時はひきこもりの当事者の平均年齢が30代を超えた時代で、その人たちが自主的に活動できる拠点という趣旨で立ち上げました。その後、家族会なども設立されましたが、今でもその趣旨は変わっていません。
そして、平成21年に現在の場所に移りました。その時に当事者たちはグローバル・シップスこうべという当事者団体を立ち上げ、こちらは家族会を中心に「NPO法人情報センターISIS神戸」として立ち上げました。その後パソコン教室を開いたりや、平成22年7月に居場所を開設したりしました。平成23年4月からは、若者だけが参加できる若者のつどいを実施し、もともとISIS神戸にいたグローバル・シップスこうべの代表さんにコーディネートしてもらっています(神戸市青少年会館でも活動しています)。
Q. 活動していて良かったこと・大変だったこと[調査員が聞き取り]
 若い人たちが薬などの力を借りなくてもいいぐらいに自分の力で回復していった、自分の生活を取り戻して元気になったことです。
親も1~2年継続して家族会に参加することで、笑顔になりました。本当はその後が大切なのですが、いい方向に向かうと支援する側のモチベーションもあがります。ただし、なかなかうまくいかないことの方が多いです。一瞬の喜びのためにうまくいかないことを頑張るという意味ではスポーツにも通じるかもしれないと思います。
Q. ネットワークに関して[調査員が聞き取り]
 支援につながらない潜在的なひきこもりの人のために受け皿になれるものがないので、そのためにもネットワークの構築が必要だと思います。
「ひきこもり地域相談会」も主催しています(平成26年は西宮、平成27年の第1回は伊丹、第2回は尼崎)。神戸市は独自で体制をとっているので、開催は難しいのですが、神戸市で開いてほしいという声もあり実際に神戸の人が相談会に来ることがあります。
行政もひきこもり支援に予算がつかなかったり、市によって支援にばらつきがあったりして、何か起こってからしか対応できないのが実情です。本当は予防保全的・早期の対応が必要で、行政もそれを理解してくれていますが、お金も人もないという状況です。だからといって空白にするわけにもいかないので、自分たちでやれる範囲でやっています。
Q. 今後の課題・展望など[調査員が聞き取り]
 できることをできる限りやります。うまく後進にバトンタッチできればいいと思います。本当は行政が受け皿をつくり、補完的にNPOが支援する形になればいいのですが、現在はその逆の状況です。
・ 調査員感想
 「ISIS神戸」という名前は、よく聞いていたので大きい団体だと思っていたら、こじんまりとした場所で活動していて驚きました。それでも「ひきこもり地域相談会」や阪神ブランチの運営など幅広いことを行っていて、熱意があると思います。大阪府の行政も兵庫県と同じような状況で、それゆえこのようなネットワークの構築が重要だと思うので、継続していくためにもこのプロジェクトを支援機関側でも利用してほしいと思います。(調査員1)

小さい団体さんにもかかわらず、非常に人口の多い地域で県の公的窓口を受託している、とても頑張っている団体さんです。これまでメンバーの「自主的な活動」を軸に活動をされてこられたので、受託事業との兼ね合いでは葛藤もあるそうですが、行政や当事者、家族、地域の人たちと連携することで、今後良い方向に活動の流れをもっていってほしいと思います。(調査員2)

(最終更新日:2017年4月5日)

2016年1月28日

NPO法人青少年自立支援施設 淡路プラッツ

Filed under: 働く,大阪府,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 22時34分16秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 青少年自立支援施設 淡路プラッツ
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市東淀川区下新庄1-2-1
[阪急淡路駅から5分。周辺は閑静な住宅街で、駐車場はありません。
1992年発足(元々は商店街で親の会として発足) 1994年現在の物件に移転(HPより)
1Fが事務所、2F、3Fが各2、3部屋あり、居場所として使用しています。]
 Q. その他活動場所
・南河内プラッツ:大阪府河内長野市本町19-6トキワ荘7号室
・大阪市不登校児児童通所事業(サテライト東淀川)(サテライト旭東)
(スタッフは淡路プラッツのスタッフと共通)
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
面談 50分 8500円 初回親ごさんのみ
6000円
居場所 火曜
(10:00~18:00)
水曜
(13:00~17:00)
金曜
(13:00~20:00)
のうち2日活動
【月8回】
月:51000円 最初の3ヶ月:35000円
(プレメンバー期間 週1回)
トライアル
ジョブ
(就労実習)
1回
2時間×8週
1事業所
あたり
5000円
メンバー登録後に
スタッフと
相談のうえ実施

・居場所に関して
料金の月51000円には、本人面談、親御さん面談、親の会含みます(旅行など実費は除きます)。安いか高いか難しいところですが、それに相応しい関わりをしながら、価格は現状維持ができればと考えています。また料金を払うのは基本的には親御さんになるので、家族ごと淡路プラッツに関わって頂くのを基本としています。
料金支払いの時系列は、「初回面談(6,000円)」→「面談(8,500円×回数分)」→「最初の3ヵ月(35,000円×月)」→「居場所(51,000円×月)」となり、丁寧に説明をしています。
ただこれらお金のことは親御さんと話すことで、当事者本人にはお金のことをあまり意識してもらわないようにしています。

・トライアルジョブに関して
居場所利用者さんにのみ提供しています。初回はスタッフ完全同行、2回目の実習ではスタッフが先に帰り、3回目の実習では利用者さんが先に行くなど徐々に自分一人で仕事ができるよう支援し、最終的に5回目以降は完全に一人で就労実習できることを目指しています。スタッフは利用者さんが実習を終わるごとに行う振り返りをサポートし、実習先と利用者さんとの間に入ってフォローも行います。
過去には委託事業としての就労実習のみを利用している人もいましたが、信頼関係が構築されておらず、スタッフが特性を把握しきれていない人には困難もありました。現在ではプラッツを利用して、半年、1年経過した利用者さんに、トライアルジョブプログラムを実施しています。利用者の強み、弱みがわかっているので、利用者の個性に合わせて実習先を選択(コミュニケーションが求められる職場、黙々と作業する職場など)するので、継続率は上がっています。ドタキャンもありますが、ほとんどの利用者がやりきっています。
一回目のトライアルジョブでは利用者さんが「ものすごく緊張して眠れませんでした」と徹夜で来ることもあります。就労実習を通して、生活リズムの改善など別の課題が見えてきます。就労へのイメージを持ってもらうことも大切で、トライアルジョブを通して、自身の別の課題と向き合ってもらっています。

