2017年8月1日

特定非営利活動法人 神戸オレンジの会

Filed under: 兵庫県,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 10時39分51秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 神戸オレンジの会
Q. 主な活動場所
兵庫県神戸市兵庫区羽坂通4丁目2-22
[JR兵庫駅から徒歩約5分。ビル一棟全てを神戸オレンジの会で使っている。1Fには神戸市から受託している神戸市ひきこもり地域支援センター「ラポール」があり、2Fには応接室やパソコン部屋、喫煙ルーム、3Fに卓球台やゲーム類の置かれた居場所があり、4Fには陶芸用の焼成炉や、和室やキッチン、相談用の応接室があります。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
居場所 火曜~土曜 11:00~18:00 神戸市民は無料(他市町の方はお問い合わせください) 概ね20歳以上の方 まずはお問い合わせください
家族会(親の会) 主に第4日曜 午後 入会金1万円 月会費6千円 まずはお電話にてお問い合わせください
心理カウンセリング 月2日 1日3コマ 家族会員千円 会員外5千円 お電話にて要予約
医療相談 月1日 1日1コマ 家族会員千円 会員外5千円 お電話にて要予約
理事長の個別相談 月2日 1日3コマ 無料 居場所利用者・家族会員限定
神戸市ひきこもり地域支援センター「ラポール」 火曜~土曜 10:00~18:00 無料 神戸市からの委託事業のため、神戸市民限定
神戸市ひきこもりサポーター養成講座 全10回/1年 無料 神戸市からの委託事業 詳しくはお問い合わせください

[神戸市在住でない当事者は利用に家族会と同じ費用がかかります。費用の金額は家族単位です。在住の市町村から許可が出れば無料になることもあります。ただし、精神的疾患や障がいがなく、ひきこもり状態であるというだけでは許可がおりることは稀なので前例はないとのことです。

・居場所について
居場所はほぼ毎回イベントが催されています。
カレンダーは毎月固定のプログラムと、突発的なイベントを組み合わせて1カ月ごとに製作されています。料理dayが1番人気です。

・心理カウンセリング、理事長の個別相談、医療相談について
時間は心理カウンセリング、理事長の個別相談の1コマは約50分、医療相談の1コマは約30分。
利用者は卒業するタイミングを自分で決めることができます。また、卒業後のフォローアップとしてOB,OG会的な集まりもあります。
医療相談は精神科医が行っています。相談内容としては「精神科医療を受診することが有効かどうか」や「セカンドオピニオンに行く際に、あらかじめ相談する事項を整理しておく」といったものです。ただ、精神科医が行っているといっても、いわゆる医療行為である「診察」ではなく、医療行為ではない「相談」であることに留意して欲しいとのことです。

・神戸市ひきこもり地域支援センター「ラポール」の活動について
神戸市在住の方のためのひきこもりの1次相談窓口。H21年から神戸オレンジの会が神戸市より受託しています。全年齢対象で、ひきこもりかもで相談していただいてかまわないとのことです。
電話やメールでの相談、予約の上で行う月1回50分の来所相談が可能です。

・神戸市ひきこもりサポーター養成講座について
参加者は当事者の親やひきこもり経験者が多いですが、受講は神戸市在住・在勤・通学の方なら誰でも可能です。
傾聴などのテクニック的なものを学んだり、ひきこもりに対する理解を深める講座も行いますが、主に“当事者の存在を肯定する”ことを学ぶことを主としています。]

 Q. 利用の際の条件など
手帳は持っていても、持っていなくても構いません。年齢は概ね20歳以上。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 ひきこもりについては、【ご本人がその人に合った形で、人・社会とつながること】と、【経済的基盤を確保すること(制度・サービスも活用して)】が大切だと思います。神戸オレンジの会では特に【ご本人が人とつながる場】として、居場所活動を行っています。
居場所は「いつ来てもいい、いつ帰ってもいい」「毎日来てもいいし、何か月かに1回でもいい」「プログラムも、参加してもいいし、しなくてもいい」といった、ゆるい感じでやっています。この方が参加しやすいと考えているからです。
ひきこもりは、誰かを求め、その人とつながり、誰かから求められ、その人とつながることで終わると思っています。
神戸オレンジの会の居場所が、そういう場になればいいと思っています。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人
40代 2人 1人
50代 4人
60代 2人 1人
  Q. 専門資格・免許など
社会福祉士・精神保健福祉士・保健師・産業カウンセラー
  Q. スタッフプロフィール
 もともと「ひきこもりの子どもを持つ親」が集まって作った会です。
現在の代表者は、ひきこもり経験はありませんが不登校の経験があり、社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持つ者が務めています。
スタッフは、ひきこもっている人を家族に持つ人や、専門的な勉強をした後、ひきこもりに関心があって参加した者たちです。
 Q. ホームページ
http://www.kobe111.jp/
 Q. SNS等
Facebook https://www.facebook.com/npokobeorange
 Q. メールアドレス
kobe.orange@gmail.com
 Q. 電話番号・FAX番号
078 (515 ) 8060
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人 60%
40%
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 居場所を利用されている方の年齢層は、20代~40代までいらっしゃいます。男性が9割女性が1割です。
居場所では、テレビゲームをする人、ボードゲームをする人、麻雀をする人、おしゃべりする人、陶芸をする人、パソコンでネットを見てる人、静かにマンガを読んでる人、何かの勉強をしてる人、などなど様々です。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 すごくキッチリ片付いている、というよりは、なんかいろいろ置いてある、という感じですね。もともと家族会なので、支援機関雰囲気としてはゆるい感じだと思います。

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 家族会は、母親の参加が多いです。年齢層としては、50代~70代の方が多いです。父親の参加は少ないです。
そのかわり、理事会は父親が多いです。年齢層は母親と同じくらいです。
きょうだいの方の参加はまだ少ないですね。これからご参加頂ければと思っています。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 基本的には、なごやかな雰囲気ですが、親の会では辛い話も出てきます。神戸オレンジの会はもともと親の会から始まっている自助グループなので、辛くても親御さん同士が気持ちを支え合っていけたらと思っています。
今のところ、ご本人達と親御さんが交流する機会は少ないです。もう少し増やしていければと思いますが、親御さんがご本人に根掘り葉掘り尋ねると、ご本人が辛くなるだろうし、加減が難しいと思います。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 神戸市や兵庫県のひきこもり行政に携わっている方々と意見交換する機会があります。
また、神戸市から受託している「神戸市ひきこもり地域支援センター ラポール」には、学校関係者やご近所の方、行政の窓口の方などからもご相談があります。
 Q. 名称について[調査員が聞き取り]
現理事長は創設者ではないので「伝聞では」とのことでしたが、「ひきこもりは未完(みかん)の大器→ミカン→オレンジ」というところからのネーミングらしいです。
 Q. 活動時期について[調査員が聞き取り]
 平成11年より活動を開始。平成13年から現在の場所へ。平成13年には神戸には既にフリースクールがあった。しかし、利用者は20才ぐらいで卒業となるので、そこを卒業した後の行先がなく、卒業後に無理やり働かせるのは有効ではないとの見解に至り、社会と関わることに不安を覚える若者の社会と深く関わるまでの、ワンクッションの場にしたいとの思いから始まった。(頂いた資料を参考に)
 Q. 利用者さんへの聞き取り[調査員が聞き取り]
Aさん
大学を卒業後すぐに就職したが、幹部候補としてごく短期間に様々な部署を周ることとなり疲弊し、休職。うつ病と診断される。その後ひきこもりの期間も経て、他支援機関の紹介で神戸オレンジの会を知る。
「ここにはアニメやゲームといった共通の趣味を持った方が居て、話ができる。」とお話して下さったのが印象的でした。

Bさん
小中学校でいじめ被害に遭い、不登校になる。19歳の時にカウンセラーの紹介で神戸オレンジの会を知る。この折カウンセラーからは「同年代の人がたくさんいる」と言われたが、来てみたら「年上ばかりで完全に詐欺だと思った」とのことで、振り返って笑いながらその話をしてくれた姿が印象的でした。
「ここには一緒にアニメや声優の話ができる方が居て、同じ興味を持つ人同士で友人宅に泊まって、一緒にお酒を飲んだりすることもある」とのことで、居場所での付き合いが、居場所の外にも広がっている様子を感じることができました。

Cさん
ひきこもっていた時期に母の知人からいくつかの支援機関の情報を聞き、その中で最も近かった神戸オレンジの会に来所。
人数の少ないパソコンルームと、比較的人の多い見学時には最大で6名の方が利用メインの居場所スペースとを、使い分けて自由に過ごせることは良いことだとのお話をして下さいました。現在はお仕事の残業で来所時間が遅くなり、人の多い部屋にはあまり行かないとのことでした。
本人の気持ちの状態によって、様々に使い分けができる部屋を持っていることが、神戸オレンジの会さんのひとつの強みなのかなと感じました。

・ 調査員感想
 神戸オレンジの会は親の会を原点とする支援機関です。4階建ての鉄筋コンクリートのビル1棟まるごとが居場所という面白い特徴を持っています。地域活動支援センターや、ひきこもり支援センターを神戸市より受託する事で、スタッフの人件費や設備費、賃借料等の運営費をまかなっています。NPO法人ですので内閣府のホームページから過去年度の全ての予算書等の書類を閲覧することができます。今回の聞き取り調査では、ここで理事長を務める方に約90分の聞き取り調査を行いました。
理事長さんは昭和40年代後半生まれの男性で、現在社会福祉士・精神保健福祉士として神戸オレンジの会の支援現場に自ら立たれています。とりわけ印象的だったのは、終始朗らかな態度と口調の中で、神戸オレンジの会の「何もしなくても、ただ居ていい居場所」を守り抜くために、強い信念を持たれて実践されているということが感じられるいくつかのお話でした。「利用者に掃除や片づけをしてもらうかどうか」について、スタッフ内で議論になったというお話は、そのことを象徴するエピソードの一つです。この議論の中で理事長さんは「ここでは「訓練的」なことは一切させない」と、強く主張して、ルールにしてしまうことを防いだと言います。「訓練的なことを別に批判するつもりはない。ただそれを望むなら、他にやっているところがいくつもある。うちではやらせない。」ともお話されていました。動詞が「やらない」ではなく、「やらせない」というところにも、この「ただ居ていい」居場所を維持するために、支援者の立場から不断の努力をしていることが感じられました。
また年末年始、お盆の時期を除き、1日6時間、週5日火土必ず開いているというのも大変魅力だと感じます。 一方で、この居場所に通うためには原則として会費6千円/月家族単位が必要で、初年度は年会費1万円を含めると8万2千円年かかります。
オレンジの会さんの側では、神戸市から補助金を活用する事で、神戸市内在住の方にはこの負担額をゼロにしており、とても素敵なことだと思いますが、居場所が魅力的である分、通える可能性が家庭の経済事情≒家庭環境や居住地という部分によって差が出てしまうことは、悩ましいことだなと思いました。理事長さんは調査員からの「これからの活動の展望ビジョンについて」の質問に、「絶対的に、こぼれ落ちている、助けが届いていない人の方が多い。」と今のひきこもり当事者の置かれている状況を分析し、その上で、「自分にはひきこもっている人の悩みはわからない。当事者じゃないのだから簡単にわかるはずがない。本人が悩みに悩み抜いていることが、経験の無い自分に簡単に分かるはずがない。」と言います。そして「そんな自分が簡単に訪問なんてできるはずがない。それはわかっている。が、それでも、探したいし、ノックだけはしたい。そうしたいと思っている。今はまだ私自身や社会が本人たちに繋がる力が足りていないのでこぼれ落としてしまっているが、丁寧にノックをする人が沢山いる世の中にしていきたい。それがソーシャルワーカーのプロとしての自分の想いだ。」と、深く葛藤しながら話をして下さいました。(調査員1)

