2017年9月2日

NPO法人 ニューワークス

Filed under: 働く,大阪府,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 10時51分36秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 ニューワークス
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市西区南堀江3-15-7 堀江ヴィラ 5A
[地下鉄千日前線桜川駅1号出口を出て、あみだ池筋を北へ信号2つ目を左折。(徒歩5分)
地下鉄長堀鶴見緑地線6号出口を出て、新なにわ筋を南へ信号2つ目を左折。(徒歩5分)
阪神なんば線桜川駅を出て、新なにわ筋を北へ信号2つ目を右折(徒歩5分)
※お車でお越しの際は近隣の駐車場へお停め下さい。
ビルばかりでオフィス街みたいな感じだった。ビジネス街。人混みはほとんどなくて、閑散としてました。静かでした。マンションが多いので、どのマンションか分かりにくいです。事前にマンションの画像をストリートビューなどで見て、覚えてから行かないと迷います。
1階に「cafe MILLO」の看板があるので、それが目印です。そのビルの5階が「ニューワークス」の事務所です。 ]
Q.他の活動場所
あり(話し合って一緒に決めたそれぞれの仕事先)
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
相談 水、土曜日10:00~13:00 1回2時間 3000円 相談活動、相談者の状況により日時・場所は柔軟に対応可能
就労訓練 月~金 個別相談により決める
居場所 月3万円 月3万円を払えば、相談料3000円は不要
 Q. 利用の際の条件など
特になし。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 若者の就労支援を掲げていますが、個々の特技、関心、能力にあった仕事を相談と体験(実習)で見つけ出し、その力にあった職業を探す(創る)。スタッフの繋がりで体験場所を見つけ出す。
[実践と経験を大切にしています。抽象的なことよりも、具体的なことを大切にしています。カウンセリングや心理分析よりも、利用者に合う仕事を一緒に探して、実際に経験してみることを大切にしています。利用者に対する指示ではなく、利用者の話を聞き、利用者の大変な状況を理解し、利用者に寄り添って、利用者に合う仕事を一緒に考えることを大切にしています。基本的に家庭訪問はしていません。]
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
50代 1人
60代 2人 2人
70代 1人
  Q. 特記すべき専門事項
高校教員経験者3人、保育士2人
  Q. スタッフプロフィール
教育関係、高校や保育所などの経験者がスタッフに多いです。又、地域の人々と交流、旅行などの世話活動をして来たので、その繋がりが多いです。
[そのことによって、仕事を紹介してもらえています。その中から利用者に合う仕事を利用者と一緒に探し、その仕事を経験する。継続的に仕事をする場合、仕事先の人(職場の人)から、利用者の状況や状態などの報告を受けます。]
 Q. ホームページ
http://www.geocities.jp/new_works_npo/top.html
 Q. メールアドレス
new_works_npo@ybb.ne.jp
 Q. 電話番号・FAX番号
06(6616)9136
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人 30%
70%
Q. 上表「その他」とは
病院から紹介されてということもある。(その場合も最終的に相談に来るかを決めるには本人または親なので、そちらに含んでいます)
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
全て個別です。
[利用者が主に過ごす場所は、この相談場所ではなく、一緒に探して見つけた仕事先なので、それぞれの仕事先によって雰囲気が違います。相談場所は、マンションの一室です。会議室ではなくて、民家みたいな部屋です。]  
・自由記述[調査員が聞き取り]
ひきこもりの問題は、社会の問題でもあり、本人が恥ずかしがる必要はありません。自分の困難な状況は人に知らせることが大切です。だから、年齢が高くなる前に早めに相談に来て欲しいです。仕事をすることによって自信が付き、会話も増え、前向きになります。だから、そのために多様な人に合わせたもっと多様な仕事先を紹介できるようになりたいです。団体名の「ニューワークス」も自分にとって新しい仕事を一緒に探して、経験して欲しいという思いから付けています。利用者は仕事先でのサポートを受け、運営者はその利用者の仕事先から利用者の状況報告を受けます。任せきりにはしません。利用者は、そういう体制で仕事をするので、訓練にもなります。まずは、話すことによって自分の気持ちを解放して欲しいです。「楽しい」という実感、「挑戦したい」という思いを持って欲しいです。ひきこもりは障害ではなく、ひきこもりの方は障害者手帳を持ってないことも多いので、国からの援助は受けられません。だから、支援の方法も手作りです。経済的な面で大変なことも多いのですが、利用者の成長を知るのが楽しくて、この活動を続けられています。今後はもっとモノづくりの業界の方に協力してもらい、いろんな生活訓練の場ができればと思います。
・ 調査員感想
マンションの一室で、会議室のような冷たい空間ではなくて、民家のような部屋でした。流し台もあり、冷蔵庫もあり、温かい空間でした。
運営者のお話を聞いて、「経験を大切にする」という思いを強く感じました。
仕事をするのを諦めるのではなくて、自分に合う仕事を、運営者と一緒に探して、実際にやってみることが、成長に繋がるんだと思いました。
頭でいろいろ考えるのではなくて、実際に経験してみることを大切にされてるところが、ハッキリしてていいなと思いました。
といっても、スパルタや指示や命令ではなくて、一緒に仕事を探すということにも温かさを感じました。
自分の発言に対して、「そうそう」と大きくうなずき同意してくれるところが印象的で、「聞いてもらえてる」「分かってもらえてる」「受け入れられてる」という安心感を覚えました。
このような温かい環境の中で仕事をするのは、社会復帰のための経験が積めていいなと思いました。
特に副理事長の方の、話を聞いてるときの、リアクション、反応が大きくて楽しかったです。反応が大きいと相手の気持ちや考えを理解しやすく、安心して話せます。大きな安心に繋がりました。

(最終更新日:2017年9月2日)

2017年7月13日

NPO法人 フォロ

Filed under: 大阪府,学ぶ,集まる・つながる — Kokushi @ 13時03分00秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 フォロ
Q. 主な活動場所
大阪市中央区船越町1-5-1
[もともとは谷町四丁目で活動されていたが、5年ほど前に移転されて現地(天満橋)に。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
居場所 土曜日14:00-21:00 700円 18歳以上
当事者研究 毎月第2月曜日13:00~17:00(変更の場合もあり) 500円 18歳以上

[居場所はサロン的なものだそうです。
居場所活動周辺のさまざまな企画があります。
「づら研」:生きづらさからの当事者研究
「もじにわ」:インタビュー冊子。編集作業は山下さんが担当。
ネットラジオ企画:関東など各地からの反応もあります。
セミなどの昆虫、シュールストレミングなどを食べる「食べづら研」などなど。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 「なるにわ」という名前で、毎週土曜日の午後に、お庭のような場を開いてます。なるにわでは、就労支援やひきこもり(から抜け出るための)支援など、支援というスタンスは一切とっていません。また、ニートやひきこもりなどの名づけは、外からの名づけなので、失礼だなと思っています。「なにものかでなくともよい場所」がコンセプトです。趣意書は下記。

http://www.foro.jp/nar’nywa/prospectus.html

 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
40代 1人
  Q. 専門資格・免許など
とくになし。
  Q. 特記すべき専門事項
フリースクールスタッフ、不登校新聞編集長など
 Q. スタッフプロフィール
埼玉県生まれ。大学を中退後、フリースクール「東京シューレ」スタッフを経て、1998年、『不登校新聞』創刊時から、2006年6月までの8年間、編集長を務めた。また、2001年10月、フリースクール「フォロ」設立時より、同事務局長を務める。2006年10月より、若者の居場所「コムニタス・フォロ」を立ち上げ、コーディネーターをしている(現在は「なるにわ」と名称変更)。2012年より関西学院大学非常勤講師。著書に『迷子の時代を生き抜くために』(北大路書房2009)、共著に『名前のない生きづらさ』(子どもの風出版会2017)。
[スタッフ(コーディネーター)の方は、98年から不登校新聞の編集をしていました。2000年に、その関係で大阪へ。親の会のたちとフリースクールを立ち上げ、2006年から若者の居場所を開始。若者の居場所は、支援する側と支援される側という関係ではない、互助的な関係の場として開いてます。「コーディネーター」は、あくまで関係調整の役割。東京は一枚岩的なものを求めるのに対し、大阪はわりと中心がなく、ばらばらでもよしとするという違いがあると思います。]
 Q. ホームページ
http://www.foro.jp/nar’nywa/
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/nar_nywa
Facebook https://www.facebook.com/narnywa/
 Q. メールアドレス
communitas@foro.jp
 Q. 電話番号
06 (6946)1507(フォロ)/050-5883-0462(山下)
 Q. FAX番号
06 (6946)1577
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 99%
1%
 Q. 参加・利用している本人の特徴など[調査員が聞き取り]
 参加条件は18歳以上で設立趣旨と規約に賛同する人なので、若者から親の立場の世代など、いろいろな人が参加してます。ひきこもりというと、肩書きがない、所属がなくなる状態で、「不登校」「ひきこもり」「発達障害」など周りから名前をつけられますが、なるにわは「なにものかでなくともよい場所」として開いてます。
ときに困った言動をする人もいますが、表面的な言動だけを見るのではなく、その根っこの部分を大事にしています。人が集まれば、ごちゃごちゃすることもありますが、ごちゃごちゃも「お庭」の養分ということにしています。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
サロンには、企画が入っているときも入ってないときもありますが、初めての人には企画の入っているときのほうは、おすすめです。