 Q 利用の際の条件
・(精神)手帳(所持)の人は居場所利用希望の場合、要相談ですが、断っていることが多いです。デイサービスなど、医療のサービスを紹介することもあります。プラッツ利用中に手帳を取得するケースもあります。個別対応は行います。淡路プラッツでは初めての面談は親御さんとスタッフのケースが多いので、親御さんとの面談で利用希望者が精神障害圏の疑いが明らかに強い人は投薬による改善など、医療的処置を勧めます。Drの許可を得た場合は、居場所を利用する場合もあります。

・発達障害の場合は、(よほど重くない場合)要相談のうえ、居場所利用の中でコミュニケーション、人との関りを学んでもらい、対人関係の改善方法を考えます。必ず利用者さんには担当スタッフがつき、2週に一度くらい個別面談を行い、利用者自身の強み弱みを利用者さんとスタッフがともに考えています。居場所に入ってもほったらかすわけではありません。

全ての人と仲良くする必要はないと思います。友だちができる場所ではないことも伝えており、苦手な人がいても生きていける力を身につけるようにしています。

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 「親の会」から立ち上がり20年以上の支援実績を持つ当法人は、現在も親ごさんとスタッフが協力して運営するスタイルで、「居場所」を中心とした若者自立支援の場であると共に、親ごさんにとっての「居場所」になることも目指して活動しています。具体的には、親ごさんとの関わりを中心とした「アウトリーチ(出会いのための)支援」を入口として、面談・講座・親の会・訪問等のメニューを通じて、「居場所支援」への移行を目指してご家族と一緒に取り組んでいきます。
「居場所支援(=生活支援)」では“レクリエーション”、“コミュニケーション”、“日常生活体験”を通じて様々な経験や人との関わりを積み重ね、若者のペースに応じた伴走型のサポートでそれぞれの社会参加や自立に取り組んでいきます。もちろん、この「居場所支援」期間はあくまで通過点であり、その先の「出口支援(自立・就労)」を念頭に置いての関わりですが、ひきこもった経験を持ったり自信を失った若者たちにとっては、まず“自立を支える基本の力、気持ち”を獲得するために一歩一歩と着実に進めていくことが何よりも大切だと考えています。
目まぐるしく変化する時代や社会情勢の中で、若者の生き方や働きの方モデル、及び家族のあり方や役割のモデルもまた多種多様化しています。来たるべき未来に若者・家族が安心できる“豊かな生き方”を一緒に創り出していくこともまた当法人が目指す大切な支援の形です。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人 1人
30代 2人 2人
40代 2人 1人
50代 1人

役員7名(理事長含む)。
現在常勤7名、非常勤3名。利用者からスタッフになった人はいません。スタッフ10名は元利用者の親が淡路プラッツの役員として関わり、淡路プラッツの方向性に関与しています。

  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士、精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアカウンセラー
 Q. スタッフプロフィール
 23年前に「親の会」が立ち上げた団体であることから、継続的に元利用者の親御さんを役員として選出していることで、その時々のご家族の意向に沿った形での関わりを意識しています。上記の有資格者やボランティアさんも含め、スタッフ全員で「居場所」での活動や親ごさんとの関わりを行っています。本来淡路プラッツでやるべきことをおろそかにならないように意識しています。「居場所を守ることを意識する」
 Q. ホームページ
http://www.awajiplatz.com/
 Q. メールアドレス
awajiplatz@gmail.com
 Q. 電話番号・FAX番号
06ー6324ー7633
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族(親戚、祖父母など) 5%
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 居場所利用者は10代~40代で男女比7:3か8:2ぐらいです。時期により変動しますが、人数は15~16名を推移しています。利用者の平均利用期間については「1年はかかりますよ」と説明していますが、実際は2、3年かかります。利用期間に年齢、性差はありませんが、ひきこもっていた期間が長いほど利用期間も長い傾向にあります。過去には淡路プラッツ利用期間が10年の人もいました。(今は利用期間が長くなりすぎないように、どこかにつなぐ、押し出すようにスタッフ全員で意識しています。ただ最初から就労の話をするとしんどくなるので、最初の半年、1年、トライアルジョブを受けるまでは就労の話はほとんどしません。)
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 なごやか、ゆるゆる、ぼちぼち、まったり 来やすい居場所になることを心がけています。初めて居場所を利用する利用者さんが居やすいように、他の居場所利用者さんに声かけをするなど、スタッフとメンバーみんなで来やすい居場所を作っています。徐々に居場所滞在時間を増やしていき、遊びやボーリング、カラオケなどを通して、自分の苦手な人との付き合い方や、弱みを分かっていければいいなと思っています。働く前の土台作りに約1年かかり、本人が「何がしたい」かを自覚するまでまた約1年かかります。本人の意志がでてきたら、トライアルジョブの話を考えます。
外観 外観 居場所居場所 居場所 居場所
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 利用料金がかかる都合、経済的に比較的余裕のある親御さんが多いです。夫婦で同居しており、いずれか、あるいは両方が現在も働いている家庭からの相談が多く、年齢層は50~60代が中心です(若者の年齢に親御さんの年齢が比例する) 。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 親がしんどいと子供もしんどくなるので、「肩の荷をおろしてゆっくりやりませんか?」をモットーに、親御さん自身の人生を明るく考えてもらえるように、笑って帰ってもらえるように、面談でも講座でも心がけています。 親の会の雰囲気は、参加者にポジティヴで元気に、明るくなってもらうように心がけており、パワフルな親御さんに会を作ってもらっています。 この親の会にはあまりスタッフはタッチせず、司会も親御さんに任せています。問題は深刻だけど明るくやっています。
・ 調査員感想
 淡路プラッツは、行政からの委託ではなく、建物を自前で所有している支援機関。居場所として複数の部屋が使え、備品も非常に充実していると感じた。一方で民間支援機関ということもあり、一か月あたりの費用は比較的高めだと感じる。最初はスタッフと親の間での面談からスタートするため、本人を家から居場所に連れてくるアウトリーチ等のスキルも経験として蓄積されていると思われる。
「本人のやりたいことが出てくるまで、約1年間は就労の話をしない」とのスタッフさんの言葉が印象的で、自我を回復し、自分の意思が芽生えるまで淡路プラッツのスタッフは「待つ」。このような「待つ」事が可能な背景としては、一定の利用料を受益者負担で徴収する民間の支援機関であることが挙げられる。公的支援機関のように、単年度ごとに就労実数を成果として求められることがないことは、スタッフの相当の忍耐や覚悟と合わさって、長期引きこもり状態から回復するための優れた支援サービスを提供しているように思われる。
また利用者同士での遊びやコミュニケーションを通じて得た自信、スキルを、トライアルジョブにつなげていく方向性は、既に自身で動き始めている当事者よりも、どちらかというと現に引きこもり状態にある当事者が、そこからの回復の第一歩(最初のステップ)として利用するのに最適な施設の1つであるという印象を持った。

