2017年11月20日

一般社団法人 キャリアブリッジ

Filed under: 働く,大阪府,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 9時58分26秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
一般社団法人 キャリアブリッジ
Q. 主な活動場所
豊中市服部西町4-13-1 豊中市立青年の家いぶき3階
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
若者支援相談窓口(ひきこもり等相談) 火~土曜 11:45~18:00 無料 15~39歳、豊中市在住・在学・在勤の方
とよなか若者サポートステーション(就職相談) 火~土曜 10:00~18:30 無料 15~39歳、無業の方
要予約
若者ナリワイカフェ(若者がつくる対話の場) 月1回土曜 13:30~16:30 無料 概ね15~39歳の方
セミナー・プログラム(コミュニケーション、就活、職場体験等) 曜日・時間帯はプログラムにより異なる 無料
※一部実費要
15~39歳の方
  Q. 利用の際の条件など
セミナー・プログラム受講に際して、サポステ登録が必要な場合があります。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
「すべての若者と女性が、豊かで自由な働き方・生き方を実現できる社会を創造する」というミッションのもと、一人ひとりに寄り添い、その方に合った自分らしい働き方・生き方を応援する、それを実現する豊かな地域・社会づくりに貢献することを目指しています。
 若者の就職支援に取り組む「とよなか若者サポートステーション」や「若者支援相談窓口」等の事業では、就労/教育/医療/福祉といった複数のジャンルにわたる専門スタッフがチームとなり、包括的な視点で仕事や生活のサポートに取り組んでいます。
 また法人独自の事業として、より豊かな生き方・働き方を考えるワークショップや情報発信、多様な人々が出会い対話するイベントなども企画・展開しています。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 2人 5人
30代 2人 2人
40代 2人 3人
50代 2人
60代 1人 1人
70代以上 1人
  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士、看護師、精神保健福祉士、キャリアカウンセラー、産業カウンセラーなど
  Q. 特記すべき専門事項
教員、病院・クリニック、民間企業、ハローワーク等の多様な経歴を持つスタッフ在籍
 Q. スタッフプロフィール
■代表理事:7年間の教師生活を経て、学校と地域、行政と住民、親と子どもなど、異なる立場の人たちの橋渡しをすることを目指す。米国プロセスワーク研究所にて葛藤解決・組織変革ファシリテーションマスターコース修了。豊中市では自治体・民間団体による就労支援協働モデルの仕組みづくりを手がける。コミュニケーション研修講師、地域活性化や組織開発ファシリテーターとして企業やNPO/NGOなどの多様な組織に関わる活動を展開。

■理事:民間企業勤務を経て、職業教育施設で若者自立支援事業に携わる。その後ハローワークやNPOにて若者就職支援、特例子会社にて発達障害を持つ若者の指導育成に従事。2011年豊中市パーソナル・サポートセンター相談部門責任者。2012年キャリアブリッジ理事就任。事業統括責任者として現在に至る。

 Q. ホームページ
http://career-bridge.info/
 Q. SNS等
Twitter https://twitter.com/_CareerBridge/
Facebook https://www.facebook.com/career2014.bridge/
 Q. メールアドレス
info@career-bridge.net
 Q. 電話番号
06 (6151) 2244
 Q. FAX番号
06 (6151) 3037
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
<リファー元として>
・公的支援機関(市役所窓口、保健所、福祉事務所など)
・民間支援団体(若者支援、障害者支援団体など)
・学校関係者(教員、スクールカウンセラーなど)
・病院・クリニックなど医療機関
・市会議員
・ 調査員感想
事業内容からわかるように、一つの団体で様々な若者の困難に関わる支援を実施している。とりわけ生活や就労に関わる困難に直面している当事者においては、まず最初にここに頼れば「たらい回し」的な扱いになりにくいという点が、大きなメリットであると考えられる。
 一方で、(調査時点では)これら全ての事業は基本的に豊中市民(住民票の現住所が豊中市内の者)のみを対象としており、例えば市内の大学に通うものの住民票を移していない下宿生や、近隣市の実施する支援から漏れて頼ってきた方々は対象外である点に注意が必要である(その後、2017年4月より、サポステ管轄地域の変更があり、従来は豊中市内のみでしたが、豊中市・池田市・箕面市・豊能町・能勢町在住の若者へと対象が拡充されました)。
 …とはいうものの、聞き取りの中で対応をしてくれた担当者は「もしそのような方々のお問合わせがあった場合、その方が利用できる機関をできるだけご紹介するようにしています。」と話をして下さり、真摯に対応している印象を感じるとともに、限界について割り切れない苦悩も感じることができて、誠実な印象を持った。他に「豊中市内の府立高校内における居場所事業」について、2015年度まで大阪府の受託事業であったが、その受託期間が切れた後も撤退することなく自主事業として継続していた時期もあるというエピソードをお伺いし、誠実な印象を持った。

(最終更新日:2017年11月1日)

2017年10月19日

ひきこもり居酒屋

Filed under: 滋賀県,集まる・つながる — Kokushi @ 10時47分01秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
ひきこもり居酒屋
Q. 主な活動場所
滋賀県大津市
[大津市石山駅徒歩5分。ひきこもりの隠れ家としてやっていますので、詳しい場所は公開していません。ご興味のある方は、お問い合わせください。
店舗前に駐車場もありますが、飲酒される方はお車の運転はお控えください。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
居酒屋 不定期開催
19:30~22:30
投げ銭制 原則20歳以上
(お酒の提供があるため)

[料金はご自身の支払いたい額をお支払いいただく投げ銭制となっております。
食べ物は若干(前菜からで合わせて7品程度を7,8人分ほどの量)をこちらでご用意させていただきます。
飲み物も居酒屋なのでアルコール類も含めある程度はこちらで用意していますが、飲みたいものや、提供いただけるお酒などがありましたら、ご持参いただけるとありがたいです。
居場所の提供ですのでお好きに過ごしてくださって結構です。1人で淡々とおつまみを食べるもよし、ゲームをするもよし、テレビを見るもよし、店主とおしゃべりするもよし。もちろん何も話さなくてもOKです。無言歓迎。
詳しい場所や開催日についてはLINEまたはメールにてご連絡ください。]

 Q. 利用の際の条件など
お酒の提供があるため基本的には20歳以上、その他要件はありません。ただひきこもりという状態の性質上、精神系の薬を服用されている方もいらっしゃるので、その辺り大丈夫かの確認だけはするようにしています。
障害のある方も歓迎です(ただし、支援機関ではないので介護や介助の提供はありません)。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
社会的つながりが弱く、家庭や学校、職場など以外に居場所を欲している方に、お酒と場所を提供する「居酒屋」としてやっています。
良くも悪くも「支援機関」ではありませんので、ご自由に過ごしていただいて構いません。
個人情報等への配慮のため、その場で知りえた情報は他言しません。プライベートな話を無理に聞き出すようなことも致しません。
ひきこもりの方、ひきこもりチックな方、ひきこもりだった方、ひきこもりたい方、その他の方、生きづらさを感じられておられる方、どなたでもどうぞ。
 Q. SNS等
LINE @kro7522y
 Q. メールアドレス
tfztmy@gmail.com
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
今まで7~8回開催して男性が多いです。1回の参加人数はスタッフ入れて5~10人程度。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
じんみりとしている雰囲気。日によってはお酒が入ってくるとひきこもりあるあるなどで徐々に場が温まってきて、良い雰囲気になってくることも。
最近はお客さんが当日の料理を作ってくださっているので店主も皆と一緒のようにお酒を飲むので、店主がベロンベロンに酔った時は電車が一緒の方向の方に肩を貸してもらって帰るなど、後片付けを皆さんがしてくださることもあります。
 Q. 始めた経緯[調査員が聞き取り]
大学生のときのボランティア活動をしていた時にオーナーさんと知り合い、その後障害福祉サービス事業所をオーナーさんや仲間と共に立ち上げる。
その事業所の居場所事業に来ているひきこもりがちな高校生の「学校には行けないけれど、ここになら通える」という言葉がヒントとなり、他の同じようなひきこもりがちな利用者と接するうちに、自身と生きづらさを抱えている人との相性がいいかも?と思うようになり、「お酒を飲みながらそういう人たちとコミュニケーションをとってみたい」という思いからオーナーと共に「ひきこもり居酒屋」をはじめた。
 Q. やってみて良かったこと、感じたこと[調査員が聞き取り]
来てくれる方と友達になれるのが嬉しい。
始めるまでは、ひきこもりに対してのイメージはこういう所に出て来られない人、状態だと認識していたのでほとんどお客さんは来ないだろうと思っていた。
しかし実際始めてみると、来る人は違っても毎回3~5人は来るし、中には料理を作りたいといって厨房に入ってくれる人までいるし、自分の持っていたイメージと違っていて驚いている。
 Q. 今後の目標ややってみたいこと[調査員が聞き取り]
不定期ではあるが、継続してやっていきたい。
ひきこもりを経験した人ってキャラが濃いから、色んなひきこもりに会ってみたい。
・ 調査員感想
はじめ名前を聞いた時はひきこもり経験者が始めた一般客向けのお店だと思った。
利用料が投げ銭スタイルなのは、財政状況が芳しくないことが多い当事者にとってありがたいし、夜の時間帯に家に居たくないときや、一人でいるのが不安で誰かと一緒にいたいけど誰とでもいいわけではないときに、友達の家に晩御飯を食べに行く感覚でいける場であることが魅力的。
何よりお酒を飲みながらその時間を過ごせることが、普段「支援」として日中の居場所活動をされているところとはまた違った居場所の魅力を感じたし、新しい「居場所」観に出会った気がする。(調査員1)

