2017年9月25日

あいとうふくしモール運営委員会

Filed under: 働く,滋賀県 — Kokushi @ 11時20分20秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
あいとうふくしモール運営委員会
Q. 主な活動場所
滋賀県東近江市小倉1830
[モールまでは八日市インターから車で約15分、道の駅「マーガレットステーション」から約5分。
近江鉄道八日市駅から「ちょこっとバス」愛東循環線で約35分、「小倉」下車後徒歩約2分。モール内に駐車場あり。
事務局はモールと道路を挟んで向かいの小道を200mほど上がっていった先の一軒家。]

  

 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
中間就労(畑) 水曜、金曜 10:00~15:30 なし 年齢制限あり
中間就労(おにぎり) 火曜、木曜 9:00~15:30 なし 年齢制限あり
 Q. 利用の際の条件など
年齢は、10代後半から30代まで。(中間就労なので、働くイメージを持てる10代後半から)
・自力で現場まで来られる方
・昼食持参、日によっては農場でみんなで自炊します。(午前のみ、午後のみ参加も可能です。)
・年齢制限は目安です。対象年齢外の方は相談にて決めます。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 非正規雇用の拡大、労働環境の悪化が進む中、だれもがつまづきやすくなった今の社会。ニート・ひきこもり問題はある特定の若者に限られた問題ではなく、今の時代を生きる若者すべてに起こり得る社会の問題であるはずなのに、なぜか個人の責任のように捉えられてしまうことが未だ多くあります。私たちの農場では、実際の働く現場で『働くこと』をみんなでいっしょに考える。同世代のスタッフと共に支援と被支援の関係ではなく、今後自分たちが共に生きていける場をどのように共に創りあげていくか模索し挑戦できる場です。
[これからのビジョンをつくる。働き方を考える。働ける場所を作る。ワーキングプアでも田舎でなんとか生きていけるかたちを作りたいと思っています。

「あいとうふくしモール」は、いろいろな思いをもった「個人」や「事業所」が集まり、それぞれの「特技」や「強み」「専門性」を出し合い、助け合い、そして暮らしの課題に取り組み、心豊かな地域を作ろうという思いの詰まった場所です。
頭の中に描いている「こんなことができたらいいな」「こんなマチなら楽しいのにな」、そんな思いを思いで終わらせないための議論と実践の場でもあります。“夢をカタチに、安心をカタチに”することを目指しています。
あいとうふくしモールには、高齢者や知的障がい者等の働く「ならではの働き応援拠点施設」、介護を必要とする方々とその家族の暮らしを応援する「地域での安心して暮らしていく応援拠点施設」、食を支える「福祉支援型農家レストラン」の3つの施設があります。
それぞれの思いを束ね・紡ぐとき、一つの提案が提案者のものだけで終わることなく、より高い次元に進むことが出来ると考えています。多様な人や意見を紡ぎマチをつくることこそ「ふくしモール」なのだと考えています。]

 Q.スタッフの人数(※モールの事務局員の人数です。)
男性 女性
30代 1人 1人
40代 1人
50代 1人
  Q. 専門資格・免許など
なし
  Q. 特記すべき専門事項
なし
 Q. スタッフプロフィール
 20歳前後の頃、自分自身でも「生きづらさ」を感じることがありました。世間一般でいわれる”普通”な生き方に上手にのることができず、かといって自分ひとりで今後の道を切り開いていくこともできない。先の見えない将来に不安になることがありました。そんな時期を経て東京のとあるNPOに出会い、いままで自分が知らなかった生き方をしている人にたくさん出会いました。そこではじめて「自分もこういう生き方をしたい」と思うような生き方に出会った気がします。そのNPOで5年間スタッフをし、自分と同世代の若者たちとともに自分たちの「生きづらさ」ってなんだろう?これから自分たちはどう生きていきたいか?どう働いていきたいか?をみんなで考える活動をしてきました。2015年、東京から滋賀へ住まいを移し、現在は農場を舞台にまた同じように若者と共に自分たちが生きていきやすい場をどのように作っていくかを模索する活動を行っています。
 Q. ホームページ
http://fukushi-mall.com/
 Q. SNS等
Facebook https://www.facebook.com/aitoufukushimall/
 Q. メールアドレス
info@fukushi-mall.com
 Q. 電話番号・FAX番号
0749-46-2170
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人
親以外の家族
その他 100%
 Q. 上表「その他」とは
東近江市の相談窓口、滋賀県 ひきこもり支援センター
(窓口は設置していますが、現状関係機関からの紹介のみなのでこの数値です。)
・自由記述[調査員が聞き取り]
モールがきれいすぎて入りづらいという声があり、地域の人が来れるように「ほんなら屋」という活動を毎週火曜日、喫茶店形式で行っています。

利用者さんも飛び入りさんも参加可能な合宿をしてみたいです。
その合宿で3日ぐらい寝食を共にして、参加してくれる人の色んな一面をみたいです。
家と職場とは違ったフラーっと立ち寄れる「もう一つの場所」になっていければと思い、
「ほんなら屋」という若者が地域の困りごとを解決するお手伝いや、地域の人々の交流の場として喫茶もしているので、農業体験目的でなくともここに来ていただければと思います。

・ 調査員感想
活動の拠点となっている一軒家は昔ながらの田の字型のつくりとなっており風通しもよく、夏はエアコンがなくても涼しそう。辺りは田んぼが多く、静かでゆったりと時間が流れていて落ち着く。THE田舎のおばあちゃん家!
中間就労の場である畑は広さが3000㎡と広く、生産している野菜の種類も豊富で、モール内のレストランやカフェに生産した野菜を卸しているのも相まって結構本格的なのかな?って感じたし、自分は働けるんだって自信をつけるにはもってこいだろうなって思いました。活動を始められたばかりなので、これからどのように展開されていくのか楽しみ。
田舎の滋賀でもかなり田舎な地域にあるので、公共交通機関で通うとなると移動時間や運賃等ちょっと負担に感じる部分もあるかも。合宿は楽しそうなので参加してみたいと思いました。(調査員1)