理事長の人柄や組織の方針により、活動に参加することが社会適応訓練に位置づけられていないので、ちゃんとしなければ!と気負う必要もなく、自身が利用したり当事者・経験者に紹介をする際、安心してできる場所だと思った。
利用者登録をし続けている限り最大週5日、6時間も施設を利用できるのは、就労したら自動的に“卒業”してしまうところと違い、当事者の悩みをよく理解してくださっていると感じた。
兵庫駅から徒歩5分で、駅周辺にレンタルショップや本屋があり、安価でランチを食べられるお店もあるので(wifiも無料で利用可能)、活動的になった人にとっては施設だけでなく立地的にも申し分ない半面、駅から向かう経路の中には人通りの少ない場所があまりなく、人の多さや街の雑踏が苦手な人、しんどい人にとっては通うのに難儀するかも。
冬は六甲おろしが吹きすさび、道中はとても寒い。
年7万2千円の利用料をいまの自分が払うことは難しいので、自分が神戸市に住んでいるか、別の市町村に住んでいても、親の理解をしてくれて、利用料や交通費その他諸々を負担してくれるのなら、是非とも利用したいところだと思った。(調査員2)

(最終更新日:2017年8月1日)

2017年7月15日

特定非営利活動法人 たんば子ども若者支援ネットワークえん

Filed under: 兵庫県,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 11時45分58秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 たんば子ども若者支援ネットワークえん
Q. 主な活動場所
兵庫県丹波市春日町棚原1286 居場所『TAMARIBA』
[春日ICから車で10分弱。公共交通機関は不便です(電車の駅は遠く、バスは数時間に1本)。利用者の多くは車で来たり親に送ってもらったりしています。初めていく人は道がわかりにくいと思いますが、看板がいたるところに立っていますのでそれを目印にして下さい。道が細いので注意してください。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
居場所『TAMARIBA』 日曜・月曜 11:00~16:00 一日:300円又は年額:10000円
フリースクール 土曜 14:00~16:30 無料
ほっとかふぇ(若者相談会) 毎月一回 土曜 16:30~18:30 無料
親の会例会(丹波市) 毎月第三水曜 19:30~21:00 100円
親の会例会(篠山市) 毎月第四水曜 19:00~20:30 100円
親の会例会(TAMARIBA) 毎月第一日曜 13:30~16:00 300円
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
・不登校ひきこもり当事者とその家族への支援をする。
・不登校ひきこもり親の会活動を支援する。
・不登校ひきこもり地域支援ネットワーク作りをする。
・不登校ひきこもりなどの若者の就労支援や自立支援をする。
[固い理念がないというゆるさ・幅の広さが良さだと思います。ただし、目標がなくて物事がなかなか進まないのでデメリットでもあります。]
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
10代 1人
20代 2人 3人
30代 3人 2人
60代 2人
  Q. 専門資格・免許など
特に無し
  Q. 特記すべき専門事項
特に無し
 Q. 電話番号
090 (1674 ) 3211(代表 竹安恵)
 Q. 参加・利用している本人の特徴など[調査員が聞き取り]
 参加者は年齢制限なしで、当事者でなくても参加OKなので年齢層も性別もさまざまです。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
居場所ではご飯を食べたり、ゲームをしたり自由に過ごせます。

     

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など[調査員が聞き取り]
親の特徴としては親の会に母親だけの参加が多いですが、父親だけ、夫婦で参加とさまざまです。その他、共通した特徴は特に見られません。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
当事者以外の地域の人も利用している。
県民局が主催する、丹波地域ビジョン委員会(地域ボランティア活動団体)のメンバーの参加協力がある。
[最初は近所の人にも声をかけて来てもらっていましたが、無料でご飯を食べるのが気がひけるのか最近はなかなか参加されません。本当は近所の人にも気兼ねなく参加してほしいです。]
 Q. 活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
19年前に発足した不登校の親の会がきっかけで、その当事者たちが行ける居場所をということで4年前にTAMARIBAができました。初めは、親が親の会に来たきっかけでTAMARIBAを知りその子どもたちが居場所に来ることが多いです。2016年3月に若者を中心にNPO法人たんば子ども若者支援ネットワークえんを立ち上げました。事務局スタッフは若手・当事者が多いです(11人ぐらい)が、常時活動しているのは4~5人ぐらいです。若者同士が支え合ってほしい、つながってほしいと親の会が考えてつくったのがこのNPO法人です。なので、NPOの運営は当事者自身がやってほしいですが、今はまだ主体が親の会でNPOが裏方の状況で、結果的にお金の問題などでNPOが親の会を支援している状態です。
 Q. 今後の課題[調査員が聞き取り]
親の会に親が来てくれるが、当事者がTAMARIBAに来てくれない場合にどうするか。また、広報は現在ビラのみで、ホームページもほしいですがデザインをできる人がいないのでとまってしまっています。(親の会の人が個人的にTAMARIBAの告知などをやってくれているブログはありますが、TAMARIBA公式というわけではないです)
 Q. 今後の夢[調査員が聞き取り]
TAMARIBAのような場所が各地に1つずつあればいいと思います。それには、一人の力だけでは不可能なのでつながりが必要で、今回の調査もいい機会だと思います。
・ 調査員感想
とにかく公共交通機関の不便さが最大の懸念事項だと思う。また、他団体ともつながりがあるので完全な孤島というわけではないし、都会では見過ごされがちなゆるいつながりも大切にしているように感じた。居場所の雰囲気は昔ながらの田舎の家なので、苦手な人は苦手かもしれないが、慣れると「自分の家」が1つ増える感じです。(調査員1)

地元の親の会が団体の出発点ということで、地域に根差した活動をされている様子でしたが、地域外の利用者も歓迎されるムードを持っていました。人の少ない田舎にぼんやりとリフレッシュに、日帰りで出かけてみようと思った時などは、目的地にするといいかもしれません。どのような交通手段をつかっても都市部からは行きづらく、迷いやすいので、初めて伺う際にはまず連絡をしておくことを強くおすすめします。また、自家用車で行く場合には、部分的に道が大変狭くなっているので十分お気を付けください。(調査員2)

(最終更新日:2017年7月15日)

2017年3月26日

NPO法人 結

Filed under: 兵庫県,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 6時55分57秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 結
Q. 主な活動場所
兵庫県篠山市東吹500 遊び村
[JR篠山口駅から徒歩約20分。看板が出ているので、入り口はわかりやすいです。事前に連絡すると駅まで送迎してくれるそうなので、初めての人でも安心です。]

案内板 看板 入り口看板
Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
遊び村 金・土・日・月 10:00~17:00 無料
居場所活動 月1〜2回程度(不定期) 実費
カウンセリング 第2月・第4月 19:00〜21:00 無料
電話・来所相談 月・水・金 10:00〜17:00 無料
訪問 随時 無料
講演会の開催 年2回程度 無料

「遊び村」は、山あいの 緑に囲まれた1500坪ほどの土地にある手作りの遊び場で、○子ども達や家族連れの遊び場 ○不登校やひきこもりの経験者の居場所や体験の場 という2つの顔をもっています。その管理や運営に不登校やひきこもりの経験者が携わることで、体験を積み重ね、それぞれが自分に合った次の一歩を模索しながら活動していく場です。
そのような体験活動のほかに、月1〜2回程度の居場所活動(花見、海水浴、運動会など)や、月2回の臨床心理士によるカウンセリングを行っています。また、黒豆などの野菜づくりや花苗の販売などにも挑戦し、中間的就労の仕組みも模索しています。
“体験すること”、に重点を置いて、相談から居場所活動や様々な体験活動、中間的就労と、ワンストップの支援体制を目指して活動しています。興味を持たれた方は、一度ご相談ください。

遊具 遊具 遊具

Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
4人

男性 女性
30代 1人 1人
40代 1人
70代以上 1人
Q. スタッフプロフィール
代表:約25年前、子供の不登校をきっかけに家族会を発足し、自宅を改装して「不登校生の居場所」を始める。2002年に篠山市へ引越したのを機に、高校生以上の年齢のひきこもる若者たちの居場所として「しゃべり場」を開設。自身も対人恐怖に苦しんだ経験を持ち、20年以上、不登校やひきこもりの若者に関わってきた。2005年に、活動の支援者の尽力によりNPO「結」が発足。2011年には、「ひきこもる若者たちの第三の道」として「遊び村」を開設。その管理・運営・接客や篠山特産の『黒豆」作りなどに、居場所の若者たちとともに取り組んでいる。兵庫県と篠山市の委託を受け、不登校・ひきこもりの相談員として活動中。
Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
社会の変化によって、不登校やひきこもりの若者たち急増してきたことに危機感を抱き、支援活動を続けてきました。若者たちが「元気になること」「希望が持てること」「生きている喜びを感じられること」、そして自己肯定感を高め、自信を持って社会参加ができるようになることを願って活動しています。就労などの”形の支援”ではなく”心の支援”を大切にしています。
Q. ホームページ
http://193.3web.jp/
Q. メールアドレス
asobimura@hotmail.co.jp
Q. 電話番号
 (090)1900-6932 (相談用携帯電話)
Q. FAX番号
 (079)550-5296
Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 21%
51%
親以外の家族 2%
その他 26%
Q. 上表「その他」とは
他の支援団体、市の担当者、保健師、スクールソーシャルワーカー、カウンセラー、自治会長
Q. 参加・利用している本人の特徴など
男女比は7:3くらい。30代が中心で、下は16才から上は44才。
[参加者は兵庫県の人が多いです。篠山市は車社会なので、次のステップで車の免許をとることを勧めることもあります。]
Q. 参加・利用している家族・親の特徴など[調査員が聞き取り]
家族会はもともとありましたが、信頼性を担保するために公的な篠山市の家族会と合体しました。すると参加者は減ってしまったので、今後はもっと家族会とコミュニケーションをとって力を入れていくことが必要だと思っています。
Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者についてなど[調査員が聞き取り]
学校との関係では、相談に来られる親御さんが学校を批判していても、私たちは学校を批判しないようにしています。また、学校に戻るも戻らないもその子自身が決める事で、その子にとっての学校とは何かを大切にしています。家から出てこれない子に対しては、その子の背負っている強迫観念や焦りなどを軽くするように、自分の意志で出れるように自由にしてあげるようにしています(「落とす」支援)。ひきこもり全体に対するマニュアルはないので、個別の支援が必要だと思います。