      

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など[調査員が聞き取り]
 本人が来られるのが大半です。費用が低いので、親の了解なしで参加できます。親の方が相談に来られることもあります。
・ 調査員感想
当事者系活動、おもしろかったです。理念があんまりかっちりしすぎませんというのが、当事者系活動はそういうもんかなあと 思いました。(調査員1)

私は自転車で行かせていただきましたが、周囲は坂が多く上町台地を存分に満喫できるかと思います。(駐輪場はないので、駐輪の際はスタッフさんに確認してくださいね。)
思っていたよりビルっぽい建物で、中に入ると(調査の時間帯は)子どもたちがわーわーやっておりました。またその日は他団体さんと麻雀!?の対抗戦をやっていたそうで、噂によれば全自動卓があるとかなんとか。麻雀をやる私からすれば、うらやましいの一言です。
そういったにぎやかな雰囲気とは一転、調査を受けてくださった担当の山下さんは物静かな理知的な方でした。受け答えをお聞きしていても多くの方が、山下さんを激賞される理由がよくわかりました。
また、こちらには記載できないようなオフレコトークも多くあり、個人的にまたお話ししたいと大変思った次第です。ただ、そういった一面だけではなく、ご自身の年齢をお忘れになっておられたりとお茶目な一面もあり、こういったところも魅力的ななのではないでしょうか。
一番共感できたお話は「でてきたことをやる」というスタンスでした。その結果が当事者研究に繋がっておられるということが、とてもわかりやすい流れでした。昨今はフリースクールが多く出来ましたが、関東や名古屋でも不登校新聞のスタッフとして多くのものを見てきたからこそできる老舗のフリースクールとして、これからも益々のご活躍を期待しております。(調査員2)

(最終更新日:2017年7月13日)

2017年3月9日

近畿自由学院

Filed under: 大阪府,学ぶ — Kumono @ 10時02分53秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
近畿自由学院
Q. 主な活動場所
大阪市城東区鴫野西1-17-19
[JR京橋駅から徒歩10分。周辺は住宅地で、建物も普通の一軒家なのでわかりにくいかもしれませんが、看板が目印です。横が公園というのもいい立地だと感じました。]
Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
フリースクール 月・火・木・金 10:00~17:00 中学生37,500円
高校生35,000円
高卒認定30,000円

[初回面談で親・子別に面談します。入学した子どもに対しては、随時、雑談の延長でおこないます。ただ、進路決定間近以外は、かっちりやることはあまりないです。
フリースクールはその団体によって何を重視するか方針の違いがあり(「スクール」なのか「フリースペース」なのか)、近畿自由学院のタイムスケジュールを見て、学習ばかりではないかと思われることもあります。
しかし、決して学習だけを重視しているわけではありません。何年もひきこもっていて、急に自由にしていいよと言われても困ってしまうことがあるように、まずは学習を来るきっかけとして、そこから徐々に慣れていき、みんなと楽しく過ごしてほしいと思っています。
フリースクールは相性が大事なので、必ず体験入学を実施し、フリースクール同士で紹介しあうこともあります。
アウトリーチ(訪問)は、マンパワーが足りない等の理由で行っていません。必要に応じて、電話で連絡をとったりはあります。
学外の方も参加できる保護者会も開催しています。]
看板 玄関横ポスト

Q. 利用の際の条件について
入学時点で中学校を卒業してから4年以内(大学1年生相当年齢以下)であること
Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
3人

男性 女性
20代 1人
30代 2人

[今年からスタッフが3人体制になりました。それまでは代表1人だったので、3人になっていろいろとバランスがとれるようになったと思います。ほかにボランティアさんもいます。絵が得意なボランティアさんが美大志望の子に絵を教えたり、国際経験豊富なボランティアさんとふれあうことで国際貢献に興味を持つ子が出てきたりと、いろいろな人とふれあうことがいい経験になっていると思います。]

Q. スタッフプロフィール
[ホームページより抜粋]

代表プロフィール
1982年生まれ、大阪市出身
神戸大学大学院総合人間科学研究科博士前期課程修了
高校社会科教員等を経て2011年、近畿自由学院を開校。
2016年から武庫川女子大学教育研究所で、フリースクールを研究しています。
近畿自由学院では主に校外学習、音楽練習、
保護者の方との連絡、全体調整を担当しています。

Q. スタッフ資格・免許など
教員免許、心理系資格
Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
[今を楽しく過ごしてほしいと思います。その後の人生において、仕事を続けるにも楽しくないと続かないと思うので、そこにつながればいいと思います。また、選択肢を狭めないことも大切だと思います。今後の夢次第では、学力が必要になることもあると思います。いろいろな人とのつながりで、自分自身の世界を広げてもらいたいと思います。]
Q. ホームページ
http://kinkifreeschool.sakura.ne.jp/
Q. メールアドレス
kinkifreeschool@gmail.com
Q. 電話番号
06-6925-3535
Q. 「近畿自由学院ブック2016-2017」について
近畿自由学院ブック(文集・イラスト集)をつくりました!
中高生、卒業生、スタッフが書いています。近畿自由学院の雰囲気がよく伝わる一冊です。
ぜひ、ご一読ください。近畿自由学院ブック2016-2017.pdf
Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 6%
90%
親以外の家族 2%
その他 2%
Q. 上表「その他」とは
病院
Q. 参加・利用している本人の特徴など
現在は中学生が多いです。男女比は年によって違いますが、今年は男子が多いです。
[現在、十数人が来ています。出席はその月によります。高校生は、ある程度やること(進路)がはっきりしてる子が多い印象です。
学年が違う子と接する機会が多くあるので、お互いにいろいろなことを学びあっていると思います。]
Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
[建物は3階建てで、フロア別に子どもたちが勉強しやすい環境にしています(にぎやかさや教科ごとになど)。]
1階奥 2階 3階 キッチン
Q. 活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
代表は大学院を出て進学校の教員になったのですが、受験指導重視の校風が嫌になり通信制高校に転職しました。その通信制高校はサポートが手厚くない古いタイプで、代表はサポートを手厚くしたかったのですが、1人約80人を担当で余裕がない状況でした。
そこで、自分でフリースクールをやることにして、現在7年目です。
・ 調査員感想
入口を「学習」にする良し悪しはありますが、当事者にとって「自由にする」という困難さを言い方は悪いかもしれませんが、当事者ではないのによく理解しているなと思いました。
とはいえ入口は学習なので、入りづらい人もいると思います。ただし、代表はフリースクールに相性が大切なことを理解しているし、他のフリースクールへの紹介も積極的に行っているように感じたので、合わないから終わりということにはならないと思います。
一見すると学習主体というのはフリースクールという形態では少数派だと思いますが、それでもそれなりに需要があるので、支援の多様性があっていいと思います。
アウトリーチをしないということも踏まえて、あれもこれも幅広くやるのではなく、できることを丁寧にしているのだと思います。

(最終更新日:2017年3月28日)

2017年3月1日

有限責任事業組合大阪職業教育協働機構(施設名:A´ワーク創造館)

Filed under: 働く,大阪府,学ぶ — Kumono @ 9時01分28秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
有限責任事業組合大阪職業教育協働機構(施設名:A´ワーク創造館)
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市浪速区木津川2-3-8
[駅からは少し歩きます。日中に行かせていただきましたが、工場も点々とある道なので、人通りは多くない印象でした。道の途中から「Aダッシュワーク創造館」と書いてある矢印が何か所かで見られるので、迷いづらいとは思います。
最終的に芦原公園の横にあるのですが、2つ大きな建物がありその片方です。こちらにも当然矢印が。]
Q.他の活動場所
コワーキングスペース 往来:大阪府大阪市中央区谷町6-5-26 複合文化施設「萌」2階
フリースペース マナビバ!:大阪府大阪市西成区出城2-5-9 にしなり隣保館ゆ~とあい内
Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
コミュニケーション講座「これから学級」(仕事に就きたいが難しいという若者を対象にしたコミュニケーション&ビジネスマナー講座) 年2回開催 全4回(体験編)全8回(仕事準備編) 週1回 14:00~16:00 ※詳しい日程はお問い合わせください 体験編:1,080円 仕事準備編:10,800円 ※割引制度あり 要事前面談 精神障がい、精神疾患で通院中の方は医師の同意が必要
フリースペース マナビバ! (高校中退者または学卒後進路未決定者を対象に、居場所の提供、学習・進路・就職支援を行う) 毎週火・木曜 10:00~16:00オープン 無料 (交通費自己負担) 15~25歳位の方 精神障がい、精神疾患で通院中の方は医師の同意が必要 ※実施主体は一般財団法人ヒューマンライツ協会