駅に近く公共交通機関利用者には便利、商店街の外れで人通りもそれほど多くなく落ち着いた環境である、元飲食店で厨房施設が本格的で様々な調理が可能である。
支援をしているという感じではなく、来られた方にあれこれ聞くこともないという事を聞きあまり干渉されず飲み屋の雰囲気が苦手な方でも静かに飲めるのではないかと思う。
是非来てくださいという感じではなく良かったら来てくださいというような肩肘張らない感じが緊張感がなくリピーターの多さにつながっていると感じた。
あまり他では見受けられない新しい形でのひきこもりの人が楽しめる居場所になっているのではないかと思う。(調査員2)

(最終更新日:2017年10月18日)

滋賀県ひきこもり支援センター

Filed under: 滋賀県,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 10時43分40秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
滋賀県立精神保健福祉センター 滋賀県ひきこもり支援センター 滋賀県子ども・若者総合相談窓口
Q. 主な活動場所
滋賀県草津市笠山8丁目4番25号
 

   

 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
仲間の会 第4水曜日 13時半~15時半 無料 事前に面談が必要。
作業しませんか 第2木曜日 14時~16時 無料 事前に面談が必要。
ゆるさー 隔週金曜日 13時半~15時半 無料 事前に面談が必要。
10代+α対象。

[※面談について
本人や家族との面談。各グループの説明や、どのグループに参加したらよいかの見極めをするための面談です。テストなどがある訳ではないです。

※仲間の会とは
参加人数は約5~6人。ボードゲームやフリーマーケットへの参加などを通して、同じような悩みを持つ仲間との交流を図る活動です。

※作業しませんかとは
参加人数は約10~20人。事務作業または畑作業をする活動です。畑はイチゴやジャガイモ、ニンジンなどを作っています。参加者が植えたいものをみんなで決めます。

※ゆるさーとは
体を動かす運動系の活動と、ボードゲームなどの非運動系の活動を交互に実施しています。]

 Q. 利用の際の条件など
年齢は、概ね小学生以上。
 Q. ホームページ
http://www.pref.shiga.lg.jp/e/seishinhoken/
 Q. 電話番号
077-567-5058
・ 調査員感想
行政の専門・総合相談機関であるが、個々のケースについて柔軟に対応している。
スタッフの方も雰囲気がとても良いと感じる。大きな施設ではあるが、事務室などは狭いと感じた。たくさんのケースを抱えていると思われるが、市町の連携などもあり、かなり忙しいんだろうなぁと思った。(調査員1)

 施設は山の手にあるが近くに名神高速道路、新名神のインターがあり、公共交通機関もJRとバス一本で着くので、交通の利便性は悪くない。お話してみて、スタッフ皆さんが自分の飯のタネにするためにひきこもり支援センターで働くことを選ばれたのではなく、生きづらさを抱えた若者の助けになりたいと心から思って働いていらっしゃるのが伝わってきた。
ただ、施設としては病院と併設なので相談ルームの待合所が病院のそれっぽく、いかにもな感じ。事務所も3機関の合同なので、人の出入りや往来も結構あるし、皆さん忙しくされているように見えたので、アポイントメントなしで、すぐに担当者に話を聞いてもらったり、当事者活動がないときに何もせずそこにいるのは難しそう。(調査員2)

(最終更新日:2017年10月18日)

2017年9月7日

特定非営利活動法人 若者と家族のライフプランを考える会(LPW)

Filed under: 京都府,働く,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 12時01分41秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 若者と家族のライフプランを考える会(LPW)
Q. 主な活動場所
LPW下鴨事務所 京都府京都市左京区下鴨梅ノ木町7番地1
[京阪出町柳駅より京都市バス(1系統)「洛北高校前」から徒歩3分など周辺にはバス停が多いです。詳しくはhttp://www.lpw-kyoto.org/?page_id=29も参照してください。京都市バスはどこまで乗っても定額(230円)なので安心ですが、種類が多く、系統が違うと全く違う場所に行ってしまうので事前にご確認ください。]
 Q. その他活動場所
LPWたかの分室 京都府京都市左京区高野竹屋町27-42
[京都市バス(204系統・206系統)「高野橋東詰」から徒歩4分、電車の場合は叡山電鉄「一乗寺駅」から徒歩10分。バスの方が目印が多くて迷わないようです。詳しくはhttp://www.lpw-kyoto.org/?page_id=1220も参照してください。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
京都府チーム絆
相談・訪問
月曜・金曜(10:30~16:30) 無料
京都市こころのサポート(相談・訪問・居場所) 月・水・木・金(10:30~16:30) 無料 京都市在住で福祉サービスを受けていない方
就労継続支援B型
あーとすぺーす絵と音
月・火・水・木・金(10:30~16:30) 原則無料
工賃支払い有
医師による意見書が必要
京都府若者基礎的就職支援事業 毎週火曜日(14:00~16:00) 無料 原則として京都府在住
京都市こども・若者支援事業「アートプロダクション」デザイン講座等 デザイン講座(毎週水曜日)
ワークショップ等随時
無料
京都ユース・オフィス 随時 入会金10,000円、会費5,000円(月) 主体的・継続的に仕事づくりに参加できる若者とご家族が対象

[事務所内に指定特定相談事業所らくほく相談室を設け、相談支援員等により利用の仕方を決めていきます。

・「チーム絆」とは
「チーム絆」とは、学校や仕事に行けずひきこもり状態にある方を、行政と民間支援団体が連携してサポートする京都府の仕組みです。
府全域を行政の「脱ひきこもり支援センター」が、京都市・乙訓地域、山城地域、南丹地域、中丹・丹後地域を各民間団体が担っています。
そのなかでLPWは京都市・乙訓地域を担当しています。
詳しくはhttp://www.kyoto-hikikomori-net.jp/kyoto/kizuna_suport.phpも参照してください。

・京都ユース・オフィスとは
LPW内の企業みたいなものです。社会に出て働くのはしんどいが、何とか生活していけるようなところがほしかったので、ないならつくってしまおうということでつくりました。各イベント・プログラムの手伝い、事務・経理作業補助などを担っています。現在、社員募集中です!

