2019年7月26日

特定非営利活動法人 大東野崎人権協会

Filed under: 大阪府,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 8時57分39秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 大東野崎人権協会
Q. 主な活動場所
大阪府大東市野崎1-24-1(大東市立野崎人権文化センター内)
[JR片町線野崎駅から徒歩3分。周辺は住宅街で人通りも少なめです。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
相談支援 月曜日~金曜日(第1・3土曜日) 無料
居場所支援 第2・4月曜日 14:00~16:00 無料 実施内容により、別日に行うこともあります。
訪問支援 必要に応じて 無料
体験活動支援 必要に応じて 無料
学習支援 必要に応じて 無料

[・居場所について:
「ジョブキャン」と呼んでいます(ジョブ+キャンプ、キャンパスなどいろいろな意味を含んでいます)。楽しいところもありながら、対人関係(コミュニケーション)、集団行動などに慣れてもらうようにしています。隣の教育センターでの卓球や近くのグラウンドでのサッカーなどの軽い運動、調理室での料理体験、和室でのカードゲームなどさまざまです。料理体験はなるべく季節のことを行うようにしています。ちなみに1月の調理体験はお正月ということもあり、ぜんざいを作りました。スタッフの方で考えたメニューや当事者さんの希望を聞いてメニューを決めたりします。
参加者は内容次第で2~10人ほどですが、イベント以外では男の子が多いです。活動が縮小するときにメンバーが「卒業」したり、広報を控えていたので、知られていないという側面もありますが、今後は、新しいメンバーが増えてほしいです。イベントなどは面談の時やメールでお知らせをしますが、なかなか参加しにくい人もいます。多くの人に参加してもらうためにも無料で行っています。臨床心理士がスタッフとして入っていますが、先導するわけではなくみんなで一緒に居場所をつくるという感じです。
みんなが楽しい企画をつくるのが大変で、ヒットしないこともあります。居場所と個別面談で振り返りを行い、スタッフ間で共有します。
ここから次のステップにどうつなぐかが大切だと思っており、居場所からのステップアップとして1upイベント(社会体験活動など)も考えています。]

 Q. 利用の際の条件
本人の年齢は概ね15歳から39歳まで。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
「外に出ることの第一歩」を、臨床心理士などの専門支援員がセンター等での面談を通して、本人やご家族ととも考えていきます。若者の居場所にもなっている少人数グループ活動「ジョブキャン」を行っています。必要に応じて、セミナーへの案内や各種専門機関との連携も図ります。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
30代 1人 1人
  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士,(大阪府認定)人権擁護士
 Q. スタッフプロフィール
事業統括責任者:
若者等自立支援事業やCSW事業および総合生活相談事業等にかかる各々のスタッフと協働・連携を図っている。
 Q. メールアドレス
wakamono@daitonozaki-jinkenkyokai.jp
 Q. 電話番号
072-879ー2010
 Q. FAX番号
072-879ー3611
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族 1%
その他 4%
 Q. 上表「その他」とは
学校関係者、相談機関支援員
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
特に20代後半から30代の方が多いです。男女比2:1くらいになります。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 面談はできるだけ静かで話に集中することができる面談室でおこないます。居場所は、野崎人権文化センターの会議室や調理室等を利用しています。

[写真は上段の左から玄関、相談室、下段の左から調理室、パソコンルームです。]

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
50代~70代の方、母親からの相談が多いです。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
温かい雰囲気作りを心掛けています。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 連携している生活困窮者相談の窓口、サポートステーション、病院等からのご紹介いただくことがあります。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 大東市においては同和問題の解決を目的にハード・ソフト両面の事業施策が展開されていました。また、「差別撤廃・人権擁護都市宣言のまちだいとう」を掲げさまざまな人権問題にかかる課題解消を図るために、市民を対象とした総合生活相談(進路選択・就労・人権・生活)事業を行っており若者のひきこもりにかかる相談が増えてきました。
そうしたなかで、平成24年に大阪府が子ども・若者自立サポート事業を行うという情報を得て応募しました。事業実施に当たっては保健師、臨床心理士、精神保健福祉士等の資格を有する人々の協力を得て体制を整えることができ、子ども・若者自立サポート事業、青少年メンタルヘルス事業、発達障がい者気づき事業を連携して取り組めることになりました。
その後、子ども・若者自立サポート事業にかかる予算は廃止され登録制となりましたが体制の縮小や他事業の組み合わせ等で工夫をしています。
大東市においては、27年11月から大東市若者等自立サポート事業が実施され、相談・訪問・居場所・体験活動・学習に関する支援にかかる分野を受託しています。
他市の相談支援窓口や専門機関に繋いだ場合でも当センターとのつながり見守りを大切にしています。
Q.最初に相談を来る人はどのような経緯で来ているのか[調査員が聞き取り]
 現在、広報は紙媒体(チラシなど)が中心でホームページは中断しています。最初の相談はそのチラシを見た家族からの電話が多いです(本人からはめったにないです。)家族との面談を重ねて本人と面談するようにしています。本人との面談の段階でも家族と連携します。
その後、当事者の状況に応じて居場所や体験活動を勧めたり、他機関(ハローワーク、サポステ、訓練学校等)に繋ぎます。
ネットワークのシステムはできていませんが総合生活相談等の事業の繋がりを活かしています。
 Q.活動する上で大切にしていること[調査員が聞き取り]
 当団体を法人格化にする時に「人権」人が活き活きとして生きていくことができる社会づくりに貢献することを目的に定めています。
いかにして当事者に向き合って困っていることを一緒に考えていくか、が大切だと思います。
若者のひきこもりは地域に限らず社会全体の問題であるとの認識のもとに、地域や年齢で区別することなく、総合的・包括的な支援に取り組むことを必要としていますところから他機関にもそのようなお願いに行っています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 いろいろなことを安定しておこなっていく(継続していく)ためにも自主財源がほしいです(クラウドファンディングなども検討中ですが、知識不足なので教えてほしいです)。また、中間就労も独自に行いたいです。そのためにも企業の協力などもほしいです。
・ 調査員感想
 ここまで幅広いことを独自に行っている団体(しかも無料で)はなかなかないので驚きました。隣の市とはいえ、自分の家から自転車で10分の距離に、このような支援機関があることも知らなかったです。とはいえ、他の多くの機関のように継続性が課題となっているようで、実際規模も縮小されているようです。幸い、多くの活動に使える「ハコ」はあるので、このプロジェクトのネットワークを活かして継続の一助になれば幸いです。最初は念頭になかったですが、それこそがこのプロジェクトにおける支援機関側のメリットかもしれませんし、プロジェクトとしても何か支援機関側にもプラスになってほしいと思っています。

(最終更新日:2019年7月26日)

2019年4月26日

NPO法人青少年自立支援施設 淡路プラッツ

Filed under: 働く,大阪府,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 22時34分16秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 青少年自立支援施設 淡路プラッツ
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市東淀川区下新庄1-2-1
[阪急淡路駅から5分。周辺は閑静な住宅街で、駐車場はありません。
1992年発足(元々は商店街で親の会として発足) 1994年現在の物件に移転(HPより)
1Fが事務所、2F、3Fが各2、3部屋あり、居場所として使用しています。]
 Q. その他活動場所
・南河内プラッツ:大阪府河内長野市本町19-6トキワ荘7号室
・大阪市不登校児児童通所事業(サテライト東淀川)(サテライト旭東)
(スタッフは淡路プラッツのスタッフと共通)
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
面談 50分 8500円 初回親ごさんのみ
6000円
居場所 火曜
(10:00~18:00)
水曜
(13:00~17:00)
金曜
(13:00~20:00)
のうち2日活動
【月8回】
月:51000円 最初の3ヶ月:35000円
(プレメンバー期間 週1回)
トライアル
ジョブ
(就労実習)
1回
2時間×8週
1事業所
あたり
5000円
メンバー登録後に
スタッフと
相談のうえ実施

・居場所に関して
料金の月51000円には、本人面談、親御さん面談、親の会含みます(旅行など実費は除きます)。安いか高いか難しいところですが、それに相応しい関わりをしながら、価格は現状維持ができればと考えています。また料金を払うのは基本的には親御さんになるので、家族ごと淡路プラッツに関わって頂くのを基本としています。
料金支払いの時系列は、「初回面談(6,000円)」→「面談(8,500円×回数分)」→「最初の3ヵ月(35,000円×月)」→「居場所(51,000円×月)」となり、丁寧に説明をしています。
ただこれらお金のことは親御さんと話すことで、当事者本人にはお金のことをあまり意識してもらわないようにしています。