(最終更新日:2016年1月28日)

2016年1月23日

NPO法人 ウィークタイ

Filed under: 大阪府,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 20時30分36秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人ウィークタイ
Q. 主な活動場所
ウィークタイ事務所(大阪府吹田市芳野町10-8)
自助会は豊中市庄内公民館、吹田市芳野町集会所、関西大学千里山キャンパスなど、吹田・豊中市内で主にやっています。
[豊中市庄内公民館は阪急電鉄庄内駅から徒歩17分、阪急バス日出町から徒歩5分程度です。駐車場は15台あります(図書館・老人センターと共用)。周辺は住宅地で、閑散としています。初めて訪れる場合は迷うおそれがあるので、行く前にしっかりと確認したほうがいいと思います。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
だらだら集会@庄内公民館(居場所) 毎月第3土曜日10:00-21:00 無料
(2015年度)
元ひきこもり等の
生きづらさ当事者のみ
ピアサポートミーティング(自助会等) 月3回程度 各回によって異なる(無料~500円) 各回によって異なる
共助会 メンバーの
依頼・発案に
応じて
無料(かかる実費のみ) 会員のみで利用登録に際しては面談有
元ひきこもり当事者や親の不安・悩み相談(傾聴) メールの
ある都度
メールは無料。別途日程を組む場合は3000円+交通費 会員には共助会のML等でも対応。
支援施設・
団体紹介
月3回程度と
メールでの
相談に応じて
無料

[・豊中市庄内公民館での活動について:和室が3部屋あり、「だらだら集会」と「ピアサポートミーティング」を1部屋ずつ使い行っています(残り1部屋は避難部屋)。

・共助会:2005年ごろ、「だらだら集会」に集まる人は、仕事に就けなかったり働きたくない人が多かったので「いかにお金を稼ぐか」もしくは「いかにお金を節約するか」を考えて作りました。引越しの手伝いを業者に頼むのではなく自分たちで行ったり、各自のいらないものをネットで売ったりしていました。現在は各自仕事をするようになったので、自由な時間が少なくなり活動しにくいのが悩みです。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 ひきこもり支援の必要性が多方面から叫ばれる中、”元”ひきこもり当事者に対する支援の重要性はこれまでほとんど注目を浴びてきませんでした。「ひきこもり状態から脱したのだからそれはすなわち社会復帰したということであり、これからは普通に社会生活を送れる」、と支援者までもがそう思っているケースは少なくありません。
当然実際には違います。多くの元ひきこもり当事者が、今、何とか、ギリギリ生活をやっている状態です。彼・彼女らはひきこもり状態の最中にあったときに多くの社会的資源、すなわち友人・知人等の人間関係や、社会生活の基礎的な知識等、あらゆるものを失い、あるいは習得できていないまま、社会に出ています。支援機関からの「卒業」が晴れて「社会復帰」などとはとても言えない現状がここにはあります。
元ひきこもり当事者は、ともすればまたひきこもり状態に戻ってしまう、非常にリスクの高い状態であると言い換えることもできます。私たちは自身がその身である事を前提として、お互いの事情を理解している者同士で支えたり、時に支えられたりしながら緩やかに繋がりあうことが、この状況を乗り切ると信じて活動をしています。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 4人
30代 2人
  Q. 専門資格・免許など
歯科技工士、介護福祉士、登録販売者、危険物取扱者、フォークリフト運転者、アマチュア無線技士、中型運転免許、旅行業務取扱管理者など。
中心メンバーの全員が元ひきこもり・不登校の経験者。各々が当事者であった経歴上、ひきこもりの支援機関や、カウンセラー、労働問題、貧困問題を扱うNPO等と密な繋がりを持っている。また各々が他の当事者団体の情報も多く持っている。
 Q. スタッフプロフィール
・代表理事:1987年生、男性。関西大学大学院社会学研究科博士前期課程、とよなか都市創造研究所運営委員、吹田市人権施策審議会委員、堺市地域活動支援センターぜるこば非常勤支援員。現在は大学院での研究のかたわら、各支援団体の活動に精力的に参加しています。2007年ごろに北海道に逃避行の経験あり。2014年には高知で教員として働き、同時にそこで不登校児の居場所づくりなどを行う。(この2期間は、「だらだら集会」を休止していた)
ロード(自転車)レース・カー(自動車)レースを見るのが好き。お酒はたしなむ程度(本人談)。当事者研究・オープンダイアローグに興味がある。・理事:1985年生、男性。介護福祉士、NPO法人西宮がすきやねん常勤職員。・理事:1990年生、男性。京都大学総合人間学部卒、旅行業務取扱管理者、NPO法人ニューワークススタッフ、「社会的」ひきこもり・若者支援近畿交流会マッププロジェクトメンバー。
 Q. ホームページ
http://weaktie.org
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/npoweaktie
Facebook https://www.facebook.com/weaktie
 Q. メールアドレス
 mail@weaktie.org
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 90%
7%
その他 3%
 Q. 上表「その他」とは
当事者の親の知人、当事者の学校の教員、行政関係者、カウンセラー
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 2016年現在の居場所利用者は、大阪、兵庫、奈良在住の20代後半から30代の男性が中心です。10代、40代の方もいらっしゃいますが、割合としては少ないです。女性の比率は居場所や自助会では毎回1-2割です。
共助会では今は自立して社会生活ができている元ひきこもりが中心ですが、居場所や自助会には自立に向けて今まさに支援機関に通いながら頑張っている方も多く来られています。
最近は親や職場、支援機関とあまり上手くいかず、自分一人の力で社会生活を努力していたものの限界を感じて来られた方が多い印象です。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 各事業の各回では当日運営を担うメンバーごとに雰囲気が異なっています。これら運営メンバーも全員が元ひきこもり当事者であるというところから、「自身が心地良い」を各々が考えて実践・演出しているように思います。
例えば活動の原点となった「だらだら集会」では、「何も話さなくても、居てるだけが許される」場所になるよう努めています。[写真は、上の段の2枚が庄内公民館での「だらだら集会」、下の段の左が堺での自助会、右が西宮の自助会の部屋の様子です。]
だらだら集会 だらだら集会 堺の自助会 西宮の自助会
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 当事者(お子さん)が20代前半までの親がほとんどです。子どもに友達ができればという想いや、ただ楽しく外に出てもらうその動機付けになればという期待から相談に来られる方が多いです。家族の構成は両親が顕在で同居しており、比較的経済的には豊か(経済的問題に直面していない)な印象です。またいずれかあるいは両方の親が「ひきこもり」に対する理解度が高く、そのためいずれかあるいは両方の親と子の関係は良好なケースが多いように感じています。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 基本的にどの事業においても、当事者とそれ以外(家族・支援者)が顔を合わせる状況はありません。親や支援者に対するウィークタイの事業の説明会・相談会を個別に行っています。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 2005年、現在NPOの登記をしている場所(代表の家族の会社の社宅の2階の空き部屋)で、いろいろな理由で登校できない予備校生が集まるようになったのがきっかけです。代表自身もその予備校の元生徒で、その集まりが現在の「だらだら集会」という活動の原形です。無制限でオープンに受け入れていたので、全く見知らぬ人もいました。
そうした状況を親に見咎められ、集まれなくなってそのことで代表が精神的に不安定になりました。そこで、やはりどこかで集まろうということになり、その社宅の3階のシェアハウスのようなところで集まれる居場所を作りました(2015年までそこをメインに活動)。ただし、「ひきこもり支援」ということを主眼に置いておらず、孤独に対する抵抗という感じでした。そこは非常に居心地がよく、人と交流するのも楽しかったです。そこに集まるメンバーが普段つながっている場所(大学など)の人も集まるようになり、また、ネットで参加を呼び掛けたり、チラシを配ったりしました。
代表は、2010年に「だらだら集会」が自助としてパワーを持っていると実感し、そのあたりから目的意識を持ってストイックに活動するようになりました。そうして、それまで連絡を取らなかったかつての仲間に連絡をとってみると、それまでは何ともなかったはずなのに集まれなくなった途端に「深刻なトラブル」になっていることを知り、“元”ひきこもり当事者への支援の重要性を知りました。そして、今のウィークタイの原形が出来上がります。その後、2014年に法人化、2015年4月から「だらだら集会」は庄内公民館をメインに活動しています。
Q.なぜNPO法人化したのか [調査員が聞き取り]
  事業資金として補助金・助成金をもらうのに、法人化した方がもらいやすいためです。また、「理事」という肩書きがかっこいいからです。ただし補助金・助成金は申請の際の徒労感が大きく、決定後にも担当者の手のひら返しの態度が嫌になったりして2015年度は未申請です。
現在の活動資金は寄付金が主ですが、ウィークタイの役員は全員無報酬で支出が少ない(ほぼ、場所代)ので財政に問題はありません。今後は活動領域を広げたく様々なイベントを計画しており、それらに協力してくれる方に交通費や人件費を捻出したいので、再度補助金・助成金を申請することも検討中です。
 Q.「ウィークタイ」という名前の由来[調査員が聞き取り]
 アメリカの社会学者 マーク・グラノヴェッターの”The strength of weak ties”(弱い紐帯の強み)という説が由来です。
『弱い紐帯の強み』とは、「緊密な社会的繋がりは力を行使するには適当だが、密なネットワークは高度に冗長な情報を持つため、探索にはほとんど無用であるとするものである。一方、弱いつながり、即ち単なる知り合い関係では情報の冗長性がはるかに低いため、探索には極めて有効である。しばしば情報は力よりも重要であるから、個人が発展していく(求職等)には弱い繋がりの方が家族や友人関係よりはるかに重要となる。」という考え方です。
ちなみにそれまでは、「SYP」という名前でした(由来に関しては、当人たちにも不明)。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 今後の目標は、社会復帰・経済的自立をした後でもつながれる居場所を作るなど「ひきこもりから脱却するまでではなく、人生全体にかかわる終わりのない活動」をしたいです。
課題は、そうした目標を達成するために法人の事業としてしっかり活動していきたいですが、しっかり計画を立てられる(起承転結の「承」や「結」)メンバーが少ないので、そういうことができてウィークタイの理念に共感して一緒に活動してくれる人材がほしいです。
 ・自由記述
 ウィークタイは当事者団体です。当事者や元当事者の社会生活の困難を少しでも和らげるために、ゆるやかな繋がりをつくることを活動の理念としています。ですのでサービスとして一方的に支援メニューを提供することは、当事者間に支援・被支援の関係性を構築してしまうため、原則として行っていません。
ゆえにほとんどの事業に資金は必要がなく、その点で「収入」によって活動の存続が左右される行政や民間の支援サービスとは大きく異なります。必要とする当事者が存在する限り永久に存続します。いつでも連絡を下さい。
・ 調査員感想
 代表は、精力的に対外的な活動を行っており、ストイックな部分はかなりストイックである。
大雑把な部分もあるが、それを周りがサポートして団体としてうまく回っているようすである。
「だらだら集会」は、わりと(かなり)自由な雰囲気ですが、「ピアサポートミーティング」の方はわりとまじめな雰囲気だと思います。
「自分がやりたいことを他人と一緒にする」ということを大切にしているようです。2014年にNPO法人化するなど、比較的新しい団体であるが、理念も継続意欲も高く今後さまざまな事業を予定しているらしいので、いろいろな場所で活躍されることを期待します。