[・「これから学級」事業について
男女比は6:4くらい。マナビバは5:2。「これから学級」利用者はA´ワーク講座の割引があります。マナビバと比較すると、幅広い世代が利用しています。参加後すぐは緊張している方が多いですが、交流活動などによってだんだんと慣れていく様子です。修了後、同窓会と称した飲み会などが開かれることもあります。
「これから学級」を修了した後は、アルバイトを始める人と、コネクションズおおさかさんやハローライフさん等、他の就労支援施設での職場体験に移る人が半々位です。後者に進んだ方は、それぞれの施設での支援を経て、ほぼ全員がその後就職しています。他の就労支援施設に移行した後も、私達スタッフが、向こうの職員さんや、利用者さん本人と連絡を取り合うなど連携を欠かさないようにし、無理なく支援を受け続けられるよう配慮しています。]

鍋パーティー 鍋パーティー 壁新聞

[・「マナビバ!」事業について
若者のための居場所「フリースペース マナビバ!」は、実施主体は一般財団法人ヒューマンライツ協会で、A´ワーク創造館は連携団体という形で関わっています。サポステよりも下の世代を対象にしています。高校中退、あるいは不登校などの状態から、完全にひきこもってしまう前に早期にキャッチすることを目的に、居場所づくりや学習支援、進路支援、各種相談などを行っています。学校ではできない話など、いろいろな話ができるからいいと思います。アニメやゲームについてなど、そういう趣味のある利用者が多いです。学校と地域とマナビバの連携をつくることが今後の課題だと思います。]

[・その他の事業について
離職者を対象とした、建築CADや貿易実務などの公共職業訓練も行っています。一方、A´ワーク創造館独自の講座は7割は在職者で、働く前に学ぶ、働きながら学ぶことができるようになっています。進取の精神で公益性のある支援メニューを自主的につくっていきたいと考えています。]

Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
「働く人」「働きたい人」の仕事を応援する、というコンセプトで、若者支援に限らず、様々な職業訓練、独自講座、企業研修などを展開しています。今後は、「いつでも誰でも学び、ステップアップできる社会」を目指し、日本版コミュニティカレッジの実現に向けて、新たな取り組みを模索中です。
Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人
30代 5人 2人
40代 1人 2人
60代 4人
Q. スタッフプロフィール
館長
中小企業診断士として中小企業の経営支援を行いながら、地域社会づくりをテーマに福祉や環境、障害者などの仕事づくりや、福祉の町づくりを中心に活動中。A´ワーク創造館館長のほか、株式会社ワーク21企画代表、NPO法人おおさか元気ネットワーク副理事長など。若者支援事業コーディネーター
大卒後、地元大分で中学校教員として勤務。不登校など、困難を抱える子ども・若者の支援をしたいという思いから現職に転職。A´ワーク創造館では、「これから学級」「マナビバ」などの若者支援講座の企画・運営・講師を担当、その他職業訓練の企画運営、生活困窮者の就労支援事業などに携わる。中学校・高校第1種教員免許(国語科)所持。
Q. スタッフ資格・免許など
キャリアコンサルタント、中学校・高校教諭免許(国語・英語・家庭科)、中小企業診断士など
若年者支援事業担当者は中学校教員経験(4年間)あり
Q. ホームページ
http://www.adash.or.jp/
Q. メールアドレス
office@adash.or.jp
Q. 電話番号
06(6562)0410
Q. FAX番号
06(6562)1549
Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 40%
55%
その他 5%
Q. 上表「その他」とは
スクールカウンセラー、区役所職員など
Q. 利用者がどのようにしてマナビバへいたるのか[調査員が聞き取り]
ケースワーカー、通っている病院の先生、Web、区役所などの公的機関などからです。今ではマナビバと学校や病院などとケース会議をもつなど連携支援も可能になっています。
Q. 活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
国が設立した地域職業訓練センターとして発足しましたが現在は、公的な施設から民間経営になっています。公金、補助金は受けていませんが営利目的ではない公益性のある事業を行うところとして認識されていると思います。ただ対象者の多くが働いていない人のため、受講料を多くとることができないという問題があります。

2008年まで財団法人として、現在はLLP(有限責任事業組合)として活動しています。民間ですから、自由度の高い事業の展開ができるのがメリットです。

2000年 ちょうど「ニート」ということばができた頃に、「これから学級」がスタートし、現在も形を変えて続けています。2011年 緊急雇用基金事業などの制度があったころに、府の事業でニート予防として府内の16校の「定時制」「通信制」高校でサポートする事業を受託しました。そこから、キャリアコンサルタントを就職希望が多い学校へ派遣し、就職支援等を行っています。その結果、学校経由での高い割合での就職率をつくることができています。ただ学校を経由しない就職もありますし、中退率の問題や、就職してもすぐにやめてしまうなどの問題もあります。

・ 調査員感想
活動がしっかりしたかんじでおもしろかったですが、スタッフさんと応接室でお話しだけだったのであんまり活動の雰囲気は掴めませんでした(調査票では写真などで補足します)。(調査員1)

スタートが職業訓練センターさんということもあって、今まで行かせていただいた施設より大きく感じました。(ただし活動場所は別の場所です。)
またロビーにたくさんのチラシが棚においてあり、調査員としてはその量を見てやっぱり広いなと感じるという職業病?が(笑)
また官民問わず、いろんな団体や活動と関りがあることが見受けられました。
他の施設にないだろうなと思ったのは、外の喫煙所でおじさま達が、授業の内容をタバコを吸いながら話していたのが、ひきこもり・若者支援以外もされているのをひしひしと感じさせました。
さてそうやって緊張しつつ向かったのですが、担当していただいた方二人は大変物腰の柔らかいお二人で、調査は終始明るい感じで行われました。
館長さんからは部下への信頼の厚さが見て取れて、具体的なお話として「まちかどライブラリー」のお話を聞かせていただいたのですが、スタッフ同士が明るい雰囲気で協力しながら活動をされていることが容易に想像できました。
また偶然ですが、調査員が別活動にてお知り合いだったスタッフさんにもお会いしたのですが、こちらも笑顔あふれるナイスガイ!
活動自体は私たちは見れていないのですが、マップの他のメンバーが関わっているのでそちらに任せますが、他の団体にない成り立ちを持ち、幅広い団体と関わりを持つことは、スタッフさんから様々な面白い活動が生み出されやすい土壌があるのだろうなと思います。
「元々は国が設立した」であるとか、「スタートは職業訓練センター」と聞いて、堅い感じがするかもしれないですが、そういうことはあまり感じなかったです。
当事者目線だと、実際の活動の場所に来ている当事者さんが「何か手に技術をつけたいと思う。→Aダッシュワーク創造館さんの方で授業を受けてスキルゲット!」のような流れができるのはええことやと思います。(調査員2)

(最終更新日:2017年3月29日)

2016年3月22日

特定非営利活動法人 大東野崎人権協会

Filed under: 大阪府,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 8時57分39秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 大東野崎人権協会
Q. 主な活動場所
大阪府大東市野崎1-24-1(大東市立野崎人権文化センター内)
[JR片町線野崎駅から徒歩3分。周辺は住宅街で人通りも少なめです。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
相談支援 月曜日~土曜日 無料
居場所支援 第2・4月曜日 14:00~16:00 無料 実施内容により、別日に行うこともあります。
訪問支援 必要に応じて 無料
体験活動支援 必要に応じて 無料
学習支援 金曜日 10:00~12:00 無料

[・居場所について:
今年から予算の関係で週3回⇒週1回に縮小しました。「ジョブキャン」と呼んでいます(ジョブ+キャンプ、キャンパスなどいろいろな意味を含んでいます)。楽しいところもありながら、対人関係(コミュニケーション)、集団行動などに慣れてもらうようにしています。隣の教育センターでの卓球や近くのグラウンドでのサッカーなどの軽い運動、調理室での料理体験、和室でのカードゲームなどさまざまです。料理体験はなるべく季節のことを行うようにしています。ちなみに1月の調理体験はお正月ということもあり、ぜんざいを作りました。スタッフの方で考えたメニューや当事者さんの希望を聞いてメニューを決めたりします。
参加者は内容次第で2~10人ほどですが、イベント以外では男の子が多いです。活動が縮小するときにメンバーが「卒業」したり、広報を控えていたので、知られていないという側面もありますが、今後は、新しいメンバーが増えてほしいです。イベントなどは面談の時やメールでお知らせをしますが、なかなか参加しにくい人もいます。多くの人に参加してもらうためにも無料で行っています。臨床心理士がスタッフとして入っていますが、先導するわけではなくみんなで一緒に居場所をつくるという感じです。
みんなが楽しい企画をつくるのが大変で、ヒットしないこともあります。居場所と個別面談で振り返りを行い、スタッフ間で共有します。
ここから次のステップにどうつなぐかが大切だと思っており、居場所からのステップアップとして1upイベント(社会体験活動など)も考えています。

・その他の活動について:
基本的に当事者さんには週1回の居場所と週1回程度の面談が中心ですが、状況に応じて訪問や別の場所での面談をすることもあります。また、当事者だけでなく、家族全体の問題に対応することもあります。
その他にも、協力事業所からの提供で仕事体験の一環として内職作業やパソコン教室なども行っています。]