ここに書いている活動のほかにも、音楽・アート・ボランティア・手芸などさまざまなプログラムがあります。
LPWでは何か役割があった方が来やすい人もいると思うので、何もしない居場所はなくて、何かしらのプログラムを用意しています。ただし、参加を強制しているわけではなく場を設定しているだけです。詳しくはホームページのカレンダーを参照してください。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
■社会生活に不安を持つ若者(ひきこもり経験、発達障害等)が最小・最適な支援のもと支え合って生きていけるシステムを構築し、将来に安心と希望が持てる社会環境づくりに貢献することを活動理念としています。
■ひきこもりの長期化、家族の高齢化、住まいや生活への課題に正面から取り組みます。ライフプランの視点から将来への見通しを持てるようにファイナンシャルプランナー、弁護士、社会保険労務士等の専門家と連携協力を行います。
■当事者体験のあるスタッフを中心に地域づくりを通した「場づくり」活動を行い、新しい生き方、文化発信を目指します。
■「音楽やアートを通した社会参加」へのサポートを活動の中心とし、利用者の多様なニーズに応じた他団体へ情報提供、リファーに努めています。一つの団体が利用者を抱え込まず、チームプレーで支えることが必要であると考えます。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人 1人
30代 1人 1人
40代 2人 4人
50代 3人 2人
60代 1人 1人
70代 1人
  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、音楽療法士、ファイナンシャルプランナー
  Q. 特記すべき専門事項
グラフィックデザイナー、ギャラリー経営者、ウェブデザイナー、ミュージシャン
 Q. スタッフプロフィール
■LPWでは心理、キャリア等の有資格の専門スタッフと当事者経験のあるピアサポーターが常勤しています。いわばハイブリッド(混合動力)で運営されている事業所です。
■設立メンバーは若者サポートステーション等の団体スタッフ経験を有するキャリアコンサルタント、産業カウンセラー、美術教師、音楽療法士、IT企業社員等です。
■ピアサポーターは心理資格取得、京都市等の研修を受講した当事者体験者でPC,ギター指導、訪問、相談などを担当しています。
また、京都府より「絆パートナー」、京都市より「京都市ピアサポーター」として体験発表、同行支援等の委託を受け活動しています。。
■ワークショップ、セミナーでは、外部講師として書道家、メイクアップセラピスト、経営コンサルタント、栄養管理士等多様な専門家を招いています。
[現在のスタッフは初期と半分ぐらい入れ替わりました。
スタッフはなるべく専門資格を持っている人に担ってもらうようにしています。たしかに当事者や親としての経験も大事だと思いますが、どうしてもそれにひきずられる場面も出てくると思います。プロは客観的に見ることができると思うし自分のできる範囲を自覚しているので、何でも提供するのではなくできる範囲で提供することを大切にしています。
資格や経験のある専門分野のスタッフが良いサービスを提供することを心掛けると同時に、当事者経験のあるピアサポーターも常駐しており、当事者体験を持ち資格を取得して活動しているスタッフもいます。当事者視点と客観的思考を併せ持てると一番良いのかもしれません。]
 Q. ホームページ
http://www.lpw-kyoto.org/
 Q. SNS等
Twitter https://twitter.com/lpwkyoto
Facebook https://www.facebook.com/218196801536429/
 Q. メールアドレス
mypath@lpw-kyoto.org
 Q. 電話番号・FAX番号
075-201-8073
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人 30%
40%
親以外の家族 10%
その他 20%
 Q. 上表「その他」とは
公的相談機関、医療機関、大学学生課、保健所
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
*年齢は10代から50代(主に20代後半から30代)
*男女比は 男性6割 女性4割。音楽関係は男性、アート関係は女性の割合が多い
*大学卒業、中退者の割合が多い
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
*音楽療法を入口にする場合は個別セラピーから始め次にピアサポーターが加わり、他の利用者とのグループセラピーに移行するケースが多い。
*アート系活動は最初からグループ活動に入る。
[灯台のようにいつでもある安心感を大切にしています。そのためにどこかを一時的に借りるのではなく、一戸建てにこだわりました。ただし、いわゆる家が苦手な人もいるのであんまり所帯じみた感じにはしたくなかったので、ドラマのセットのような非日常感を持っているかなと思います。]     
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
両親の年齢は50代から70代。母親による相談がやや多いが、父親(特にリタイア後)による相談も多い。インターネット等による情報取集力が高い家庭が多い。
本人の年齢が高くなるほど兄弟による相談が増える。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
LPWが「居場所では物足らなくなった」ものの「就労はまだ」という中間的段階の方を対象としていることもあり、様々な支援・相談事業所から次の一歩としての問い合わせが多い。
社会福祉協議会、民生委員からの紹介は家族が動けないケースが多い(家族に障害がある等)
大学学生課からの紹介は就活困難、休学中の学生で,多くは中・高校時代にいじめや不登校を経験している。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
代表がアメリカに住んでいるときに、息子さんが不登校になりました。アメリカでは国を挙げて若者を支援するという考えがあり、その援助スタッフに誘われて代表自身も支援方法などを学び、帰国後に資格を取りました。
その後、京都オレンジの会の親の会世話人になったり、ISIS大阪を手伝ったりしました。
そこでも力はあるのに、一度就労支援を経験したが合わなかったという人が多く、中間就労の場が必要だと思っており、その思いを持った人たち10人ぐらいでLPWを設立しました。
代表はキャリアコンサルタントとして就労は生活の一部でゴールではなく、仕事だけではなくライフプラン・ライフキャリアを考えることが大切だと心がけています。
Q.現在の活動場所で活動している理由 [調査員が聞き取り]
公共交通機関から近いなど便利な場所を探していて、ある不動産サイトで現在の物件を発見しました。各階にキッチン・トイレがあり下見した段階で即決でした。
たかの分室は下鴨だけでは手狭になったので、なるべく近いところで別の場所を探していました。2か所の距離は徒歩15分弱ぐらいです。
 Q.今後のビジョン[調査員が聞き取り]
団体の規模はそのままでいいです。みんなが最小最適な社会資源を活用して穏やかに生きていけるシステム作りが必要だと思います。LPWは社労士・弁護士など専門家のつながりもたくさんあるので、そういう社会資源をうまく活用して生きていく手助けができればいいなと思います。
・ 調査員感想
LPWという団体名は多くの場所で聞いたので、規模の大きい団体なのかなと想像していました。想像通りスタッフの人数や活動内容の多さで私にとっては大規模な方なのですが、団体さんの話では京都の団体の中では小規模のようです。
下鴨事務所は3階建てで1階が交流スペース、2階はパソコンが多い事務作業部屋で本部のようです。3階にもさらに2部屋ありました。
たかの分室は2階建てで1階はアート教室、会議ができそうな机と畳のある2階ではゼミなどが開かれているようです。
確かにどちらもいい感じで非日常感があり、アート作品も多いのでアトリエみたいな感じです。
活動内容に書いているように何もしない居場所はなく何か役割があるプログラムが多いのが特徴だと思います(かくいう私も役割があった方が楽です)。
ただ、普通は何もしない居場所も(保険として)提供したいと考えてしまうのですが、そこまで広げない勇気はプロらしさだと思います。
そういう意味で、とりあえず通うことを目的にするよりも何か活動をしたい段階の人向けかなと思います。アートや音楽に興味がなければ行きづらいかもしれませんが、活動の種類も内容も幅が広いなと思いました。(調査員1)

私は京都の人間ではないのですが、たかの分室の周りは京都らしさにあふれている街並みに感じられ、その街並みのなかに自然と置けこむような佇まいの施設さんでした。中はえらくきれいで、かっこよくて、若者支援関係の施設にはあまりみられないような建物でした。
周辺に有名なラーメン屋さんが数多くあり、ラーメンを食べに行きがてら、一度見学に行かれてもいいのではないでしょうか。
今回、下鴨も含めた両施設では女性の方に多くお会いしましたが、すごく優しい、気遣いをしてくださる方ばかりで、すごく過ごしやすかったです。(今までの調査で一番長い時間を過ごさせていただきました。)
敢えて言うならば、私はバスではなく電車で向かわさせていただきましたが、駅からの道は少し迷いやすいので気を付けてください。(調査員2)

(最終更新日:2017年9月7日)

2017年9月2日

NPO法人 ニューワークス

Filed under: 働く,大阪府,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 10時51分36秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 ニューワークス
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市西区南堀江3-15-7 堀江ヴィラ 5A
[地下鉄千日前線桜川駅1号出口を出て、あみだ池筋を北へ信号2つ目を左折。(徒歩5分)
地下鉄長堀鶴見緑地線6号出口を出て、新なにわ筋を南へ信号2つ目を左折。(徒歩5分)
阪神なんば線桜川駅を出て、新なにわ筋を北へ信号2つ目を右折(徒歩5分)
※お車でお越しの際は近隣の駐車場へお停め下さい。
ビルばかりでオフィス街みたいな感じだった。ビジネス街。人混みはほとんどなくて、閑散としてました。静かでした。マンションが多いので、どのマンションか分かりにくいです。事前にマンションの画像をストリートビューなどで見て、覚えてから行かないと迷います。
1階に「cafe MILLO」の看板があるので、それが目印です。そのビルの5階が「ニューワークス」の事務所です。 ]
Q.他の活動場所
あり(話し合って一緒に決めたそれぞれの仕事先)
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
相談 水、土曜日10:00~13:00 1回2時間 3000円 相談活動、相談者の状況により日時・場所は柔軟に対応可能
就労訓練 月~金 個別相談により決める
居場所 月3万円 月3万円を払えば、相談料3000円は不要
 Q. 利用の際の条件など
特になし。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 若者の就労支援を掲げていますが、個々の特技、関心、能力にあった仕事を相談と体験(実習)で見つけ出し、その力にあった職業を探す(創る)。スタッフの繋がりで体験場所を見つけ出す。
[実践と経験を大切にしています。抽象的なことよりも、具体的なことを大切にしています。カウンセリングや心理分析よりも、利用者に合う仕事を一緒に探して、実際に経験してみることを大切にしています。利用者に対する指示ではなく、利用者の話を聞き、利用者の大変な状況を理解し、利用者に寄り添って、利用者に合う仕事を一緒に考えることを大切にしています。基本的に家庭訪問はしていません。]
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
50代 1人
60代 2人 2人
70代 1人
  Q. 特記すべき専門事項
高校教員経験者3人、保育士2人
  Q. スタッフプロフィール
教育関係、高校や保育所などの経験者がスタッフに多いです。又、地域の人々と交流、旅行などの世話活動をして来たので、その繋がりが多いです。
[そのことによって、仕事を紹介してもらえています。その中から利用者に合う仕事を利用者と一緒に探し、その仕事を経験する。継続的に仕事をする場合、仕事先の人(職場の人)から、利用者の状況や状態などの報告を受けます。]
 Q. ホームページ
http://www.geocities.jp/new_works_npo/top.html
 Q. メールアドレス
new_works_npo@ybb.ne.jp
 Q. 電話番号・FAX番号
06(6616)9136
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人 30%
70%
Q. 上表「その他」とは
病院から紹介されてということもある。(その場合も最終的に相談に来るかを決めるには本人または親なので、そちらに含んでいます)
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
全て個別です。
[利用者が主に過ごす場所は、この相談場所ではなく、一緒に探して見つけた仕事先なので、それぞれの仕事先によって雰囲気が違います。相談場所は、マンションの一室です。会議室ではなくて、民家みたいな部屋です。]  
・自由記述[調査員が聞き取り]
ひきこもりの問題は、社会の問題でもあり、本人が恥ずかしがる必要はありません。自分の困難な状況は人に知らせることが大切です。だから、年齢が高くなる前に早めに相談に来て欲しいです。仕事をすることによって自信が付き、会話も増え、前向きになります。だから、そのために多様な人に合わせたもっと多様な仕事先を紹介できるようになりたいです。団体名の「ニューワークス」も自分にとって新しい仕事を一緒に探して、経験して欲しいという思いから付けています。利用者は仕事先でのサポートを受け、運営者はその利用者の仕事先から利用者の状況報告を受けます。任せきりにはしません。利用者は、そういう体制で仕事をするので、訓練にもなります。まずは、話すことによって自分の気持ちを解放して欲しいです。「楽しい」という実感、「挑戦したい」という思いを持って欲しいです。ひきこもりは障害ではなく、ひきこもりの方は障害者手帳を持ってないことも多いので、国からの援助は受けられません。だから、支援の方法も手作りです。経済的な面で大変なことも多いのですが、利用者の成長を知るのが楽しくて、この活動を続けられています。今後はもっとモノづくりの業界の方に協力してもらい、いろんな生活訓練の場ができればと思います。
・ 調査員感想
マンションの一室で、会議室のような冷たい空間ではなくて、民家のような部屋でした。流し台もあり、冷蔵庫もあり、温かい空間でした。
運営者のお話を聞いて、「経験を大切にする」という思いを強く感じました。
仕事をするのを諦めるのではなくて、自分に合う仕事を、運営者と一緒に探して、実際にやってみることが、成長に繋がるんだと思いました。
頭でいろいろ考えるのではなくて、実際に経験してみることを大切にされてるところが、ハッキリしてていいなと思いました。
といっても、スパルタや指示や命令ではなくて、一緒に仕事を探すということにも温かさを感じました。
自分の発言に対して、「そうそう」と大きくうなずき同意してくれるところが印象的で、「聞いてもらえてる」「分かってもらえてる」「受け入れられてる」という安心感を覚えました。
このような温かい環境の中で仕事をするのは、社会復帰のための経験が積めていいなと思いました。
特に副理事長の方の、話を聞いてるときの、リアクション、反応が大きくて楽しかったです。反応が大きいと相手の気持ちや考えを理解しやすく、安心して話せます。大きな安心に繋がりました。