(最終更新日:2016年1月23日)

2016年1月19日

NPO法人グローバル・シップスこうべ(愛称・NOAH(ノア))

Filed under: 兵庫県,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 21時39分31秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人グローバル・シップスこうべ(愛称・NOAH(ノア))
Q. 主な活動場所
兵庫県民会館(〒650-0011 兵庫県神戸市 中央区下山手通4丁目16−3)
[ 最寄駅は 地下鉄山手線「県庁前駅」から徒歩1分、JR・阪神「元町駅」から徒歩7分です。周辺は官庁街で 閑散としています。また、兵庫県庁の近くで、隣が教会です。駐車場はあります(37台)が、兵庫県民会館の駐車場で有料です。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
自助グループ「交流の集い」 毎月一回(土曜日か日曜日)
15時~17時
無料 現在休止中
フリースペース「NOAH」 不定期 無料 現在休止中
ホームページによる情報発信
(支援機関情報や各種イベント情報など)
月に1回程度
 イベントのコーディネート、
プロデュース
兵庫県電話相談事業
(ほっとらいん相談)
事務局の受託
https://web.pref.hyogo.lg.jp/
ac12/ac12_000000034.html
月・火・水・
金・土
10時~12時
13時~16時
無料

今は、ノアとしての活動は「ほっとらいん」(電話相談の事務局事業)だけで、直接関わる部分はありません。ただ、イシス神戸やその他兵庫県のひきこもり地域支援センターブランチなどと共催のイベントをしているので、そこでノアの活動に触れることはできます。なお、現在クローズドの集会を企画しており、そこへの参加方法を模索しています。

これまで「グローバル・シップス こうべ」では、当事者会である「若者のつどい」、ひきこもりの男女の出会いの場をセッティングする「出会いのつどい」を香川で、『全国若者・ひきこもり協同実践交流会』で、それまではなかった当事者会を作る準備会である「交流のつどい」、そのほか「フューチャーセッション」、「ひきこもり大学」などを主催してきました。
ただし、「主催」は受付などで大変なので、今後はもういいと考えています。