 Q. 利用の際の条件
本人の年齢は概ね15歳から39歳まで。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
「外に出ることの第一歩」を、臨床心理士などの専門支援員がセンター等での面談を通して、本人やご家族ととも考えていきます。若者の居場所にもなっている少人数グループ活動「ジョブキャン」を行っています。必要に応じて、セミナーへの案内や各種専門機関との連携も図ります。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人
30代 1人 1人
60代 1人
  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士,(大阪府認定)人権擁護士
 Q. スタッフプロフィール
事業統括責任者:
若者等自立支援事業やCSW事業および総合生活相談事業等にかかる各々のスタッフと協働・連携を図っている。
 Q. メールアドレス
noza_naka@yahoo.co.jp
 Q. 電話番号
072-879ー2010
(24時間・夜間緊急対応:090-7354ー2410)
 Q. FAX番号
072-879ー3611
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族 1%
その他 4%
 Q. 上表「その他」とは
学校関係者、相談機関支援員
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
特に20代後半から30代の方が多いです。男女比2:1くらいになります。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 面談はできるだけ静かで話に集中することができる面談室でおこないます。居場所は、野崎人権文化センターの会議室や調理室等を利用しています。

[写真は上段の左から玄関、相談室、下段の左から調理室、パソコンルームです。]

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
50代~70代の方、母親からの相談が多いです。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
温かい雰囲気作りを心掛けています。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 連携している生活困窮者相談の窓口、サポートステーション、病院等からのご紹介いただくことがあります。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 大東市においては同和問題の解決を目的にハード・ソフト両面の事業施策が展開されていました。また、「差別撤廃・人権擁護都市宣言のまちだいとう」を掲げさまざまな人権問題にかかる課題解消を図るために、市民を対象とした総合生活相談(進路選択・就労・人権・生活)事業を行っており若者のひきこもりにかかる相談が増えてきました。
そうしたなかで、平成24年に大阪府が子ども・若者自立サポート事業を行うという情報を得て応募しました。事業実施に当たっては保健師、臨床心理士、精神保健福祉士等の資格を有する人々の協力を得て体制を整えることができ、子ども・若者自立サポート事業、青少年メンタルヘルス事業、発達障がい者気づき事業を連携して取り組めることになりました。
その後、子ども・若者自立サポート事業にかかる予算は廃止され登録制となりましたが体制の縮小や他事業の組み合わせ等で工夫をしています。
担当している市域は、大阪府が指定している大東市、四條畷市、門真市、交野市、守口市の5市ですが、各々の市が27年4月から施行された生活困窮者自立支援制度の下でひきこもりにかかる相談支援を実施しているところから寄り添い紹介等を行う場合もあります。
大東市においては、27年11月から大東市若者等自立サポート事業が実施され、相談・訪問・居場所・体験活動・学習に関する支援にかかる分野を受託しています。
他市の相談支援窓口や専門機関に繋いだ場合でも当センターとのつながり見守りを大切にしています。
Q.最初に相談を来る人はどのような経緯で来ているのか[調査員が聞き取り]
 現在、広報は紙媒体(チラシなど)が中心でホームページは中断しています。最初の相談はそのチラシを見た家族からの電話が多いです(本人からはめったにないです。)家族との面談を重ねて本人と面談するようにしています。本人との面談の段階でも家族と連携します。
その後、当事者の状況に応じて居場所や体験活動を勧めたり、他機関(ハローワーク、サポステ、訓練学校等)に繋ぎます。
ネットワークのシステムはできていませんが総合生活相談等の事業の繋がりを活かしています。
 Q.活動する上で大切にしていること[調査員が聞き取り]
 当団体を法人格化にする時に「人権」人が活き活きとして生きていくことができる社会づくりに貢献することを目的に定めています。
いかにして当事者に向き合って困っていることを一緒に考えていくか、が大切だと思います。
若者のひきこもりは地域に限らず社会全体の問題であるとの認識のもとに、地域や年齢で区別することなく、総合的・包括的な支援に取り組むことを必要としていますところから他機関にもそのようなお願いに行っています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 いろいろなことを安定しておこなっていく(継続していく)ためにも自主財源がほしいです(クラウドファンディングなども検討中ですが、知識不足なので教えてほしいです)。また、中間就労も独自に行いたいです。そのためにも企業の協力などもほしいです。
・ 調査員感想
 ここまで幅広いことを独自に行っている団体(しかも無料で)はなかなかないので驚きました。隣の市とはいえ、自分の家から自転車で10分の距離に、このような支援機関があることも知らなかったです。とはいえ、他の多くの機関のように継続性が課題となっているようで、実際規模も縮小されているようです。幸い、多くの活動に使える「ハコ」はあるので、このプロジェクトのネットワークを活かして継続の一助になれば幸いです。最初は念頭になかったですが、それこそがこのプロジェクトにおける支援機関側のメリットかもしれませんし、プロジェクトとしても何か支援機関側にもプラスになってほしいと思っています。

(最終更新日:2017年7月13日)

2016年3月19日

特定非営利活動法人 みんなの未来かいたく団

Filed under: 大阪府,集まる・つながる — Kumono @ 9時24分59秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 みんなの未来かいたく団
Q. 主な活動場所
大阪府河内長野市日野97(耕作放棄地再生・農的取り組み)
[河内長野駅に集合して、車で行くことが多いようです。詳細はフェイスブックなどで確認してください。]
Q.その他活動場所
・兵庫県神戸市灘区六甲台町10 URグリーンヒルズ六甲公民館
・兵庫県加西市下若井町の耕作放棄地
・門真市立市民公益活動支援センター(来年度より)
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
耕作放棄地再生・農的取り組み(河内長野) 毎月第二土曜日、
他月一回不定
(主に土日)
9:00~15:00
一回500円、又は年会費5000円
(割引制度あり)
軍手・長靴・飲み物等持参下さい
耕作放棄地再生・農的取り組み(加西) 毎月一回
(主に土日)
9:00~15:00
一回500円 軍手・長靴・飲み物等持参下さい
コミュニティカフェ・イベント(六甲) 不定期 無料~ 特になし
門真市立市民
公益活動支援
センター
(28年度より)
9:00~21:30
(毎週木曜定休・年末年始お休み)
無料~ 特になし
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 大阪近郊の耕作放棄地を開拓・開墾して、都市と里山をつなぐ「DASH村的エコビレッジ」をつくっていきます。そこでは「自然と都会人」とをつないだり、農体験をしたりするイベントや、色んな農的取り組みをおこなっていきます。また、これら「トチの再生」や「農的取り組み」を通して、「ヒトの再生(ニート・引きこもりなどの問題に対する提案)」「モノの再生(廃棄食品・資源などに対する提案)」「地域の再生(地域コミュニティに対する提案)」をおこなっていきます。それは社会変革でありイノベーションです。行き過ぎた資本主義に振り回されずかつ共存できる持続可能なコミュニティを創り、ひいては「人々が生き甲斐を感じることができる社会」を創造します。「~しなければいけない」「~するべき」という「既存・既成の概念」を取り払い、ひきこもりの方だけに限らず誰もが自分の居場所を確保し活躍していける様な「オープン&フラット」なコミュニティを目指してます。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
30代 4人 1人
40代 3人

[理事が8人と多いが、代表に共感している人もいるだろうが、損得の人もいるだろうと思います。当事者経験があるのは自分(代表)だけです。ある時(NPOとは全く別に)ビジネスグループをつくったことがありますが、仲間と思っていた人に裏切られ潰れてしまいました。その時は恨みましたが、後になってその人はもともと自分と見ていたものが違ったただけだと思うようになりました。このことは志を同じくしている人だけで集まらないと上手くいかないということを示していますが、だからといってそれを代表の権限(命じるようなこと)によって実現することは絶対に不可能です。代表とは皆に持ち上げられて代表になれるからこそ、その役割を果たせます。現実的に裏切りのようなことを防ぐには、組織の仕組みとして金銭の流れなどに透明性を担保することが重要で、逆に言えばそのような方法さえとることができれば、1000人規模までであれば防ぐことができると考えています。現にみんなの未来かいたく団では、そのようにして(ネットで全ての情報を公開しています)、順調に活動を広げています。]

  Q. 専門資格・免許など
古物商免許
 Q. スタッフプロフィール
 高校時代に「ひきこもり」を経験。高校3年間で合計約1年分しか通えなかったが、何とか卒業させてもらう。卒業後IT系の会社に就職するが、半年ほどで登社拒否になり退職。大学進学を目指す事になり、翌年奇跡的に合格する。大学進学後は自身のコンプレックスやコミュニケーション能力の低さに苦しみはしたが、何とか卒業し地元の中小スーパーに就職。スーパーは多種多様な人達が居てコンプレックスに苦しむ事も少なく、店長まで勤めあげるが、10年ほどで倒産。それを機に夢でもあった起業家の道へ。2005年、古物商(リサイクルショップ)で独立。順調にビジネス展開し、法人化。株式会社一善堂代表取締役に就任。が、その後リーマンショックやそれに続く東北大震災の不景気の煽りを受ける様になり、経済だけを追い求める生活に閉塞感を感じる様になる。2012年、「トチ(農)の再生」「ヒトの再生」「モノの再生」「地域の再生」を軸として「資本主義経済とは別の第二の価値軸を持つ継続可能なコミュニティの創造」という将来ビジョンを作り、2014年みんたく団の活動をスタートさせる。同年11月、NPO法人化。代表理事に就任。
 Q. ホームページ
http://ameblo.jp/mintakudann
 Q. SNS等
 