・トライアルジョブに関して
居場所利用者さんにのみ提供しています。初回はスタッフ完全同行、2回目の実習ではスタッフが先に帰り、3回目の実習では利用者さんが先に行くなど徐々に自分一人で仕事ができるよう支援し、最終的に5回目以降は完全に一人で就労実習できることを目指しています。スタッフは利用者さんが実習を終わるごとに行う振り返りをサポートし、実習先と利用者さんとの間に入ってフォローも行います。
過去には委託事業としての就労実習のみを利用している人もいましたが、信頼関係が構築されておらず、スタッフが特性を把握しきれていない人には困難もありました。現在ではプラッツを利用して、半年、1年経過した利用者さんに、トライアルジョブプログラムを実施しています。利用者の強み、弱みがわかっているので、利用者の個性に合わせて実習先を選択(コミュニケーションが求められる職場、黙々と作業する職場など)するので、継続率は上がっています。ドタキャンもありますが、ほとんどの利用者がやりきっています。
一回目のトライアルジョブでは利用者さんが「ものすごく緊張して眠れませんでした」と徹夜で来ることもあります。就労実習を通して、生活リズムの改善など別の課題が見えてきます。就労へのイメージを持ってもらうことも大切で、トライアルジョブを通して、自身の別の課題と向き合ってもらっています。

 Q 利用の際の条件
・(精神)手帳(所持)の人は居場所利用希望の場合、要相談ですが、断っていることが多いです。デイサービスなど、医療のサービスを紹介することもあります。プラッツ利用中に手帳を取得するケースもあります。個別対応は行います。淡路プラッツでは初めての面談は親御さんとスタッフのケースが多いので、親御さんとの面談で利用希望者が精神障害圏の疑いが明らかに強い人は投薬による改善など、医療的処置を勧めます。Drの許可を得た場合は、居場所を利用する場合もあります。

・発達障害の場合は、(よほど重くない場合)要相談のうえ、居場所利用の中でコミュニケーション、人との関りを学んでもらい、対人関係の改善方法を考えます。必ず利用者さんには担当スタッフがつき、2週に一度くらい個別面談を行い、利用者自身の強み弱みを利用者さんとスタッフがともに考えています。居場所に入ってもほったらかすわけではありません。

全ての人と仲良くする必要はないと思います。友だちができる場所ではないことも伝えており、苦手な人がいても生きていける力を身につけるようにしています。

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 「親の会」から立ち上がり20年以上の支援実績を持つ当法人は、現在も親ごさんとスタッフが協力して運営するスタイルで、「居場所」を中心とした若者自立支援の場であると共に、親ごさんにとっての「居場所」になることも目指して活動しています。具体的には、親ごさんとの関わりを中心とした「アウトリーチ(出会いのための)支援」を入口として、面談・講座・親の会・訪問等のメニューを通じて、「居場所支援」への移行を目指してご家族と一緒に取り組んでいきます。
「居場所支援(=生活支援)」では“レクリエーション”、“コミュニケーション”、“日常生活体験”を通じて様々な経験や人との関わりを積み重ね、若者のペースに応じた伴走型のサポートでそれぞれの社会参加や自立に取り組んでいきます。もちろん、この「居場所支援」期間はあくまで通過点であり、その先の「出口支援(自立・就労)」を念頭に置いての関わりですが、ひきこもった経験を持ったり自信を失った若者たちにとっては、まず“自立を支える基本の力、気持ち”を獲得するために一歩一歩と着実に進めていくことが何よりも大切だと考えています。
目まぐるしく変化する時代や社会情勢の中で、若者の生き方や働きの方モデル、及び家族のあり方や役割のモデルもまた多種多様化しています。来たるべき未来に若者・家族が安心できる“豊かな生き方”を一緒に創り出していくこともまた当法人が目指す大切な支援の形です。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人 1人
30代 2人 2人
40代 2人 1人
50代 1人

役員7名(理事長含む)。
現在常勤7名、非常勤3名。利用者からスタッフになった人はいません。スタッフ10名は元利用者の親が淡路プラッツの役員として関わり、淡路プラッツの方向性に関与しています。

  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士、精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアカウンセラー
 Q. スタッフプロフィール
 23年前に「親の会」が立ち上げた団体であることから、継続的に元利用者の親御さんを役員として選出していることで、その時々のご家族の意向に沿った形での関わりを意識しています。上記の有資格者やボランティアさんも含め、スタッフ全員で「居場所」での活動や親ごさんとの関わりを行っています。本来淡路プラッツでやるべきことをおろそかにならないように意識しています。「居場所を守ることを意識する」
 Q. ホームページ
http://www.awajiplatz.com/
 Q. メールアドレス
awajiplatz@gmail.com
 Q. 電話番号・FAX番号
06ー6324ー7633
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族(親戚、祖父母など) 5%
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 居場所利用者は10代~40代で男女比7:3か8:2ぐらいです。時期により変動しますが、人数は15~16名を推移しています。利用者の平均利用期間については「1年はかかりますよ」と説明していますが、実際は2、3年かかります。利用期間に年齢、性差はありませんが、ひきこもっていた期間が長いほど利用期間も長い傾向にあります。過去には淡路プラッツ利用期間が10年の人もいました。(今は利用期間が長くなりすぎないように、どこかにつなぐ、押し出すようにスタッフ全員で意識しています。ただ最初から就労の話をするとしんどくなるので、最初の半年、1年、トライアルジョブを受けるまでは就労の話はほとんどしません。)
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 なごやか、ゆるゆる、ぼちぼち、まったり 来やすい居場所になることを心がけています。初めて居場所を利用する利用者さんが居やすいように、他の居場所利用者さんに声かけをするなど、スタッフとメンバーみんなで来やすい居場所を作っています。徐々に居場所滞在時間を増やしていき、遊びやボーリング、カラオケなどを通して、自分の苦手な人との付き合い方や、弱みを分かっていければいいなと思っています。働く前の土台作りに約1年かかり、本人が「何がしたい」かを自覚するまでまた約1年かかります。本人の意志がでてきたら、トライアルジョブの話を考えます。
外観 外観 居場所居場所 居場所 居場所
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 利用料金がかかる都合、経済的に比較的余裕のある親御さんが多いです。夫婦で同居しており、いずれか、あるいは両方が現在も働いている家庭からの相談が多く、年齢層は50~60代が中心です(若者の年齢に親御さんの年齢が比例する) 。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 親がしんどいと子供もしんどくなるので、「肩の荷をおろしてゆっくりやりませんか?」をモットーに、親御さん自身の人生を明るく考えてもらえるように、笑って帰ってもらえるように、面談でも講座でも心がけています。 親の会の雰囲気は、参加者にポジティヴで元気に、明るくなってもらうように心がけており、パワフルな親御さんに会を作ってもらっています。 この親の会にはあまりスタッフはタッチせず、司会も親御さんに任せています。問題は深刻だけど明るくやっています。
・ 調査員感想
 淡路プラッツは、行政からの委託ではなく、建物を自前で所有している支援機関。居場所として複数の部屋が使え、備品も非常に充実していると感じた。一方で民間支援機関ということもあり、一か月あたりの費用は比較的高めだと感じる。最初はスタッフと親の間での面談からスタートするため、本人を家から居場所に連れてくるアウトリーチ等のスキルも経験として蓄積されていると思われる。
「本人のやりたいことが出てくるまで、約1年間は就労の話をしない」とのスタッフさんの言葉が印象的で、自我を回復し、自分の意思が芽生えるまで淡路プラッツのスタッフは「待つ」。このような「待つ」事が可能な背景としては、一定の利用料を受益者負担で徴収する民間の支援機関であることが挙げられる。公的支援機関のように、単年度ごとに就労実数を成果として求められることがないことは、スタッフの相当の忍耐や覚悟と合わさって、長期引きこもり状態から回復するための優れた支援サービスを提供しているように思われる。
また利用者同士での遊びやコミュニケーションを通じて得た自信、スキルを、トライアルジョブにつなげていく方向性は、既に自身で動き始めている当事者よりも、どちらかというと現に引きこもり状態にある当事者が、そこからの回復の第一歩(最初のステップ)として利用するのに最適な施設の1つであるという印象を持った。

(最終更新日:2019年4月26日)

2019年4月10日

NPO法人 教育相談おおさか

Filed under: 大阪府,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 20時19分12秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 おおさか教育相談研究所
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市天王寺区東高津町12-14
[地下鉄谷町9丁目駅、近鉄大阪上本町駅11番出口から徒歩2分。周辺は歓楽街で、人が多いです。専用の駐車場はありませんが、近くに「タイムズ」(時間貸駐車場)があります。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
相談室での相談 月曜~金曜
10:00~18:00
土曜
9:00~17:00
事業活動協力金として、1時間メドで3000円 なし
訪問 随時 同 3000円
学習支援 随時 同 3000円
家族交流会 随時 1回300円 当法人相談来談者の家族の交流会