行政との関係では兵庫県のひきこもり相談支援センターの丹波ブランチも担っており、支援者・行政関係者・教育委員会などが参加している「ひきこもり検討委員会」をモデル事業として立ち上げたりしています。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/documents/g_kaiken20140422_02.pdf
また、ひきこもり問題を家族問題にさせないようにもしています。国(社会)がひきおこした問題なので、その解決のためには(金額・使途などが)限定された市の支援よりも幅が広い国の支援が必要だと思います。

Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
娘が不登校で、学校に行くかどうかはどうでもよかったのですが、孤立しないためにも人間関係だけは築いてほしかったので居場所がほしかった。しかし、その時代は居場所自体がなかったので、自宅を居場所にして活動していました。
その後、昔と今で社会が激変して、子ども社会もそれに伴って変化したと感じるようになりました(例えば少子化で兄弟が少なくなって、人間関係を築く機会が少なくなったり、ゲーム遊びなどの一人遊びが主流になるなどして、それがいやなことからの逃げ場所になっていました)。そこで、家にいてゲームする事よりも面白いものをつくろうと思い、「遊び村」を作りました。
もともと活動していた居場所では、居心地が良すぎて卒業できないなどの功罪もあったので、遊び村は簡単な作業や人間関係の構築などの一般社会にもつながることを含めて、自主性・自分の気持ちを大事にして次の一歩に進める・立ち止まらせないような居場所にしました。
遊び村は、問題を起こす場所(課題解決のために問題を顕在化させる場所)だと考えています。ほめるとほめられるために動いてしまうので、自分から動けるように、あまりほめることはしていません。むしろ、失敗したときこそほめるようにしています。そうして、なんでも食わず嫌いしないでチャレンジしてほしいと思っています。
また、参加者の状況に合わせて様々な支援ができるようにワンストップも大切にしています。
今後は参加者が(自主的に)遊び村で簡単なお店を開くことを目指しています。そこで自信をつけてほかのところにも行ければいいなと思っています。
また、地元の高校生に場所を提供して、自由な発想で遊び場を作ってもらうようなことも行います。
遊び村のほかにもいろいろやりたいこともありますが、自分の主である「遊び村」をないがしろにできないと思っています。
Q. 支援をしていて感じること[調査員が聞き取り]
もともと人と人とが結び合うという考えから、「NPO法人 結」という名前にしたように人間関係のつながりを大切にしています。
たとえ人間関係が苦手な子がいても、必要ないわけではないと思います。人間関係に興味があったからこそ、そこに触れて傷ついて苦手になったわけなので、人間関係は絶対に必要だと思っています。
その人の現状によって一人でいる時期が必要なこともありますが、必ず人間関係が必要となる時期は来ると思っています。
今後は、社会についていけない人が、一般社会で言われる「幸せ」の基準も変えて、ひきこもりでも生きていける「(一般社会とは異なる)社会」を新たに作ればいいと考えています。ただし、苦しさがないと楽しさはないことも感じてほしいです。
昔は受け皿として知り合いなどで自営業をやっている人が必ずいましたが、今は減ってしまって受け皿がなくなったように感じます。今までの支援では「答え」が出ていないので、これまでの支援とは転換することが必要だと思います。
Q. 連携について[調査員が聞き取り]
居場所の中でも参加者同士の連携(人間関係を築くこと)が必要だと思います。
支援者同士の連携では支援する側に参加者の関係性を広げようとする意志が必要で、参加者が居心地がいいから現状のままでいいという自己満足で終わらないことが重要だと、これまでの経験から思います。ただし、支援する側の連携で情報を提供するときには、信頼性を担保するためにも精査は必要だと思います。
私たちは、理念が違う団体に行ったとしても、初めから否定だけでは批判して終わってしまうので、何かいいところを盗もうと考えています。
・ 調査員感想
「遊び村」という名前の通りいろいろな遊具があり、しかも全て自分たちで廃材などから手作りだそうです。仕組みとしては単純な遊具が多いですが、多種多様なので一日中遊んでられそうです。ただし、単なる「遊び」にとどまることなく(一般社会にも通ずるような)作業も含まれており、しかもここでは利用者は意識することなく遊びの中で学んでいくのだと感じました。
立派な相談室、建物があるわけではないですが、実はその裏にしっかりとした幅広い支援があることは外から見ただけではわかりにくいかもしれません。「ほめない」「問題を起こす場所」という独特の考えが、その人に合うかどうかもありますが、代表さんがこれまでの経験を踏まえ、至らないところは真摯に反省した結果だと強く感じました。

(最終更新日:2017年3月29日)

2016年3月22日

特定非営利活動法人 大東野崎人権協会

Filed under: 大阪府,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 8時57分39秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 大東野崎人権協会
Q. 主な活動場所
大阪府大東市野崎1-24-1(大東市立野崎人権文化センター内)
[JR片町線野崎駅から徒歩3分。周辺は住宅街で人通りも少なめです。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
相談支援 月曜日~土曜日 無料
居場所支援 第2・4月曜日 14:00~16:00 無料 実施内容により、別日に行うこともあります。
訪問支援 必要に応じて 無料
体験活動支援 必要に応じて 無料
学習支援 金曜日 10:00~12:00 無料

[・居場所について:
今年から予算の関係で週3回⇒週1回に縮小しました。「ジョブキャン」と呼んでいます(ジョブ+キャンプ、キャンパスなどいろいろな意味を含んでいます)。楽しいところもありながら、対人関係(コミュニケーション)、集団行動などに慣れてもらうようにしています。隣の教育センターでの卓球や近くのグラウンドでのサッカーなどの軽い運動、調理室での料理体験、和室でのカードゲームなどさまざまです。料理体験はなるべく季節のことを行うようにしています。ちなみに1月の調理体験はお正月ということもあり、ぜんざいを作りました。スタッフの方で考えたメニューや当事者さんの希望を聞いてメニューを決めたりします。
参加者は内容次第で2~10人ほどですが、イベント以外では男の子が多いです。活動が縮小するときにメンバーが「卒業」したり、広報を控えていたので、知られていないという側面もありますが、今後は、新しいメンバーが増えてほしいです。イベントなどは面談の時やメールでお知らせをしますが、なかなか参加しにくい人もいます。多くの人に参加してもらうためにも無料で行っています。臨床心理士がスタッフとして入っていますが、先導するわけではなくみんなで一緒に居場所をつくるという感じです。
みんなが楽しい企画をつくるのが大変で、ヒットしないこともあります。居場所と個別面談で振り返りを行い、スタッフ間で共有します。
ここから次のステップにどうつなぐかが大切だと思っており、居場所からのステップアップとして1upイベント(社会体験活動など)も考えています。

・その他の活動について:
基本的に当事者さんには週1回の居場所と週1回程度の面談が中心ですが、状況に応じて訪問や別の場所での面談をすることもあります。また、当事者だけでなく、家族全体の問題に対応することもあります。
その他にも、協力事業所からの提供で仕事体験の一環として内職作業やパソコン教室なども行っています。]

 Q. 利用の際の条件
本人の年齢は概ね15歳から39歳まで。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
「外に出ることの第一歩」を、臨床心理士などの専門支援員がセンター等での面談を通して、本人やご家族ととも考えていきます。若者の居場所にもなっている少人数グループ活動「ジョブキャン」を行っています。必要に応じて、セミナーへの案内や各種専門機関との連携も図ります。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人
30代 1人 1人
60代 1人
  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士,(大阪府認定)人権擁護士
 Q. スタッフプロフィール
事業統括責任者:
若者等自立支援事業やCSW事業および総合生活相談事業等にかかる各々のスタッフと協働・連携を図っている。
 Q. メールアドレス
noza_naka@yahoo.co.jp
 Q. 電話番号
072-879ー2010
(24時間・夜間緊急対応:090-7354ー2410)
 Q. FAX番号
072-879ー3611
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族 1%
その他 4%
 Q. 上表「その他」とは
学校関係者、相談機関支援員
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
特に20代後半から30代の方が多いです。男女比2:1くらいになります。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 面談はできるだけ静かで話に集中することができる面談室でおこないます。居場所は、野崎人権文化センターの会議室や調理室等を利用しています。

[写真は上段の左から玄関、相談室、下段の左から調理室、パソコンルームです。]

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
50代~70代の方、母親からの相談が多いです。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
温かい雰囲気作りを心掛けています。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 連携している生活困窮者相談の窓口、サポートステーション、病院等からのご紹介いただくことがあります。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 大東市においては同和問題の解決を目的にハード・ソフト両面の事業施策が展開されていました。また、「差別撤廃・人権擁護都市宣言のまちだいとう」を掲げさまざまな人権問題にかかる課題解消を図るために、市民を対象とした総合生活相談(進路選択・就労・人権・生活)事業を行っており若者のひきこもりにかかる相談が増えてきました。
そうしたなかで、平成24年に大阪府が子ども・若者自立サポート事業を行うという情報を得て応募しました。事業実施に当たっては保健師、臨床心理士、精神保健福祉士等の資格を有する人々の協力を得て体制を整えることができ、子ども・若者自立サポート事業、青少年メンタルヘルス事業、発達障がい者気づき事業を連携して取り組めることになりました。
その後、子ども・若者自立サポート事業にかかる予算は廃止され登録制となりましたが体制の縮小や他事業の組み合わせ等で工夫をしています。
担当している市域は、大阪府が指定している大東市、四條畷市、門真市、交野市、守口市の5市ですが、各々の市が27年4月から施行された生活困窮者自立支援制度の下でひきこもりにかかる相談支援を実施しているところから寄り添い紹介等を行う場合もあります。
大東市においては、27年11月から大東市若者等自立サポート事業が実施され、相談・訪問・居場所・体験活動・学習に関する支援にかかる分野を受託しています。
他市の相談支援窓口や専門機関に繋いだ場合でも当センターとのつながり見守りを大切にしています。
Q.最初に相談を来る人はどのような経緯で来ているのか[調査員が聞き取り]
 現在、広報は紙媒体(チラシなど)が中心でホームページは中断しています。最初の相談はそのチラシを見た家族からの電話が多いです(本人からはめったにないです。)家族との面談を重ねて本人と面談するようにしています。本人との面談の段階でも家族と連携します。
その後、当事者の状況に応じて居場所や体験活動を勧めたり、他機関(ハローワーク、サポステ、訓練学校等)に繋ぎます。
ネットワークのシステムはできていませんが総合生活相談等の事業の繋がりを活かしています。
 Q.活動する上で大切にしていること[調査員が聞き取り]
 当団体を法人格化にする時に「人権」人が活き活きとして生きていくことができる社会づくりに貢献することを目的に定めています。
いかにして当事者に向き合って困っていることを一緒に考えていくか、が大切だと思います。
若者のひきこもりは地域に限らず社会全体の問題であるとの認識のもとに、地域や年齢で区別することなく、総合的・包括的な支援に取り組むことを必要としていますところから他機関にもそのようなお願いに行っています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 いろいろなことを安定しておこなっていく(継続していく)ためにも自主財源がほしいです(クラウドファンディングなども検討中ですが、知識不足なので教えてほしいです)。また、中間就労も独自に行いたいです。そのためにも企業の協力などもほしいです。
・ 調査員感想
 ここまで幅広いことを独自に行っている団体(しかも無料で)はなかなかないので驚きました。隣の市とはいえ、自分の家から自転車で10分の距離に、このような支援機関があることも知らなかったです。とはいえ、他の多くの機関のように継続性が課題となっているようで、実際規模も縮小されているようです。幸い、多くの活動に使える「ハコ」はあるので、このプロジェクトのネットワークを活かして継続の一助になれば幸いです。最初は念頭になかったですが、それこそがこのプロジェクトにおける支援機関側のメリットかもしれませんし、プロジェクトとしても何か支援機関側にもプラスになってほしいと思っています。