Facebook https://www.facebook.com/mintakdan/
 Q. メールアドレス
ippei.k@nifty.com
 Q. 電話番号
06-6332-9518
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 100%
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 20~30代~アラフォーぐらいまで。すでに複数の支援団体などにも出入りし、「ひきこもり」という立ち位置では無さそうな方がほとんどですが、「就労」という壁や「未来に対する不安や閉塞感」に苦しんでいる段階である様に思います。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 当事者経験の無い人も多数参加しているため、逆にある程度社会経験を積んだ「大人」が多く、多少のトラブルが起きてもそれぞれに対話でもって対処していける。また、「オープン&フラット」を原則にしているため、「ひきこもり」は「生き方の一つ」という認識。作業などは自主性を大事にしているので、遊びながらやっている感じです。

Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 ある程度社会経験を積んだ視野の広い、ある意味「大人」が多いです。耕作放棄地再生は収益性のほとんど無い「社会貢献活動」でもあるため、ガチガチの「会社人間」「ビジネスマン」みたいな人は逆に来ないです。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 代表は大学卒業後一般企業(スーパーマーケット)に勤め、その後独立して自営業(株式会社一善堂)を営んでおり、これまでの職歴では一切ひきこもり支援に関わる事がありませんでした。にもかかわらず何故このようなNPO法人を運営するに至ったのかは、大きく2つの理由があります。
1つめは自分自身のひきこもり経験です。中学校での成績は良く、高校は進学校に進んだものの、そこでの挫折経験からまもなく不登校となりました。その後、大学には進学するもののコミュニケーションを人並みにできないということはずっとコンプレックスに感じており、何が足りないかはわからないものの劣等感を感じていました。またこの時期を含めて幼少期に父が淡路島にしばしば釣りに連れて行ってくれて、このことは(後になって思えば)そのような生活(現在のNPOの事業)へのあこがれになっていきました。
2つめは、この「社会と制度」に対する理不尽と不満です。代表は職歴の中で自身の努力ではどうにもならない事を重ねてきました。最初に勤めたスーパーでは仕事ぶりを評価されながら10年間勤め上げたものの、会社の倒産という形で職を失っています。また独立起業後には、努力の甲斐あって順調に成長を続けていたものの、リーマンショックや東日本大震災という自身の与り知らないところでの社会的インパクトによって、その努力がいとも容易く破壊されるという経験を重ねています。そして同時に、このような未曾有の社会的インパクトが発生しても、家賃や公共料金には何の変化も無いことに大きな違和感を持ちました。これらの経験から、どれだけ努力をしても報われず、一方で生まれながらに資源を持っていればどれだけの社会的危機が起こっても安泰である社会と制度に不満を感じ、「世の中の動きに振り回されるのはシンドイ。そうでない生き方をつくりたい」と考えるようになりました。
このような経緯から、具体的な形で「資本主義社会に対するセーフティネットとして社会主義的な生産と再生を行うコミュニティをつくりたい」と考えるようになり、現在の「みんなの未来かいたく団」へと繋がりました。
 Q. 事業の収支報告書を読んだ限り、営利を度外視しているように見えます。ビジネスマンの代表さんがそこまでする訳と、今後の展望について[調査員が聞き取り]
 資本主義に対する疑問が前提にあっての活動なので収益第一とは考えていません。とは言え資本主義社会で生きて行く以上、参加する人にわずかでも現金を分配する必要は感じています。だからどこかでマネタイズ(ネット上の無料サービスから収益をあげる方法のこと)の必要はあります。しかしながらそれは5年、10年先に自然に可能になってくると考えています。誰もやらないけれど、(すぐに)金にならないからやらないだけで、ニーズはあります。ニーズがある以上、(すぐに)金にならなくても突き抜けてゆけば良い。実現すれば、自然にマネタイズできる。この途中で小銭を稼ごうとするから失敗するのだと思います。突き抜けてやっていきます。
 ・自由記述
 当団体では専門の相談員が居る訳ではないので、いわゆる「初期支援」は難しいかと思います。が、逆に「初期支援」を通過してある程度社会復帰した人たちに立ち塞がる壁や「未来に対する不安や閉塞感」を、「農」を通して「無理なく実践的に解決していく」事ができると考えています。
具体的には、
①「農」は「食」という人間が生きていく上での基幹を担っている → 極端な話、お金が無くても「食う物」さえあれば人間生きていける
②ゆるやかな実践(遮二無二やる必要は無い) → 土地さえあれば、自分の食う分だけ作る事はそれほど難しい事では無い=「自給農」 → 「自分の力で生きていく自信」を取り戻す
③「土地」は「耕作放棄地再生」によってタダで手に入る
④共同作業などによる社会との接続
⑤余剰生産物などを現金に変える→経済との接続
⑥「土に触れる」「太陽に当たる」「体を動かす」「自然の中で過ごす」という事の心身への好影響
という事が挙げられると考えます。
また、来年度より開始する門真市の委託事業や、その他企業とのタイアップを通じて、「自分らしくちょっとした収入を得る」仕組みを構築し、更に、ボランティアや協創や相互扶助を軸とした、誰もが自分の居場所を確保し活躍していける様な「オープン&フラット」なコミュニティを創っていく事で、「ちょっとした収入があれば楽しく生きていける」仕組みも構築しつつあります。
・ 調査員感想
 ビジネスの世界に身を置いてきた代表さんは、裏切りや不条理など、人間関係に起因する様々な困難を経験しているが、それでも「最終的に一番面白いのは”人”」と言える寛容さには感心した。組織運営の難しさを実感する話が多々出たものの、まったく絶望していない様子も印象的であった。またピアサポーターの重要性は「共感(≒やさしさ)」という点で強調されるが、代表さんにはこの「共感」に加えて、厳しい資本主義社会で生き延びてきたサバイバーとしての「粘り強さ」と、同時にその自らのフィールドを疑い、既存の価値感を絶対視しない「反骨」が掛け算になっているように感じた。

(最終更新日:2016年3月19日)

特定非営利活動法人 若者国際支援協会

Filed under: 働く,大阪府,学ぶ,集まる・つながる — Kumono @ 9時12分15秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 若者国際支援協会

[正式名称は「若者国際支援協会」ですが、通称「わかもの国際支援協会」または「わかこく」と書くことが多いです。団体名が長くてすべて漢字だと硬い印象を与えますし、ひらがなの方が柔らかくデザインとしてもそちらの方がいいので、そちらを使うことが多いです。]

Q. 主な活動場所
大阪府大阪市中央区平野町 一丁目7番1号 堺筋髙橋ビル5階 大阪NPOセンター内 B-502
[大阪市営地下鉄堺筋線北浜駅より徒歩2分。周辺はオフィス街で人通りも多めです。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
こもりす倶楽部
親の会
月一回
土曜もしくは日曜
一回につき1000円(保護者のみ。当事者は無料) スタッフとの
面談を経る
テレワーク・
ワークシェア
(報酬)業務内容による 今年度は新規テレワーカー募集無し
 Q 利用の際の条件
年齢は30代くらいまで。
専門家の対応を必要とする障害をお持ちの方については、十分対応できるスタッフおよび体制が整っていない為、対応を致しかねますことをご了承願います。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
安心してひきこもることができる社会に、ひきこもりが差別されない社会に、を願い設立したNPO法人。
支援されるものではなく、社会を支援するものとして、自分たちニート、ひきこもりを捉える。誰かを助けることは、自分を助けることである、という意味においての『自助』を行う、ひきこもり当事者の自助グループ。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
30代 5人
50代 1人 2人

[これまでは理事に頼りっきりでしたが、ここ1年はスタッフ同士で話し合って決めていこうとしています。今のスタッフは雇用ではなく、パートの人もいますが基本的には他に仕事を持っている人がボランティアでやっています。平成25年度は大阪府の緊急雇用推進事業で「雇用」関係があったり、今年度は日本財団の助成金があったりしましたが、今後はなくなるので頑張らないといけないと思っています。]