[訪問は極めてまれですが、随時しています。学習支援も同様です。最近いろんな機関とつながるようになってきて、学習支援のニーズが多くあることも分かってきました。元教員の特徴を生かしていきたいです。また、当法人に相談された方と相談中の方を対象に家族交流会隔月に開催し、定着してきています。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 相談は登校拒否・不登校、社会的ひきこもりが中心であるが、学校生活や進路の問題も含めて相談に応じている。当法人の相談統計から見える最近の特徴は、小中学生の登校拒否人数が急増していること、高校生も相変わらず多い。さらに20歳代のひきこもりが相談中最も多く、また30歳代以上の相談が増加している。つまり、小中学校、高校、20歳代、30歳代以上の各年齢層に分布が広がっている。その原因について、研究所として分析も行っているが、小中学校の子どもたちをとりまく教育と生活環境が貧困と格差の問題、学力テストを始めとする競争と管理の教育によって学ぶ喜びが奪われ、それが校内暴力の増加にも表れ人間関係が崩れる状況にあること、また登校拒否から社会的ひきこもりへの移行や、社会参加から退避せざるを得ない若者など、子ども若者の生きづらさがいっそう深刻になっている。この事態を打開しない限り、登校拒否、ひきこもり問題はさらに深刻さを増すであろう。当法人は、子ども若者の困難の原因となっている教育と社会環境の改善をはかり、未来に希望ある生き方が可能となるよう努力し活動している。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
70代以上 2人

 相談員は元小学校・中学校・高校・特別支援学校の退職教員26名。臨床心理士の資格を持つ人もいます。

 Q. スタッフプロフィール
・当研究所理事長・相談員:大阪府公立中学校立教員、大学非常勤講師を歴任
・当研究所監事・相談員:元大阪府立高校教員、大学非常勤講師を歴任。
[設立1985年から30年以上のベテラン相談員もいる。元教員で構成しているので他のNPOとは違う特徴があり、その特徴を生かすことを考えている。各NPOの持っている特色を生かしながら連携していくことが大事で、学校現場に役に立つような機関であるよう活動している。
 学校の先生方は多忙のなかで子どもたちに向き合う時間が困難になっているもとで、学校における登校拒否・不登校問題の対応について、NPO教育相談が手助けになればという思いがある。教育現場の多忙化緩和のために教育条件の改善、少人数学級や教員の定数増のための活動も行っている。
 2016年に発行した学校の先生方の調査協力を得て「登校拒否・不登校の対応についてのアンケート調査報告」も全国的な評判のもとで普及に努めている。]
 Q. ホームページ
http://kyoiku-sodan.main.jp
 Q. メールアドレス
kyoubun@minos.ocn.ne.jp
 Q. 電話番号
06ー6762ー0232 火曜、金曜 14:00~18:00
 Q. FAX番号
06ー6768ー2527
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族 5%

 学校の先生が来られるときもあります。また、「親以外の家族」は、祖父母が孫についての相談や、おじ・おばの来談などがあります。

 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 活動理念でも述べたとおり、年齢は学齢期から40歳代まで広範囲にわたっている。男女比率ではほぼ7:3と男性が多い傾向が続いている。
  当法人では、学校での学びが面白くない、楽しくない、人間関係が難しくなっていると考えている。校内の荒れも大阪が全国で一位と、欲求不満やストレスを子どもたちが攻撃的に発散したり、学校生活から退避することになっていると思われる。小中高生、とりわけ中学生の相談の増え方に留意していく必要がある。社会的ひきこもりの問題もさらに困難を増している。30代以上のひきこもり相談など、今まで特徴といわれてきたことが我々の相談データからもいえる。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 相談室は安心して相談ができるように、相談員の態度、言葉遣いにも留意している。ただ現在の相談室は狭く、広い場所の確保が課題である。
[写真は外観と相談室の様子です。]

外観

内観 相談室

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 相談来談者は主に母親ですが、両親で来られる場合もあります。
 教育相談おおさかの紹介リーフレットやホームページを見た方、「登校拒否を克服する会」の交流会に参加して知った方、新聞に記事や催し案内が掲載され、それを読まれた方、2014年から始めた府内の市・地域における「講演と相談会」で継続して相談を希望される方など、当法人を知る機会が増えるに伴って、当法人の存在が知られるようになってきています。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 上記の「本人が参加する場の雰囲気」と同じです。
 家族が最大の援助者であることを相談の基本に、家族は相談員と共同の援助者となることを目的に相談を進めています。家族の悩みを解消し、当事者にとって家庭が安心・安全の場となるよう、親・家族のみなさんの気づきや変化を相談の目的に置いています。
 登校拒否・不登校、社会的ひきこもりの家庭は世間的にも孤立を深めていくため、親の交流会である登校拒否を克服する交流会」や「地域交流会」、教育相談来談の家族による家族交流会への参加をその都度案内しています。家族同士が悩みを率直に話し合うことは大変重要です。
 相談員も大阪や地域の交流会、毎年の全国交流会に参加して相談活動に活かすように努めています。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 教育相談おおさかの事業に、府内各地で行っている「講演と個人相談会」に地域の交流会世話人、学校の教職員、社会福祉協議会、保健所、民生委員など幅の広い参加が広がってきています。
 「講演と個人相談会」の準備と広報活動で、学校現場、行政、地域の支援機関などとの関係も次第に深まり開催地域での教育相談おおさかの存在が次第に知られるようになってきている。活動拠点の大阪市に於いても、2019年度は市からの本事業に対する助成も得られるようになりました。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 「大阪教育文化センター」の事業として1985年に「親と子の教育相談室」が発足しました。学齢期及び高校生の子どもの相談が中心でしたが、10年前ごろから社会的ひきこもりの相談が次第に増加し、20歳代の相談が各年代のなかで一番多くなってきました。相談室だけで解決するのは困難であり、本人の回復状況によって次の支援機関、あるいは就労につながる道などの関係の支援機関と連携していく必要に迫られてきました。
 そこで、相談活動を基本におきながら法人資格を持って活動の幅を広げることとし、2012年4月に大阪教育文化センターから独立して法人格に移行しました。
Q.大阪で特徴的な問題[調査員が聞き取り]
 教育の問題では、とりわけ大阪では全国学力テスト成績の学校ごとの平均点競争、問題行動の程度を5段階に分けて指導するなど、テスト漬けの競争と管理の教育が進行しています。生徒にとっては学校が息苦しく友だち関係もつくりにくく、学びの楽しさが奪われています。こうした状態が、校内暴力の発生件数、中学校の不登校生がともに全国一位となって表れていると考えています。
 それに先生たちも競争管理教育のもとで多忙を強いられています。何より必要なことは教育行政が競争管理の教育を改め、少人数学級で先生が子どもと向き合う時間を確保するなどの教育条件を改善することが喫緊の課題です。
 さらに、子どもの貧困問題も大阪ではとりわけ深刻です。朝食をとらないで登校する子ども、ひとり親家庭の子どもに対して、学校では関係支援団体とつながって援助について努力されています。当法人も貧困問題についてネットワークの運動に参加しています。
Q.不登校とひきこもりへの対応について[調査員が聞き取り]
 登校拒否・不登校は上でも述べたように競争と管理強化の教育、子どもたちの生きづらさが進行しています。しかし忍耐も限界を超えそうになると、自らの身を守る為にその場から退避します。その行動は誰もが持つ自己防衛の本能であり、登校拒否の発現となります。しかし、本人は心は学校へ行かなければとの意思を持っていて、心と体の不一致に葛藤し、苦しんでいる状態におかれます。
 一般的に不登校とよばれる状態は、以上のような背景が本人の生きづらさを強めて、心と体の不一致の原因をもたらせていることから、登校拒否と呼んでいます。一般的に不登校の用語が使われていることから私たちは登校拒否・不登校と表現しています。
 ひきこもりは一旦社会に出たが、働く権利や個人の人権を無視したパワハラやブラック的労働環境のもとで、登校拒否と同様に自分の身を守るために社会参加から退避せざるを得ない状況に追い込まれます。しかし、本人は社会に復帰しなければならないとの意思を持っているが体が動かない。本人の葛藤の苦しみは登校拒否と同様です。
 また、ひきこもりが登校拒否からの移行のケースもかなり見られます。小学校から高校までは学校へ再登校という戻る場があるが、ひきこもりの場合は学校との関係がなくなると戻る場所がなくなります。
 登校拒否・不登校の本人への対応は、子どもが苦しみから少しでも楽になるように家庭が安心でき、安全な場所となる居場所となることです。そのために、親は今の子どもの状態を受け入れ、「この子はこういうように考えているのか」と共感的に分かろうとする立場に立って援助者となることが必要です。親は「ああしなさい、こうしなさい」と指示や「こうしてみたら」と先回りして子どもを動かそうとするのではなく、子ども本人が持っている回復力が発揮できるような援助が重要です。本人が回復力を発揮できるようになれば社会参加への道が開けます。安心感が膨らめば感情表現が自由になり、自己回復力を発揮して社会参加を考え始めます。こうした適切な対応と援助が果たされれば、登校拒否からひきこもりへの移行も防げるようになります。
 ひきこもりも社会的背景が主な要因で、社会参加から退避した状態であるから登校拒否の教育問題の背景と同様に社会的です。ひきこもりが社会参加からの退避と同時に社会復帰の意思を持って葛藤している状態を指すことから、私たちは「ひきこもり」を「社会的ひきこもり」と呼んでいます。
 私たちは以上のことから相談員と共同して、親や家族が本人への援助者となるように援助することを相談の基本に置いています。ひきこもりの相談は回復状態を見つつ、社会につながるスモールステップも考える必要があり、そのために、他の支援機関との連携を深めて居場所や中間就労への道が開けるように努力しています。
Q.活動の三原則とは[調査員が聞き取り]
 相談員は次の3つに原則として参加するようにしています。
 第1に、月一回の相談員(正会員)による相談員会議。会議と併せて相談事例の交流や協議を適宜行っています。
 第2に相談活動を始めたころから長期にわたって高垣忠一郎先生が相談の事例研究会にスーパーバイザーとして今も務めて頂き、相談力量の向上に努めています。
 第3には、「登校拒否を克服する会」(親のみなさんによって構成)主催の大阪の交流会や地域の交流会、全国の交流会、教育相談家族交流会に参加し、親のみなさんの悩みなどを聞き、相談活動に活かせるよう相談員の研修と力量向上のために参加しています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 相談員は退職教員で構成されており、相談員の高齢化が問題となっています。早期の退職者が相談員となって理論と実際を研修し、相談活動の力量を高めて継続していくことが課題となっています。
 相談員が他の支援機関や団体との関係にも関わることも重視しています。ボランティアに近い相談員の僅かでも財政的な保障や、専任スタッフの人件費等、安定した相談室運営のための財政問題が困難な課題です。行政からの安定した制度としての助成を期待したいです。
 ・自由記述
 活動理念でも述べたように、子ども若者の生きづらさの背景は教育と社会の問題にあります。ここにメスを入れない限りこれらの問題は解決しません。教育・社会環境がますます子ども若者を苦しめる状況にあるとき、登校拒否や社会的ひきこもりはさらに増加が懸念されます。私たちは各支援団体の個別の支援活動をネットワーク的に連携し、社会や政治にアピールしていくことが必要だと考えています。
 また、いずれの支援機関も財政問題に常に直面しており、私たちの活動においても、さらに余裕のある広い場所の確保、事業活動のための安定した財源確保が課題です。個別事業への助成もありがたいですが、財政援助を制度として確立するよう、ひき続き行政と国へ要求していく努力が必要です。
・ 調査員感想
 「大阪教育文化センター」は「たかつガーデン」の4階にあり、このNPOの相談室はそこから徒歩1分のビルにあります(「Q.活動を始めたきっかけ」にあるように、現在は独立して活動しています)。相談員は元教員なので、教育や学校の現状への理解に努めつつに対する思いが強いが、相談はとても親身な相談を行っています。相談員は高齢者なので親との対応には慣れているでしょうが、若者については当事者との年齢のギャップで対応しづらくなっていると思います。そこを補うために事例研究等を行っているのだろうし、若者にも協力を得て、子どもたちの行きづらさを解消しようというバイタリティがあります。