(最終更新日:2017年7月13日)

2016年2月25日

枚方市役所 ひきこもり等子ども・若者相談支援センター

Filed under: 大阪府,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 21時32分27秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
枚方市役所 ひきこもり等子ども・若者相談支援センター
Q. 主な活動場所
〒573-0032 大阪府枚方市岡東町12-3-410サンプラザ3号館4階
 Q. その他活動場所
〒573-0058 大阪府枚方市伊加賀東町6−8 枚方公園青少年センター内居場所「ひらぽ」
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
支援全般に
関する相談・
コーディネート
平日午前9時~
午後5時30分
無料 枚方市在住の義務教育終了後(15歳)から30歳代までの子ども・若者及びその家族等

専用電話(072-843-2255)で要予約(平日午前9時から午後5時30分まで受付)

居場所支援「ひらぽ」 毎週水曜日と、それ以外の曜日で3日程。合計月に7回程開催。午後2時~4時。 無料 ひきこもり等子ども・若者相談支援センターの相談者を対象に、相談員との1対1の関係から、次のステップへ、小集団での経験を積む場としておつなぎします。まずは、ご相談からご利用ください。
家族の会 毎月第2金曜日、午後2時~4時 無料 ひきこもり等子ども・若者相談支援センターの相談者(ご家族)を対象に開催。
Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
4人
Q. 専門資格・免許など
社会福祉士、社会福祉主事、臨床心理士
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
ひきこもり、ニート、不登校に関する相談をお受けし、継続して対応方法や支援を一緒に考えていきます。また、「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」(民生委員・児童委員協議会、社会福祉法人、NPO、行政で構成)と連携し、必要に応じて、より適した支援機関等におつなぎします。次のステップとしての居場所支援や、家族の会も行っています。
ご本人・ご家族、おひとりおひとりのペースに合わせて、一歩ずつ進んでいければと思っています。
 Q. ホームページ
http://www.city.hirakata.osaka.jp
 Q. 電話番号
072-843-2255(相談専用電話)
 Q. FAX番号
072-846-7952
 Q.最初の相談者の割合について(H28年度初回相談者の割合)
 

属性 割合(%)
本人 14.1%
本人と家族・その他 10.9%
家族・その他 75%
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
〇相談について
電話相談と面接相談があります。面接室が2つありますので、落ち着いた中でお話していただけます。市役所の窓口内ですので、周囲はほどよくザワザワしています。
〇居場所支援「ひらぽ」について
1回のひらぽにつき5人前後の参加者数です。ボランティアスタッフが1、2名、コーディネーターが1名一緒に活動をしますので、6、7人での活動です。こじんまりと落ち着いた空間です。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
〇家族の会について
1回につき、2~4人程度の参加者です。職員が1、2人同席します。落ち着いた自由な空間です。
・ 調査員感想
 大阪府では市ごとにひきこもり支援への力の入れ具合が異なっており、全く支援を行っていない市もあります。もともと大阪府が行っていた支援を市レベルに引き継いだのですが、市側にはあまり伝わっておらず、府側としても周知・徹底するために市の担当者を呼んで会議を行っているのが現状です。そんな中で枚方市は当初からかなり先進的に力を入れています。(調査員1)

市役所なので当事者自身が初めに相談に行くのは難しいかもしれませんが、公的機関なので安心感はかなりあります(危険性が少ない)。調査票でも何回も出てきましたが、やはり継続性が課題なようで、そのためにも「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」が、逆に市役所をサポートしたりしています。こうした取り組みは他の市ではまだなかなか行われていないので、枚方市が一つのロールモデルとなって他の市にも普及すればいいなと思います。(調査員2)

※なお、平成29年度より担当課名・体制などが若干変更されているので詳しくは直接ご連絡下さい。

(最終更新日:2017年8月7日)

2016年2月11日

NPO法人 教育相談おおさか

Filed under: 大阪府,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 20時19分12秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 おおさか教育相談研究所
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市天王寺区東高津町12-14
[地下鉄谷町9丁目駅、近鉄大阪上本町駅から徒歩2分。周辺は歓楽街で、人が多いです。専用の駐車場はありませんが、近くに「タイムズ」(時間貸駐車場)があります。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
相談室での相談 月曜~金曜
10:00~18:00
土曜
9:00~17:00
事業活動協力金として、1時間メドで2000円 なし
訪問 随時 同 3000円
学習支援 随時 同 3000円
家族交流会 随時 無料 当法人相談来談者の家族の交流会

[訪問は極めてまれですが、随時しています。学習支援も同様です。最近いろんな機関とつながるようになってきて、学習支援のニーズが多くあることも分かってきました。元教員の特徴を生かしていきたいです。また、当法人に相談された方と相談中の方を対象に家族交流会も発足しました。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 当法人の相談統計から見える最近の特徴は、小中学生の登校拒否人数が急増していること、高校生も相変わらず多いです。さらに20歳代のひきこもりが相談中最も多く、また30歳代以上の相談が増加しています。つまり、小中学校、高校、20歳代、30歳代以上の各年齢層に分布が広がっています。
その原因について、研究所として分析も行っていますが、小中学校の子どもたちをとりまく教育や生活環境が貧困と格差の問題、学力テストを始めとする競争と管理の教育によって学ぶ喜びが奪われ、それが校内暴力の増加にも表れ、人間関係が崩れる状況にあること、また登校拒否から社会的ひきこもりへの移行や、社会参加から撤退する若者など、子ども若者の生きづらさがいっそう深刻になっています。
この事態を打開しない限り、登校拒否、ひきこもり問題はさらに深刻となるであろうことを懸念しています。当法人は、子ども若者の困難の原因となっている教育と社会環境の改善をはかり、未来に希望ある生き方が可能となるよう努力し活動しています。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
70代以上 2人

相談員は32名で元小学校・中学校・高校教員、1名はフリースクール経営者(退職者なので、若い人で60歳。)臨床心理士の資格を持つ人もいます。

 Q. スタッフプロフィール
・当研究所理事長・相談員:大阪府立高校教員・大学非常勤講師を歴任
・当研究所監事・相談員:元柏原市立小学校教員
[設立当初からの30年来の相談員もいます。元教員で構成しています。当NPO法人の特色を生かしながら他の支援機関と連携しながら、学校現場で役に立つような機関でありたいと思って活動をしています。]
 Q. ホームページ
http://kyoiku-sodan.main.jp
 Q. メールアドレス
kyoubun@minos.ocn.ne.jp
 Q. 電話番号
06ー6768ー5773
 Q. FAX番号
06ー6768ー2527
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族 5%

時々学校の先生が来られるときもあります。また、「親以外の家族」は、おばあさんが孫のことで相談や、おじ・おばの来談などがあります。

 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 活動理念でも述べたとおり、年齢は学齢期から40歳代まで広範囲にわたっています。男女比率は2014年では男性63.8%、女性36.2%であり男性が女性の1.8倍と多い傾向が続いています。相談室に直接やってくる本人は20代の傾向。年齢が高くなると直接来室は、ほとんどありません。
ジェンダー(社会的性差)の問題、男性中心社会、長男の圧力というものが、男性相談の割合の高さにあらわれているのではないかと分析しています。20歳代が相談の多数であることに変化はありません。
去年の1月から6月と今年の1月から6月の当事者を比較したデータによると、小学校4.7%→9.3%、中学生12.9%→20.6%、高校22.2%→16.2%となっています。率としては小・中では増えていますが、高校も実数はそんなに変わらないです(93件→80件)。18歳から29歳では36.1%(151件)→31.8%(157件)、30歳から39歳は8.1%(34件)→10.9%(54件)、40歳以上でも5件→19件となっています。小・中学校でほぼ倍、高校と20歳代は人数的には大きな変化はみられません。30代以上で増加しています。
今、大阪の教育は学力テストの平均点アップのための競争や管理が強まり、その現れとして児童生徒の校内暴力が4年連続で全国最多となっています。小中学校の不登校児童生徒数は毎年増加し、中学校では8千人近くで全生徒数の3.2%にも達しています。高校でも3.1%で全国一位です。このように競争と管理の教育によって、子どもたちは学校が楽しくなく学びの喜びも奪われ、人間関係を結ぶことを困難にさせられています。小・中学生、特に中学生の相談の増え方にも注目していく必要があります。登校拒否と並んで社会的ひきこもり問題も看過できません。30代以上の高齢化など、今まで特徴といわれてきたことがわれわれの相談統計にも表れています。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 相談室は来談者が安心して話ができるように努めています。ただし、現在の相談室は狭く、隣の相談の声が聞こえる状態であり、適当な場所の確保も財政的な問題で困難なため、来談者には気の毒な条件にあります。
[写真は外観と相談室の様子です。]
外観