近くの人たちや団体が集まりあの場所でモールを作り協力しあえるのは、単独で事業を起こすより利点が多いと感じた。
畑の作物の出荷先確保や活動の多様化など、始まったばかりで未知数だが事業内容は面白いと思いました。(調査員2)

私は大阪から今回の調査に参加したのですが、ちょっとした旅行ぐらいの気分になります。
のどかな、空気の良い田舎の集落に、きれいな建物の集まりがあります。そこは丘のように?砲台のように?なっており鈴鹿山脈が見渡せる絶景が広がっていました。
真下には畑が広がっていましたが、まさかそこの畑で就労体験を行っておられるとは…。
事務局のある建物は田舎の旧家のような感じ。風鈴の音や流れる時間がのどかです。
調査中にきんじょのおばちゃんが顔を見せに来てたこと、スタッフの方に地元在住の方がおられるようで、親しそうに話をしている雰囲気がまた都会にはない空気感でした。
インタビューに協力してくれた方は東京に本拠のある支援団体で、主に農業支援に関わっておられた方です。そんな島村さん、滋賀はのどかで住みやすいとのこと。島村さんの雰囲気に確かに合っているように思います。
最近ではクラウドファンディングを使って「あいとうむすび」という活動を始められる、あいとうふくしモールの今後の更なる発展に期待しております。
(調査員3) 

(最終更新日:2017年9月25日)

2017年9月7日

特定非営利活動法人 若者と家族のライフプランを考える会(LPW)

Filed under: 京都府,働く,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 12時01分41秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 若者と家族のライフプランを考える会(LPW)
Q. 主な活動場所
LPW下鴨事務所 京都府京都市左京区下鴨梅ノ木町7番地1
[京阪出町柳駅より京都市バス(1系統)「洛北高校前」から徒歩3分など周辺にはバス停が多いです。詳しくはhttp://www.lpw-kyoto.org/?page_id=29も参照してください。京都市バスはどこまで乗っても定額(230円)なので安心ですが、種類が多く、系統が違うと全く違う場所に行ってしまうので事前にご確認ください。]
 Q. その他活動場所
LPWたかの分室 京都府京都市左京区高野竹屋町27-42
[京都市バス(204系統・206系統)「高野橋東詰」から徒歩4分、電車の場合は叡山電鉄「一乗寺駅」から徒歩10分。バスの方が目印が多くて迷わないようです。詳しくはhttp://www.lpw-kyoto.org/?page_id=1220も参照してください。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
京都府チーム絆
相談・訪問
月曜・金曜(10:30~16:30) 無料
京都市こころのサポート(相談・訪問・居場所) 月・水・木・金(10:30~16:30) 無料 京都市在住で福祉サービスを受けていない方
就労継続支援B型
あーとすぺーす絵と音
月・火・水・木・金(10:30~16:30) 原則無料
工賃支払い有
医師による意見書が必要
京都府若者基礎的就職支援事業 毎週火曜日(14:00~16:00) 無料 原則として京都府在住
京都市こども・若者支援事業「アートプロダクション」デザイン講座等 デザイン講座(毎週水曜日)
ワークショップ等随時
無料
京都ユース・オフィス 随時 入会金10,000円、会費5,000円(月) 主体的・継続的に仕事づくりに参加できる若者とご家族が対象

[事務所内に指定特定相談事業所らくほく相談室を設け、相談支援員等により利用の仕方を決めていきます。

・「チーム絆」とは
「チーム絆」とは、学校や仕事に行けずひきこもり状態にある方を、行政と民間支援団体が連携してサポートする京都府の仕組みです。
府全域を行政の「脱ひきこもり支援センター」が、京都市・乙訓地域、山城地域、南丹地域、中丹・丹後地域を各民間団体が担っています。
そのなかでLPWは京都市・乙訓地域を担当しています。
詳しくはhttp://www.kyoto-hikikomori-net.jp/kyoto/kizuna_suport.phpも参照してください。

・京都ユース・オフィスとは
LPW内の企業みたいなものです。社会に出て働くのはしんどいが、何とか生活していけるようなところがほしかったので、ないならつくってしまおうということでつくりました。各イベント・プログラムの手伝い、事務・経理作業補助などを担っています。現在、社員募集中です!

ここに書いている活動のほかにも、音楽・アート・ボランティア・手芸などさまざまなプログラムがあります。
LPWでは何か役割があった方が来やすい人もいると思うので、何もしない居場所はなくて、何かしらのプログラムを用意しています。ただし、参加を強制しているわけではなく場を設定しているだけです。詳しくはホームページのカレンダーを参照してください。]