(最終更新日:2019年4月10日)

2019年4月4日

NPO そーね

Filed under: 大阪府,学ぶ,集まる・つながる — Kumono @ 21時22分00秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPOそーね
Q. 主な活動場所
大阪府豊中市曽根東町1-11-51練心庵2F
[阪急曽根駅から徒歩5分。周辺は住宅街で、駐車場はありません。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
当事者研究会 月2回程度
随時ウェブサイトやフェイスブックなどでお知らせします
各回
500円
特になし
そーね学術部 随時ウェブサイトやフェイスブックなどでお知らせします
ちゃぶ台カフェ 随時ウェブサイトやフェイスブックなどでお知らせします

[・当事者研究会:セッションの中で終わらせるのではなく、日常にも連続的に波及してほしいので日常的なかかわりの場として畑(家庭菜園)なども行っています。

・そーね学術部:「当事者研究」とは何だろうかということを他分野から横断的に研究していくことを目的に行なっています。いわゆる「当事者研究の研究」です。

・ちゃぶ台カフェ:そーねの大切なアイコンであるちゃぶ台を囲み、共に食べたり、読書会をしたり、ゲストのお話を聞いたりしながら、ちゃぶ台でつながり、ご縁を感じる会を開催しています。ちなみに最近は「イスラム」についての読書会で、当事者研究の「ギャップを認識する」という手法を文化・宗教を理解するのにも生かそうとする試みを行っています。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
── あえて、生きづらさをワークする ──
NPOそーね は「当事者研究」などの取り組みをとおし、ここに集った人が、自分について、自分をとりまくつながりについて、一旦立ち止まってながめ、共に考え、研究していく。そんな場を提供したいと考えています。
カルテのある人も、カルテのない人も、自分自身で、共に。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
30代 2人 2人
40代 1人 1人
  Q. 専門資格・免許など
介護福祉士、ケアマネージャー、保育士、僧職
 Q. ホームページ
http://npo-sone.jimdo.com
 Q. SNS等
 

Facebook https://www.facebook.com/nposone
 Q. メールアドレス
renshinan.sone@gmail.com
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 80%
20%
 Q. 参加・利用している本人・親の特徴など
 年齢層も男女比もばらばらです。回によっても違います。当事者研究の団体ですので、当事者研究に何らかの興味、接点をもった方が来られます。引きこもり・不登校の当事者の場合もあれば、精神疾患をもつお子さんのおられる親御さんのこともあれば、ただ、どんなものだろうって思われた方もいれば、それぞれこられる経緯もばらばらです。また、継続的に来ていただける方もいれば、そうでない方もいます。
また、学校関係、行政、近所の人などに対しても特に制限はなく、むしろ積極的に利用していただきたいと思っています。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 特にルール等は設けていませんが、当事者研究会ですので、見学されるにせよ参加されるにせよ、当事者研究の場になります。靴を脱いで上がってもらって、好きなところにすわってもらいます。ソファーやイスなどもあります。あとは、まんなかにちゃぶ台があって、ホワイトボードを使って当事者研究会は進みます。

外観 ちゃぶ台 内観

Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 スタッフ6人は、友人であったり、ある先生(僧)の授業で知り合ったりと元々つながりがありました。その知り合いたちが当事者研究をやりたいということを軸に結成しました。みんな色(個性)が強いので、代表が中心になるのが一番バランスがよくうまく回ると考えています。
それぞれが同じ目的で集まったわけでなく、それぞれの色・分野(発達・社会福祉など)が、当事者研究を軸に混じっているという感じです。
2014年2月から準備し始め、同年初夏に当事者研究の本家「べてるの家」に遠足ついでに行きました。実際の活動は、同年7月の『当事者研究の研究』という本の読書会がスタートです。
Q.なぜ一人の参加者としてほかの団体に参加するのではなく、コーディネーターとして団体を作ったのか [調査員が聞き取り]
 当事者研究の発祥地「べてるの家」とは、少し違う「当事者研究」の場を関西に作りたかったからです。べてるでは、発表者の方にホワイトボードの前に出てきていただき、インタビュー形式で苦労の展開図を作って、皆で眺め、他の参加者さんは、挙手をして質問や良い部分などを投げかけていく、という形をとります。
私たちは発表者と他参加者が明確に分けられている”べてる式”とは異なり、その垣根があいまいで、各々が意見を自由に語り、その中でテーマが出てくる・立ち上がってくることを期待して行なっています。当初よりターゲットやコンセプトは決まっておらず、活動する中で来る人たち(ターゲット)や理念(コンセプト)が決まってくる、いわばライブのような形で活動しています。当初から掲げている枠組みは唯一「カルテのある人も、カルテのない人も、自分自身で、共に。」というものだけです。
 Q.活動していて良かったこと[調査員が聞き取り]
 良かったことはいっぱいあります。自分が整理され、言葉にできなかったことが言葉になっていき、自分の言葉でなく他者の言葉で自分が言いたいことを言葉にでき、理解する喜びがあります。(『他者の言葉が、自分の言葉になる』)。
 Q.今後の展開(法人格の取得)について[調査員が聞き取り]
 法人格をとるかどうかは最初から議論がありました。当初は会計・規約等の整理、書類の準備等に時間をとられるので後回しにしていましたが、個人の責任では活動に限界があるので目下検討中です。活動の中で枠組み(理念や規約など)が決まっていく形なので、まだ明確には決まっていないというのが現状です。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 代表としては、活動を大きくしていくことです。そのために、メンバーの色のバランスを取って円滑に回るようにしています。また、参加者が「そーね」の空気感に慣れていって増えていくことです。セッションの中で終わらせるのではなく、日常にも連続的に波及してほしいです。そうした当事者研究的な考えを広げたいと思っています、「あらゆる仕事場をこの空気感で」というように。
 ・自由記述
ー弱さの情報公開ー
言葉にならないけど、なにか想うことがある、感じることがある、だけど、それをうまく周りと共有できない。つながりたいけどうまくいかない。つながっているけど苦しい。
そんなとき、それをことばにできれば楽になるんだろうけど、ことばにするって簡単じゃない。そばにいる人がなにかを思っているよう。なにか苦しんでいる。でも、話してはくれない。いろいろ想像はするけれど本当のところはわからない。
当事者研究はそれらの悩みに直接答えてくれるわけではないけれど、「研究」してみるといままでにはなかった発見があってそれが新たな道をひらいてくれるかもしれません。
・ 調査員感想
 「当事者研究会」ということだったので、当初は硬い雰囲気かなと思っていましたが、実際はイメージとは少し違っていました。確かに「研究」という側面もありますが、『他者の言葉が、自分の言葉になる』という言葉のように、「自助会」の側面も持っていると感じました。参加者の方々もその雰囲気にひかれて行っているようです。「研究会」らしく発言も求められるので苦手な当事者は初見では難しいかもしれませんが、そこはスタッフの方が優しくフォローしてくれますのでご安心を。