内観 相談室

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 相談来談者は主に母親、両親で来られる場合もあります。
教育相談おおさかの紹介リーフレットやホームページを見た方、また、大阪府のホームページに掲載されているのでそれを見て知った方、「登校拒否を克服する会」の交流会に参加して知った方、新聞に記事や催し案内が掲載され、それを読まれた方、2014年から始めた府内の市・地域における「講演と相談会」で継続して相談を希望される方など、当法人を知る機会が増えるに伴って、当法人の存在が知られるようになってきています。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 上記の「本人が参加する場の雰囲気」と同じです。
家族が最大の支援者であることを相談の基本に、家族は相談員と共同の支援者となることを目的に相談を進めています。家族の悩みを解消し、当事者にとって家庭が安心・安全の場となるよう、親・家族が気づきや変化を相談のねらいにしています。
登校拒否・不登校、社会的ひきこもりの家庭は世間的にも孤立を深めていくため、親の交流会である登校拒否を克服する交流会」や「地域交流会」への参加を案内しています。家族同士が悩みを率直に話し合うことは大変重要です。相談員も大阪や地域の交流会に参加して交流に参加して相談活動に活かすように努めています。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 教育相談おおさかの事業に、府内各地で行っている「講演と個人相談会」に地域の交流会世話人、学校の教職員、社会福祉協議会、保健所、民生委員など幅の広い参加が広がってきています。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 「大阪教育文化センター」の事業として1985年に「親と子の教育相談室」が発足しました。学齢期及び高校生の子どもの相談が中心でしたが、7~8年前ごろから社会的ひきこもりの相談が増加し、20歳代の相談が年代のなかで一番多くなってきました。相談室だけで困難を解決するのは困難なため、本人の回復状況によって次の支援機関、あるいは就労につながる道などの関係の支援機関と連携していく必要に迫られてきました。
そこで、相談活動を基本におきながら法人資格を持って活動の幅を広げることとし、2012年4月に大阪教育文化センターから独立して法人格に移行しました。
Q.大阪で特徴的な問題[調査員が聞き取り]
 教育の問題では、とりわけ大阪では全国学力テスト成績の学校ごとの平均点競争、問題行動の程度を5段階に分けて指導するなど、テスト漬けの競争と管理の教育が進行しています。生徒にとっては学校が息苦しく友だち関係もつくりにくく、学びの楽しさが奪われています。こうした状態が、校内暴力の発生件数、中学校の不登校生がともに全国一位となって表れていると考えています。
それに先生たちも競争管理教育のもとで多忙を強いられています。何より必要なことは教育行政が競争管理の教育を改め、少人数学級で先生が子どもと向き合う時間を確保するなどの教育条件を改善することが喫緊の課題であると思います。
さらに、子どもの貧困問題も大阪ではとりわけ深刻です。朝食をとらないで登校する子ども、ひとり親家庭に置かれた子どもに対して学校での支援や、関係支援団体とつながって援助について努力されています。当法人も貧困問題について他の団体と協力しながら進めているところです。
Q.不登校とひきこもりへの対応について[調査員が聞き取り]
 登校拒否・不登校は上でも述べたように競争と管理強化の教育のもとで他者に対して攻撃的な人間関係となり、子どもたちの生きづらさが進行します。忍耐も限界を超えそうなとき、自らの身を守る為にその場から退避する。その行動は本能的であり、登校拒否の発現となります。しかし、心は学校へ行かなければとの意思を持っていて、本人は心と体の不一致に葛藤し、苦しんでいる状態におかれます。
一般的に不登校とよばれる状態は、以上のような背景が本人の生きづらさを強めて、心と体の不一致の原因をもたらせていることから、登校拒否と呼んでいます。一般的に不登校の用語が使われていることから登校拒否・不登校と表現しています。
ひきこもりは一旦社会に出たが、働く権利や個人の人権を無視したパワハラやブラック的労働環境のもとで、登校拒否と同様に自分の身を守るために社会参加から撤退せざるを得ない状況に追い込まれます。しかし、本人は社会に復帰しなければならないとの意思を持っているが体が動かない。本人の葛藤の苦しみは登校拒否と同様です。
また、ひきこもりが登校拒否からの移行のケースもかなり見られます。小学校から高校までは学校へ再登校という戻る場があるが、ひきこもりで学校との関係がなくなると戻る場所がなくなります。
登校拒否・不登校の本人への対応は、子どもが苦しみから少しでも楽になるように家庭が安心でき、安全な場所となる居場所となることです。そのために、親は今の子どもの状態を受け入れ、「この子はこういうように考えているのか」と共感的に分かろうとする立場に立って援助者となることが必要です。親は「ああしなさい、こうしなさい」と指示や「こうしてみたら」と先回りして子どもを動かそうとしますが、子ども本人が持っている回復力が発揮できるような援助が重要です。本人が回復力を発揮できれるようになれば再登校への道が開けます。こうした適切な対応と援助が果たされれば、登校拒否からひきこもりへの移行も防げるようになります。
ひきこもりも社会的背景が主な要因で、社会参加から撤退した状態であるから登校拒否の教育問題の背景と同様に社会的です。したがって社会参加へ向かうことができるような援助が必要です。「こういう自分は許せない、ここから抜け出さないといけない」と社会参加の意思を持つが、動けない葛藤の渦中にあります。したがって援助の基本は家族であり、家庭が安心・安全の場になることが必要です。安心感が膨らめば感情表現が自由になり、自己回復力を発揮して社会参加を考え始めます。
われわれは以上のことから親や家族が本人への援助者となるように援助し、相談員と共同して援助者となることを相談の基本に置いています。ひきこもりも社会参加からの撤退と同時に社会復帰の意思を持って葛藤している状態を指すことから、われわれの法人では「社会的ひきこもり」と呼ぶことにしています。ひきこもりの相談は回復状態を見つつ、社会につながるスモールステップも考える必要があり、そのために、他の支援機関との連携を深めて居場所や中間就労への道が開けるように努力しています。
Q.活動の三原則とは[調査員が聞き取り]
 相談員は次の3つに原則として参加するようにしています。
第1に、月一回の相談員(正会員)による相談員会議。会議と併せて相談事例の交流や協議を適宜行っています。
第2に相談活動を始めたころから長期にわたって高垣忠一郎先生が相談の事例研究会にスーパーバイザーとして今も務めて頂き、相談力量の向上に努めています。
第3には、「登校拒否を克服する会」(親のみなさんによって構成)主催の大阪の交流会や地域の交流会に参加し、親のみなさんの悩みなどを聞き、相談活動に活かせるよう研修の意味で参加しています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 相談員は退職教員で構成されており、相談員の高齢化が問題となっています。早期の退職者が相談員となって理論と実際を研修し、相談活動の力量を高めて継続していくことが課題となっています。
他の支援機関や団体との関係にも関わってもらうことも重視しています。居場所の獲得と経営もはかりたいです。ほとんどボランティアに近い相談員の活動にも少しは財政的な保障もしたいですが財政問題が悩みです。行政からの安定した制度としての助成を期待したいです。
 ・自由記述
 活動理念でも述べたように、子ども若者の生きづらさのの背景は教育と社会の問題にあります。ここにメスを入れない限りこれらの問題は解決しません。教育・社会環境がますます子ども若者を苦しめる状況にあるとき、登校拒否や社会的ひきこもりはさらに増加しないかと懸念されます。各支援団体の個別の支援活動をネットワーク的に連携し、社会や政治にアピールしていくことが必要だと考えています。
また、いずれの支援機関も財政問題に常に直面しており、われわれの活動においても、さらに余裕のある広い場所の確保、また居場所の確保、事業活動のための資金など、財政不足が悩みです。個別事業への助成もありがたいが、年間を通じての財政援助を制度として確立するよう、ひき続き行政と国へ要求していく必要があると考えています。
・ 調査員感想
 「大阪教育文化センター」は「たかつガーデン」の4階にあり、このNPOの相談室はそこから徒歩1分のビルにあります(「Q.活動を始めたきっかけ」にあるように、現在は独立して活動しています)。相談員は元教員なので、教師である矜持や学校に対する思いが強いが、相談はとても親身です。相談員が高齢化しており当事者との年齢のギャップで対応しづらくなっていると思いますが、そこを補うために事例研究等を行っているのだろうし、若者にも協力を得て、何とか子供たちの行きづらさを解消しようというバイタリティがあります。どちらかというと、親への対応に長けているかもしれない。

(最終更新日:2016年2月11日)

NPO法人 情報センターISIS神戸

Filed under: 兵庫県,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 9時03分51秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 情報センターISIS神戸
Q. 主な活動場所
兵庫県神戸市中央区吾妻通4-1-6 コミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)
JR神戸線・三ノ宮駅から徒歩約15分。市営地下鉄・三宮駅から徒歩約15分。阪神電鉄・春日野道駅から徒歩約3分。阪急電鉄・春日野道駅から徒歩約8分。阪神バス・吾妻通4丁目バス停すぐ。周辺は住宅地で、商店街が近くにあるので多少の人通りがあります。コミスタこうべは旧吾妻小学校の校舎を転用した建物で、駐車場はありません。事務所はコミスタこうべの北棟3階の市民活動総合支援拠点の中にあります。http://www.kobe-spokyo.jp/comista/参照]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
居場所 火・木・金
11:30~16:00
無料 ひきこもり当事者
若者のつどい 月1回
第2または
第4木曜日
無料 ひきこもり当事者
家族会 毎月、第3日曜
13:30~16:00
一般千円 ひきこもりの家族
電話相談 火・木・金
11:30~16:00
 無料
個別相談 月1回、第1水曜日 無料  ひきこもり
当事者・家族
要予約
訪問 随時  無料 ひきこもり当事者
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 ひきこもりやニートなど様々な問題に直面する若者を支援するため、支援の輪を広げながら総合的な問題に取り組んでいます。
・ひきこもり当事者および経験者の回復に向けて、「自主的な活動」を支援
・ひきこもり家族の支援:家族会を運営、ひきこもりを正しく理解し、適切な対応を学ぶ場を提供。ひきこもり家族の孤立化を防ぐ。
・当事者さんはその人なりの状況に応じた「自主的な活動」ができればいいと思います。居場所⇒若者の集い⇒自助会などのネットワークとつながりが広がってほしいです。
家族会では「ひきこもり」に関しての知識を提供しています。孤立している人にも声掛けしています。
 Q. スタッフプロフィール
代表が交代。現代表は、平成18年10月の家族会設立の発起人として尽力。現在も継続して、家族会の運営(世話人)、また、若者や家族の電話相談、居場所の手作り教室や農業体験の指導などに対応。   
 Q. ホームページ
http://www.isis-kobe.net/
 Q. メールアドレス
staff@isis-kobe.net
 Q. 電話番号
078 ( 232 ) 3923
 Q. FAX番号
050 ( 3737 ) 9836
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 20%
60%
親以外の家族 10%
その他 10%
 Q. 上表「その他」とは
学校関係者、社会福祉協議会関係者 など
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
・年齢層 20歳代~50歳代 、 男性80%、女性20%
・親に経済的な負担をかけたくない(自主的に動ける若者)。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
・若者のつどい:当事者が自由に参加、テーマの行事やフリートーキングなどを行います。
・居場所(開設日):居場所と保有パソコンを、そのときの状況に応じて自由に利用できます。
・ボランティアスタッフとして:居場所の当番や、行事案内・講演会チラシ作りなどに参画もできます。
[写真はコミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)の玄関と居場所の様子です。]
玄関 居場所 居場所
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
○家族会に参加される家族
・ひきこもり対象年齢は10代後半から40代まで。30代後半が特に多く、男性8割、女性2割。
・参加家族:母親が多い。母親が7割、父親が2割、その他が祖父母と兄弟姉妹。[家族会に2~3回来るが、継続しない人が多い印象です(特に家族会を特効薬的に考えている人)。期待せず参加して、思いがけずいいことがあるかもしれないという気持ちで来てほしいです。親のモチベーションをどう高めるか、焦りのある親にどう説明するかが難しいです。変化が実体験として納得できればいいと思います。ただし、その後の変化のない日常をどう支えるかも重要だと考えています。]
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 平成18年4月に神戸市元町の協和会館で活動を始めました。その時はひきこもりの当事者の平均年齢が30代を超えた時代で、その人たちが自主的に活動できる拠点という趣旨で立ち上げました。その後、家族会なども設立されましたが、今でもその趣旨は変わっていません。
そして、平成21年に現在の場所に移りました。その時に当事者たちはグローバル・シップスこうべという当事者団体を立ち上げ、こちらは家族会を中心に「NPO法人情報センターISIS神戸」として立ち上げました。その後パソコン教室を開いたりや、平成22年7月に居場所を開設したりしました。平成23年4月からは、若者だけが参加できる若者のつどいを実施し、もともとISIS神戸にいたグローバル・シップスこうべの代表さんにコーディネートしてもらっています(神戸市青少年会館でも活動しています)。
Q. 活動していて良かったこと・大変だったこと[調査員が聞き取り]
 若い人たちが薬などの力を借りなくてもいいぐらいに自分の力で回復していった、自分の生活を取り戻して元気になったことです。
親も1~2年継続して家族会に参加することで、笑顔になりました。本当はその後が大切なのですが、いい方向に向かうと支援する側のモチベーションもあがります。ただし、なかなかうまくいかないことの方が多いです。一瞬の喜びのためにうまくいかないことを頑張るという意味ではスポーツにも通じるかもしれないと思います。
Q. ネットワークに関して[調査員が聞き取り]
 支援につながらない潜在的なひきこもりの人のために受け皿になれるものがないので、そのためにもネットワークの構築が必要だと思います。
「ひきこもり地域相談会」も主催しています(平成26年は西宮、平成27年の第1回は伊丹、第2回は尼崎)。神戸市は独自で体制をとっているので、開催は難しいのですが、神戸市で開いてほしいという声もあり実際に神戸の人が相談会に来ることがあります。
行政もひきこもり支援に予算がつかなかったり、市によって支援にばらつきがあったりして、何か起こってからしか対応できないのが実情です。本当は予防保全的・早期の対応が必要で、行政もそれを理解してくれていますが、お金も人もないという状況です。だからといって空白にするわけにもいかないので、自分たちでやれる範囲でやっています。
Q. 今後の課題・展望など[調査員が聞き取り]
 できることをできる限りやります。うまく後進にバトンタッチできればいいと思います。本当は行政が受け皿をつくり、補完的にNPOが支援する形になればいいのですが、現在はその逆の状況です。
・ 調査員感想
 「ISIS神戸」という名前は、よく聞いていたので大きい団体だと思っていたら、こじんまりとした場所で活動していて驚きました。それでも「ひきこもり地域相談会」や阪神ブランチの運営など幅広いことを行っていて、熱意があると思います。大阪府の行政も兵庫県と同じような状況で、それゆえこのようなネットワークの構築が重要だと思うので、継続していくためにもこのプロジェクトを支援機関側でも利用してほしいと思います。(調査員1)