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
■社会生活に不安を持つ若者(ひきこもり経験、発達障害等)が最小・最適な支援のもと支え合って生きていけるシステムを構築し、将来に安心と希望が持てる社会環境づくりに貢献することを活動理念としています。
■ひきこもりの長期化、家族の高齢化、住まいや生活への課題に正面から取り組みます。ライフプランの視点から将来への見通しを持てるようにファイナンシャルプランナー、弁護士、社会保険労務士等の専門家と連携協力を行います。
■当事者体験のあるスタッフを中心に地域づくりを通した「場づくり」活動を行い、新しい生き方、文化発信を目指します。
■「音楽やアートを通した社会参加」へのサポートを活動の中心とし、利用者の多様なニーズに応じた他団体へ情報提供、リファーに努めています。一つの団体が利用者を抱え込まず、チームプレーで支えることが必要であると考えます。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人 1人
30代 1人 1人
40代 2人 4人
50代 3人 2人
60代 1人 1人
70代 1人
  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、音楽療法士、ファイナンシャルプランナー
  Q. 特記すべき専門事項
グラフィックデザイナー、ギャラリー経営者、ウェブデザイナー、ミュージシャン
 Q. スタッフプロフィール
■LPWでは心理、キャリア等の有資格の専門スタッフと当事者経験のあるピアサポーターが常勤しています。いわばハイブリッド(混合動力)で運営されている事業所です。
■設立メンバーは若者サポートステーション等の団体スタッフ経験を有するキャリアコンサルタント、産業カウンセラー、美術教師、音楽療法士、IT企業社員等です。
■ピアサポーターは心理資格取得、京都市等の研修を受講した当事者体験者でPC,ギター指導、訪問、相談などを担当しています。
また、京都府より「絆パートナー」、京都市より「京都市ピアサポーター」として体験発表、同行支援等の委託を受け活動しています。。
■ワークショップ、セミナーでは、外部講師として書道家、メイクアップセラピスト、経営コンサルタント、栄養管理士等多様な専門家を招いています。
[現在のスタッフは初期と半分ぐらい入れ替わりました。
スタッフはなるべく専門資格を持っている人に担ってもらうようにしています。たしかに当事者や親としての経験も大事だと思いますが、どうしてもそれにひきずられる場面も出てくると思います。プロは客観的に見ることができると思うし自分のできる範囲を自覚しているので、何でも提供するのではなくできる範囲で提供することを大切にしています。
資格や経験のある専門分野のスタッフが良いサービスを提供することを心掛けると同時に、当事者経験のあるピアサポーターも常駐しており、当事者体験を持ち資格を取得して活動しているスタッフもいます。当事者視点と客観的思考を併せ持てると一番良いのかもしれません。]
 Q. ホームページ
http://www.lpw-kyoto.org/
 Q. SNS等
Twitter https://twitter.com/lpwkyoto
Facebook https://www.facebook.com/218196801536429/
 Q. メールアドレス
mypath@lpw-kyoto.org
 Q. 電話番号・FAX番号
075-201-8073
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人 30%
40%
親以外の家族 10%
その他 20%
 Q. 上表「その他」とは
公的相談機関、医療機関、大学学生課、保健所
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
*年齢は10代から50代(主に20代後半から30代)
*男女比は 男性6割 女性4割。音楽関係は男性、アート関係は女性の割合が多い
*大学卒業、中退者の割合が多い
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
*音楽療法を入口にする場合は個別セラピーから始め次にピアサポーターが加わり、他の利用者とのグループセラピーに移行するケースが多い。
*アート系活動は最初からグループ活動に入る。
[灯台のようにいつでもある安心感を大切にしています。そのためにどこかを一時的に借りるのではなく、一戸建てにこだわりました。ただし、いわゆる家が苦手な人もいるのであんまり所帯じみた感じにはしたくなかったので、ドラマのセットのような非日常感を持っているかなと思います。]     
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
両親の年齢は50代から70代。母親による相談がやや多いが、父親(特にリタイア後)による相談も多い。インターネット等による情報取集力が高い家庭が多い。
本人の年齢が高くなるほど兄弟による相談が増える。
 Q. 学校関係、行政、近所の人など、その他の利用者について
LPWが「居場所では物足らなくなった」ものの「就労はまだ」という中間的段階の方を対象としていることもあり、様々な支援・相談事業所から次の一歩としての問い合わせが多い。
社会福祉協議会、民生委員からの紹介は家族が動けないケースが多い(家族に障害がある等)
大学学生課からの紹介は就活困難、休学中の学生で,多くは中・高校時代にいじめや不登校を経験している。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
代表がアメリカに住んでいるときに、息子さんが不登校になりました。アメリカでは国を挙げて若者を支援するという考えがあり、その援助スタッフに誘われて代表自身も支援方法などを学び、帰国後に資格を取りました。
その後、京都オレンジの会の親の会世話人になったり、ISIS大阪を手伝ったりしました。
そこでも力はあるのに、一度就労支援を経験したが合わなかったという人が多く、中間就労の場が必要だと思っており、その思いを持った人たち10人ぐらいでLPWを設立しました。
代表はキャリアコンサルタントとして就労は生活の一部でゴールではなく、仕事だけではなくライフプラン・ライフキャリアを考えることが大切だと心がけています。
Q.現在の活動場所で活動している理由 [調査員が聞き取り]
公共交通機関から近いなど便利な場所を探していて、ある不動産サイトで現在の物件を発見しました。各階にキッチン・トイレがあり下見した段階で即決でした。
たかの分室は下鴨だけでは手狭になったので、なるべく近いところで別の場所を探していました。2か所の距離は徒歩15分弱ぐらいです。
 Q.今後のビジョン[調査員が聞き取り]
団体の規模はそのままでいいです。みんなが最小最適な社会資源を活用して穏やかに生きていけるシステム作りが必要だと思います。LPWは社労士・弁護士など専門家のつながりもたくさんあるので、そういう社会資源をうまく活用して生きていく手助けができればいいなと思います。
・ 調査員感想
LPWという団体名は多くの場所で聞いたので、規模の大きい団体なのかなと想像していました。想像通りスタッフの人数や活動内容の多さで私にとっては大規模な方なのですが、団体さんの話では京都の団体の中では小規模のようです。
下鴨事務所は3階建てで1階が交流スペース、2階はパソコンが多い事務作業部屋で本部のようです。3階にもさらに2部屋ありました。
たかの分室は2階建てで1階はアート教室、会議ができそうな机と畳のある2階ではゼミなどが開かれているようです。
確かにどちらもいい感じで非日常感があり、アート作品も多いのでアトリエみたいな感じです。
活動内容に書いているように何もしない居場所はなく何か役割があるプログラムが多いのが特徴だと思います(かくいう私も役割があった方が楽です)。
ただ、普通は何もしない居場所も(保険として)提供したいと考えてしまうのですが、そこまで広げない勇気はプロらしさだと思います。
そういう意味で、とりあえず通うことを目的にするよりも何か活動をしたい段階の人向けかなと思います。アートや音楽に興味がなければ行きづらいかもしれませんが、活動の種類も内容も幅が広いなと思いました。(調査員1)