(最終更新日:2017年9月2日)

2017年8月24日

社会福祉法人一麦会 麦の郷ハートフルハウス創

Filed under: 働く,和歌山県,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 11時56分16秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
社会福祉法人一麦会 麦の郷ハートフルハウス創
Q. 主な活動場所
和歌山県紀の川市粉河853-3
[JR粉河駅から徒歩1分。看板が目印ですというより古い大きなお屋敷でわかると思います。ただ、公共交通機関は本数が少なかったりする30分に1本程度ようなのでその点はご注意ください。]

  
Q.他の活動場所
和歌山市紀の川市尾崎79-1
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
居場所 火曜~土曜(10:00~16:00) 無し 要登録
軽作業 水曜日(13:00~16:00) 無し 登録制 時給250円
カフェ勤務 木金土(9:00~17:00)
希望の日数・時間
無し シフト時給は売上によって変動
しゃべくろ会 月1回 無し 登録制
女子会 月1回 無し 登録制
相談・訪問 随時(火~土 9:00~17:15) 無し 基本事前予約
 Q. 利用の際の条件など
手帳の有無や年齢制限など特に条件はありません。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 私たちは、支援者/被支援者という関係ではなく、ともに働き、学び、知り、今を生きる生活の協働者です。「支援者である」という、支援者優位のアイデンティティで関わるのは無く、それぞれがお互いに自然体での関わり、その中から生まれる協働を創り出したいと思います。
創では、今まで分断されていた「人と人との繋がり」をつくることを大切にします。そして、その繋がりを創り、地域の中で繋がりを感じながら仕事を行う場を創設します(中間就労の場*1)
*1 私たちが考える中間就労の「中間」とは、福祉的就労と一般就労の中間ではなく、「一般雇用関係」と「自営業」の中間であるという事を考えのもと運営・経営を共に考えて行きます。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
40代 2人 1人
  Q. 専門資格・免許など
特になし
 Q. ホームページ
http://hajime-cafe.jimdo.com
 Q. SNS等
Facebook https://www.facebook.com/hajime.cafe
 Q. メールアドレス
muginosato-hajime@live.jp
 Q. 電話番号・FAX番号
0736(60)8233
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人 65%
25%
親以外の家族 2%
その他 13%
Q. 上表「その他」とは
市町村行政機関・保健所・相談支援事業所
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
登録者は23人(2017年8月現在)です。各自が自分で選んで、居場所・軽作業・カフェなどの活動に自由に参加できます。
ボードゲームを最初は創のメンバーだけでやっていましたが、様々な人とボードゲームを行いたいとという気持ちが高まり一般の方にも参加してもらえるように「和歌山ボードゲーム遊戯会」をつくり、月に1回活動しています。参加者は20人ほどで「ひきこもり」という枠を超えて老若男女、国籍も問わず、さまざまな方が参加してくれています。場所は山崎邸で開催しており、会の代表を創に参加している当事者が担っています。
   