小さい団体さんにもかかわらず、非常に人口の多い地域で県の公的窓口を受託している、とても頑張っている団体さんです。これまでメンバーの「自主的な活動」を軸に活動をされてこられたので、受託事業との兼ね合いでは葛藤もあるそうですが、行政や当事者、家族、地域の人たちと連携することで、今後良い方向に活動の流れをもっていってほしいと思います。(調査員2)

(最終更新日:2017年8月7日)

2016年1月28日

NPO法人青少年自立支援施設 淡路プラッツ

Filed under: 働く,大阪府,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 22時34分16秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 青少年自立支援施設 淡路プラッツ
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市東淀川区下新庄1-2-1
[阪急淡路駅から5分。周辺は閑静な住宅街で、駐車場はありません。
1992年発足(元々は商店街で親の会として発足) 1994年現在の物件に移転(HPより)
1Fが事務所、2F、3Fが各2、3部屋あり、居場所として使用しています。]
 Q. その他活動場所
・南河内プラッツ:大阪府河内長野市本町19-6トキワ荘7号室
・大阪市不登校児児童通所事業(サテライト東淀川)(サテライト旭東)
(スタッフは淡路プラッツのスタッフと共通)
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
面談 50分 8500円 初回親ごさんのみ
6000円
居場所 火曜
(10:00~18:00)
水曜
(13:00~17:00)
金曜
(13:00~20:00)
のうち2日活動
【月8回】
月:51000円 最初の3ヶ月:35000円
(プレメンバー期間 週1回)
トライアル
ジョブ
(就労実習)
1回
2時間×8週
1事業所
あたり
5000円
メンバー登録後に
スタッフと
相談のうえ実施

・居場所に関して
料金の月51000円には、本人面談、親御さん面談、親の会含みます(旅行など実費は除きます)。安いか高いか難しいところですが、それに相応しい関わりをしながら、価格は現状維持ができればと考えています。また料金を払うのは基本的には親御さんになるので、家族ごと淡路プラッツに関わって頂くのを基本としています。
料金支払いの時系列は、「初回面談(6,000円)」→「面談(8,500円×回数分)」→「最初の3ヵ月(35,000円×月)」→「居場所(51,000円×月)」となり、丁寧に説明をしています。
ただこれらお金のことは親御さんと話すことで、当事者本人にはお金のことをあまり意識してもらわないようにしています。

・トライアルジョブに関して
居場所利用者さんにのみ提供しています。初回はスタッフ完全同行、2回目の実習ではスタッフが先に帰り、3回目の実習では利用者さんが先に行くなど徐々に自分一人で仕事ができるよう支援し、最終的に5回目以降は完全に一人で就労実習できることを目指しています。スタッフは利用者さんが実習を終わるごとに行う振り返りをサポートし、実習先と利用者さんとの間に入ってフォローも行います。
過去には委託事業としての就労実習のみを利用している人もいましたが、信頼関係が構築されておらず、スタッフが特性を把握しきれていない人には困難もありました。現在ではプラッツを利用して、半年、1年経過した利用者さんに、トライアルジョブプログラムを実施しています。利用者の強み、弱みがわかっているので、利用者の個性に合わせて実習先を選択(コミュニケーションが求められる職場、黙々と作業する職場など)するので、継続率は上がっています。ドタキャンもありますが、ほとんどの利用者がやりきっています。
一回目のトライアルジョブでは利用者さんが「ものすごく緊張して眠れませんでした」と徹夜で来ることもあります。就労実習を通して、生活リズムの改善など別の課題が見えてきます。就労へのイメージを持ってもらうことも大切で、トライアルジョブを通して、自身の別の課題と向き合ってもらっています。

 Q 利用の際の条件
・(精神)手帳(所持)の人は居場所利用希望の場合、要相談ですが、断っていることが多いです。デイサービスなど、医療のサービスを紹介することもあります。プラッツ利用中に手帳を取得するケースもあります。個別対応は行います。淡路プラッツでは初めての面談は親御さんとスタッフのケースが多いので、親御さんとの面談で利用希望者が精神障害圏の疑いが明らかに強い人は投薬による改善など、医療的処置を勧めます。Drの許可を得た場合は、居場所を利用する場合もあります。

・発達障害の場合は、(よほど重くない場合)要相談のうえ、居場所利用の中でコミュニケーション、人との関りを学んでもらい、対人関係の改善方法を考えます。必ず利用者さんには担当スタッフがつき、2週に一度くらい個別面談を行い、利用者自身の強み弱みを利用者さんとスタッフがともに考えています。居場所に入ってもほったらかすわけではありません。

全ての人と仲良くする必要はないと思います。友だちができる場所ではないことも伝えており、苦手な人がいても生きていける力を身につけるようにしています。

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 「親の会」から立ち上がり20年以上の支援実績を持つ当法人は、現在も親ごさんとスタッフが協力して運営するスタイルで、「居場所」を中心とした若者自立支援の場であると共に、親ごさんにとっての「居場所」になることも目指して活動しています。具体的には、親ごさんとの関わりを中心とした「アウトリーチ(出会いのための)支援」を入口として、面談・講座・親の会・訪問等のメニューを通じて、「居場所支援」への移行を目指してご家族と一緒に取り組んでいきます。
「居場所支援(=生活支援)」では“レクリエーション”、“コミュニケーション”、“日常生活体験”を通じて様々な経験や人との関わりを積み重ね、若者のペースに応じた伴走型のサポートでそれぞれの社会参加や自立に取り組んでいきます。もちろん、この「居場所支援」期間はあくまで通過点であり、その先の「出口支援(自立・就労)」を念頭に置いての関わりですが、ひきこもった経験を持ったり自信を失った若者たちにとっては、まず“自立を支える基本の力、気持ち”を獲得するために一歩一歩と着実に進めていくことが何よりも大切だと考えています。
目まぐるしく変化する時代や社会情勢の中で、若者の生き方や働きの方モデル、及び家族のあり方や役割のモデルもまた多種多様化しています。来たるべき未来に若者・家族が安心できる“豊かな生き方”を一緒に創り出していくこともまた当法人が目指す大切な支援の形です。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人 1人
30代 2人 2人
40代 2人 1人
50代 1人

役員7名(理事長含む)。
現在常勤7名、非常勤3名。利用者からスタッフになった人はいません。スタッフ10名は元利用者の親が淡路プラッツの役員として関わり、淡路プラッツの方向性に関与しています。