(最終更新日:2019年4月4日)

2019年3月30日

NPO法人 フォロ

Filed under: 大阪府,学ぶ,集まる・つながる — Kokushi @ 13時03分00秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 フォロ
Q. 主な活動場所
大阪市中央区船越町1-5-1
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
居場所 土曜日14:00-21:00 700円 18歳以上
当事者研究 毎月第2月曜日13:00~17:00(変更の場合もあり) 500円 18歳以上

[居場所はサロン的なものだそうです。
居場所活動周辺のさまざまな企画があります。
「づら研」:生きづらさからの当事者研究
「もじにわ」:インタビュー冊子。編集作業は山下さんが担当。
ネットラジオ企画:関東など各地からの反応もあります。
セミなどの昆虫、シュールストレミングなどを食べる「食べづら研」などなど。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 「なるにわ」という名前で、毎週土曜日の午後に、お庭のような場を開いてます。なるにわでは、就労支援やひきこもり(から抜け出るための)支援など、支援というスタンスは一切とっていません。また、ニートやひきこもりなどの名づけは、外からの名づけなので、失礼だなと思っています。「なにものかでなくともよい場所」がコンセプトです。趣意書は下記。

http://foro.jp/narnywa/prospectus

 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
40代 1人
  Q. 専門資格・免許など
とくになし。
  Q. 特記すべき専門事項
フリースクールスタッフ、不登校新聞編集長など
 Q. スタッフプロフィール
埼玉県生まれ。大学を中退後、フリースクール「東京シューレ」スタッフを経て、1998年、『不登校新聞』創刊時から、2006年6月までの8年間、編集長を務めた。また、2001年10月、フリースクール「フォロ」設立時より、同事務局長を務める。2006年10月より、若者の居場所「コムニタス・フォロ」を立ち上げ、コーディネーターをしている(現在は「なるにわ」と名称変更)。2012年より関西学院大学非常勤講師。著書に『迷子の時代を生き抜くために』(北大路書房2009)、共著に『名前のない生きづらさ』(子どもの風出版会2017)。
[スタッフ(コーディネーター)の方は、98年から不登校新聞の編集をしていました。2000年に、その関係で大阪へ。親の会のたちとフリースクールを立ち上げ、2006年から若者の居場所を開始。若者の居場所は、支援する側と支援される側という関係ではない、互助的な関係の場として開いてます。「コーディネーター」は、あくまで関係調整の役割。東京は一枚岩的なものを求めるのに対し、大阪はわりと中心がなく、ばらばらでもよしとするという違いがあると思います。]
 Q. ホームページ
http://www.foro.jp/narnywa/
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/nar_nywa
Facebook https://www.facebook.com/narnywa/
 Q. メールアドレス
communitas@foro.jp
 Q. 電話番号
06 (6946)1507(フォロ)/050-5883-0462(山下)
 Q. FAX番号
06 (6946)1577
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 99%
1%
 Q. 参加・利用している本人の特徴など[調査員が聞き取り]
 参加条件は18歳以上で設立趣旨と規約に賛同する人なので、若者から親の立場の世代など、いろいろな人が参加してます。ひきこもりというと、肩書きがない、所属がなくなる状態で、「不登校」「ひきこもり」「発達障害」など周りから名前をつけられますが、なるにわは「なにものかでなくともよい場所」として開いてます。
ときに困った言動をする人もいますが、表面的な言動だけを見るのではなく、その根っこの部分を大事にしています。人が集まれば、ごちゃごちゃすることもありますが、ごちゃごちゃも「お庭」の養分ということにしています。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
サロンには、企画が入っているときも入ってないときもありますが、初めての人には企画の入っているときのほうは、おすすめです。

      

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など[調査員が聞き取り]
 本人が来られるのが大半です。費用が低いので、親の了解なしで参加できます。親の方が相談に来られることもあります。
・ 調査員感想
当事者系活動、おもしろかったです。理念があんまりかっちりしすぎませんというのが、当事者系活動はそういうもんかなあと 思いました。(調査員1)

私は自転車で行かせていただきましたが、周囲は坂が多く上町台地を存分に満喫できるかと思います。(駐輪場はないので、駐輪の際はスタッフさんに確認してくださいね。)
思っていたよりビルっぽい建物で、中に入ると(調査の時間帯は)子どもたちがわーわーやっておりました。またその日は他団体さんと麻雀!?の対抗戦をやっていたそうで、噂によれば全自動卓があるとかなんとか。麻雀をやる私からすれば、うらやましいの一言です。
そういったにぎやかな雰囲気とは一転、調査を受けてくださった担当の山下さんは物静かな理知的な方でした。受け答えをお聞きしていても多くの方が、山下さんを激賞される理由がよくわかりました。
また、こちらには記載できないようなオフレコトークも多くあり、個人的にまたお話ししたいと大変思った次第です。ただ、そういった一面だけではなく、ご自身の年齢をお忘れになっておられたりとお茶目な一面もあり、こういったところも魅力的ななのではないでしょうか。
一番共感できたお話は「でてきたことをやる」というスタンスでした。その結果が当事者研究に繋がっておられるということが、とてもわかりやすい流れでした。昨今はフリースクールが多く出来ましたが、関東や名古屋でも不登校新聞のスタッフとして多くのものを見てきたからこそできる老舗のフリースクールとして、これからも益々のご活躍を期待しております。(調査員2)

(最終更新日:2019年3月30日)

2017年11月30日

フリースクール ラヴニール

Filed under: 大阪府,学ぶ,集まる・つながる — Kumono @ 8時34分24秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
フリースクール「ラヴニール」
Q. 主な活動場所
大阪市阿倍野区昭和町2-7-2
[2017年2月1日より新しい場所に移転しました。地下鉄御堂筋線「昭和町」(3番出口)より徒歩3分、同谷町線「文の里」(4番出口)から徒歩8分です。他、阪堺電軌上町線「東天下茶屋」より大通り経由で徒歩12分、JR阪和線「南田辺」より大通り経由で徒歩15分です。その他、詳しいことはhttp://www.lavenir-2010.sakura.ne.jp/fs-renraku.htmも参照ください。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
フリースクール 月~金
10~17時
月額:
3,000~30,000円
参加時
18歳(高3年齢)まで
高卒資格取得 現時点では同上(変更の可能性あり) 参加時20歳まで
他フリースクール等との協同 不定期
不登校・ひきこもり経験者の語り場 毎月原則
第4日曜
14時~
(前後の日曜に変更あり)
茶菓子代として500円 不登校・ひきこもりの経験があること

・フリースクールに関して
現在は大阪府の子どもたちが中心です。通信制や学校に行きながら通うのもOKです。再び学校に行くのも本人次第です。フリースクール次第で授業のコマ割りが決まっているなど勉強に力を入れているところもありますが、ラヴニールは学校でもなく家でもないというコンセプトの場所なので自由です(詳細はhttp://www.lavenir-2010.sakura.ne.jp/fs-what.htm参照)。ラヴニールだけで対応できないときは、他のつながり(社会福祉士など)につなぎます。勉強面でも、対応できないと感じたら他のフリースクールに応援を頼むこともあります。
クリスマス会・お泊まり会などのイベントは別費用です。急に外出が決まったりお菓子作りなどをすることもあります、そうした計画は参加している子どもたちからあがることもあります(入会案内など詳細はhttp://www.lavenir-2010.sakura.ne.jp/fs-nyuukai.htm参照)。
不定期で月に1回(だいたい土曜日に)説明会も開いております(平日は随時行っております)。

・不登校・ひきこもり経験者の語り場「るぱっせ」に関して
不登校・ひきこもりの経験を語る場所がほしい、他の子はどういう経験をしてどう克服したのか知りたいというニーズがあり、代表自身もそう思っていたのでつくりました。大阪だけでなく、他府県からも参加されることがあります。語る=自分の中で整理することだと思います。

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 学校に行かなかった経験・ひきこもっていた経験を有するスタッフばかりなので、出てくる話に「そうそう!」と共感できることが多いと思います。参加される個人が語る経験については否定しないこと、また、SNS等での拡散も、特定されるレベルでは控えるようにしています。