・自由記述
 社会福祉法人一麦会(麦の郷)は1996年に不登校ひきこもり者支援を具体的に始めました。立ち上げのきっかけは、96年以前からも麦の郷が立ち上げてきた共同作業所で「ひきこもり」といわれる存在である若者たちを作業所で受け入れ共に働く活動を行ってきたこと、そして、不登校・ひきこもりの課題は地域でも「ほっとけない」ことであったためです。96年当初の活動は、学齢期を過ぎたひきこもり者ではなく不登校の中学生が活動の中心でしたが、2009年より和歌山県事業である3ヵ所目のひきこもり者社会参加支援センター事業の委託を受け事業を開始しました。メンバーとスタッフの最初の仕事は、麦の郷ハートフルハウス 創~hajime~という名前を考えだすことでした。メンバーたちは、創の一文字に(HaJiMe) HeArt JoIn MovEという「こころを繋げて動き出す」といった想いをつめ込んでこの活動をはじめました。
麦の郷ハートフルハウス創(以後 創)では、次のような活動を双方向的に行っています。相談活動(訪問を含む)では日常の不安や困りごとの相談はもちろんのこと、本人・家族からのお話を定期的にお聞きしどのような機関が関われば良いかといった検討と各専門機関(障害者相談支援センター等の福祉機関、クリニック医療機関等々)の調整を行います。
活動では、気軽に立ち寄れるゆっくりと過ごす居場所の活動と集団で話し合うことや企画したことを遂行する自治的活動。仕事活動としてコーヒー焙煎・販売・会議やまつり等で店頭販売、豪商が所有する築100年の古民家を若干改装した古民家カフェ「創カフェ」 の運営を行っています。
相談・居場所・仕事の流れは双方向的なアクセスがあり、かつ、それぞれの活動に語りの必要があると思います。語りたい自己との出会い、語りたい個人との出会い、語りたい集団との出会いが保障されることで初めて就労への道筋が見えてくるのだと思います。語りの最初の場面である相談場面では、支援者との信頼関係が無ければ当たり前に相談は成り立ちませんし、居場所の中では、レクリエーション等の企画を共に出し合うことで、自己と他者を認め合う関係を紡ぎ共感関係・集団自治を育みます。
働く活動であるコーヒー作業、店頭販売、カフェの運営では調整力を養います。自己と他者の関係の調整、仕事を行うときに必要な流動性への対応や調整を本物の仕事の中で学びます。よって私は就労訓練や就労体験では本物の就労の経験とならないと考えます。それは体験や訓練では仕事の中で得ることが出来る「認められ感」や「任される役割感」や「仕事に対する対価(現金収入)」そして「仕事の大変さとやりがい」を得ることが出来ず、本物の仕事の経験とはならないと考えるからです。
就労訓練では、社会人としてのモラルやマナーや職業を訓練させ当事者を社会に適応(あわす)ことが目的なのでしょうか、就労訓練の目的はいったいどのようなものか甚だ疑問が残ります。一定期間の訓練を終了し就労に向かえばその取り組みは成功と評価され、しかし、それでも就労に至らなかった場合の責任は、本人の資質に問題があり自己責任とされる構造にあると私は考えます。若者たちがひきこもりという経験がある中で自己尊厳も自己肯定感も失われ、「ひきこもる自分は社会からの落伍者で自分自身が悪い」と一番感じてしまっている、そのような心理状態の中で訓練や適応を強いることで、さらに当事者を追い詰めることになると思います。私たちは、訓練し適応を求めたり体験だけを行う「見せかけ」の就労支援ではない、本物の仕事を準備したいと思います。若者たちが仕事の経験値を貯め仕事を通じて自己肯定を育むことが就労支援の最大の目的だと考えます。
就労支援は「繋がり」づくり、仕事おこしは「まち」づくりです。その中で働き収入を得たメンバーは必ず夢を語り出します。私たちはメンバーたちの夢を創るそんな場を目指したいと思います。
 Q. 山崎邸で活動するようになったきっかけ[調査員が聞き取り]
ハートフルハウス創(以下、創)創は、「社会福祉法人一麦会 麦の郷」を母体としています。2007年に麦の郷をモデルにした映画「ふるさとをください」のロケ地として粉河が選ばれ、その街づくりにも関わるようになって山崎邸を知りました。山崎邸は大正時代に建てられた文化財建造物です。その持ち主にダメもとで、使用することをお願いすると快く許可してくれました。雨漏り修繕、耐震構造や厨房施設等は、国や民間の補助金を利用して行いました。以前からコーヒー焙煎を作業としていたことから、いつかカフェをしたいという想いがあり、山崎邸内でカフェをオープンすることが出来ました。また、山﨑邸を展覧会に貸し出したりしています。調査時も、アート展が開催されていました。
 Q. カフェに関して[調査員が聞き取り]
 内職のような単純作業ではなく、「かっこいい仕事・あこがれの職業」をつくろうということで始めました。飲食店をはじめるにあたりスタッフも含め全員初心者だったので、カフェのコンセプトやこだわり、給料形態やメニュー等々みんなで話し合って決めてきました。始めたころは設備も整っておらず、いきあたりばったりで活動しながら改善してきました。2年前から大手ホテルでの経験もあるシェフを法人職員として雇用し調理を担当してくれています。当事者自身も各自の持ち場で活躍してくれています。あくまでも、カフェで働くのは希望者だけです。
カフェに来るお客さんは、最初からひきこもり支援をしていると知っている方は少なく、店に入ってからそれを知って相談につながるという場合もあります。活動の中でカフェが目立っていますが、あくまでも創の活動の中のひとつという位置付けです。
 Q. 和歌山における支援の現状[調査員が聞き取り]
和歌山の紀の川筋にそれぞれの居場所的な活動があり、当事者は複数の場所に関わっている場合もあります。団体の支援者同士は年回くらいの連絡会がありお互いみなれたもの同士ですが、当事者同士の横の交流や活動はなかなか形つくっていけていない現状があると思います。「当事者会」というのが少ない。
・ 調査員感想
どうしても山崎邸やカフェが目立ちますが、あくまでも居場所を基盤にしているようです。カフェや作業は強制参加ではないのですが、周囲が働いていれば、自分もしなきゃという焦燥感を感じる人もいるかもしれません。また、調査当日が特別だったのかもしれませんが、人の出入りが激しく見知らぬ人がいっぱいいる状況は出始めの人にはつらいかもしれません。ただ、慣れてくれば同じメンバーが働いていることや強制的にでもいろんな人に会うという状況がいい刺激になることもあると思います。むしろ、大学や地域の人々との積極的な交流を実施しているようなので、いろんな人に会うことを推奨しているみたいです。
また、和歌山県は当事者会が乏しいようなので、この団体の当事者さんがその結節点となることを期待しています実際に会を作るような動きもあるようです。(調査員1)文化財としての壮観な建物山崎邸に驚きました。内装も外観を活かしたリフォームになっており落ち着いた雰囲気で、「支援機関」というイメージを覆すものです。まだまだ利用可能性が残されており、ひきこもり・若者支援という文脈に限定せず利用者がスタッフと一緒になってこの施設の活用についてを考えているとのことです。
母体が福祉法人ということもあってか、利用者の今の段階ステップを見立てて支援をつないでいくということについては、スタッフの専門性がとても高いと感じました。一方でそれだけではなく、この「建物」という資源を使って利用者と一緒になって何かをつくりあげていくという、支援―被支援といった向き合う関係ではない、共に並んで歩んでいく伴走型の実践にも果敢に挑戦しているというのがとりわけ印象的でした。(調査員2)

(最終更新日:2017年8月24日)

2017年8月1日

特定非営利活動法人 神戸オレンジの会

Filed under: 兵庫県,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 10時39分51秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 神戸オレンジの会
Q. 主な活動場所
兵庫県神戸市兵庫区羽坂通4丁目2-22
[JR兵庫駅から徒歩約5分。ビル一棟全てを神戸オレンジの会で使っている。1Fには神戸市から受託している神戸市ひきこもり地域支援センター「ラポール」があり、2Fには応接室やパソコン部屋、喫煙ルーム、3Fに卓球台やゲーム類の置かれた居場所があり、4Fには陶芸用の焼成炉や、和室やキッチン、相談用の応接室があります。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
居場所 火曜~土曜 11:00~18:00 神戸市民は無料(他市町の方はお問い合わせください) 概ね20歳以上の方 まずはお問い合わせください
家族会(親の会) 主に第4日曜 午後 入会金1万円 月会費6千円 まずはお電話にてお問い合わせください
心理カウンセリング 月2日 1日3コマ 家族会員千円 会員外5千円 お電話にて要予約
医療相談 月1日 1日1コマ 家族会員千円 会員外5千円 お電話にて要予約
理事長の個別相談 月2日 1日3コマ 無料 居場所利用者・家族会員限定
神戸市ひきこもり地域支援センター「ラポール」 火曜~土曜 10:00~18:00 無料 神戸市からの委託事業のため、神戸市民限定
神戸市ひきこもりサポーター養成講座 全10回/1年 無料 神戸市からの委託事業 詳しくはお問い合わせください

[神戸市在住でない当事者は利用に家族会と同じ費用がかかります。費用の金額は家族単位です。在住の市町村から許可が出れば無料になることもあります。ただし、精神的疾患や障がいがなく、ひきこもり状態であるというだけでは許可がおりることは稀なので前例はないとのことです。

・居場所について
居場所はほぼ毎回イベントが催されています。
カレンダーは毎月固定のプログラムと、突発的なイベントを組み合わせて1カ月ごとに製作されています。料理dayが1番人気です。

・心理カウンセリング、理事長の個別相談、医療相談について
時間は心理カウンセリング、理事長の個別相談の1コマは約50分、医療相談の1コマは約30分。
利用者は卒業するタイミングを自分で決めることができます。また、卒業後のフォローアップとしてOB,OG会的な集まりもあります。
医療相談は精神科医が行っています。相談内容としては「精神科医療を受診することが有効かどうか」や「セカンドオピニオンに行く際に、あらかじめ相談する事項を整理しておく」といったものです。ただ、精神科医が行っているといっても、いわゆる医療行為である「診察」ではなく、医療行為ではない「相談」であることに留意して欲しいとのことです。

・神戸市ひきこもり地域支援センター「ラポール」の活動について
神戸市在住の方のためのひきこもりの1次相談窓口。H21年から神戸オレンジの会が神戸市より受託しています。全年齢対象で、ひきこもりかもで相談していただいてかまわないとのことです。
電話やメールでの相談、予約の上で行う月1回50分の来所相談が可能です。

・神戸市ひきこもりサポーター養成講座について
参加者は当事者の親やひきこもり経験者が多いですが、受講は神戸市在住・在勤・通学の方なら誰でも可能です。
傾聴などのテクニック的なものを学んだり、ひきこもりに対する理解を深める講座も行いますが、主に“当事者の存在を肯定する”ことを学ぶことを主としています。]

 Q. 利用の際の条件など
手帳は持っていても、持っていなくても構いません。年齢は概ね20歳以上。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 ひきこもりについては、【ご本人がその人に合った形で、人・社会とつながること】と、【経済的基盤を確保すること(制度・サービスも活用して)】が大切だと思います。神戸オレンジの会では特に【ご本人が人とつながる場】として、居場所活動を行っています。
居場所は「いつ来てもいい、いつ帰ってもいい」「毎日来てもいいし、何か月かに1回でもいい」「プログラムも、参加してもいいし、しなくてもいい」といった、ゆるい感じでやっています。この方が参加しやすいと考えているからです。
ひきこもりは、誰かを求め、その人とつながり、誰かから求められ、その人とつながることで終わると思っています。
神戸オレンジの会の居場所が、そういう場になればいいと思っています。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人
40代 2人 1人
50代 4人
60代 2人 1人
  Q. 専門資格・免許など
社会福祉士・精神保健福祉士・保健師・産業カウンセラー
  Q. スタッフプロフィール
 もともと「ひきこもりの子どもを持つ親」が集まって作った会です。
現在の代表者は、ひきこもり経験はありませんが不登校の経験があり、社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持つ者が務めています。
スタッフは、ひきこもっている人を家族に持つ人や、専門的な勉強をした後、ひきこもりに関心があって参加した者たちです。
 Q. ホームページ
http://www.kobe111.jp/
 Q. SNS等
Facebook https://www.facebook.com/npokobeorange
 Q. メールアドレス
kobe.orange@gmail.com
 Q. 電話番号・FAX番号
078 (515 ) 8060
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人 60%
40%
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 居場所を利用されている方の年齢層は、20代~40代までいらっしゃいます。男性が9割女性が1割です。
居場所では、テレビゲームをする人、ボードゲームをする人、麻雀をする人、おしゃべりする人、陶芸をする人、パソコンでネットを見てる人、静かにマンガを読んでる人、何かの勉強をしてる人、などなど様々です。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 すごくキッチリ片付いている、というよりは、なんかいろいろ置いてある、という感じですね。もともと家族会なので、支援機関雰囲気としてはゆるい感じだと思います。