  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士、精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアカウンセラー
 Q. スタッフプロフィール
 23年前に「親の会」が立ち上げた団体であることから、継続的に元利用者の親御さんを役員として選出していることで、その時々のご家族の意向に沿った形での関わりを意識しています。上記の有資格者やボランティアさんも含め、スタッフ全員で「居場所」での活動や親ごさんとの関わりを行っています。本来淡路プラッツでやるべきことをおろそかにならないように意識しています。「居場所を守ることを意識する」
 Q. ホームページ
http://www.awajiplatz.com/
 Q. メールアドレス
awajiplatz@gmail.com
 Q. 電話番号・FAX番号
06ー6324ー7633
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族(親戚、祖父母など) 5%
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 居場所利用者は10代~40代で男女比7:3か8:2ぐらいです。時期により変動しますが、人数は15~16名を推移しています。利用者の平均利用期間については「1年はかかりますよ」と説明していますが、実際は2、3年かかります。利用期間に年齢、性差はありませんが、ひきこもっていた期間が長いほど利用期間も長い傾向にあります。過去には淡路プラッツ利用期間が10年の人もいました。(今は利用期間が長くなりすぎないように、どこかにつなぐ、押し出すようにスタッフ全員で意識しています。ただ最初から就労の話をするとしんどくなるので、最初の半年、1年、トライアルジョブを受けるまでは就労の話はほとんどしません。)
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 なごやか、ゆるゆる、ぼちぼち、まったり 来やすい居場所になることを心がけています。初めて居場所を利用する利用者さんが居やすいように、他の居場所利用者さんに声かけをするなど、スタッフとメンバーみんなで来やすい居場所を作っています。徐々に居場所滞在時間を増やしていき、遊びやボーリング、カラオケなどを通して、自分の苦手な人との付き合い方や、弱みを分かっていければいいなと思っています。働く前の土台作りに約1年かかり、本人が「何がしたい」かを自覚するまでまた約1年かかります。本人の意志がでてきたら、トライアルジョブの話を考えます。
外観 外観 居場所居場所 居場所 居場所
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 利用料金がかかる都合、経済的に比較的余裕のある親御さんが多いです。夫婦で同居しており、いずれか、あるいは両方が現在も働いている家庭からの相談が多く、年齢層は50~60代が中心です(若者の年齢に親御さんの年齢が比例する) 。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 親がしんどいと子供もしんどくなるので、「肩の荷をおろしてゆっくりやりませんか?」をモットーに、親御さん自身の人生を明るく考えてもらえるように、笑って帰ってもらえるように、面談でも講座でも心がけています。 親の会の雰囲気は、参加者にポジティヴで元気に、明るくなってもらうように心がけており、パワフルな親御さんに会を作ってもらっています。 この親の会にはあまりスタッフはタッチせず、司会も親御さんに任せています。問題は深刻だけど明るくやっています。
・ 調査員感想
 淡路プラッツは、行政からの委託ではなく、建物を自前で所有している支援機関。居場所として複数の部屋が使え、備品も非常に充実していると感じた。一方で民間支援機関ということもあり、一か月あたりの費用は比較的高めだと感じる。最初はスタッフと親の間での面談からスタートするため、本人を家から居場所に連れてくるアウトリーチ等のスキルも経験として蓄積されていると思われる。
「本人のやりたいことが出てくるまで、約1年間は就労の話をしない」とのスタッフさんの言葉が印象的で、自我を回復し、自分の意思が芽生えるまで淡路プラッツのスタッフは「待つ」。このような「待つ」事が可能な背景としては、一定の利用料を受益者負担で徴収する民間の支援機関であることが挙げられる。公的支援機関のように、単年度ごとに就労実数を成果として求められることがないことは、スタッフの相当の忍耐や覚悟と合わさって、長期引きこもり状態から回復するための優れた支援サービスを提供しているように思われる。
また利用者同士での遊びやコミュニケーションを通じて得た自信、スキルを、トライアルジョブにつなげていく方向性は、既に自身で動き始めている当事者よりも、どちらかというと現に引きこもり状態にある当事者が、そこからの回復の第一歩(最初のステップ)として利用するのに最適な施設の1つであるという印象を持った。

(最終更新日:2017年8月7日)

2016年1月23日

NPO法人 ウィークタイ

Filed under: 大阪府,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 20時30分36秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人ウィークタイ
Q. 主な活動場所
ウィークタイ事務所(大阪府吹田市芳野町10-8)
自助会は豊中市庄内公民館、吹田市芳野町集会所、関西大学千里山キャンパスなど、吹田・豊中市内で主にやっています。
[豊中市庄内公民館は阪急電鉄庄内駅から徒歩17分、阪急バス日出町から徒歩5分程度です。駐車場は15台あります(図書館・老人センターと共用)。周辺は住宅地で、閑散としています。初めて訪れる場合は迷うおそれがあるので、行く前にしっかりと確認したほうがいいと思います。]
 Q. その他活動場所
オープンイベントは豊中市庄内公民館、豊中市千里公民館、堺市地域活動支援センターぜるこば等で主にやっています。
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
だらだら集会@庄内公民館(居場所) 毎月第3土曜日10:00-21:00 無料(2017年度) 元ひきこもり等の生きづらさ当事者のみ
堺市ひきこもり当事者会 毎月第2水曜日15:00-19:00 無料(2017年度) 元ひきこもり等の生きづらさ当事者のみ
ピアサポートミーティング(自助会等) 月1回程度 各回によって異なる(無料~500円) 各回によって異なる
もぐもぐ集会 月1回(日曜日) 食材費として500円
共助会 メンバーの
依頼・発案に
応じて
無料(かかる実費のみ) 会員のみ
相談支援(及びカウンセリング、傾聴) 依頼に応じて 1時間:5,000円(税込) +訪問の場合は交通費実費 初回は無料
支援施設・
団体紹介
依頼に応じて 無料

[・豊中市庄内公民館での活動について:和室が3部屋あり、「だらだら集会」と「ピアサポートミーティング」を1部屋ずつ使い行っています(残り1部屋は避難部屋)。

・共助会:2005年ごろ、「だらだら集会」に集まる人は、仕事に就けなかったり働きたくない人が多かったので「いかにお金を稼ぐか」もしくは「いかにお金を節約するか」を考えて作りました。引越しの手伝いを業者に頼むのではなく自分たちで行ったり、各自のいらないものをネットで売ったりしていました。現在は各自仕事をするようになったので、自由な時間が少なくなり活動しにくいのが悩みです。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 ひきこもり支援の必要性が多方面から叫ばれる中、”元”ひきこもり当事者に対する支援の重要性はこれまでほとんど注目を浴びてきませんでした。「ひきこもり状態から脱したのだからそれはすなわち社会復帰したということであり、これからは普通に社会生活を送れる」、と支援者までもがそう思っているケースは少なくありません。
当然実際には違います。多くの元ひきこもり当事者が、今、何とか、ギリギリ生活をやっている状態です。彼・彼女らはひきこもり状態の最中にあったときに多くの社会的資源、すなわち友人・知人等の人間関係や、社会生活の基礎的な知識等、あらゆるものを失い、あるいは習得できていないまま、社会に出ています。支援機関からの「卒業」が晴れて「社会復帰」などとはとても言えない現状がここにはあります。
元ひきこもり当事者は、ともすればまたひきこもり状態に戻ってしまう、非常にリスクの高い状態であると言い換えることもできます。私たちは自身がその身である事を前提として、お互いの事情を理解している者同士で支えたり、時に支えられたりしながら緩やかに繋がりあうことが、この状況を乗り切ると信じて活動をしています。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人 1人
30代 5人
  Q. 専門資格・免許など
介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、歯科技工士、登録販売者、危険物取扱者、フォークリフト運転者、アマチュア無線技士、中型運転免許、旅行業務取扱管理者、社会学学士、現大学院修士課程在籍、など。
  Q. 特記すべき専門事項
役員(理事・監事)や相談支援員のほとんど全員がひきこもりや不登校の経験を持っていることから、各々が様々な支援機関やそれに類する団体の情報やつながりを持っていることが大きな強みです。
 Q. スタッフプロフィール
・代表理事:1987年生、男性。関西大学大学院社会学研究科博士前期課程単位取得退学、吹田市人権施策審議会委員、千里文化センター市民実行委員会委員、「社会的」ひきこもり・若者支援近畿交流会副代表、堺市地域活動支援センターぜるこば非常勤支援員。

・理事:事務局長。男性。京都大学総合人間学部卒、NPO法人ニューワークススタッフ、「社会的」ひきこもり・若者支援近畿交流会事務局スタッフ。

 Q. ホームページ
http://weaktie.org
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/npoweaktie
Facebook https://www.facebook.com/weaktie
 Q. メールアドレス
mail@weaktie.org
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 80%
15%
その他 5%
 Q. 上表「その他」とは
当事者の親の知人、当事者の学校の教員、行政関係者、カウンセラー
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 2017年現在のオープンイベントの参加者は、大阪を中心に、兵庫、奈良、京都、滋賀等の主に近畿圏に在住の20代後半から30代の男性が中心です。10代や40代以降の方もいらっしゃいますが、割合としては少ないです。女性の比率はイベントごとに異なるものの1-2割と男性よりも少なくなっています。

 相談支援では、今は外に出て活動ができていたり就労しているものの、日々の生活に生きづらさを抱えている当事者ご本人の不安や悩みの相談に対するカウンセリングやアウトリーチ、他の支援機関の紹介や制度利用のアドバイスといったことが中心です。

 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 指針はあるものの(ウェブサイトで紹介しています)統一して演出をしたり、つくりあげている雰囲気はありません。スタッフ個々人のまるごと、各々の持っている異なった雰囲気を大切にして、その場の”今”を大切にしています。[写真は、上の段の2枚が庄内公民館での「だらだら集会」、下の段が堺での自助会の部屋の様子です。]
だらだら集会 だらだら集会 堺の自助会
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 自身の子どもさんに友達や話し相手ができればという想いや、ただ楽しく外に出てもらうその動機付けになればという期待から相談に来られる方や、親御さんご自身の今の言動についての不安感が強くアドバイスを求められている方が多い印象です。
 近年は事前より様々な学習会に参加したり書籍を読んでいたりと、「ひきこもり」に対する知識が豊富な方が増えている印象があります。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 ご家族や親御さんに向けた事業内容は、基本的には個別の相談支援になります。課題が複雑に絡んだケースも多いので、初回相談のインテークでは単なる傾聴ではなく、時間をかけてしっかりと時系列を整理しながら内容を聞き取りすることが多いです。
 2回目以降の相談やカウンセリングでは、対応するスタッフのキャラクターが前面に出た雰囲気となります。(担当スタッフはこちらで適切な判断をしています。お選びすることは基本的にはできません。)
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 2005年、現在NPOの登記をしている場所(代表の家族の会社の社宅の2階の空き部屋)で、いろいろな理由で登校できない予備校生が集まるようになったのがきっかけです。代表自身もその予備校の元生徒で、その集まりが現在の「だらだら集会」という活動の原形です。無制限でオープンに受け入れていたので、全く見知らぬ人もいました。
そうした状況を親に見咎められ、集まれなくなってそのことで代表が精神的に不安定になりました。そこで、やはりどこかで集まろうということになり、その社宅の3階のシェアハウスのようなところで集まれる居場所を作りました(2015年までそこをメインに活動)。ただし、「ひきこもり支援」ということを主眼に置いておらず、孤独に対する抵抗という感じでした。そこは非常に居心地がよく、人と交流するのも楽しかったです。そこに集まるメンバーが普段つながっている場所(大学など)の人も集まるようになり、また、ネットで参加を呼び掛けたり、チラシを配ったりしました。
代表は、2010年に「だらだら集会」が自助としてパワーを持っていると実感し、そのあたりから目的意識を持ってストイックに活動するようになりました。そうして、それまで連絡を取らなかったかつての仲間に連絡をとってみると、それまでは何ともなかったはずなのに集まれなくなった途端に「深刻なトラブル」になっていることを知り、“元”ひきこもり当事者への支援の重要性を知りました。そして、今のウィークタイの原形が出来上がります。その後、2014年に法人化、2015年4月から「だらだら集会」は庄内公民館をメインに活動しています。
Q.なぜNPO法人化したのか [調査員が聞き取り]
  事業資金として補助金・助成金をもらうのに、法人化した方がもらいやすいためです。また、「理事」という肩書きがかっこいいからです。ただし補助金・助成金は申請の際の徒労感が大きく、決定後にも担当者の手のひら返しの態度が嫌になったりして2015年度は未申請です。
現在の活動資金は寄付金が主ですが、ウィークタイの役員は全員無報酬で支出が少ない(ほぼ、場所代)ので財政に問題はありません。今後は活動領域を広げたく様々なイベントを計画しており、それらに協力してくれる方に交通費や人件費を捻出したいので、再度補助金・助成金を申請することも検討中です。
 Q.「ウィークタイ」という名前の由来[調査員が聞き取り]
 アメリカの社会学者 マーク・グラノヴェッターの”The strength of weak ties”(弱い紐帯の強み)という説が由来です。
『弱い紐帯の強み』とは、「緊密な社会的繋がりは力を行使するには適当だが、密なネットワークは高度に冗長な情報を持つため、探索にはほとんど無用であるとするものである。一方、弱いつながり、即ち単なる知り合い関係では情報の冗長性がはるかに低いため、探索には極めて有効である。しばしば情報は力よりも重要であるから、個人が発展していく(求職等)には弱い繋がりの方が家族や友人関係よりはるかに重要となる。」という考え方です。
ちなみにそれまでは、「SYP」という名前でした(由来に関しては、当人たちにも不明)。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 今後の目標は、社会復帰・経済的自立をした後でもつながれる居場所を作るなど「ひきこもりから脱却するまでではなく、人生全体にかかわる終わりのない活動」をしたいです。
課題は、そうした目標を達成するために法人の事業としてしっかり活動していきたいですが、しっかり計画を立てられる(起承転結の「承」や「結」)メンバーが少ないので、そういうことができてウィークタイの理念に共感して一緒に活動してくれる人材がほしいです。
 ・自由記述
 私たちウィークタイは当事者団体あり、あなたの抱える「困難」を直接的に取り去ることは難しいことを認めています。しかしながら、私たちは当事者として、幸せに生きていく方法を模索するその分野での専門家集団です。あなたがもし、医療や福祉、カウンセリングなどを頼った末に、それでもなお生きづらさや困難から逃れられない苦しい思いをしているならば、もしかすると私たちがそのお力になれるかもしれません。
 私たちの誰もが皆、苦しみやしんどさを抱えたまま、それでもたまに笑い、喜び、楽しみを得ています。人生をなんとか、あるいは、各々の描く「それなり」に、ここに生きているのです。無いものに思いを寄せ、100%を願う生き方はそれ自体が苦しみを増長させるいわば「呪い」のような考え方です。私たちはそんな悩みや困難を抱えた皆がゆるやかに繋がることによって、今日より明日が少しだけ楽になることを経験的に知っています。
 一方的な相談やカウンセリング等の支援メニューの提供も行っていますが、私たちの理念は「共に幸せになって行く」ことにあります。それを必要とする方々が存在する限り、私たちは永久に存続します。いつでも連絡を下さい。
・ 調査員感想
 代表は、精力的に対外的な活動を行っており、ストイックな部分はかなりストイックである。大雑把な部分もあるが、それを周りがサポートして団体としてうまく回っているようすである。
「だらだら集会」は、わりと(かなり)自由な雰囲気ですが、「ピアサポートミーティング」の方はわりとまじめな雰囲気だと思います。
「自分がやりたいことを他人と一緒にする」ということを大切にしているようです。2014年にNPO法人化するなど、比較的新しい団体であるが、理念も継続意欲も高く今後さまざまな事業を予定しているらしいので、いろいろな場所で活躍されることを期待します。