※ひきこもり大学とは、不登校やひきこもり状態にある/あったことのある人が講師となり、「ひきこもり」体験を通じた見識や知恵、メッセージなどを、関心のある人たちに向けて講義するものです。「空白の期間」などとネガティブに受け止められがちな「ひきこもり」という状態像ですが、当事者ならではの捉え方を共有することを通じて、ひきこもり期間を通じて得たものへの価値を見出し、様々なネガティブな誤解を解いていくことを目的としています。(http://hikiuniv.net/ 参照)

※フューチャーセッションとは、最適解のない複雑な問題を解決するために、企業・行政・NPOなどのセクターの壁、組織内の部署の壁、専門分野の壁など、立場の違いを超えた対話により、協調アクションを生み出す場です。

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 ひきこもり問題は、社会では甘えや病気として、福祉や医療の問題として扱われることが多いようですが、それだけでしょうか?やさしくて才能豊かな半面、人と少し違っている人が、同室を良しとし、変化を嫌い、思いやりを失った社会や家族の中で、味方も無く、自分を守ろうとする行為であり、「どう生きるのか?」という哲学的な問題も含んでいるのではないでしょうか?
私たちは、当事者として活動し、同じ当事者の方々とつながり、関係者や第3者との対話を進める中で、私たちが望む社会のあり方や生き方を考え、社会へと伝えていきます。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
30代 2人 1人
40代 1人

役員報酬はありません。会計役は代表が行っており、かなり大変です。「ほっとらいん相談事務局」の受託以外の収入は、会費・寄付金が主です。ただし、支出は少ないです。(詳しくはホームページ参照)

 Q. スタッフプロフィール
 代表自身は、高校時代に不登校になり、卒業後ひきこもりになりました。その後、大学に行くが卒業後、数年間再びひきこもりになりました。ひきこもりから脱却したのは、①家族との関係②友人との関係③もともと興味があった「シェアハウス」ができたという3つの事柄がきっかけです。その後、2006年春、神戸にオープンした「NPO法人情報センターISIS神戸」を紹介され、そこで体験発表・ホームページ作成などを行っていました。
その「情報センターISIS(イシス)神戸」に集まってきた当事者たちで当事者の会を作ろうということになり、2006年秋に任意団体「グローバル・シップス」を設立しました。ひきこもりを経験した当事者の声を社会にもっと伝えたいという思いから、2009年春に「NPO法人グローバル・シップスこうべ」として法人化しました。
 Q. ホームページ
http://www.global-ships.net/
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/Global_ships
Facebook https://www.facebook.com/globalships
 Q. メールアドレス
kobe@global-ships.net
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 80%
その他 20%
 Q. 上表「その他」とは
「ひきこもり」と自己定義しているわけではないですが、それに近いと感じている人(ニートや不登校経験者、その他「生きづらさ」を感じている人たち)の参加もあります。
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
・自助グループやフリースペースなど
当事者よりの活動を目指しているため、基本的に当事者(経験者・元当事者)が多く参加しています。男性が多いですが、女性の参加もままみられます。年齢層は20代~40代が中心です。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 主な活動場所は、兵庫県民会館7階の青少年交流プラザ(セミナー室・交流サロン)です。とくに貸し切りにできるセミナー室での活動が多いです。基本的に机や椅子を丸く囲んで、情報交換や自助グループ的活動、フリースペースなどを行っています。またフューチャーセンター・セッション等を通じて、対話の場を作ったりもしています。本人の居場所として「来てよかった」と思える場づくりを目指しています。
[写真はセミナー室の入り口と部屋の様子です。]
セミナー室入り口 セミナー室
Q. 活動していて良かったこと・大変だったこと[調査員が聞き取り]
  よかったことは、いろいろな人に出会えたこと、仕事の依頼(司会・訪問)があることです。大変なことは、いろいろな人に出会うので、人間関係が大変なことです。
Q. 「グローバル・シップス」という名前の由来[調査員が聞き取り]
 主に、ISIS神戸において「社会不安と戦い、引きこもってからひょっとしたら精神が狂いそうな状態を過ごし、緊張と不安のストレス、さらに絶望と死にたいと思う日々を過ごし細々と静かな人生を獲得してきた生き方を10年20年と生き続けた若者に対して「引きこもり」という名称を使わず、日本の社会に生き抜いた地球人(グローバルヒューマン)と考えるようになった」ということから最初は団体名を「グローバル・ヒューマン」にしようとしたが、先にそういう名前の団体があったので、「ノアの方舟」のイメージで「グローバル・シップス」にした。
Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
  会計できる人がほしいです。これから(イベントも含め)何をしていくかも考えなければならないです。また、スタッフ会議をSNSだけでなく「フェイス・トゥ・フェイス」でやったほうがいいと考えています。
Q. 調査への助言、提言、応援コメント等
 府県をまたいでの情報、大切・重要だと思います。 イベント情報もあるといいかもですね。情報収集・更新が大変ですけど。
 ・自由記述
  兵庫県姫路市龍野町2丁目18番地が事務所所在地です(活動場所ではない)。
2014年度より、兵庫県のほっとらいん相談(青少年のための総合相談・ひきこもり専門相談)事業の事務局を受託しています。(https://web.pref.hyogo.lg.jp/ac12/ac12_000000034.html
現在各メンバーが多忙につき、定期的な集会は休止中ですが、将来的にはなんらかの形で再開したいと考えています。自助グループやフリースペースだけでなく、討論会や当事者研究会など幅広く模索しています。
・ 調査員感想
 代表は中間支援(他機関の情報提供など)に力を入れており、それはプロジェクトの理念に非常に近いと感じた。多忙のため、現在はあまり活動していないが、これまでさまざまなイベントを主催しており、今後はその経験・ノウハウを生かして他機関のイベントなどの「アドバイザー」として活躍することを期待しています。

(最終更新日:2016年1月19日)

2015年11月21日

new-look

Filed under: 兵庫県,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 17時34分11秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
 一般社団法人new-look
Q. 主な活動場所
〒663-8032 兵庫県西宮市高木西町14号6番
[ 阪急西宮北口駅から徒歩10分。住宅地なので基本的には閑静で、時折子どもの遊ぶ声なども聞こえてきます。この場所は交通の便がとても良いです。三宮の人も来ようと思えば来られます。西は明石、東は奈良から、北も三田丹波の方から塾生が来ています。畑の効果なのか、最近は近隣の方々からの問い合わせも増えています。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
TOB塾
不登校・高校中退者
向けの個別学習塾
http://tob.new-look.jp
月~金
(土日祝は
応相談)
10時~21時
入塾金:20,000円