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 家族会は、母親の参加が多いです。年齢層としては、50代~70代の方が多いです。父親の参加は少ないです。
そのかわり、理事会は父親が多いです。年齢層は母親と同じくらいです。
きょうだいの方の参加はまだ少ないですね。これからご参加頂ければと思っています。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 基本的には、なごやかな雰囲気ですが、親の会では辛い話も出てきます。神戸オレンジの会はもともと親の会から始まっている自助グループなので、辛くても親御さん同士が気持ちを支え合っていけたらと思っています。
今のところ、ご本人達と親御さんが交流する機会は少ないです。もう少し増やしていければと思いますが、親御さんがご本人に根掘り葉掘り尋ねると、ご本人が辛くなるだろうし、加減が難しいと思います。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
 神戸市や兵庫県のひきこもり行政に携わっている方々と意見交換する機会があります。
また、神戸市から受託している「神戸市ひきこもり地域支援センター ラポール」には、学校関係者やご近所の方、行政の窓口の方などからもご相談があります。
 Q. 名称について[調査員が聞き取り]
現理事長は創設者ではないので「伝聞では」とのことでしたが、「ひきこもりは未完(みかん)の大器→ミカン→オレンジ」というところからのネーミングらしいです。
 Q. 活動時期について[調査員が聞き取り]
 平成11年より活動を開始。平成13年から現在の場所へ。平成13年には神戸には既にフリースクールがあった。しかし、利用者は20才ぐらいで卒業となるので、そこを卒業した後の行先がなく、卒業後に無理やり働かせるのは有効ではないとの見解に至り、社会と関わることに不安を覚える若者の社会と深く関わるまでの、ワンクッションの場にしたいとの思いから始まった。(頂いた資料を参考に)
 Q. 利用者さんへの聞き取り[調査員が聞き取り]
Aさん
大学を卒業後すぐに就職したが、幹部候補としてごく短期間に様々な部署を周ることとなり疲弊し、休職。うつ病と診断される。その後ひきこもりの期間も経て、他支援機関の紹介で神戸オレンジの会を知る。
「ここにはアニメやゲームといった共通の趣味を持った方が居て、話ができる。」とお話して下さったのが印象的でした。

Bさん
小中学校でいじめ被害に遭い、不登校になる。19歳の時にカウンセラーの紹介で神戸オレンジの会を知る。この折カウンセラーからは「同年代の人がたくさんいる」と言われたが、来てみたら「年上ばかりで完全に詐欺だと思った」とのことで、振り返って笑いながらその話をしてくれた姿が印象的でした。
「ここには一緒にアニメや声優の話ができる方が居て、同じ興味を持つ人同士で友人宅に泊まって、一緒にお酒を飲んだりすることもある」とのことで、居場所での付き合いが、居場所の外にも広がっている様子を感じることができました。

Cさん
ひきこもっていた時期に母の知人からいくつかの支援機関の情報を聞き、その中で最も近かった神戸オレンジの会に来所。
人数の少ないパソコンルームと、比較的人の多い見学時には最大で6名の方が利用メインの居場所スペースとを、使い分けて自由に過ごせることは良いことだとのお話をして下さいました。現在はお仕事の残業で来所時間が遅くなり、人の多い部屋にはあまり行かないとのことでした。
本人の気持ちの状態によって、様々に使い分けができる部屋を持っていることが、神戸オレンジの会さんのひとつの強みなのかなと感じました。

・ 調査員感想
 神戸オレンジの会は親の会を原点とする支援機関です。4階建ての鉄筋コンクリートのビル1棟まるごとが居場所という面白い特徴を持っています。地域活動支援センターや、ひきこもり支援センターを神戸市より受託する事で、スタッフの人件費や設備費、賃借料等の運営費をまかなっています。NPO法人ですので内閣府のホームページから過去年度の全ての予算書等の書類を閲覧することができます。今回の聞き取り調査では、ここで理事長を務める方に約90分の聞き取り調査を行いました。
理事長さんは昭和40年代後半生まれの男性で、現在社会福祉士・精神保健福祉士として神戸オレンジの会の支援現場に自ら立たれています。とりわけ印象的だったのは、終始朗らかな態度と口調の中で、神戸オレンジの会の「何もしなくても、ただ居ていい居場所」を守り抜くために、強い信念を持たれて実践されているということが感じられるいくつかのお話でした。「利用者に掃除や片づけをしてもらうかどうか」について、スタッフ内で議論になったというお話は、そのことを象徴するエピソードの一つです。この議論の中で理事長さんは「ここでは「訓練的」なことは一切させない」と、強く主張して、ルールにしてしまうことを防いだと言います。「訓練的なことを別に批判するつもりはない。ただそれを望むなら、他にやっているところがいくつもある。うちではやらせない。」ともお話されていました。動詞が「やらない」ではなく、「やらせない」というところにも、この「ただ居ていい」居場所を維持するために、支援者の立場から不断の努力をしていることが感じられました。
また年末年始、お盆の時期を除き、1日6時間、週5日火土必ず開いているというのも大変魅力だと感じます。 一方で、この居場所に通うためには原則として会費6千円/月家族単位が必要で、初年度は年会費1万円を含めると8万2千円年かかります。
オレンジの会さんの側では、神戸市から補助金を活用する事で、神戸市内在住の方にはこの負担額をゼロにしており、とても素敵なことだと思いますが、居場所が魅力的である分、通える可能性が家庭の経済事情≒家庭環境や居住地という部分によって差が出てしまうことは、悩ましいことだなと思いました。理事長さんは調査員からの「これからの活動の展望ビジョンについて」の質問に、「絶対的に、こぼれ落ちている、助けが届いていない人の方が多い。」と今のひきこもり当事者の置かれている状況を分析し、その上で、「自分にはひきこもっている人の悩みはわからない。当事者じゃないのだから簡単にわかるはずがない。本人が悩みに悩み抜いていることが、経験の無い自分に簡単に分かるはずがない。」と言います。そして「そんな自分が簡単に訪問なんてできるはずがない。それはわかっている。が、それでも、探したいし、ノックだけはしたい。そうしたいと思っている。今はまだ私自身や社会が本人たちに繋がる力が足りていないのでこぼれ落としてしまっているが、丁寧にノックをする人が沢山いる世の中にしていきたい。それがソーシャルワーカーのプロとしての自分の想いだ。」と、深く葛藤しながら話をして下さいました。(調査員1)

理事長の人柄や組織の方針により、活動に参加することが社会適応訓練に位置づけられていないので、ちゃんとしなければ!と気負う必要もなく、自身が利用したり当事者・経験者に紹介をする際、安心してできる場所だと思った。
利用者登録をし続けている限り最大週5日、6時間も施設を利用できるのは、就労したら自動的に“卒業”してしまうところと違い、当事者の悩みをよく理解してくださっていると感じた。
兵庫駅から徒歩5分で、駅周辺にレンタルショップや本屋があり、安価でランチを食べられるお店もあるので(wifiも無料で利用可能)、活動的になった人にとっては施設だけでなく立地的にも申し分ない半面、駅から向かう経路の中には人通りの少ない場所があまりなく、人の多さや街の雑踏が苦手な人、しんどい人にとっては通うのに難儀するかも。
冬は六甲おろしが吹きすさび、道中はとても寒い。
年7万2千円の利用料をいまの自分が払うことは難しいので、自分が神戸市に住んでいるか、別の市町村に住んでいても、親の理解をしてくれて、利用料や交通費その他諸々を負担してくれるのなら、是非とも利用したいところだと思った。(調査員2)

(最終更新日:2017年8月1日)

2017年7月15日

特定非営利活動法人 たんば子ども若者支援ネットワークえん

Filed under: 兵庫県,学ぶ,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 11時45分58秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 たんば子ども若者支援ネットワークえん
Q. 主な活動場所
兵庫県丹波市春日町棚原1286 居場所『TAMARIBA』
[春日ICから車で10分弱。公共交通機関は不便です(電車の駅は遠く、バスは数時間に1本)。利用者の多くは車で来たり親に送ってもらったりしています。初めていく人は道がわかりにくいと思いますが、看板がいたるところに立っていますのでそれを目印にして下さい。道が細いので注意してください。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
居場所『TAMARIBA』 日曜・月曜 11:00~16:00 一日:300円又は年額:10000円
フリースクール 土曜 14:00~16:30 無料
ほっとかふぇ(若者相談会) 毎月一回 土曜 16:30~18:30 無料
親の会例会(丹波市) 毎月第三水曜 19:30~21:00 100円
親の会例会(篠山市) 毎月第四水曜 19:00~20:30 100円
親の会例会(TAMARIBA) 毎月第一日曜 13:30~16:00 300円
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
・不登校ひきこもり当事者とその家族への支援をする。
・不登校ひきこもり親の会活動を支援する。
・不登校ひきこもり地域支援ネットワーク作りをする。
・不登校ひきこもりなどの若者の就労支援や自立支援をする。
[固い理念がないというゆるさ・幅の広さが良さだと思います。ただし、目標がなくて物事がなかなか進まないのでデメリットでもあります。]
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
10代 1人
20代 2人 3人
30代 3人 2人
60代 2人
  Q. 専門資格・免許など
特に無し
  Q. 特記すべき専門事項
特に無し
 Q. ホームページ
https://en-tamba.jimdo.com/
 Q. 電話番号
090 (1674 ) 3211(代表 竹安恵)
 Q. 参加・利用している本人の特徴など[調査員が聞き取り]
 参加者は年齢制限なしで、当事者でなくても参加OKなので年齢層も性別もさまざまです。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
居場所ではご飯を食べたり、ゲームをしたり自由に過ごせます。