私は京都の人間ではないのですが、たかの分室の周りは京都らしさにあふれている街並みに感じられ、その街並みのなかに自然と置けこむような佇まいの施設さんでした。中はえらくきれいで、かっこよくて、若者支援関係の施設にはあまりみられないような建物でした。
周辺に有名なラーメン屋さんが数多くあり、ラーメンを食べに行きがてら、一度見学に行かれてもいいのではないでしょうか。
今回、下鴨も含めた両施設では女性の方に多くお会いしましたが、すごく優しい、気遣いをしてくださる方ばかりで、すごく過ごしやすかったです。(今までの調査で一番長い時間を過ごさせていただきました。)
敢えて言うならば、私はバスではなく電車で向かわさせていただきましたが、駅からの道は少し迷いやすいので気を付けてください。(調査員2)

(最終更新日:2017年9月7日)

2017年9月2日

NPO法人 ニューワークス

Filed under: 働く,大阪府,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 10時51分36秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人 ニューワークス
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市西区南堀江3-15-7 堀江ヴィラ 5A
[地下鉄千日前線桜川駅1号出口を出て、あみだ池筋を北へ信号2つ目を左折。(徒歩5分)
地下鉄長堀鶴見緑地線6号出口を出て、新なにわ筋を南へ信号2つ目を左折。(徒歩5分)
阪神なんば線桜川駅を出て、新なにわ筋を北へ信号2つ目を右折(徒歩5分)
※お車でお越しの際は近隣の駐車場へお停め下さい。
ビルばかりでオフィス街みたいな感じだった。ビジネス街。人混みはほとんどなくて、閑散としてました。静かでした。マンションが多いので、どのマンションか分かりにくいです。事前にマンションの画像をストリートビューなどで見て、覚えてから行かないと迷います。
1階に「cafe MILLO」の看板があるので、それが目印です。そのビルの5階が「ニューワークス」の事務所です。 ]
Q.他の活動場所
あり(話し合って一緒に決めたそれぞれの仕事先)
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
相談 水、土曜日10:00~13:00 1回2時間 3000円 相談活動、相談者の状況により日時・場所は柔軟に対応可能
就労訓練 月~金 個別相談により決める
居場所 月3万円 月3万円を払えば、相談料3000円は不要
 Q. 利用の際の条件など
特になし。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 若者の就労支援を掲げていますが、個々の特技、関心、能力にあった仕事を相談と体験(実習)で見つけ出し、その力にあった職業を探す(創る)。スタッフの繋がりで体験場所を見つけ出す。
[実践と経験を大切にしています。抽象的なことよりも、具体的なことを大切にしています。カウンセリングや心理分析よりも、利用者に合う仕事を一緒に探して、実際に経験してみることを大切にしています。利用者に対する指示ではなく、利用者の話を聞き、利用者の大変な状況を理解し、利用者に寄り添って、利用者に合う仕事を一緒に考えることを大切にしています。基本的に家庭訪問はしていません。]
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
50代 1人
60代 2人 2人
70代 1人
  Q. 特記すべき専門事項
高校教員経験者3人、保育士2人
  Q. スタッフプロフィール
教育関係、高校や保育所などの経験者がスタッフに多いです。又、地域の人々と交流、旅行などの世話活動をして来たので、その繋がりが多いです。
[そのことによって、仕事を紹介してもらえています。その中から利用者に合う仕事を利用者と一緒に探し、その仕事を経験する。継続的に仕事をする場合、仕事先の人(職場の人)から、利用者の状況や状態などの報告を受けます。]
 Q. ホームページ
http://www.geocities.jp/new_works_npo/top.html
 Q. メールアドレス
new_works_npo@ybb.ne.jp
 Q. 電話番号・FAX番号
06(6616)9136
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人 30%
70%
Q. 上表「その他」とは
病院から紹介されてということもある。(その場合も最終的に相談に来るかを決めるには本人または親なので、そちらに含んでいます)
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
全て個別です。
[利用者が主に過ごす場所は、この相談場所ではなく、一緒に探して見つけた仕事先なので、それぞれの仕事先によって雰囲気が違います。相談場所は、マンションの一室です。会議室ではなくて、民家みたいな部屋です。]  
・自由記述[調査員が聞き取り]
ひきこもりの問題は、社会の問題でもあり、本人が恥ずかしがる必要はありません。自分の困難な状況は人に知らせることが大切です。だから、年齢が高くなる前に早めに相談に来て欲しいです。仕事をすることによって自信が付き、会話も増え、前向きになります。だから、そのために多様な人に合わせたもっと多様な仕事先を紹介できるようになりたいです。団体名の「ニューワークス」も自分にとって新しい仕事を一緒に探して、経験して欲しいという思いから付けています。利用者は仕事先でのサポートを受け、運営者はその利用者の仕事先から利用者の状況報告を受けます。任せきりにはしません。利用者は、そういう体制で仕事をするので、訓練にもなります。まずは、話すことによって自分の気持ちを解放して欲しいです。「楽しい」という実感、「挑戦したい」という思いを持って欲しいです。ひきこもりは障害ではなく、ひきこもりの方は障害者手帳を持ってないことも多いので、国からの援助は受けられません。だから、支援の方法も手作りです。経済的な面で大変なことも多いのですが、利用者の成長を知るのが楽しくて、この活動を続けられています。今後はもっとモノづくりの業界の方に協力してもらい、いろんな生活訓練の場ができればと思います。
・ 調査員感想
マンションの一室で、会議室のような冷たい空間ではなくて、民家のような部屋でした。流し台もあり、冷蔵庫もあり、温かい空間でした。
運営者のお話を聞いて、「経験を大切にする」という思いを強く感じました。
仕事をするのを諦めるのではなくて、自分に合う仕事を、運営者と一緒に探して、実際にやってみることが、成長に繋がるんだと思いました。
頭でいろいろ考えるのではなくて、実際に経験してみることを大切にされてるところが、ハッキリしてていいなと思いました。
といっても、スパルタや指示や命令ではなくて、一緒に仕事を探すということにも温かさを感じました。
自分の発言に対して、「そうそう」と大きくうなずき同意してくれるところが印象的で、「聞いてもらえてる」「分かってもらえてる」「受け入れられてる」という安心感を覚えました。
このような温かい環境の中で仕事をするのは、社会復帰のための経験が積めていいなと思いました。
特に副理事長の方の、話を聞いてるときの、リアクション、反応が大きくて楽しかったです。反応が大きいと相手の気持ちや考えを理解しやすく、安心して話せます。大きな安心に繋がりました。