利用料:24,000円 /月

→学習のサポート(完全1対1の個別指導・週1回・月4コマ・1コマ90分)
→メンタルのサポート・社会体験の参加権
ナイトクルージング
若者への夜回り
調査・相談窓口
22時~26時の間の2時間程度 なし  街で出会った時に話を聞かせてもらうので、会えるかどうかはその日次第。
ヒラケゴマ
プロジェクト
中退後のキャリアを
語る動画メディア
http://hirakegoma.
new-look.jp/
 現在は、火曜19時からミーティングをしている。
撮影などは、ゲストとの予定次第で変わる。
なし 塾生もスタッフとして活動が可能。
 となりのはたけ
中退者と地域・
社会をつなぐ農園
 月曜:
13時~15時
金曜:
10時~12時
野菜販売は不定期(月1回の目安)
 なし
(塾生)
 活動後に食事会などを開くこともある。

[まずは塾だけで起業をスタートして、次に直接声を聞くために夜回りはじめ、その後は中退後のキャリアについてもインタビューを撮る活動に広がっていきました。隣にあった畑も貸してもらえることとなり、地域から会社までいろんなつながりの中でできることを増やしていっています。塾生側からすると何でもありだからこそ難しいと感じる人もいますが、自分で選択してたくさんの失敗と成功とを積み重ねてほしいです。]

・塾について:今のところ塾生の必要性やオーダーによってできる限り何でも教えています。高卒認定から大学を目指す人が多く、高卒認定は幅広い教科が必要なので、全教科対応できるようにしています。

・夜回りについて:夜回りは最近成果は乏しくなっています。よく出会っていたところも取り締まりが厳しくなっているし、ゲームセンターもなくなってしまいました。コンビニにも最近はたむろしていないです。

・動画について:中退経験があり今は社会人になっている人にインタビューをして、動画を作ってホームページにあげることをしています。塾生をスタッフとして入れるようにしています。社会人や大学生のスタッフと一緒にミーティングをして、ビデオを撮影、編集をしています。現在、8本あがっていて、年内ぐらいに10本目の撮影を終えて、年度内ぐらいに2ケタの動画をあげたいです。ユーチューブと独自ドメインで公開しています。ロールモデルの発掘をしながら社会とつながっていくことを行っています。こうしたことを本人たちでやっていける仕組みができたらいいなと思っています。

・畑について:「畑、土いじりは良い」というのは完全に大人のエゴのようなものなので、塾生たちをどう巻き込むかという課題はあります。うちは、強制はあんまりしないです。必要だと思ったり、いいなと思ったらおいでというスタンスなので、難しいところはあります。野菜は塾の車庫で月1回程度販売もしていて、ご近所さんが買いに来てくださるなど、地域とのつながりはできつつあります。

 Q 利用の際の条件
  年齢は、おおむね30代半ばぐらいまでです。休塾も可能です。授業のコマ数の変更なども随時行っています。また、長期間来れてなくなった場合も親御さんに連絡して、連絡は不定期で取り続けるという関わりを保ちつつ、来れるまで授業料を止めてもらうようにしています。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 位置付けはフリースクールと学習塾の間のような形態です。高校やめて自分でバイトとかしながらでも大学などのいわゆる“ふつう”路線にも戻れると思っています。あまり支援的になりすぎないように、高校中退からの生き方でも生きていけることを体現していってもらいたいです。そういう面で厳しさもあることも事実です。また、子どもの貧困などの話も話題になっていますが、高校中退者には世帯収入の少ない家庭も多いです。それでも、自分の課題や厳しさを見つめつつ進むことができるなら貧困の連鎖を自分で断ち切れる道もあるんだというところにもアプローチしていきたいです。完全なフリースクールのような場所ではなくて、それぞれに目的があってそこに向かってみんなが進んでいる状態にしたいです。自分の弱さなどにも向かい合っていけるような場所にしたいです。そういうわけで居場所メインというよりは、目標に向かってどうサポートできるかというところを一緒に考えられる場所という感じです。

団体としてというより本人と話をして、どうしたいか、どう生きたいかを大切にしています。例えば「ゲーマーになりたい」だったら、「どうしたらなれると思う?」というところから一緒に考えます。本当にその道に進んで行けるのかという現実感を、本人の意向を尊重しながら一緒に考えていくという形をとります。うちとして絶対に高卒認定とって大学に行かないといけないとか、偏差値の高い大学に行ってもらわないと困るとかは無いです。ただ、本人が明確な目指す先を持っていないのであれば、次善の道として大学進学を提案することはあります。

 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
10代 1人 4人
20代 3人 8人
30代 3人 1人
50代 2人 0人

[スタッフは学生が中心になっています。塾の講師は有償ボランティアとして来てもらっているほか、その他の活動については無償のボランティアとして活動してくれています。授業は完全に1対1なので、責任を持ってもらうという意味でも気持ち程度の謝礼をお支払いしています。20歳以上の塾生は大学生講師ではお互いに難しいと思うので、社会人をはじめ、年上の講師にお願いしています。年齢も状況も様々な塾生たちなので、講師にもどういう塾生を担当したいかなどの希望を聞いています。
まだ3年目で、ボランティアに入ってもらって1年ちょっとなので定着率などは何とも言えない部分も多いですが、まだまだ組織として整えていかないといけないところは多いです。たとえば、講師として塾生を持たないと関わりが薄くなって継続性が低下したり、他の仕事にしても組織を一から作りだすような内容なので負担も大きくなって辞めてしまうスタッフもいます。とはいえ、少しずつ組織化していっているので、研修も整え、横のつながりもできるようになってきているので活動は少しずつやりやすい状況になっていっていると思います。]