     

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など[調査員が聞き取り]
親の特徴としては親の会に母親だけの参加が多いですが、父親だけ、夫婦で参加とさまざまです。その他、共通した特徴は特に見られません。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
当事者以外の地域の人も利用している。
県民局が主催する、丹波地域ビジョン委員会(地域ボランティア活動団体)のメンバーの参加協力がある。
[最初は近所の人にも声をかけて来てもらっていましたが、無料でご飯を食べるのが気がひけるのか最近はなかなか参加されません。本当は近所の人にも気兼ねなく参加してほしいです。]
 Q. 活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
19年前に発足した不登校の親の会がきっかけで、その当事者たちが行ける居場所をということで4年前にTAMARIBAができました。初めは、親が親の会に来たきっかけでTAMARIBAを知りその子どもたちが居場所に来ることが多いです。2016年3月に若者を中心にNPO法人たんば子ども若者支援ネットワークえんを立ち上げました。事務局スタッフは若手・当事者が多いです(11人ぐらい)が、常時活動しているのは4~5人ぐらいです。若者同士が支え合ってほしい、つながってほしいと親の会が考えてつくったのがこのNPO法人です。なので、NPOの運営は当事者自身がやってほしいですが、今はまだ主体が親の会でNPOが裏方の状況で、結果的にお金の問題などでNPOが親の会を支援している状態です。
 Q. 今後の課題[調査員が聞き取り]
親の会に親が来てくれるが、当事者がTAMARIBAに来てくれない場合にどうするか。また、広報は現在ビラのみで、ホームページもほしいですがデザインをできる人がいないのでとまってしまっています。(親の会の人が個人的にTAMARIBAの告知などをやってくれているブログはありますが、TAMARIBA公式というわけではないです)
 Q. 今後の夢[調査員が聞き取り]
TAMARIBAのような場所が各地に1つずつあればいいと思います。それには、一人の力だけでは不可能なのでつながりが必要で、今回の調査もいい機会だと思います。
・ 調査員感想
とにかく公共交通機関の不便さが最大の懸念事項だと思う。また、他団体ともつながりがあるので完全な孤島というわけではないし、都会では見過ごされがちなゆるいつながりも大切にしているように感じた。居場所の雰囲気は昔ながらの田舎の家なので、苦手な人は苦手かもしれないが、慣れると「自分の家」が1つ増える感じです。(調査員1)

地元の親の会が団体の出発点ということで、地域に根差した活動をされている様子でしたが、地域外の利用者も歓迎されるムードを持っていました。人の少ない田舎にぼんやりとリフレッシュに、日帰りで出かけてみようと思った時などは、目的地にするといいかもしれません。どのような交通手段をつかっても都市部からは行きづらく、迷いやすいので、初めて伺う際にはまず連絡をしておくことを強くおすすめします。また、自家用車で行く場合には、部分的に道が大変狭くなっているので十分お気を付けください。(調査員2)

(最終更新日:2017年11月15日)

2017年7月13日

NPO法人 フォロ

Filed under: 大阪府,学ぶ,集まる・つながる — Kokushi @ 13時03分00秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 フォロ
Q. 主な活動場所
大阪市中央区船越町1-5-1
[もともとは谷町四丁目で活動されていたが、5年ほど前に移転されて現地(天満橋)に。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
居場所 土曜日14:00-21:00 700円 18歳以上
当事者研究 毎月第2月曜日13:00~17:00(変更の場合もあり) 500円 18歳以上

[居場所はサロン的なものだそうです。
居場所活動周辺のさまざまな企画があります。
「づら研」:生きづらさからの当事者研究
「もじにわ」:インタビュー冊子。編集作業は山下さんが担当。
ネットラジオ企画:関東など各地からの反応もあります。
セミなどの昆虫、シュールストレミングなどを食べる「食べづら研」などなど。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 「なるにわ」という名前で、毎週土曜日の午後に、お庭のような場を開いてます。なるにわでは、就労支援やひきこもり(から抜け出るための)支援など、支援というスタンスは一切とっていません。また、ニートやひきこもりなどの名づけは、外からの名づけなので、失礼だなと思っています。「なにものかでなくともよい場所」がコンセプトです。趣意書は下記。

http://www.foro.jp/nar’nywa/prospectus.html

 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
40代 1人
  Q. 専門資格・免許など
とくになし。
  Q. 特記すべき専門事項
フリースクールスタッフ、不登校新聞編集長など
 Q. スタッフプロフィール
埼玉県生まれ。大学を中退後、フリースクール「東京シューレ」スタッフを経て、1998年、『不登校新聞』創刊時から、2006年6月までの8年間、編集長を務めた。また、2001年10月、フリースクール「フォロ」設立時より、同事務局長を務める。2006年10月より、若者の居場所「コムニタス・フォロ」を立ち上げ、コーディネーターをしている(現在は「なるにわ」と名称変更)。2012年より関西学院大学非常勤講師。著書に『迷子の時代を生き抜くために』(北大路書房2009)、共著に『名前のない生きづらさ』(子どもの風出版会2017)。
[スタッフ(コーディネーター)の方は、98年から不登校新聞の編集をしていました。2000年に、その関係で大阪へ。親の会のたちとフリースクールを立ち上げ、2006年から若者の居場所を開始。若者の居場所は、支援する側と支援される側という関係ではない、互助的な関係の場として開いてます。「コーディネーター」は、あくまで関係調整の役割。東京は一枚岩的なものを求めるのに対し、大阪はわりと中心がなく、ばらばらでもよしとするという違いがあると思います。]
 Q. ホームページ
http://www.foro.jp/nar’nywa/
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/nar_nywa
Facebook https://www.facebook.com/narnywa/
 Q. メールアドレス
communitas@foro.jp
 Q. 電話番号
06 (6946)1507(フォロ)/050-5883-0462(山下)
 Q. FAX番号
06 (6946)1577
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 99%
1%
 Q. 参加・利用している本人の特徴など[調査員が聞き取り]
 参加条件は18歳以上で設立趣旨と規約に賛同する人なので、若者から親の立場の世代など、いろいろな人が参加してます。ひきこもりというと、肩書きがない、所属がなくなる状態で、「不登校」「ひきこもり」「発達障害」など周りから名前をつけられますが、なるにわは「なにものかでなくともよい場所」として開いてます。
ときに困った言動をする人もいますが、表面的な言動だけを見るのではなく、その根っこの部分を大事にしています。人が集まれば、ごちゃごちゃすることもありますが、ごちゃごちゃも「お庭」の養分ということにしています。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
サロンには、企画が入っているときも入ってないときもありますが、初めての人には企画の入っているときのほうは、おすすめです。

      

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など[調査員が聞き取り]
 本人が来られるのが大半です。費用が低いので、親の了解なしで参加できます。親の方が相談に来られることもあります。
・ 調査員感想
当事者系活動、おもしろかったです。理念があんまりかっちりしすぎませんというのが、当事者系活動はそういうもんかなあと 思いました。(調査員1)

私は自転車で行かせていただきましたが、周囲は坂が多く上町台地を存分に満喫できるかと思います。(駐輪場はないので、駐輪の際はスタッフさんに確認してくださいね。)
思っていたよりビルっぽい建物で、中に入ると(調査の時間帯は)子どもたちがわーわーやっておりました。またその日は他団体さんと麻雀!?の対抗戦をやっていたそうで、噂によれば全自動卓があるとかなんとか。麻雀をやる私からすれば、うらやましいの一言です。
そういったにぎやかな雰囲気とは一転、調査を受けてくださった担当の山下さんは物静かな理知的な方でした。受け答えをお聞きしていても多くの方が、山下さんを激賞される理由がよくわかりました。
また、こちらには記載できないようなオフレコトークも多くあり、個人的にまたお話ししたいと大変思った次第です。ただ、そういった一面だけではなく、ご自身の年齢をお忘れになっておられたりとお茶目な一面もあり、こういったところも魅力的ななのではないでしょうか。
一番共感できたお話は「でてきたことをやる」というスタンスでした。その結果が当事者研究に繋がっておられるということが、とてもわかりやすい流れでした。昨今はフリースクールが多く出来ましたが、関東や名古屋でも不登校新聞のスタッフとして多くのものを見てきたからこそできる老舗のフリースクールとして、これからも益々のご活躍を期待しております。(調査員2)