(最終更新日:2017年9月2日)

2017年8月24日

社会福祉法人一麦会 麦の郷ハートフルハウス創

Filed under: 働く,和歌山県,相談する,集まる・つながる — Kokushi @ 11時56分16秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
社会福祉法人一麦会 麦の郷ハートフルハウス創
Q. 主な活動場所
和歌山県紀の川市粉河853-3
[JR粉河駅から徒歩1分。看板が目印ですというより古い大きなお屋敷でわかると思います。ただ、公共交通機関は本数が少なかったりする30分に1本程度ようなのでその点はご注意ください。]

  
Q.他の活動場所
和歌山市紀の川市尾崎79-1
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
居場所 火曜~土曜(10:00~16:00) 無し 要登録
軽作業 水曜日(13:00~16:00) 無し 登録制 時給250円
カフェ勤務 木金土(9:00~17:00)
希望の日数・時間
無し シフト時給は売上によって変動
しゃべくろ会 月1回 無し 登録制
女子会 月1回 無し 登録制
相談・訪問 随時(火~土 9:00~17:15) 無し 基本事前予約
 Q. 利用の際の条件など
手帳の有無や年齢制限など特に条件はありません。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 私たちは、支援者/被支援者という関係ではなく、ともに働き、学び、知り、今を生きる生活の協働者です。「支援者である」という、支援者優位のアイデンティティで関わるのは無く、それぞれがお互いに自然体での関わり、その中から生まれる協働を創り出したいと思います。
創では、今まで分断されていた「人と人との繋がり」をつくることを大切にします。そして、その繋がりを創り、地域の中で繋がりを感じながら仕事を行う場を創設します(中間就労の場*1)
*1 私たちが考える中間就労の「中間」とは、福祉的就労と一般就労の中間ではなく、「一般雇用関係」と「自営業」の中間であるという事を考えのもと運営・経営を共に考えて行きます。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
40代 2人 1人
  Q. 専門資格・免許など
特になし
 Q. ホームページ
http://hajime-cafe.jimdo.com
 Q. SNS等
Facebook https://www.facebook.com/hajime.cafe
 Q. メールアドレス
muginosato-hajime@live.jp
 Q. 電話番号・FAX番号
0736(60)8233
 Q.最初の相談者の割合について
属性 割合(%)
本人 65%
25%
親以外の家族 2%
その他 13%
Q. 上表「その他」とは
市町村行政機関・保健所・相談支援事業所
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について[調査員が聞き取り]
登録者は23人(2017年8月現在)です。各自が自分で選んで、居場所・軽作業・カフェなどの活動に自由に参加できます。
ボードゲームを最初は創のメンバーだけでやっていましたが、様々な人とボードゲームを行いたいとという気持ちが高まり一般の方にも参加してもらえるように「和歌山ボードゲーム遊戯会」をつくり、月に1回活動しています。参加者は20人ほどで「ひきこもり」という枠を超えて老若男女、国籍も問わず、さまざまな方が参加してくれています。場所は山崎邸で開催しており、会の代表を創に参加している当事者が担っています。
   