  Q. 専門資格・免許など
キャリア・コンサルタント。IT技術による制作部有り。親の会有り。
 Q. スタッフプロフィール
 主に、当事者の立場からの若年層のスタッフと、その保護者や支援者の立場からの年齢層のスタッフに分かれています。
若年層のスタッフはひきこもり経験のあるものが大半を占め、立ち上げから関わっているもの、助成事業の企画やその他イベントなどから参加したものが在籍しています。その多くがWEB制作部のテレワーカー(在宅ワーカー)を兼ねており、イラスト、デザイン、HTML、プログラミングなどの技能を持つものもいます。
保護者層のスタッフは、若年スタッフの親や、ひきこもりの子を持つ親、支援者の立場での参加などのものがいます。こちらは主に福祉面での活動に関わることが多いです。
 Q. ホームページ
http://wakamono-isa.com/
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/wakamonoisa
Facebook https://www.facebook.com/wakamono.isa
 Q. メールアドレス
info@wakamono-isa.com
 Q. 電話番号
070-5345-8622
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 39%
55%
親以外の家族 4%
その他 1%
 Q. 上表「その他」とは
社会福祉協議会職員からの当事者に関する相談。
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
20代後半~30代の男女の会員・利用者が最も多い。
ほぼひきこもり・ニート当事者・経験者。
利用者には、スタッフ、当事者会への参加、親の会への当事者としての参加、自習室利用、IT勉強会利用、ワークシェア、テレワーカー、会員など色々とあり、各人に合った形式で参加している。
興味のあることを学んだり、仕事を行ったりという団体の特徴上、精神面や社交面である程度安定した状態にある参加者が多い(もちろん例外在り。また、当事者会や親の会ではその限りではない)。
また、親の会を経由して、その子供が参加する形で会員となったものも複数あり。
参加のきっかけは、会員の紹介によるものや、企画や広報からの当事者によるアクセス、保護者の子供、他支援施設の推薦、支援者からの紹介、当事者会参加などがある。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
○事務所
シェアオフィスの共用スペースを利用している。
多人数が集まるイベントや企画では、別室の会議室スペースを有料にて借りて利用する。
ワーキングスペースのほうではスタッフが時々仕事をしている。

○親の会
こもりす倶楽部親の会では、ひきこもり当事者も一員として参加している。
主に、親の世代に対して、当事者がこう思っている、ということを届ける形での参加となる。
場所は事務所の共用スペースだったり、会議室だったり、別のレンタルスペースだったりと色々。

[写真は、案内図とIT勉強会やイベントを行う部屋(別室の会議室スペース)の様子です。]

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 保護者としては母親の参加が9割以上となります。年代は40代~60代が多いです。
主にこもりす倶楽部親の会への参加ですが、開催場所が当事者が利用する場所と同じであることや、親の会への当事者参加などもあるため、スタッフと顔見知りであったり、事務所に遊びに来たりという保護者もいます。
わかこくの特徴である、ひきこもりが仕事をしている、という部分を知って参加する保護者も多いですが、仕事には当事者本人の意思や技術の習得や業務契約上の信頼関係の構築など、いくつかの課題のクリアが必要とされるため、その部分での保護者の期待に応えられない場合がいくつかあります。
上記の特徴も絡み、子供の年齢が20~30代以上の保護者が多いです。
こもりす倶楽部親の会の主催スタッフもひきこもりの子を持つ親であり、同じ立場として親の会の運営を行っています。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 こもりす倶楽部親の会の開催場所は、レンタルオフィスの共用スペース、あるいは会議室スペースであることが多い。時折、別のレンタルスペースを借りて開催することもある。
主に机をはさんで向かい合う形となる。
親の会では、自己紹介と近況報告、経験談のシェアなどが主な流れ。
主に、同じ保護者であるスタッフが中心になりながら、それぞれの近況や悩みなどを、一人ずつ話していく形式である。
経験談などからアドバイスすることもあるが、基本的には話を場の全員で分かち合って、共有するというスタンスである。
子供を外に出すことよりも、まず親が元気になること、また辛さを分かち合って親が元気になることを目標に運営されている。
ひきこもり当事者も、子供側や当事者側の意見や気持ちを伝える立場として参加している。
責めるような発言よりは、内省的であったり、内心を平静に伝えるような発言が多い。また、社会構造の変化による世代間の意識差を埋める発言など。気付きや視点を得られたという保護者の声もある。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
2008年 オンラインゲームの海外サーバーで、のちに若者国際支援協会(以下、「わかこく」)の中心メンバーとなる3人が出会い、そこでの経験をもとに2009年に日本人のひきこもりを対象に呼びかけを行いました。そして、当事者同士(12名)がネット上でつながり、ひきこもり自助グループとして「ソル・ライフ・ネット」を結成しました。
スローガンを「自分を支援するのは、自分自身だ」と決めて、「自助」の理念を信じ、自分たちで出来ること、社会貢献を開始しました。そのなかで、テレワークの構想を実行に移し、ホームページ制作をボランティアで開始するなどしました。
2010年2月 NPO法人化
2011年 アニメやゲーム等の現代の若者文化について語り合う外国人との交流事業「若者現代文化フォーラム」開始しました。
2012年 ひきこもりの問題を異文化の視点からとらえ直す機会を得て大きな気づきを持ち、外国人の若者も含めた活動を展開していくことを視野に入れて、また何をしてるかわかりやすく明確にするために「若者国際支援協会」に改名しました。
2013年 「親の会」(のちに「こもりす倶楽部」と命名)開始しました。
2013年4月 事務所を大阪市西区北堀江に移しました。
2014年11月 事務所を現在の場所(大阪NPOセンター内)に移しました。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 現在は助成事業の中身をこなしているという感じなので、今後は理念に立ち返って活動を継続していこうとしています。
①親の会(「こもりす倶楽部」)
②居場所作り:個々にやりたいことをやりながら、集まれる自習室を開放し、外に出られる人をサポートしています。
③若者現代文化フォーラム
の3つと「テレワーク」の2本柱で活動していこうと考えています。
 ・自由記述
当法人の特徴として、制作部によるIT技術を使った制作業務を請け負っています。
・ 調査員感想
 「わかこく」という名前は、よく聞いていたので大きい団体さんかなと思っていましたが、事務所は共有スペースの一画でとてもこぢんまりとしていました。活動内容から見てもわかるように、パソコンさえあればスペースはあまり必要ないのかもしれません。あくまでも「当事者団体」として、事業を展開しているわかこくは1つのモデルケースになっていると思います。

(最終更新日:2017年7月7日)

2016年2月25日

株式会社 グランディーユ

Filed under: 働く,大阪府 — Kumono @ 22時08分18秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
株式会社 グランディーユ
Q. 主な活動場所
大阪府堺市堺区榎元町6-6-4
[JR阪和線・南海高野線三国ヶ丘駅東口より北へ徒歩5分。調査後に調査員がおじゃましたカフェ「メゾン・ド・イリゼ」です。]
 Q. その他活動場所
大阪府堺市堺区向陵西町4-1 三国ヶ丘マンション4号室1F
[JR阪和線・南海高野線三国ヶ丘駅東口より北へ徒歩5分。今回調査対象としておじゃました地域活動支援センター「ぜるこば」です。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
支援センター 月曜〜金曜
10:30〜20:30
日曜
11:00〜18:00
プログラムによる なし
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
自身の「〜したい」という「たい」の気持ちを大切にしています。
  Q. 専門資格・免許など
社会福祉士、PSW(精神保健福祉士)
  Q. 特記すべき専門事項
ボランティアスタッフに元特別支援学校教員あり
 Q. スタッフプロフィール
 生活自主訓練事業所にて、精神障害者(発達障害含む)、知的障害者の支援を三年勤めてきました。その同期に大阪市立大学大学院にて「障害児・者の自立とは?」という研究をすすめてきました。「自立」という言葉には、支援員・スタッフには何が大切なのでしょうか。今でも模索しながらより良い環境を目指しています。
 Q. ホームページ
http://grandeur-jp.com
 Q. メールアドレス
zeru_kova@yahoo.co.jp
 Q. 電話番号・FAX番号
072-229-1520
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
[1枚目が地域活動支援センター「ぜるこば」、残り2枚がカフェ「メゾン・ド・イリゼ」の写真です。]

ぜるこば メゾン・ド・イリゼ メゾン・ド・イリゼ

・ 自由記述[聞き取りをもとに地域活動支援センターぜるこばさんについて調査員が記入]
 (株式会社グランディーユさんの調査でしたが、聞き取りの実施場所は地域活動支援センターぜるこばさんで行いました。そのため、今回の調査については地域活動支援センターぜるこばさんについての調査が主です。)

地域活動支援センターぜるこばは三国ヶ丘駅から徒歩数分の場所。大きな道が前を走っているマンションの一階にあります。スタッフ含めて10名ほどがいたように思います。訪問の日は、途中からパソコンのプログラムが始まりました。それ以外は各々それぞれがお話したりしているようでした。
お話を伺った代表さんからは最初にマップ作りプロジェクトに対するエールがありました。福祉の世界において株式会社であるということはやや珍しい存在、すこし変わった存在であるようです。それは代表さんの経歴からということもあるでしょうし、どのような支援のあり方がよいのかという方針からということもあるようです。11月に弁当の配食などのための工房がオープンしますます先に進んでおられるようです。会社のそれぞれ別れた部門では「食べること」「ごはん」がひとつのキーワードになっていると言えるでしょう。ひとは食べるのが好きだし、そこで共有していけるものがあるというようにはなされていました。
さらに焼き菓子など販売するにあたって「魅力的な」商品をどう作るのかという課題に取り組まれ、様々な指導的な立場の存在でもあるようでした。
福祉や教育、それぞれのあり方、そのかたにとってよい支援とは何かを考えながら、「自立」という言葉の意味を考え、そのかたの自発的に自ら進んでいける動きをサポートしたいとのことでした。様々な話し合いをし、どういうことができるのか考えていく。ひとつの例では動物のプログラムをとりあげました。賛否両論あったようですが、なんとか着地点をみつけたようです。全て否定するということではなく、様々に考えていきたいといことでした。
女性向けのプログラム(メイクなど)も多数構成して、女性へ向けた意識もかなり高いようでした。
親の会などもされていて、遠いところからも参加されているなど、独特のコミュニティができているようです。