 Q. 代表のプロフィール
  もともと私自身高専を中退しています。その時に仲が良かった子たちに、学校に合わないけど、面白く生きている子たちも多かったです。そして、大学卒業後、会社に入ったり大学院に入ったりした後、学校の先生を4年ほどやって、担任や学年主任などをさせてもらいました。学校の枠組みのなかでは学校のルールに従わざるを得ないですし、クラス運営上しっかりやっている子たちを褒めるほうに重きが置かれるので、どうしても学校の構造上いわゆる“手のかかる子”に目を向けれないことになってしまいます。そこで教頭と校長に掛け合って直接クラスを見ない学年主任をさせてもらったこともあります。そのときの方針は、ちゃんとやってる子は担任に見てもらい、学年主任がちょっと手のかかる子を見るというものでした。
それでも結局守り切れない子たちが出てくるわけで、学校のなかでは限界があるのではないかと考えるようになりました。学校の先生になりたい人はたくさんいるので、制度内のことについてはその人たちにお任せして、制度にはまらなかった人たちにできることを自分でやってみようかなと思い設立に至りました。
 Q. スタッフプロフィール
 学校でいうと関西学院大学の学生が多いです。大阪大学、神戸大学の学生さんもいます。周りに中退した友達がいるとか、自分が不登校だったとか、学校生活がうまくいかなかったという学生が多いです。全員と面談して「この人だったら大丈夫」と判断して、塾生をお願いするようにしています。スタッフ募集のときも「楽しいからおいでよ」という感じよりは「こんなことやってます、興味があったらどうぞ」という感じなので、高校中退に興味を示してくれる人たちです。男女比は半々ぐらいで、教職を学んでいる人も多いです。
塾生とも合う合わないはあるので、一回会ってお互いに良かったら講師を続けてもらう、駄目だったら変えてもらうという感じで進めています。ただ変えてほしいという希望はそんなにないです。マッチングはお互いの雰囲気をイメージしてうまくはまるかどうかが基本ですが、この子に対してこういう生き方もあるよということを示唆するためにチャレンジングなマッチングをすることもあります。
 Q. ホームページ
http://www.new-look.jp/
 Q. SNS等
 

Twitter https://www.twitter.com/tob_newlook
Facebook https://www.facebook.com/newlook.info
Twitter https://twitter.com/hirakegoma_pjt
youtube https://www.youtube.com/channel/

UC8N2C5tzesvfkYtI0Yw3ekg

  Q. メールアドレス
 info@new-look.jp
 Q. 電話番号・FAX番号
 0798-56-7139
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 現在は一番下が中1で、一番上が28歳。うちは基本的にはこちらからのNGは少ないほうだと思います。それは何らかの障害持ってたりグレーゾーンであったりしても、本人が来たいというなら受け入れる形をとっています。本人がTOB塾の雰囲気などに合うかどうかのほうが大事だと思っています。

今は新聞などの露出から、親御さんにつれてこられてという形の入塾相談が多いです。この場合、基本的には保護者主導なので、ひきこもり系の方が多くなります。また自分で調べて連絡してくることもあるが、今のところ親御さんがお子さんの今を心配してという感じのご家庭が多いかなという印象です。
塾生で授業を休んだり振替を依頼される方もいます。無断で休んだ場合の振替は結構厳しいですが、事前に連絡くれたら調整しています。一回来なくなって復帰という人も結構います。戻ってくるハードルは極力下げて本人の意思があれば戻れるし、出たいと思えば出れるという状態にしてます。
去年4人卒塾して次の進路を決めました。ちょこちょこ立ち寄ってくれる人もいます。2年前に退塾した人がちょこちょこ顔を出してくれたり、就職の相談に乗ったりと、気軽に来てもらえています。卒業しても、来訪してくれることは歓迎です。

 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
教室は6畳三部屋、一階の授業で一部屋使っています。広々としています。下の写真は、教室と図書室の写真です。
教室 図書室 図書室
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 過干渉系か放任系かのどちらかに振れていることが多いかなという印象があります。そこを自分で選んで進めるように考えていきたいところです。

塾が親と子の板挟みになることは、そんなにはないです。一応本人たちの意思を尊重していますが、無断で何週間か休んだり連絡取れなくなってくると、親御さんに家の様子を聞いたり今後の方針などを電話や対面で話をします。親御さんからの相談でも同じようにお話をしています。理念として、本人の人生なので本人が自分で決めて進んでほしいというのがあるので、こちらが親の意向通りに是が非でも進めるというのは望むところではないです。

 Q.今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
・学生のスタッフの質をどう上げるのかとか、対人関係系のスキルとか勉強系のスキルとか、その辺は今から本腰入れて考える時期に来ていると思っています。
・学習方面に力を入れたいと思っています。次のところに進めるだけの学力・地頭は持ってもらわないといけないと思うからです。いま塾生が二十数名いて、一人では見きれないので、講師に頼らないといけないのでその質をどう上げるかがやはり喫緊の課題です。
・勉強とか居場所とか、それぞれのニーズは違うので、それぞれについてどこまで・どのように要求を満たせるのかはとても難しく、うちでどこまでできるのかを含めて考えていかないといけないと思います。
・動画もやりつつ塾もやりつつ畑もやりつつ、他の動きもしていきたいとなると人が足りないで大変です。
・今あまり進んでいないが、他にも何個かやりたいことがあります。
 ・自由記述
・ほかの団体とのつながりは今は無いです。お互いに得意なジャンルが知り合えて情報交換などができるようになっていきたいと考えています。うちはどちらかというとやんちゃ系が得意かな。
・(コミュニケーション手段としては)LINEが多いです。うちは講師と塾生とで連絡先の交換をしてもらっています。講師にも塾生にも何かあったらこっちに言ってくれと伝えています。「あなたはどう生きたいのか」というところを伝えて考えてもらえるように活用していきたいです。
・特別なことをしているというよりも、当たり前のことをやっていたら今の形にたどりついたという感じです。現在は立地の良い場所に戸建てを借りられていますが、来年度、再来年度はどうなるかはわかりません。塾も畑も借り続けられるようにそれに見合った活動を続けていきたいです。
・ 調査員感想
 西宮北口より、徒歩十分程。閑静な住宅街にあり、非常に立地が良いです。近くには喫茶店。ファミレスが存在します。代表の山口さんは教育に対しての熱意は強いです。ただ、それは学校においてのマス教育ではなく、それぞれがしたいことを考えていく教育です。学校ではできない各個人の社会を形成する場所、そんな印象をうけました。あと蔵書がいっぱいあったのでそれだけで、本好きは楽しめそうだなと思いました!

(最終更新日:2017年3月8日)

2015年9月23日

PSIカウンセリング

Filed under: 大阪府,相談する — Kumono @ 19時51分29秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
 PSIカウンセリング
[PSIカウンセリングという名前の由来は、代表は、昔、英語が苦手でpsychology(心理学)をpsichologyと勘違いしており、その頃「PSIカウンセリング」として案件に対応する夢を見たことがきっかけです。初心を忘れないようにという思いがあります。]
Q. 主な活動場所
 大阪府大阪市中央区南船場3-11-27 日宝シルバービル306
[地下鉄御堂筋線心斎橋駅から徒歩3分、駐車場は無し。周辺の雰囲気は、歓楽街で人ごみがあります。なぜこの場所で活動を始めたのかというと、カウンセリングを始めたころの相談者の職種がこのあたりに多いからです。また、交通の便がよく、南船場が代表個人的にも、社会的にもイメージがいいからです。]
 Q. その他活動場所
 当事者さんとの野外活動も多いです。
[場所は特定されていません。活動の内容は、ひきこもり当事者とともにどこかへ出かけたりすることです。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
カウンセリング 24時間・無休 1時間6千円 完全予約制、各種イベントは事前申し込みが必要