また、ラヴニールでは、ひとりの人として尊重され、その人の思い・未来を応援するために、3つの理念をかかげています。
1.安心・自信・自己肯定感
「自分は存在していてはいけない」という自己否定の感情を耳にしたとき、とても切なくつらいと感じるのは私だけでしょうか。どうせ自分は・・・、という後ろ向きな感情は、様々な不安(比較される不安、見捨てられる不安など)から生じると考えます。それぞれの思いを受けとめ否定しないことは、「自分は存在していていいんだ」と思える気もち・・・、自己肯定感を育てる根底となります。

2.生きることが学び
学校で学ぶだけが学びではなく、実際に触れたり感じたりすること、交流すること、成功することや失敗することによって得る経験も学びと考えます。学校ではカリキュラムがある程度決まっていて、そのカリキュラム以外のことがなかなかできなかったりします(もちろん、カリキュラムが決まっていたほうが楽だ、という考えもあり、それを否定するつもりはありません)。
その中から、何か興味をもつことを見つけ、伸ばしていき、応援していくことが、ひとりひとりにとって自信や自己肯定感の育成、進路の選択肢を広げることにもつながります。

3.進路を応援、共に考える
ひとりひとりの進路を応援するといっても、「ほら、がんばって!」「もっとこうしたらいいよ!」という後押しではなく、「一緒に考えていこう」というスタンス。共に並んで歩いていこう、という応援です。

 Q. スタッフプロフィール
・スタッフに関して
主要スタッフほぼ全員が、学校に行かなかった経験を有しています。実際に問い合わせて来た方や、友だちづてで紹介してもらったりしています。他のフリースクール出身者は喜んで受け入れていますが、ラヴニール出身者でスタッフになるのは原則禁止というルールにしており、それでもスタッフになりたい、という場合は、フリースクールなどに興味を持っているとみなして、ラヴニール以外を知ってもらいたいからという希望を伝えるとともに、他のフリースクールに問い合わせてみるよう勧めています。

・代表に関して
中学校のほぼ丸々3年間、不登校だった経験があります。その間、大学院生たちが主体となって運営しているサークルに参加していたことがあり、そこで私の気持ちを否定されなかったことで、安心と自分を肯定する気持ちが生まれてきました。
ラヴニールの3本の柱のうち、安心や自己肯定感、生きることが学びという柱は、私自身が経験したことであるとともに、以後様々な場所で耳にする言葉でもあったので、柱として据えました。
そのほかには人に会うことと、つながることが好きです。また、旅行も好きで47都道府県踏破が目標です。逆に情報発信・広報関係が弱いと感じています。

 Q. ホームページ
http://www.lavenir-2010.sakura.ne.jp
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/lavenir65
Facebook https://www.facebook.com/lavenir.2010/
 Q. メールアドレス
lavenir.since2010@gmail.com
 Q. 電話番号・FAX番号
06ー7181ー5549
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 どこにでもある家のような雰囲気です。
[※2017年2月1日より新たな場所に移転されたため、写真等は今後追加取材予定です。]
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 「るぱっせ」は参加を、「経験のある本人」のみに限定しているので、家族の参加はないです。また、人手不足のため、ラヴニール自体の「親の会」はありません。そういう場合は、他のフリースクールの「親の会」を勧めています。
Q. 活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 代表自身、中学3年間不登校で、そのとき、適応指導教室のような公的な機関に通っていました。また、それとは別に月1回ぐらいのペースで別のところにも通っており、そこが癒しの場でとても居心地が良かったです。
もともとぼんやりといつか何かしたいと思っていて、大学を卒業した後、年齢的に失敗できる最後のチャンス(2010年)に、不登校時代の居心地が良かったところを念頭にラヴニールをつくりました。大阪環状線沿線で他にこのような場所がないようなところを探しました。「フリースクール」という名前ですが、居場所のようなものをつくりたかったです。
Q. ふりー!すくーりんぐについて[調査員が聞き取り]
 ふりー!すくーりんぐとは、近畿圏のフリースクール同士の連携を目指している団体です。ラヴニールも加盟しています。フリースクール同士はいわばライバル関係であるはずなのに、なぜか近畿ではお互いに高めあっていこうというコンセプトです。各フリースクールの強み・流行はそこにいるスタッフによって異なります。
 Q. 活動していてよかったこと[調査員が聞き取り]
 ちょっとした瞬間にかかわっている子が成長したな、違う面が見れたなと感じることです。こちらが教えることなく自然に、受け答えや考え方に変化が見られるとうれしいです。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 フリースクールとしては、学校に行かなくても生きていけるというモデルがスタッフとして近くにいるので、そのことを活かして学校以外でも生きていける場所をつくることです。
るぱっせとしては、当事者さんと一緒に他団体の活動を訪問したいです。代表自身もつながりというものが好きで、自分が実際に知っていた方が人に勧めやすいと思っています。全体として今よりも活動を拡大したいですが、人手不足や別のところに移る(借りる)経済的負担が大きいため難しいと思っています。
・ 調査員感想
 コンセプトのとおり、「フリースクール」という名前ですが「居場所」に近いと思います。「フリースクール」と聞いて一般の人が想像するのは一部で、団体によって変わるのだなとわかりました。代表さん自身も「つながり」というのが好きみたいなので、今後の目標にもあったように「るぱっせ」の参加者さんが、支援機関マップを使ってほかの団体さんの活動にも参加されるようになればいいなと思います。

(最終更新日:2017年11月30日)

2017年11月20日

一般社団法人 キャリアブリッジ

Filed under: 働く,大阪府,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 9時58分26秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
一般社団法人 キャリアブリッジ
Q. 主な活動場所
豊中市服部西町4-13-1 豊中市立青年の家いぶき3階
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
若者支援相談窓口(ひきこもり等相談) 火~土曜 11:45~18:00 無料 15~39歳、豊中市在住・在学・在勤の方
とよなか若者サポートステーション(就職相談) 火~土曜 10:00~18:30 無料 15~39歳、無業の方
要予約
若者ナリワイカフェ(若者がつくる対話の場) 月1回土曜 13:30~16:30 無料 概ね15~39歳の方
セミナー・プログラム(コミュニケーション、就活、職場体験等) 曜日・時間帯はプログラムにより異なる 無料
※一部実費要
15~39歳の方
  Q. 利用の際の条件など
セミナー・プログラム受講に際して、サポステ登録が必要な場合があります。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
「すべての若者と女性が、豊かで自由な働き方・生き方を実現できる社会を創造する」というミッションのもと、一人ひとりに寄り添い、その方に合った自分らしい働き方・生き方を応援する、それを実現する豊かな地域・社会づくりに貢献することを目指しています。
 若者の就職支援に取り組む「とよなか若者サポートステーション」や「若者支援相談窓口」等の事業では、就労/教育/医療/福祉といった複数のジャンルにわたる専門スタッフがチームとなり、包括的な視点で仕事や生活のサポートに取り組んでいます。
 また法人独自の事業として、より豊かな生き方・働き方を考えるワークショップや情報発信、多様な人々が出会い対話するイベントなども企画・展開しています。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 2人 5人
30代 2人 2人
40代 2人 3人
50代 2人
60代 1人 1人
70代以上 1人
  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士、看護師、精神保健福祉士、キャリアカウンセラー、産業カウンセラーなど
  Q. 特記すべき専門事項
教員、病院・クリニック、民間企業、ハローワーク等の多様な経歴を持つスタッフ在籍
 Q. スタッフプロフィール
■代表理事:7年間の教師生活を経て、学校と地域、行政と住民、親と子どもなど、異なる立場の人たちの橋渡しをすることを目指す。米国プロセスワーク研究所にて葛藤解決・組織変革ファシリテーションマスターコース修了。豊中市では自治体・民間団体による就労支援協働モデルの仕組みづくりを手がける。コミュニケーション研修講師、地域活性化や組織開発ファシリテーターとして企業やNPO/NGOなどの多様な組織に関わる活動を展開。

■理事:民間企業勤務を経て、職業教育施設で若者自立支援事業に携わる。その後ハローワークやNPOにて若者就職支援、特例子会社にて発達障害を持つ若者の指導育成に従事。2011年豊中市パーソナル・サポートセンター相談部門責任者。2012年キャリアブリッジ理事就任。事業統括責任者として現在に至る。

 Q. ホームページ
http://career-bridge.info/
 Q. SNS等
Twitter https://twitter.com/_CareerBridge/
Facebook https://www.facebook.com/career2014.bridge/
 Q. メールアドレス
info@career-bridge.net
 Q. 電話番号
06 (6151) 2244
 Q. FAX番号
06 (6151) 3037
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
<リファー元として>
・公的支援機関(市役所窓口、保健所、福祉事務所など)
・民間支援団体(若者支援、障害者支援団体など)
・学校関係者(教員、スクールカウンセラーなど)
・病院・クリニックなど医療機関
・市会議員
・ 調査員感想
事業内容からわかるように、一つの団体で様々な若者の困難に関わる支援を実施している。とりわけ生活や就労に関わる困難に直面している当事者においては、まず最初にここに頼れば「たらい回し」的な扱いになりにくいという点が、大きなメリットであると考えられる。
 一方で、(調査時点では)これら全ての事業は基本的に豊中市民(住民票の現住所が豊中市内の者)のみを対象としており、例えば市内の大学に通うものの住民票を移していない下宿生や、近隣市の実施する支援から漏れて頼ってきた方々は対象外である点に注意が必要である(その後、2017年4月より、サポステ管轄地域の変更があり、従来は豊中市内のみでしたが、豊中市・池田市・箕面市・豊能町・能勢町在住の若者へと対象が拡充されました)。
 …とはいうものの、聞き取りの中で対応をしてくれた担当者は「もしそのような方々のお問合わせがあった場合、その方が利用できる機関をできるだけご紹介するようにしています。」と話をして下さり、真摯に対応している印象を感じるとともに、限界について割り切れない苦悩も感じることができて、誠実な印象を持った。他に「豊中市内の府立高校内における居場所事業」について、2015年度まで大阪府の受託事業であったが、その受託期間が切れた後も撤退することなく自主事業として継続していた時期もあるというエピソードをお伺いし、誠実な印象を持った。