・自由記述
 社会福祉法人一麦会(麦の郷)は1996年に不登校ひきこもり者支援を具体的に始めました。立ち上げのきっかけは、96年以前からも麦の郷が立ち上げてきた共同作業所で「ひきこもり」といわれる存在である若者たちを作業所で受け入れ共に働く活動を行ってきたこと、そして、不登校・ひきこもりの課題は地域でも「ほっとけない」ことであったためです。96年当初の活動は、学齢期を過ぎたひきこもり者ではなく不登校の中学生が活動の中心でしたが、2009年より和歌山県事業である3ヵ所目のひきこもり者社会参加支援センター事業の委託を受け事業を開始しました。メンバーとスタッフの最初の仕事は、麦の郷ハートフルハウス 創~hajime~という名前を考えだすことでした。メンバーたちは、創の一文字に(HaJiMe) HeArt JoIn MovEという「こころを繋げて動き出す」といった想いをつめ込んでこの活動をはじめました。
麦の郷ハートフルハウス創(以後 創)では、次のような活動を双方向的に行っています。相談活動(訪問を含む)では日常の不安や困りごとの相談はもちろんのこと、本人・家族からのお話を定期的にお聞きしどのような機関が関われば良いかといった検討と各専門機関(障害者相談支援センター等の福祉機関、クリニック医療機関等々)の調整を行います。
活動では、気軽に立ち寄れるゆっくりと過ごす居場所の活動と集団で話し合うことや企画したことを遂行する自治的活動。仕事活動としてコーヒー焙煎・販売・会議やまつり等で店頭販売、豪商が所有する築100年の古民家を若干改装した古民家カフェ「創カフェ」 の運営を行っています。
相談・居場所・仕事の流れは双方向的なアクセスがあり、かつ、それぞれの活動に語りの必要があると思います。語りたい自己との出会い、語りたい個人との出会い、語りたい集団との出会いが保障されることで初めて就労への道筋が見えてくるのだと思います。語りの最初の場面である相談場面では、支援者との信頼関係が無ければ当たり前に相談は成り立ちませんし、居場所の中では、レクリエーション等の企画を共に出し合うことで、自己と他者を認め合う関係を紡ぎ共感関係・集団自治を育みます。
働く活動であるコーヒー作業、店頭販売、カフェの運営では調整力を養います。自己と他者の関係の調整、仕事を行うときに必要な流動性への対応や調整を本物の仕事の中で学びます。よって私は就労訓練や就労体験では本物の就労の経験とならないと考えます。それは体験や訓練では仕事の中で得ることが出来る「認められ感」や「任される役割感」や「仕事に対する対価(現金収入)」そして「仕事の大変さとやりがい」を得ることが出来ず、本物の仕事の経験とはならないと考えるからです。
就労訓練では、社会人としてのモラルやマナーや職業を訓練させ当事者を社会に適応(あわす)ことが目的なのでしょうか、就労訓練の目的はいったいどのようなものか甚だ疑問が残ります。一定期間の訓練を終了し就労に向かえばその取り組みは成功と評価され、しかし、それでも就労に至らなかった場合の責任は、本人の資質に問題があり自己責任とされる構造にあると私は考えます。若者たちがひきこもりという経験がある中で自己尊厳も自己肯定感も失われ、「ひきこもる自分は社会からの落伍者で自分自身が悪い」と一番感じてしまっている、そのような心理状態の中で訓練や適応を強いることで、さらに当事者を追い詰めることになると思います。私たちは、訓練し適応を求めたり体験だけを行う「見せかけ」の就労支援ではない、本物の仕事を準備したいと思います。若者たちが仕事の経験値を貯め仕事を通じて自己肯定を育むことが就労支援の最大の目的だと考えます。
就労支援は「繋がり」づくり、仕事おこしは「まち」づくりです。その中で働き収入を得たメンバーは必ず夢を語り出します。私たちはメンバーたちの夢を創るそんな場を目指したいと思います。
 Q. 山崎邸で活動するようになったきっかけ[調査員が聞き取り]
ハートフルハウス創(以下、創)創は、「社会福祉法人一麦会 麦の郷」を母体としています。2007年に麦の郷をモデルにした映画「ふるさとをください」のロケ地として粉河が選ばれ、その街づくりにも関わるようになって山崎邸を知りました。山崎邸は大正時代に建てられた文化財建造物です。その持ち主にダメもとで、使用することをお願いすると快く許可してくれました。雨漏り修繕、耐震構造や厨房施設等は、国や民間の補助金を利用して行いました。以前からコーヒー焙煎を作業としていたことから、いつかカフェをしたいという想いがあり、山崎邸内でカフェをオープンすることが出来ました。また、山﨑邸を展覧会に貸し出したりしています。調査時も、アート展が開催されていました。
 Q. カフェに関して[調査員が聞き取り]
 内職のような単純作業ではなく、「かっこいい仕事・あこがれの職業」をつくろうということで始めました。飲食店をはじめるにあたりスタッフも含め全員初心者だったので、カフェのコンセプトやこだわり、給料形態やメニュー等々みんなで話し合って決めてきました。始めたころは設備も整っておらず、いきあたりばったりで活動しながら改善してきました。2年前から大手ホテルでの経験もあるシェフを法人職員として雇用し調理を担当してくれています。当事者自身も各自の持ち場で活躍してくれています。あくまでも、カフェで働くのは希望者だけです。
カフェに来るお客さんは、最初からひきこもり支援をしていると知っている方は少なく、店に入ってからそれを知って相談につながるという場合もあります。活動の中でカフェが目立っていますが、あくまでも創の活動の中のひとつという位置付けです。
 Q. 和歌山における支援の現状[調査員が聞き取り]
和歌山の紀の川筋にそれぞれの居場所的な活動があり、当事者は複数の場所に関わっている場合もあります。団体の支援者同士は年回くらいの連絡会がありお互いみなれたもの同士ですが、当事者同士の横の交流や活動はなかなか形つくっていけていない現状があると思います。「当事者会」というのが少ない。
・ 調査員感想
どうしても山崎邸やカフェが目立ちますが、あくまでも居場所を基盤にしているようです。カフェや作業は強制参加ではないのですが、周囲が働いていれば、自分もしなきゃという焦燥感を感じる人もいるかもしれません。また、調査当日が特別だったのかもしれませんが、人の出入りが激しく見知らぬ人がいっぱいいる状況は出始めの人にはつらいかもしれません。ただ、慣れてくれば同じメンバーが働いていることや強制的にでもいろんな人に会うという状況がいい刺激になることもあると思います。むしろ、大学や地域の人々との積極的な交流を実施しているようなので、いろんな人に会うことを推奨しているみたいです。
また、和歌山県は当事者会が乏しいようなので、この団体の当事者さんがその結節点となることを期待しています実際に会を作るような動きもあるようです。(調査員1)文化財としての壮観な建物山崎邸に驚きました。内装も外観を活かしたリフォームになっており落ち着いた雰囲気で、「支援機関」というイメージを覆すものです。まだまだ利用可能性が残されており、ひきこもり・若者支援という文脈に限定せず利用者がスタッフと一緒になってこの施設の活用についてを考えているとのことです。
母体が福祉法人ということもあってか、利用者の今の段階ステップを見立てて支援をつないでいくということについては、スタッフの専門性がとても高いと感じました。一方でそれだけではなく、この「建物」という資源を使って利用者と一緒になって何かをつくりあげていくという、支援―被支援といった向き合う関係ではない、共に並んで歩んでいく伴走型の実践にも果敢に挑戦しているというのがとりわけ印象的でした。(調査員2)

(最終更新日:2017年8月24日)

2017年3月11日

一般社団法人 セレンディップ

Filed under: 働く,学ぶ,滋賀県,集まる・つながる — Kumono @ 15時44分54秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
一般社団法人 セレンディップ
Q. 主な活動場所
滋賀県大津市晴嵐1−8−1 晴嵐ビル2階

[この場所で活動を始めた理由:世の中に必要だと思ったからです。活動場所が駅から近く、利用者が来やすいと思ったからです。]
入口

Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
生活訓練事業 平日10時〜15時 規則による。多くの方が無料 18歳以降の方
居場所事業 平日の16時〜18時(不定期) 無料 期間、曜日は要相談