(最終更新日:2017年8月1日)

2016年1月19日

NPO法人グローバル・シップスこうべ(愛称・NOAH(ノア))

Filed under: 兵庫県,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 21時39分31秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人グローバル・シップスこうべ(愛称・NOAH(ノア))
Q. 主な活動場所
兵庫県民会館(〒650-0011 兵庫県神戸市 中央区下山手通4丁目16−3)
[ 最寄駅は 地下鉄山手線「県庁前駅」から徒歩1分、JR・阪神「元町駅」から徒歩7分です。周辺は官庁街で 閑散としています。また、兵庫県庁の近くで、隣が教会です。駐車場はあります(37台)が、兵庫県民会館の駐車場で有料です。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
自助グループ「交流の集い」 毎月一回(土曜日か日曜日)
15時~17時
無料 現在休止中
フリースペース「NOAH」 不定期 無料 現在休止中
ホームページによる情報発信
(支援機関情報や各種イベント情報など)
月に1回程度
 イベントのコーディネート、
プロデュース
兵庫県電話相談事業
(ほっとらいん相談)
事務局の受託
https://web.pref.hyogo.lg.jp/
ac12/ac12_000000034.html
月・火・水・
金・土
10時~12時
13時~16時
無料

今は、ノアとしての活動は「ほっとらいん」(電話相談の事務局事業)だけで、直接関わる部分はありません。ただ、イシス神戸やその他兵庫県のひきこもり地域支援センターブランチなどと共催のイベントをしているので、そこでノアの活動に触れることはできます。なお、現在クローズドの集会を企画しており、そこへの参加方法を模索しています。

これまで「グローバル・シップス こうべ」では、当事者会である「若者のつどい」、ひきこもりの男女の出会いの場をセッティングする「出会いのつどい」を香川で、『全国若者・ひきこもり協同実践交流会』で、それまではなかった当事者会を作る準備会である「交流のつどい」、そのほか「フューチャーセッション」、「ひきこもり大学」などを主催してきました。
ただし、「主催」は受付などで大変なので、今後はもういいと考えています。

※ひきこもり大学とは、不登校やひきこもり状態にある/あったことのある人が講師となり、「ひきこもり」体験を通じた見識や知恵、メッセージなどを、関心のある人たちに向けて講義するものです。「空白の期間」などとネガティブに受け止められがちな「ひきこもり」という状態像ですが、当事者ならではの捉え方を共有することを通じて、ひきこもり期間を通じて得たものへの価値を見出し、様々なネガティブな誤解を解いていくことを目的としています。(http://hikiuniv.net/ 参照)

※フューチャーセッションとは、最適解のない複雑な問題を解決するために、企業・行政・NPOなどのセクターの壁、組織内の部署の壁、専門分野の壁など、立場の違いを超えた対話により、協調アクションを生み出す場です。

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 ひきこもり問題は、社会では甘えや病気として、福祉や医療の問題として扱われることが多いようですが、それだけでしょうか?やさしくて才能豊かな半面、人と少し違っている人が、同室を良しとし、変化を嫌い、思いやりを失った社会や家族の中で、味方も無く、自分を守ろうとする行為であり、「どう生きるのか?」という哲学的な問題も含んでいるのではないでしょうか?
私たちは、当事者として活動し、同じ当事者の方々とつながり、関係者や第3者との対話を進める中で、私たちが望む社会のあり方や生き方を考え、社会へと伝えていきます。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
30代 2人 1人
40代 1人

役員報酬はありません。会計役は代表が行っており、かなり大変です。「ほっとらいん相談事務局」の受託以外の収入は、会費・寄付金が主です。ただし、支出は少ないです。(詳しくはホームページ参照)

 Q. スタッフプロフィール
 代表自身は、高校時代に不登校になり、卒業後ひきこもりになりました。その後、大学に行くが卒業後、数年間再びひきこもりになりました。ひきこもりから脱却したのは、①家族との関係②友人との関係③もともと興味があった「シェアハウス」ができたという3つの事柄がきっかけです。その後、2006年春、神戸にオープンした「NPO法人情報センターISIS神戸」を紹介され、そこで体験発表・ホームページ作成などを行っていました。
その「情報センターISIS(イシス)神戸」に集まってきた当事者たちで当事者の会を作ろうということになり、2006年秋に任意団体「グローバル・シップス」を設立しました。ひきこもりを経験した当事者の声を社会にもっと伝えたいという思いから、2009年春に「NPO法人グローバル・シップスこうべ」として法人化しました。
 Q. ホームページ
http://www.global-ships.net/
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/Global_ships
Facebook https://www.facebook.com/globalships
 Q. メールアドレス
kobe@global-ships.net
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 80%
その他 20%
 Q. 上表「その他」とは
「ひきこもり」と自己定義しているわけではないですが、それに近いと感じている人(ニートや不登校経験者、その他「生きづらさ」を感じている人たち)の参加もあります。
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
・自助グループやフリースペースなど
当事者よりの活動を目指しているため、基本的に当事者(経験者・元当事者)が多く参加しています。男性が多いですが、女性の参加もままみられます。年齢層は20代~40代が中心です。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 主な活動場所は、兵庫県民会館7階の青少年交流プラザ(セミナー室・交流サロン)です。とくに貸し切りにできるセミナー室での活動が多いです。基本的に机や椅子を丸く囲んで、情報交換や自助グループ的活動、フリースペースなどを行っています。またフューチャーセンター・セッション等を通じて、対話の場を作ったりもしています。本人の居場所として「来てよかった」と思える場づくりを目指しています。
[写真はセミナー室の入り口と部屋の様子です。]
セミナー室入り口 セミナー室
Q. 活動していて良かったこと・大変だったこと[調査員が聞き取り]
  よかったことは、いろいろな人に出会えたこと、仕事の依頼(司会・訪問)があることです。大変なことは、いろいろな人に出会うので、人間関係が大変なことです。
Q. 「グローバル・シップス」という名前の由来[調査員が聞き取り]
 主に、ISIS神戸において「社会不安と戦い、引きこもってからひょっとしたら精神が狂いそうな状態を過ごし、緊張と不安のストレス、さらに絶望と死にたいと思う日々を過ごし細々と静かな人生を獲得してきた生き方を10年20年と生き続けた若者に対して「引きこもり」という名称を使わず、日本の社会に生き抜いた地球人(グローバルヒューマン)と考えるようになった」ということから最初は団体名を「グローバル・ヒューマン」にしようとしたが、先にそういう名前の団体があったので、「ノアの方舟」のイメージで「グローバル・シップス」にした。
Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
  会計できる人がほしいです。これから(イベントも含め)何をしていくかも考えなければならないです。また、スタッフ会議をSNSだけでなく「フェイス・トゥ・フェイス」でやったほうがいいと考えています。
Q. 調査への助言、提言、応援コメント等
 府県をまたいでの情報、大切・重要だと思います。 イベント情報もあるといいかもですね。情報収集・更新が大変ですけど。
 ・自由記述
  兵庫県姫路市龍野町2丁目18番地が事務所所在地です(活動場所ではない)。
2014年度より、兵庫県のほっとらいん相談(青少年のための総合相談・ひきこもり専門相談)事業の事務局を受託しています。(https://web.pref.hyogo.lg.jp/ac12/ac12_000000034.html
現在各メンバーが多忙につき、定期的な集会は休止中ですが、将来的にはなんらかの形で再開したいと考えています。自助グループやフリースペースだけでなく、討論会や当事者研究会など幅広く模索しています。
・ 調査員感想
 代表は中間支援(他機関の情報提供など)に力を入れており、それはプロジェクトの理念に非常に近いと感じた。多忙のため、現在はあまり活動していないが、これまでさまざまなイベントを主催しており、今後はその経験・ノウハウを生かして他機関のイベントなどの「アドバイザー」として活躍することを期待しています。

(最終更新日:2016年1月19日)

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