(最終更新日:2017年11月1日)

2017年9月2日

NPO法人 ニューワークス

Filed under: 働く,大阪府,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 10時51分36秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 ニューワークス
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市西区南堀江3-15-7 堀江ヴィラ 5A
[地下鉄千日前線桜川駅1号出口を出て、あみだ池筋を北へ信号2つ目を左折。(徒歩5分)
地下鉄長堀鶴見緑地線6号出口を出て、新なにわ筋を南へ信号2つ目を左折。(徒歩5分)
阪神なんば線桜川駅を出て、新なにわ筋を北へ信号2つ目を右折(徒歩5分)
※お車でお越しの際は近隣の駐車場へお停め下さい。
ビルばかりでオフィス街みたいな感じだった。ビジネス街。人混みはほとんどなくて、閑散としてました。静かでした。マンションが多いので、どのマンションか分かりにくいです。事前にマンションの画像をストリートビューなどで見て、覚えてから行かないと迷います。
1階に「cafe MILLO」の看板があるので、それが目印です。そのビルの5階が「ニューワークス」の事務所です。 ]
Q.他の活動場所
あり(話し合って一緒に決めたそれぞれの仕事先)
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
相談 水、土曜日10:00~13:00 1回2時間 3000円 相談活動、相談者の状況により日時・場所は柔軟に対応可能
就労訓練 月~金 個別相談により決める
居場所 月3万円 月3万円を払えば、相談料3000円は不要
 Q. 利用の際の条件など
特になし。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 若者の就労支援を掲げていますが、個々の特技、関心、能力にあった仕事を相談と体験(実習)で見つけ出し、その力にあった職業を探す(創る)。スタッフの繋がりで体験場所を見つけ出す。
[実践と経験を大切にしています。抽象的なことよりも、具体的なことを大切にしています。カウンセリングや心理分析よりも、利用者に合う仕事を一緒に探して、実際に経験してみることを大切にしています。利用者に対する指示ではなく、利用者の話を聞き、利用者の大変な状況を理解し、利用者に寄り添って、利用者に合う仕事を一緒に考えることを大切にしています。基本的に家庭訪問はしていません。]
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
50代 1人
60代 2人 2人
70代 1人
  Q. 特記すべき専門事項
高校教員経験者3人、保育士2人
  Q. スタッフプロフィール
教育関係、高校や保育所などの経験者がスタッフに多いです。又、地域の人々と交流、旅行などの世話活動をして来たので、その繋がりが多いです。
[そのことによって、仕事を紹介してもらえています。その中から利用者に合う仕事を利用者と一緒に探し、その仕事を経験する。継続的に仕事をする場合、仕事先の人(職場の人)から、利用者の状況や状態などの報告を受けます。]
 Q. ホームページ
http://www.geocities.jp/new_works_npo/top.html
 Q. メールアドレス
new_works_npo@ybb.ne.jp
 Q. 電話番号・FAX番号
06(6616)9136
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人 30%
70%
Q. 上表「その他」とは
病院から紹介されてということもある。(その場合も最終的に相談に来るかを決めるには本人または親なので、そちらに含んでいます)
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
全て個別です。
[利用者が主に過ごす場所は、この相談場所ではなく、一緒に探して見つけた仕事先なので、それぞれの仕事先によって雰囲気が違います。相談場所は、マンションの一室です。会議室ではなくて、民家みたいな部屋です。]  
・自由記述[調査員が聞き取り]
ひきこもりの問題は、社会の問題でもあり、本人が恥ずかしがる必要はありません。自分の困難な状況は人に知らせることが大切です。だから、年齢が高くなる前に早めに相談に来て欲しいです。仕事をすることによって自信が付き、会話も増え、前向きになります。だから、そのために多様な人に合わせたもっと多様な仕事先を紹介できるようになりたいです。団体名の「ニューワークス」も自分にとって新しい仕事を一緒に探して、経験して欲しいという思いから付けています。利用者は仕事先でのサポートを受け、運営者はその利用者の仕事先から利用者の状況報告を受けます。任せきりにはしません。利用者は、そういう体制で仕事をするので、訓練にもなります。まずは、話すことによって自分の気持ちを解放して欲しいです。「楽しい」という実感、「挑戦したい」という思いを持って欲しいです。ひきこもりは障害ではなく、ひきこもりの方は障害者手帳を持ってないことも多いので、国からの援助は受けられません。だから、支援の方法も手作りです。経済的な面で大変なことも多いのですが、利用者の成長を知るのが楽しくて、この活動を続けられています。今後はもっとモノづくりの業界の方に協力してもらい、いろんな生活訓練の場ができればと思います。
・ 調査員感想
マンションの一室で、会議室のような冷たい空間ではなくて、民家のような部屋でした。流し台もあり、冷蔵庫もあり、温かい空間でした。
運営者のお話を聞いて、「経験を大切にする」という思いを強く感じました。
仕事をするのを諦めるのではなくて、自分に合う仕事を、運営者と一緒に探して、実際にやってみることが、成長に繋がるんだと思いました。
頭でいろいろ考えるのではなくて、実際に経験してみることを大切にされてるところが、ハッキリしてていいなと思いました。
といっても、スパルタや指示や命令ではなくて、一緒に仕事を探すということにも温かさを感じました。
自分の発言に対して、「そうそう」と大きくうなずき同意してくれるところが印象的で、「聞いてもらえてる」「分かってもらえてる」「受け入れられてる」という安心感を覚えました。
このような温かい環境の中で仕事をするのは、社会復帰のための経験が積めていいなと思いました。
特に副理事長の方の、話を聞いてるときの、リアクション、反応が大きくて楽しかったです。反応が大きいと相手の気持ちや考えを理解しやすく、安心して話せます。大きな安心に繋がりました。

(最終更新日:2017年9月2日)

2017年8月7日

枚方市役所 ひきこもり等子ども・若者相談支援センター

Filed under: 大阪府,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 21時32分27秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
枚方市役所 ひきこもり等子ども・若者相談支援センター
Q. 主な活動場所
〒573-0032 大阪府枚方市岡東町12-3-410サンプラザ3号館4階
 Q. その他活動場所
〒573-0058 大阪府枚方市伊加賀東町6−8 枚方公園青少年センター内居場所「ひらぽ」
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
支援全般に
関する相談・
コーディネート
平日午前9時~
午後5時30分
無料 枚方市在住の義務教育終了後(15歳)から30歳代までの子ども・若者及びその家族等

専用電話(072-843-2255)で要予約(平日午前9時から午後5時30分まで受付)

居場所支援「ひらぽ」 毎週水曜日と、それ以外の曜日で3日程。合計月に7回程開催。午後2時~4時。 無料 ひきこもり等子ども・若者相談支援センターの相談者を対象に、相談員との1対1の関係から、次のステップへ、小集団での経験を積む場としておつなぎします。まずは、ご相談からご利用ください。
家族の会 毎月第2金曜日、午後2時~4時 無料 ひきこもり等子ども・若者相談支援センターの相談者(ご家族)を対象に開催。
Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
4人
Q. 専門資格・免許など
社会福祉士、社会福祉主事、臨床心理士
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
ひきこもり、ニート、不登校に関する相談をお受けし、継続して対応方法や支援を一緒に考えていきます。また、「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」(民生委員・児童委員協議会、社会福祉法人、NPO、行政で構成)と連携し、必要に応じて、より適した支援機関等におつなぎします。次のステップとしての居場所支援や、家族の会も行っています。
ご本人・ご家族、おひとりおひとりのペースに合わせて、一歩ずつ進んでいければと思っています。
 Q. ホームページ
http://www.city.hirakata.osaka.jp
 Q. 電話番号
072-843-2255(相談専用電話)
 Q. FAX番号
072-846-7952
 Q.最初の相談者の割合について(H28年度初回相談者の割合)
 