[利用期間は2年間、必要が認められる場合は1年間延長可能です。利用料は障害者自立支援法に基づきます。概ね所得のない方は無料で利用可能です。

・利用の流れ
相談・見学→体験(2~5日程度)→体験の振り返り(利用決定)→利用開始(契約)
いつからでも利用開始可能です。体験の振り返り後すぐ利用開始される方が多いです。]

Q 利用の際の条件
生活訓練事業は18歳以上
生活訓練事業に参加する場合は、お住まいの市町村で福祉サービス需給の手続きが必要になります。手続きから支援いたしますのでご相談ください。
Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
4人
Q. 専門資格・免許など
精神保健福祉士、キャリアコンサルタント、精神障害福祉ワーカー経験あり、若者支援経験あり
Q. スタッフプロフィール
関西にて若者の就労、居場所支援に関わる3人で設立。
代表理事:大学卒業後、青少年教育、若者のワークキャンプ事業に従事する。関西での若者支援施設での経験を経てセレンディップを立ち上げる。
理事:大阪西成にて就労支援事業に従事。
理事:大阪西成にて高校の進路指導、高校の居場所カフェ運営、職業訓練のキャリアコンサルタントに従事。
Q. 施設名称の由来について[調査員が聞き取り]
『セレンディップの3人の王子』という童話からきています。
※セレンディピティ(serendipity)とは、「偶然と才気によって予想外のものを発見すること」の意味で、我々にも利用者にも、予定調和の出来事だけではなく、予想外の出会いがあることを願って名付けました。
2014年~活動開始。
Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
セレンディップは、若者に向けて「居場所であり、就労や社会参加に向けた学びができる場所」をつくっています。就労の手前でつまずいている人。具体的には、不登校や中退で学齢期から就職へのステップを踏めなかった人。仕事には就いたけれどなぜか仕事が続かない(なぜか仕事に就けない)人です。手帳や障害の有無は問いません。
平日の日中は全てプログラムを行っており、学齢期に学びそびれたもの、体力づくり、一人暮らしができる生活スキル、をゆっくり学んでいきます。
目標は就職でなくても構いません。進学や、短期のアルバイトや、雇われない働き方など「ぼちぼち生きていく自信と社会とのつながり方」を通う中で見つけていきましょう。
Q. ホームページ
https://reknit-serendip.jimdo.com/
Q. インスタグラム
reknit.serendip
Q. メールアドレス
reknit.serendip@gmail.com
Q. 電話番号
077 ( 531 ) 1786
Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
10%
その他 90%
Q. 上表「その他」とは
就労支援機関(サポステなど)、学校(高等学校など)、障害者相談機関(生活支援センターなど)
Q. 参加・利用している本人の特徴など
20代、30代が多く10代は少ないです。男女比は6:4です。
[現在利用者の通ってきている範囲は大津市堅田~守山市で、年齢は20歳代~40歳半ばの方が利用しています。]
Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
様々なしんどさを抱えた利用者がいるので、毎日ゆっくりプログラムを進めていきます。ソファや、図書室など一人で過ごせる空間も作っています。
自分の体調に合わせて、通える日数から徐々に通所日数を増やして週5日通える体力をつけることを最初の目標にする人が多いです。
図書室 図書室 調理室 調理室
Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
様々な家庭環境の方がいるので一概には言えません。
Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
初めての見学の時は、親と一緒に来られる方も多いです。家族のしんどさや本人への思いも含めてまずお話をお聞きしていきます。親だけの参加の場は現在ありません。
Q. 今後の展望について[調査員が聞き取り]
いろいろな生き方が存在するこの世の中、「自分の生きる道」としてどこかに就職し、与えられたことを全うする道を選ぶのも一つだと思うが、そういう道を選ぶわけではなく自分で何かやりたい!って思う人たちを応援していければいいなと思っています。
古物商(いわゆる中古品販売)で、中間就労とよばれる、働くことに対するイメージをもつための活動をやりたいです。
・ 調査員感想
生活訓練はプログラムも就労や自立にむけたものなので、利用するうえで「自分は何がしたくてここに通うのか?」という目的意識をもっていると、社会と関わる意欲の回復・向上や就労先にたどり着くのもすごく早くなるだろうなと思った。
逆に、施設が運営費を賄うために利用している制度の都合上、利用期間が定められているのもあって、いつでも誰でも利用可能な自宅以外の自分が安心できる場所としての利用の仕方は難しそう。
駅周辺には飲食店も多く商店街もあり人通りは少なくないが、施設は駅の繁華街から少し離れたビルの2Fにあり、入り口がビルの裏側でわかりにくいが、利用していることを周りに見られたくない人にとってはありがたい。(調査員1)

制度を利用しているため2年~3年という利用期限の枠があるのだが、無料で、様々な生活訓練プログラムに参加できるのは貴重である。また複数の運営者も他地域ではあるが経験と、しっかりとした思いがあるがそれを押し付けることなく、目の前の利用者の様子やニーズをくみ取って柔軟に運営しているのが感じられて素晴らしいと思いました。(調査員2)

お伺いした時もお昼ごはんのいいにおいがしており、明るい雰囲気がしていた、初めてプログラムに参加される方にもスタッフから説明しなくても自然と周りが教えてくれるとお聞きしアットホームな感じがした。
駐車場が無いということなので車で行動する方には不便だが駅から近いので公共交通機関の利用者には便利なところである。
職員さんが柔軟にプログラムを変更したり新たな試み(古物商など)を考えておられたり日々の試行錯誤が感じられた、就労を目的にするのではなくより良い生き方を見つける場になるのではないかと感じた。(調査員3)

(最終更新日:2017年3月29日)

2017年3月1日

有限責任事業組合大阪職業教育協働機構(施設名:A´ワーク創造館)