[24時間対応なのは、相談者も代表も起床時間・就寝時間等が不規則だからです。また、スピード感のある対応を目指しているためです。実際、事務所で受ける案件は少ないです。]

 Q 利用の際の条件
 事前に電話・メールで連絡してください。当事務所の強みが発揮できない案件は、リファーをかける(他の機関に紹介する)ことがありますのでご了承ください。訪問カウンセリングは場所によって受諾可能か応相談の上、カウンセリング料金は上記より割増しになります。また交通費を頂きます。
[「当事務所の強みが発揮できない案件」とは、先に病院に行った方がいい場合(うつ病など)などを指し、その場合は断ります。病院での治療と並行して行う場合は、インテーク(面談)して状況を見てから判断します。また、基本的に電話でのカウンセリングは受けません。]
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 長くなりますので、ホームページ「事務所理念」(http://www.psi-rl.com/policy.html)参照
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人 1人
30代 1人 1人
 Q. スタッフプロフィール
 代表のプロフィール:30代、男性。心理学系の4年制大学卒。大学院にはすすまず、旅館の住み込みや塾講師などいろいろな仕事を経験して現在に至ります。生活時間帯が不規則で、代表自身も働きすぎで、太ったと思っています。3人麻雀が得意で、コーヒーに詳しいです。(代表の要望で聞き取りを基に調査者が記入)
 Q. ホームページ
 http://www.psi-rl.com/
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/psi_rl
Facebook https://www.facebook.com/PSIcounseling
その他 ブログ(http://ameblo.jp/psi-rl/
その他 代表個人のFacebook
https://www.facebook.com/takeuchi.yuichi.5
  Q. メールアドレス
  info@psi-rl.com
 Q. 電話番号
 06ー6253ー8864
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 80%
10%
その他 10%

[ひきこもりの案件の場合、最初の相談に来るのが「親」の割合が増えるが、それでも
本人:親=6:4]

 Q. 上表「その他」とは
事務所の代表やスタッフの友人やその家族、企業関係者、各種団体関係者。
[「企業関係者、団体関係者」とは、「個人として」と「会社として」の2面があります。個人としては職場の対人関係など、会社としては職場環境の改善などの相談があります。単発が多いです。カウンセリングの手法として、当事者一方の話を聞くのではなくそのグループの他の人たちからも話を聞くという立体的な聞き取りをしており、それが企業の対応に向いているようです。]
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 ひきこもりの相談は男性が多く、その他の相談は女性が多い傾向。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 ホームページで察してください。
[カウンセリング事務所にしてはめずらしくとてもフレンドリーで明るい雰囲気です。入り口の看板が目印で、部屋の中はソファーと代表さんの机・本棚などがあるだけで比較的シンプルです。]
入り口の看板 部屋の中 部屋の中
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 夫婦で来ることが少ない(夫婦で来てほしいが・・・)。
[夫婦で来てほしいのは、前述したように、カウンセリングの手法として、当事者一方の話を聞くのではなくそのグループの他の人たちからも話を聞くという立体的な聞き取りをしているからです。]
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 ホームページとは真逆の代表が日夜努力しております。
[代表は「ホームページではまじめだが、実際はいい加減だ」と言いたいのだと思います。実際にはまじめなので、多分に照れと謙遜を含んでいると思われます。]
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 他団体との交流も多いです。ビルの人とも仲が良い。ただし、代表と合わない人もいます。
[カウンセラーとして、それではいけないのかもしれないとも思っています。]
 Q. 活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
  代表はこの仕事をする前、塾の講師をしていたが先生という職業自体は好きではありませんでした。その頃、塾の講師をする前にしていた仕事の知り合いに、ある特定の職業のカウンセリングをすすめられました。塾の講師は好きではなかったのでおもいきってそのカウンセリングをやろうと思ったのがきっかけです。最初の頃は全く案件がなく、とても不安だったようです。
 Q. ひきこもり支援への過程[調査員が聞き取り]
  心理の大学では学生時代に実践の場がなく、代表者自身もそういう場がほしくかったため実際につくり、インターンを募集しました。そこに来てくれたインターンの兄弟がたまたまひきこもりでそれを改善させることができ、そのことをその親が宣伝してくれたので、ひきこもりの案件が増えました。
 Q. ひきこもりに対しての支援について[調査員が聞き取り]
  学校に戻る、就職をするといった物に限定せず彼・彼女がどのように生きたいかをカウンセリングを通し、各々に沿ったプランを練っています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
  課題としては、代表が最近太ったこと、働きすぎであること、(以前までの仕事と比べ)所得が低いことです。目標としては、多くの人がPSIカウンセリングにかかわって何かプラスになってほしいです。何か感じて、考えてもらうことがやりがいです。夢は、お金があれば基金などをつくって若手研究者に資金援助をして研究してもらうことです。
 ・自由記述
  代表はこれまでさまざまな職業を経験しており、さまざまな業界を見てきました。そうした中で感じることは、今の社会が変にひずんでいるということです。これまで問題とは考えられなかったことが、「問題」ととらえられるようになっているようです。カウンセリングに来る人たちは、そうした小さな問題、ひずみが潜在的に影響している人が多く、社会の中で少数派の人が多いという印象だといいます。親と子の関係でも、子どもに与える影響などを深く考えない親も多いとようです。そういうこともあってそうした親たちと何度も衝突した経験もあります。代表は、自分の考えが少数派だと自覚しているが、それでも、当事者が仕事だけでなくさまざまな意味で社会の中で「食っていける」という「真の社会復帰」を目指し、日々頑張っています。(代表から「調査員が自由にご記入ください。」という要望だったので、聞き取りをもとに調査員が代表の考えを記入)
・ 調査員感想
 PSIカウンセリングの主な活動場所(事務所)があるのは、大阪でもかなりの繁華街なので人も多く、いい意味でにぎやか、悪い意味で雑多です。なので、ひきこもり当事者の中には、行きにくい人がいるかもしれません。また、ビルの場所が若干わかりにくいかもしれないのでそこは注意です。この支援機関は、カウンセリング事務所にしては珍しく当事者とともに出かけたりする野外活動が多いです。調査員自身もその場に居合わせたことが何度かあり、当事者自身が楽しそうで「勉強になる」と言っていたのが印象に残っています。代表は、普段は気さくでおどけた様子であるが、自由記述の「考え」からもわかるように実はまじめで責任感が強く、熱いものを持っていると思います。そうでないと、24時間年中無休対応というのはできないと思います。

(最終更新日:2015年9月23日)

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