(最終更新日:2017年7月13日)

2017年3月26日

NPO法人 結

Filed under: 兵庫県,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 6時55分57秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 結
Q. 主な活動場所
兵庫県篠山市東吹500 遊び村
[JR篠山口駅から徒歩約20分。看板が出ているので、入り口はわかりやすいです。事前に連絡すると駅まで送迎してくれるそうなので、初めての人でも安心です。]

案内板 看板 入り口看板
Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
遊び村 金・土・日・月 10:00~17:00 無料
居場所活動 月1〜2回程度(不定期) 実費
カウンセリング 第2月・第4月 19:00〜21:00 無料
電話・来所相談 月・水・金 10:00〜17:00 無料
訪問 随時 無料
講演会の開催 年2回程度 無料

「遊び村」は、山あいの 緑に囲まれた1500坪ほどの土地にある手作りの遊び場で、○子ども達や家族連れの遊び場 ○不登校やひきこもりの経験者の居場所や体験の場 という2つの顔をもっています。その管理や運営に不登校やひきこもりの経験者が携わることで、体験を積み重ね、それぞれが自分に合った次の一歩を模索しながら活動していく場です。
そのような体験活動のほかに、月1〜2回程度の居場所活動(花見、海水浴、運動会など)や、月2回の臨床心理士によるカウンセリングを行っています。また、黒豆などの野菜づくりや花苗の販売などにも挑戦し、中間的就労の仕組みも模索しています。
“体験すること”、に重点を置いて、相談から居場所活動や様々な体験活動、中間的就労と、ワンストップの支援体制を目指して活動しています。興味を持たれた方は、一度ご相談ください。

遊具 遊具 遊具

Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
4人

男性 女性
30代 1人 1人
40代 1人
70代以上 1人
Q. スタッフプロフィール
代表:約25年前、子供の不登校をきっかけに家族会を発足し、自宅を改装して「不登校生の居場所」を始める。2002年に篠山市へ引越したのを機に、高校生以上の年齢のひきこもる若者たちの居場所として「しゃべり場」を開設。自身も対人恐怖に苦しんだ経験を持ち、20年以上、不登校やひきこもりの若者に関わってきた。2005年に、活動の支援者の尽力によりNPO「結」が発足。2011年には、「ひきこもる若者たちの第三の道」として「遊び村」を開設。その管理・運営・接客や篠山特産の『黒豆」作りなどに、居場所の若者たちとともに取り組んでいる。兵庫県と篠山市の委託を受け、不登校・ひきこもりの相談員として活動中。
Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
社会の変化によって、不登校やひきこもりの若者たち急増してきたことに危機感を抱き、支援活動を続けてきました。若者たちが「元気になること」「希望が持てること」「生きている喜びを感じられること」、そして自己肯定感を高め、自信を持って社会参加ができるようになることを願って活動しています。就労などの”形の支援”ではなく”心の支援”を大切にしています。
Q. ホームページ
http://193.3web.jp/
Q. メールアドレス
asobimura@hotmail.co.jp
Q. 電話番号
 (090)1900-6932 (相談用携帯電話)
Q. FAX番号
 (079)550-5296
Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 21%
51%
親以外の家族 2%
その他 26%
Q. 上表「その他」とは
他の支援団体、市の担当者、保健師、スクールソーシャルワーカー、カウンセラー、自治会長
Q. 参加・利用している本人の特徴など
男女比は7:3くらい。30代が中心で、下は16才から上は44才。
[参加者は兵庫県の人が多いです。篠山市は車社会なので、次のステップで車の免許をとることを勧めることもあります。]
Q. 参加・利用している家族・親の特徴など[調査員が聞き取り]
家族会はもともとありましたが、信頼性を担保するために公的な篠山市の家族会と合体しました。すると参加者は減ってしまったので、今後はもっと家族会とコミュニケーションをとって力を入れていくことが必要だと思っています。
Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者についてなど[調査員が聞き取り]
学校との関係では、相談に来られる親御さんが学校を批判していても、私たちは学校を批判しないようにしています。また、学校に戻るも戻らないもその子自身が決める事で、その子にとっての学校とは何かを大切にしています。家から出てこれない子に対しては、その子の背負っている強迫観念や焦りなどを軽くするように、自分の意志で出れるように自由にしてあげるようにしています(「落とす」支援)。ひきこもり全体に対するマニュアルはないので、個別の支援が必要だと思います。

行政との関係では兵庫県のひきこもり相談支援センターの丹波ブランチも担っており、支援者・行政関係者・教育委員会などが参加している「ひきこもり検討委員会」をモデル事業として立ち上げたりしています。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/documents/g_kaiken20140422_02.pdf
また、ひきこもり問題を家族問題にさせないようにもしています。国(社会)がひきおこした問題なので、その解決のためには(金額・使途などが)限定された市の支援よりも幅が広い国の支援が必要だと思います。

Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
娘が不登校で、学校に行くかどうかはどうでもよかったのですが、孤立しないためにも人間関係だけは築いてほしかったので居場所がほしかった。しかし、その時代は居場所自体がなかったので、自宅を居場所にして活動していました。
その後、昔と今で社会が激変して、子ども社会もそれに伴って変化したと感じるようになりました(例えば少子化で兄弟が少なくなって、人間関係を築く機会が少なくなったり、ゲーム遊びなどの一人遊びが主流になるなどして、それがいやなことからの逃げ場所になっていました)。そこで、家にいてゲームする事よりも面白いものをつくろうと思い、「遊び村」を作りました。
もともと活動していた居場所では、居心地が良すぎて卒業できないなどの功罪もあったので、遊び村は簡単な作業や人間関係の構築などの一般社会にもつながることを含めて、自主性・自分の気持ちを大事にして次の一歩に進める・立ち止まらせないような居場所にしました。
遊び村は、問題を起こす場所(課題解決のために問題を顕在化させる場所)だと考えています。ほめるとほめられるために動いてしまうので、自分から動けるように、あまりほめることはしていません。むしろ、失敗したときこそほめるようにしています。そうして、なんでも食わず嫌いしないでチャレンジしてほしいと思っています。
また、参加者の状況に合わせて様々な支援ができるようにワンストップも大切にしています。
今後は参加者が(自主的に)遊び村で簡単なお店を開くことを目指しています。そこで自信をつけてほかのところにも行ければいいなと思っています。
また、地元の高校生に場所を提供して、自由な発想で遊び場を作ってもらうようなことも行います。
遊び村のほかにもいろいろやりたいこともありますが、自分の主である「遊び村」をないがしろにできないと思っています。
Q. 支援をしていて感じること[調査員が聞き取り]
もともと人と人とが結び合うという考えから、「NPO法人 結」という名前にしたように人間関係のつながりを大切にしています。
たとえ人間関係が苦手な子がいても、必要ないわけではないと思います。人間関係に興味があったからこそ、そこに触れて傷ついて苦手になったわけなので、人間関係は絶対に必要だと思っています。
その人の現状によって一人でいる時期が必要なこともありますが、必ず人間関係が必要となる時期は来ると思っています。
今後は、社会についていけない人が、一般社会で言われる「幸せ」の基準も変えて、ひきこもりでも生きていける「(一般社会とは異なる)社会」を新たに作ればいいと考えています。ただし、苦しさがないと楽しさはないことも感じてほしいです。
昔は受け皿として知り合いなどで自営業をやっている人が必ずいましたが、今は減ってしまって受け皿がなくなったように感じます。今までの支援では「答え」が出ていないので、これまでの支援とは転換することが必要だと思います。
Q. 連携について[調査員が聞き取り]
居場所の中でも参加者同士の連携(人間関係を築くこと)が必要だと思います。
支援者同士の連携では支援する側に参加者の関係性を広げようとする意志が必要で、参加者が居心地がいいから現状のままでいいという自己満足で終わらないことが重要だと、これまでの経験から思います。ただし、支援する側の連携で情報を提供するときには、信頼性を担保するためにも精査は必要だと思います。
私たちは、理念が違う団体に行ったとしても、初めから否定だけでは批判して終わってしまうので、何かいいところを盗もうと考えています。
・ 調査員感想
「遊び村」という名前の通りいろいろな遊具があり、しかも全て自分たちで廃材などから手作りだそうです。仕組みとしては単純な遊具が多いですが、多種多様なので一日中遊んでられそうです。ただし、単なる「遊び」にとどまることなく(一般社会にも通ずるような)作業も含まれており、しかもここでは利用者は意識することなく遊びの中で学んでいくのだと感じました。
立派な相談室、建物があるわけではないですが、実はその裏にしっかりとした幅広い支援があることは外から見ただけではわかりにくいかもしれません。「ほめない」「問題を起こす場所」という独特の考えが、その人に合うかどうかもありますが、代表さんがこれまでの経験を踏まえ、至らないところは真摯に反省した結果だと強く感じました。

(最終更新日:2017年3月29日)

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