属性 割合(%)
本人 14.1%
本人と家族・その他 10.9%
家族・その他 75%
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
〇相談について
電話相談と面接相談があります。面接室が2つありますので、落ち着いた中でお話していただけます。市役所の窓口内ですので、周囲はほどよくザワザワしています。
〇居場所支援「ひらぽ」について
1回のひらぽにつき5人前後の参加者数です。ボランティアスタッフが1、2名、コーディネーターが1名一緒に活動をしますので、6、7人での活動です。こじんまりと落ち着いた空間です。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
〇家族の会について
1回につき、2~4人程度の参加者です。職員が1、2人同席します。落ち着いた自由な空間です。
・ 調査員感想
 大阪府では市ごとにひきこもり支援への力の入れ具合が異なっており、全く支援を行っていない市もあります。もともと大阪府が行っていた支援を市レベルに引き継いだのですが、市側にはあまり伝わっておらず、府側としても周知・徹底するために市の担当者を呼んで会議を行っているのが現状です。そんな中で枚方市は当初からかなり先進的に力を入れています。(調査員1)

市役所なので当事者自身が初めに相談に行くのは難しいかもしれませんが、公的機関なので安心感はかなりあります(危険性が少ない)。調査票でも何回も出てきましたが、やはり継続性が課題なようで、そのためにも「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」が、逆に市役所をサポートしたりしています。こうした取り組みは他の市ではまだなかなか行われていないので、枚方市が一つのロールモデルとなって他の市にも普及すればいいなと思います。(調査員2)

※なお、平成29年度より担当課名・体制などが若干変更されているので詳しくは直接ご連絡下さい。

(最終更新日:2017年8月7日)

2017年8月3日

PSIカウンセリング

Filed under: 大阪府,相談する — Kumono @ 19時51分29秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
 PSIカウンセリング
[PSIカウンセリングという名前の由来は、代表は、昔、英語が苦手でpsychology(心理学)をpsichologyと勘違いしており、その頃「PSIカウンセリング」として案件に対応する夢を見たことがきっかけです。初心を忘れないようにという思いがあります。]
Q. 主な活動場所
 大阪府大阪市中央区南船場3-11-27 日宝シルバービル306
[地下鉄御堂筋線心斎橋駅から徒歩3分、駐車場は無し。周辺の雰囲気は、歓楽街で人ごみがあります。なぜこの場所で活動を始めたのかというと、カウンセリングを始めたころの相談者の職種がこのあたりに多いからです。また、交通の便がよく、南船場が代表個人的にも、社会的にもイメージがいいからです。]
 Q. その他活動場所
 当事者さんとの野外活動も多いです。
[場所は特定されていません。活動の内容は、ひきこもり当事者とともにどこかへ出かけたりすることです。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
カウンセリング 24時間・無休 1時間6千円 完全予約制、各種イベントは事前申し込みが必要

[24時間対応なのは、相談者も代表も起床時間・就寝時間等が不規則だからです。また、スピード感のある対応を目指しているためです。実際、事務所で受ける案件は少ないです。]

 Q 利用の際の条件
 事前に電話・メールで連絡してください。当事務所の強みが発揮できない案件は、リファーをかける(他の機関に紹介する)ことがありますのでご了承ください。訪問カウンセリングは場所によって受諾可能か応相談の上、カウンセリング料金は上記より割増しになります。また交通費を頂きます。
[「当事務所の強みが発揮できない案件」とは、先に病院に行った方がいい場合(うつ病など)などを指し、その場合は断ります。病院での治療と並行して行う場合は、インテーク(面談)して状況を見てから判断します。また、基本的に電話でのカウンセリングは受けません。]
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 長くなりますので、ホームページ「事務所理念」(http://www.psi-rl.com/policy.html)参照
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人 1人
30代 1人 1人
 Q. スタッフプロフィール
 代表のプロフィール:30代、男性。心理学系の4年制大学卒。大学院にはすすまず、旅館の住み込みや塾講師などいろいろな仕事を経験して現在に至ります。生活時間帯が不規則で、代表自身も働きすぎで、太ったと思っています。3人麻雀が得意で、コーヒーに詳しいです。(代表の要望で聞き取りを基に調査者が記入)
 Q. ホームページ
 http://www.psi-rl.com/
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/psi_rl
Facebook https://www.facebook.com/PSIcounseling
その他 ブログ(http://ameblo.jp/psi-rl/
その他 代表個人のFacebook
https://www.facebook.com/takeuchi.yuichi.5
  Q. メールアドレス
  info@psi-rl.com
 Q. 電話番号
 06ー6253ー8864
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 80%
10%
その他 10%

[ひきこもりの案件の場合、最初の相談に来るのが「親」の割合が増えるが、それでも
本人:親=6:4]

 Q. 上表「その他」とは
事務所の代表やスタッフの友人やその家族、企業関係者、各種団体関係者。
[「企業関係者、団体関係者」とは、「個人として」と「会社として」の2面があります。個人としては職場の対人関係など、会社としては職場環境の改善などの相談があります。単発が多いです。カウンセリングの手法として、当事者一方の話を聞くのではなくそのグループの他の人たちからも話を聞くという立体的な聞き取りをしており、それが企業の対応に向いているようです。]
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 ひきこもりの相談は男性が多く、その他の相談は女性が多い傾向。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 ホームページで察してください。
[カウンセリング事務所にしてはめずらしくとてもフレンドリーで明るい雰囲気です。入り口の看板が目印で、部屋の中はソファーと代表さんの机・本棚などがあるだけで比較的シンプルです。]
入り口の看板 部屋の中 部屋の中
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 夫婦で来ることが少ない(夫婦で来てほしいが・・・)。
[夫婦で来てほしいのは、前述したように、カウンセリングの手法として、当事者一方の話を聞くのではなくそのグループの他の人たちからも話を聞くという立体的な聞き取りをしているからです。]
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 ホームページとは真逆の代表が日夜努力しております。
[代表は「ホームページではまじめだが、実際はいい加減だ」と言いたいのだと思います。実際にはまじめなので、多分に照れと謙遜を含んでいると思われます。]
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 他団体との交流も多いです。ビルの人とも仲が良い。ただし、代表と合わない人もいます。
[カウンセラーとして、それではいけないのかもしれないとも思っています。]
 Q. 活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
  代表はこの仕事をする前、塾の講師をしていたが先生という職業自体は好きではありませんでした。その頃、塾の講師をする前にしていた仕事の知り合いに、ある特定の職業のカウンセリングをすすめられました。塾の講師は好きではなかったのでおもいきってそのカウンセリングをやろうと思ったのがきっかけです。最初の頃は全く案件がなく、とても不安だったようです。
 Q. ひきこもり支援への過程[調査員が聞き取り]
  心理の大学では学生時代に実践の場がなく、代表者自身もそういう場がほしくかったため実際につくり、インターンを募集しました。そこに来てくれたインターンの兄弟がたまたまひきこもりでそれを改善させることができ、そのことをその親が宣伝してくれたので、ひきこもりの案件が増えました。
 Q. ひきこもりに対しての支援について[調査員が聞き取り]
  学校に戻る、就職をするといった物に限定せず彼・彼女がどのように生きたいかをカウンセリングを通し、各々に沿ったプランを練っています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
  課題としては、代表が最近太ったこと、働きすぎであること、(以前までの仕事と比べ)所得が低いことです。目標としては、多くの人がPSIカウンセリングにかかわって何かプラスになってほしいです。何か感じて、考えてもらうことがやりがいです。夢は、お金があれば基金などをつくって若手研究者に資金援助をして研究してもらうことです。
 ・自由記述
  代表はこれまでさまざまな職業を経験しており、さまざまな業界を見てきました。そうした中で感じることは、今の社会が変にひずんでいるということです。これまで問題とは考えられなかったことが、「問題」ととらえられるようになっているようです。カウンセリングに来る人たちは、そうした小さな問題、ひずみが潜在的に影響している人が多く、社会の中で少数派の人が多いという印象だといいます。親と子の関係でも、子どもに与える影響などを深く考えない親も多いとようです。そういうこともあってそうした親たちと何度も衝突した経験もあります。代表は、自分の考えが少数派だと自覚しているが、それでも、当事者が仕事だけでなくさまざまな意味で社会の中で「食っていける」という「真の社会復帰」を目指し、日々頑張っています。(代表から「調査員が自由にご記入ください。」という要望だったので、聞き取りをもとに調査員が代表の考えを記入)
・ 調査員感想
 PSIカウンセリングの主な活動場所(事務所)があるのは、大阪でもかなりの繁華街なので人も多く、いい意味でにぎやか、悪い意味で雑多です。なので、ひきこもり当事者の中には、行きにくい人がいるかもしれません。また、ビルの場所が若干わかりにくいかもしれないのでそこは注意です。この支援機関は、カウンセリング事務所にしては珍しく当事者とともに出かけたりする野外活動が多いです。調査員自身もその場に居合わせたことが何度かあり、当事者自身が楽しそうで「勉強になる」と言っていたのが印象に残っています。代表は、普段は気さくでおどけた様子であるが、自由記述の「考え」からもわかるように実はまじめで責任感が強く、熱いものを持っていると思います。そうでないと、24時間年中無休対応というのはできないと思います。

(最終更新日:2017年8月3日)

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