・ 調査員感想
 代表さんの個性なのか、独特のよい意味で他とは「違う」事業所なのではと印象を受けました。ぜるこばさんの調査のつもりで行かしていただいたのですが、グランディーユさんについての調査になり、ぜるこばさん以外についてはほとんど聞けていません。ただ、その後グランディーユさんが経営しているカフェ「メゾン・ド・イリゼ」さんでおいしいお茶をいただき、優雅な時間をすごさせていただきました。貴重な体験をさせていただきましてありがとうございました。

(最終更新日:2017年8月1日)

枚方市役所 ひきこもり等子ども・若者相談支援センター

Filed under: 大阪府,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 21時32分27秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
枚方市役所 ひきこもり等子ども・若者相談支援センター
Q. 主な活動場所
〒573-0032 大阪府枚方市岡東町12-3-410サンプラザ3号館4階
 Q. その他活動場所
〒573-0058 大阪府枚方市伊加賀東町6−8 枚方公園青少年センター内居場所「ひらぽ」
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
支援全般に
関する相談・
コーディネート
平日午前9時~
午後5時30分
無料 枚方市在住の義務教育終了後(15歳)から30歳代までの子ども・若者及びその家族等

専用電話(072-843-2255)で要予約(平日午前9時から午後5時30分まで受付)

居場所支援「ひらぽ」 毎週水曜日と、それ以外の曜日で3日程。合計月に7回程開催。午後2時~4時。 無料 ひきこもり等子ども・若者相談支援センターの相談者を対象に、相談員との1対1の関係から、次のステップへ、小集団での経験を積む場としておつなぎします。まずは、ご相談からご利用ください。
家族の会 毎月第2金曜日、午後2時~4時 無料 ひきこもり等子ども・若者相談支援センターの相談者(ご家族)を対象に開催。
Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
4人
Q. 専門資格・免許など
社会福祉士、社会福祉主事、臨床心理士
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
ひきこもり、ニート、不登校に関する相談をお受けし、継続して対応方法や支援を一緒に考えていきます。また、「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」(民生委員・児童委員協議会、社会福祉法人、NPO、行政で構成)と連携し、必要に応じて、より適した支援機関等におつなぎします。次のステップとしての居場所支援や、家族の会も行っています。
ご本人・ご家族、おひとりおひとりのペースに合わせて、一歩ずつ進んでいければと思っています。
 Q. ホームページ
http://www.city.hirakata.osaka.jp
 Q. 電話番号
072-843-2255(相談専用電話)
 Q. FAX番号
072-846-7952
 Q.最初の相談者の割合について(H28年度初回相談者の割合)
 

属性 割合(%)
本人 14.1%
本人と家族・その他 10.9%
家族・その他 75%
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
〇相談について
電話相談と面接相談があります。面接室が2つありますので、落ち着いた中でお話していただけます。市役所の窓口内ですので、周囲はほどよくザワザワしています。
〇居場所支援「ひらぽ」について
1回のひらぽにつき5人前後の参加者数です。ボランティアスタッフが1、2名、コーディネーターが1名一緒に活動をしますので、6、7人での活動です。こじんまりと落ち着いた空間です。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
〇家族の会について
1回につき、2~4人程度の参加者です。職員が1、2人同席します。落ち着いた自由な空間です。
・ 調査員感想
 大阪府では市ごとにひきこもり支援への力の入れ具合が異なっており、全く支援を行っていない市もあります。もともと大阪府が行っていた支援を市レベルに引き継いだのですが、市側にはあまり伝わっておらず、府側としても周知・徹底するために市の担当者を呼んで会議を行っているのが現状です。そんな中で枚方市は当初からかなり先進的に力を入れています。(調査員1)

市役所なので当事者自身が初めに相談に行くのは難しいかもしれませんが、公的機関なので安心感はかなりあります(危険性が少ない)。調査票でも何回も出てきましたが、やはり継続性が課題なようで、そのためにも「枚方市ひきこもり等地域支援ネットワーク会議」が、逆に市役所をサポートしたりしています。こうした取り組みは他の市ではまだなかなか行われていないので、枚方市が一つのロールモデルとなって他の市にも普及すればいいなと思います。(調査員2)

※なお、平成29年度より担当課名・体制などが若干変更されているので詳しくは直接ご連絡下さい。

(最終更新日:2017年8月7日)

2016年2月11日

NPO法人 教育相談おおさか

Filed under: 大阪府,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 20時19分12秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 おおさか教育相談研究所
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市天王寺区東高津町12-14
[地下鉄谷町9丁目駅、近鉄大阪上本町駅から徒歩2分。周辺は歓楽街で、人が多いです。専用の駐車場はありませんが、近くに「タイムズ」(時間貸駐車場)があります。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
相談室での相談 月曜~金曜
10:00~18:00
土曜
9:00~17:00
事業活動協力金として、1時間メドで2000円 なし
訪問 随時 同 3000円
学習支援 随時 同 3000円
家族交流会 随時 無料 当法人相談来談者の家族の交流会

[訪問は極めてまれですが、随時しています。学習支援も同様です。最近いろんな機関とつながるようになってきて、学習支援のニーズが多くあることも分かってきました。元教員の特徴を生かしていきたいです。また、当法人に相談された方と相談中の方を対象に家族交流会も発足しました。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
相談は登校拒否・不登校、社会的ひきこもりが中心であるが、学校生活や進路の問題も含めて相談に応じている。当法人の相談統計から見える最近の特徴は、小中学生の登校拒否人数が急増していること、高校生も相変わらず多い。さらに20歳代のひきこもりが相談中最も多く、また30歳代以上の相談が増加している。つまり、小中学校、高校、20歳代、30歳代以上の各年齢層に分布が広がっている。その原因について、研究所として分析も行っているが、小中学校の子どもたちをとりまく教育と生活環境が貧困と格差の問題、学力テストを始めとする競争と管理の教育によって学ぶ喜びが奪われ、それが校内暴力の増加にも表れ人間関係が崩れる状況にあること、また登校拒否から社会的ひきこもりへの移行や、社会参加から撤退する若者など、子ども若者の生きづらさがいっそう深刻になっている。この事態を打開しない限り、登校拒否、ひきこもり問題はさらに深刻となるであろう。当法人は、子ども若者の困難の原因となっている教育と社会環境の改善をはかり、未来に希望ある生き方が可能となるよう努力し活動している。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
70代以上 2人

相談員は32名で元小学校・中学校・高校教員、1名はフリースクール経営者(退職者なので、若い人で60歳。)臨床心理士の資格を持つ人もいます。

 Q. スタッフプロフィール
・当研究所理事長・相談員:大阪府立高校教員・大学非常勤講師を歴任
・当研究所監事・相談員:元柏原市立小学校教員
[設立当初からの30年来の相談員もいる。元教員で構成しているので他のNPOとは違う特徴があり、その特徴を生かすことを考えている。各NPOの持っている特色を生かしながら連携していくことが大事で、学校現場に役に立つような機関でありたいと思って活動をしている。
 各学校の先生は多忙のなかで対応しており、学校における登校拒否・不登校の問題に対して、NPO教育相談が手助けになればという思いがある。加えて教育現場の多忙化を取り除くこと、そのためには教育条件をよくすること、少人数学級や教員の数を増やすことなどを主張してきている。 2016年度に発行した学校の先生方の調査協力を得て「登校拒否・不登校の対応についてのアンケート調査報告」も全国的な評判のもとで普及に努めている。]
 Q. ホームページ
http://kyoiku-sodan.main.jp
 Q. メールアドレス
kyoubun@minos.ocn.ne.jp
 Q. 電話番号
06ー6768ー5773
 Q. FAX番号
06ー6768ー2527
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族 5%

時々学校の先生が来られるときもあります。また、「親以外の家族」は、おばあさんが孫のことで相談や、おじ・おばの来談などがあります。

 Q. 参加・利用している本人の特徴など
活動理念でも述べたとおり、年齢は学齢期から40歳代まで広範囲にわたっている。男女比率は2016年では男性65.8% 女性34.2%であり男性が多い傾向が続いている。
 去年の1月から6月と今年の1月から6月の当事者を比較したデータによると、小学校4・6%、中学生16・5%、高校18.2%となっている。18歳から29歳では38.8%、30歳から39歳は14.6%、40歳以上5→19(%か実数か不明)となっている。小・中学校でほぼ倍、高校と二十歳代は人数的には大きな変化はみられない。30代以上で増加している。40歳代の相談も増え始めている。
 当法人では、学校での学びが面白くない、楽しくない、人間関係が難しくなっていると考えている。校内の荒れも大阪が全国で一位、そういうことが象徴として出ている。子供たち自身が外に向かって攻撃的になってきており、欲求不満とかストレスをそういうようなことで表すと推測している。あと、ひきこもりの問題は看過できない。30代以上の高齢化など、今まで特徴といわれてきたことが我々の相談データからもいえる。また小・中学生、特に中学生の相談の増え方も注目していく必要があると思っている。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 相談室は安心して話ができるように、相談員の態度、言葉遣いにも留意している。ただ現在の相談室は狭く、隣の相談の声が聞こえる状態であり、広い場所の確保が課題である。
[写真は外観と相談室の様子です。]
外観

内観 相談室

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 相談来談者は主に母親、両親で来られる場合もあります。
教育相談おおさかの紹介リーフレットやホームページを見た方、また、大阪府のホームページに掲載されているのでそれを見て知った方、「登校拒否を克服する会」の交流会に参加して知った方、新聞に記事や催し案内が掲載され、それを読まれた方、2014年から始めた府内の市・地域における「講演と相談会」で継続して相談を希望される方など、当法人を知る機会が増えるに伴って、当法人の存在が知られるようになってきています。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 上記の「本人が参加する場の雰囲気」と同じです。
家族が最大の支援者であることを相談の基本に、家族は相談員と共同の支援者となることを目的に相談を進めています。家族の悩みを解消し、当事者にとって家庭が安心・安全の場となるよう、親・家族が気づきや変化を相談のねらいにしています。
登校拒否・不登校、社会的ひきこもりの家庭は世間的にも孤立を深めていくため、親の交流会である登校拒否を克服する交流会」や「地域交流会」への参加を案内しています。家族同士が悩みを率直に話し合うことは大変重要です。相談員も大阪や地域の交流会に参加して交流に参加して相談活動に活かすように努めています。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 教育相談おおさかの事業に、府内各地で行っている「講演と個人相談会」に地域の交流会世話人、学校の教職員、社会福祉協議会、保健所、民生委員など幅の広い参加が広がってきています。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 「大阪教育文化センター」の事業として1985年に「親と子の教育相談室」が発足しました。学齢期及び高校生の子どもの相談が中心でしたが、7~8年前ごろから社会的ひきこもりの相談が増加し、20歳代の相談が年代のなかで一番多くなってきました。相談室だけで困難を解決するのは困難なため、本人の回復状況によって次の支援機関、あるいは就労につながる道などの関係の支援機関と連携していく必要に迫られてきました。
そこで、相談活動を基本におきながら法人資格を持って活動の幅を広げることとし、2012年4月に大阪教育文化センターから独立して法人格に移行しました。
Q.大阪で特徴的な問題[調査員が聞き取り]
 教育の問題では、とりわけ大阪では全国学力テスト成績の学校ごとの平均点競争、問題行動の程度を5段階に分けて指導するなど、テスト漬けの競争と管理の教育が進行しています。生徒にとっては学校が息苦しく友だち関係もつくりにくく、学びの楽しさが奪われています。こうした状態が、校内暴力の発生件数、中学校の不登校生がともに全国一位となって表れていると考えています。
それに先生たちも競争管理教育のもとで多忙を強いられています。何より必要なことは教育行政が競争管理の教育を改め、少人数学級で先生が子どもと向き合う時間を確保するなどの教育条件を改善することが喫緊の課題であると思います。
さらに、子どもの貧困問題も大阪ではとりわけ深刻です。朝食をとらないで登校する子ども、ひとり親家庭に置かれた子どもに対して学校での支援や、関係支援団体とつながって援助について努力されています。当法人も貧困問題について他の団体と協力しながら進めているところです。
Q.不登校とひきこもりへの対応について[調査員が聞き取り]
 登校拒否・不登校は上でも述べたように競争と管理強化の教育のもとで他者に対して攻撃的な人間関係となり、子どもたちの生きづらさが進行します。忍耐も限界を超えそうなとき、自らの身を守る為にその場から退避する。その行動は本能的であり、登校拒否の発現となります。しかし、心は学校へ行かなければとの意思を持っていて、本人は心と体の不一致に葛藤し、苦しんでいる状態におかれます。
一般的に不登校とよばれる状態は、以上のような背景が本人の生きづらさを強めて、心と体の不一致の原因をもたらせていることから、登校拒否と呼んでいます。一般的に不登校の用語が使われていることから登校拒否・不登校と表現しています。
ひきこもりは一旦社会に出たが、働く権利や個人の人権を無視したパワハラやブラック的労働環境のもとで、登校拒否と同様に自分の身を守るために社会参加から撤退せざるを得ない状況に追い込まれます。しかし、本人は社会に復帰しなければならないとの意思を持っているが体が動かない。本人の葛藤の苦しみは登校拒否と同様です。
また、ひきこもりが登校拒否からの移行のケースもかなり見られます。小学校から高校までは学校へ再登校という戻る場があるが、ひきこもりで学校との関係がなくなると戻る場所がなくなります。
登校拒否・不登校の本人への対応は、子どもが苦しみから少しでも楽になるように家庭が安心でき、安全な場所となる居場所となることです。そのために、親は今の子どもの状態を受け入れ、「この子はこういうように考えているのか」と共感的に分かろうとする立場に立って援助者となることが必要です。親は「ああしなさい、こうしなさい」と指示や「こうしてみたら」と先回りして子どもを動かそうとしますが、子ども本人が持っている回復力が発揮できるような援助が重要です。本人が回復力を発揮できれるようになれば再登校への道が開けます。こうした適切な対応と援助が果たされれば、登校拒否からひきこもりへの移行も防げるようになります。
ひきこもりも社会的背景が主な要因で、社会参加から撤退した状態であるから登校拒否の教育問題の背景と同様に社会的です。したがって社会参加へ向かうことができるような援助が必要です。「こういう自分は許せない、ここから抜け出さないといけない」と社会参加の意思を持つが、動けない葛藤の渦中にあります。したがって援助の基本は家族であり、家庭が安心・安全の場になることが必要です。安心感が膨らめば感情表現が自由になり、自己回復力を発揮して社会参加を考え始めます。
われわれは以上のことから親や家族が本人への援助者となるように援助し、相談員と共同して援助者となることを相談の基本に置いています。ひきこもりも社会参加からの撤退と同時に社会復帰の意思を持って葛藤している状態を指すことから、われわれの法人では「社会的ひきこもり」と呼ぶことにしています。ひきこもりの相談は回復状態を見つつ、社会につながるスモールステップも考える必要があり、そのために、他の支援機関との連携を深めて居場所や中間就労への道が開けるように努力しています。
Q.活動の三原則とは[調査員が聞き取り]
 相談員は次の3つに原則として参加するようにしています。
第1に、月一回の相談員(正会員)による相談員会議。会議と併せて相談事例の交流や協議を適宜行っています。
第2に相談活動を始めたころから長期にわたって高垣忠一郎先生が相談の事例研究会にスーパーバイザーとして今も務めて頂き、相談力量の向上に努めています。
第3には、「登校拒否を克服する会」(親のみなさんによって構成)主催の大阪の交流会や地域の交流会に参加し、親のみなさんの悩みなどを聞き、相談活動に活かせるよう研修の意味で参加しています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 相談員は退職教員で構成されており、相談員の高齢化が問題となっています。早期の退職者が相談員となって理論と実際を研修し、相談活動の力量を高めて継続していくことが課題となっています。
他の支援機関や団体との関係にも関わってもらうことも重視しています。居場所の獲得と経営もはかりたいです。ほとんどボランティアに近い相談員の活動にも少しは財政的な保障もしたいですが財政問題が悩みです。行政からの安定した制度としての助成を期待したいです。
 ・自由記述
 活動理念でも述べたように、子ども若者の生きづらさのの背景は教育と社会の問題にあります。ここにメスを入れない限りこれらの問題は解決しません。教育・社会環境がますます子ども若者を苦しめる状況にあるとき、登校拒否や社会的ひきこもりはさらに増加しないかと懸念されます。各支援団体の個別の支援活動をネットワーク的に連携し、社会や政治にアピールしていくことが必要だと考えています。
また、いずれの支援機関も財政問題に常に直面しており、われわれの活動においても、さらに余裕のある広い場所の確保、また居場所の確保、事業活動のための資金など、財政不足が悩みです。個別事業への助成もありがたいが、年間を通じての財政援助を制度として確立するよう、ひき続き行政と国へ要求していく必要があると考えています。
・ 調査員感想
 「大阪教育文化センター」は「たかつガーデン」の4階にあり、このNPOの相談室はそこから徒歩1分のビルにあります(「Q.活動を始めたきっかけ」にあるように、現在は独立して活動しています)。相談員は元教員なので、教師である矜持や学校に対する思いが強いが、相談はとても親身です。相談員が高齢化しており当事者との年齢のギャップで対応しづらくなっていると思いますが、そこを補うために事例研究等を行っているのだろうし、若者にも協力を得て、何とか子供たちの行きづらさを解消しようというバイタリティがあります。どちらかというと、親への対応に長けているかもしれない。

(最終更新日:2017年9月1日)

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