Filed under: 働く,大阪府,学ぶ — Kumono @ 9時01分28秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
有限責任事業組合大阪職業教育協働機構(施設名:A´ワーク創造館)
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市浪速区木津川2-3-8
[駅からは少し歩きます。日中に行かせていただきましたが、工場も点々とある道なので、人通りは多くない印象でした。道の途中から「Aダッシュワーク創造館」と書いてある矢印が何か所かで見られるので、迷いづらいとは思います。
最終的に芦原公園の横にあるのですが、2つ大きな建物がありその片方です。こちらにも当然矢印が。]
Q.他の活動場所
コワーキングスペース 往来:大阪府大阪市中央区谷町6-5-26 複合文化施設「萌」2階
フリースペース マナビバ!:大阪府大阪市西成区出城2-5-9 にしなり隣保館ゆ~とあい内
Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
コミュニケーション講座「これから学級」(仕事に就きたいが難しいという若者を対象にしたコミュニケーション&ビジネスマナー講座) 年2回開催 全4回(体験編)全8回(仕事準備編) 週1回 14:00~16:00 ※詳しい日程はお問い合わせください 体験編:1,080円 仕事準備編:10,800円 ※割引制度あり 要事前面談 精神障がい、精神疾患で通院中の方は医師の同意が必要
フリースペース マナビバ! (高校中退者または学卒後進路未決定者を対象に、居場所の提供、学習・進路・就職支援を行う) 毎週火・木曜 10:00~16:00オープン 無料 (交通費自己負担) 15~25歳位の方 精神障がい、精神疾患で通院中の方は医師の同意が必要 ※実施主体は一般財団法人ヒューマンライツ協会

[・「これから学級」事業について
男女比は6:4くらい。マナビバは5:2。「これから学級」利用者はA´ワーク講座の割引があります。マナビバと比較すると、幅広い世代が利用しています。参加後すぐは緊張している方が多いですが、交流活動などによってだんだんと慣れていく様子です。修了後、同窓会と称した飲み会などが開かれることもあります。
「これから学級」を修了した後は、アルバイトを始める人と、コネクションズおおさかさんやハローライフさん等、他の就労支援施設での職場体験に移る人が半々位です。後者に進んだ方は、それぞれの施設での支援を経て、ほぼ全員がその後就職しています。他の就労支援施設に移行した後も、私達スタッフが、向こうの職員さんや、利用者さん本人と連絡を取り合うなど連携を欠かさないようにし、無理なく支援を受け続けられるよう配慮しています。]

鍋パーティー 鍋パーティー 壁新聞

[・「マナビバ!」事業について
若者のための居場所「フリースペース マナビバ!」は、実施主体は一般財団法人ヒューマンライツ協会で、A´ワーク創造館は連携団体という形で関わっています。サポステよりも下の世代を対象にしています。高校中退、あるいは不登校などの状態から、完全にひきこもってしまう前に早期にキャッチすることを目的に、居場所づくりや学習支援、進路支援、各種相談などを行っています。学校ではできない話など、いろいろな話ができるからいいと思います。アニメやゲームについてなど、そういう趣味のある利用者が多いです。学校と地域とマナビバの連携をつくることが今後の課題だと思います。]

[・その他の事業について
離職者を対象とした、建築CADや貿易実務などの公共職業訓練も行っています。一方、A´ワーク創造館独自の講座は7割は在職者で、働く前に学ぶ、働きながら学ぶことができるようになっています。進取の精神で公益性のある支援メニューを自主的につくっていきたいと考えています。]

Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
「働く人」「働きたい人」の仕事を応援する、というコンセプトで、若者支援に限らず、様々な職業訓練、独自講座、企業研修などを展開しています。今後は、「いつでも誰でも学び、ステップアップできる社会」を目指し、日本版コミュニティカレッジの実現に向けて、新たな取り組みを模索中です。
Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人
30代 5人 2人
40代 1人 2人
60代 4人
Q. スタッフプロフィール
館長
中小企業診断士として中小企業の経営支援を行いながら、地域社会づくりをテーマに福祉や環境、障害者などの仕事づくりや、福祉の町づくりを中心に活動中。A´ワーク創造館館長のほか、株式会社ワーク21企画代表、NPO法人おおさか元気ネットワーク副理事長など。若者支援事業コーディネーター
大卒後、地元大分で中学校教員として勤務。不登校など、困難を抱える子ども・若者の支援をしたいという思いから現職に転職。A´ワーク創造館では、「これから学級」「マナビバ」などの若者支援講座の企画・運営・講師を担当、その他職業訓練の企画運営、生活困窮者の就労支援事業などに携わる。中学校・高校第1種教員免許(国語科)所持。
Q. スタッフ資格・免許など
キャリアコンサルタント、中学校・高校教諭免許(国語・英語・家庭科)、中小企業診断士など
若年者支援事業担当者は中学校教員経験(4年間)あり
Q. ホームページ
http://www.adash.or.jp/
Q. メールアドレス
office@adash.or.jp
Q. 電話番号
06(6562)0410
Q. FAX番号
06(6562)1549
Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 40%
55%
その他 5%
Q. 上表「その他」とは
スクールカウンセラー、区役所職員など
Q. 利用者がどのようにしてマナビバへいたるのか[調査員が聞き取り]
ケースワーカー、通っている病院の先生、Web、区役所などの公的機関などからです。今ではマナビバと学校や病院などとケース会議をもつなど連携支援も可能になっています。
Q. 活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
国が設立した地域職業訓練センターとして発足しましたが現在は、公的な施設から民間経営になっています。公金、補助金は受けていませんが営利目的ではない公益性のある事業を行うところとして認識されていると思います。ただ対象者の多くが働いていない人のため、受講料を多くとることができないという問題があります。

2008年まで財団法人として、現在はLLP(有限責任事業組合)として活動しています。民間ですから、自由度の高い事業の展開ができるのがメリットです。

2000年 ちょうど「ニート」ということばができた頃に、「これから学級」がスタートし、現在も形を変えて続けています。2011年 緊急雇用基金事業などの制度があったころに、府の事業でニート予防として府内の16校の「定時制」「通信制」高校でサポートする事業を受託しました。そこから、キャリアコンサルタントを就職希望が多い学校へ派遣し、就職支援等を行っています。その結果、学校経由での高い割合での就職率をつくることができています。ただ学校を経由しない就職もありますし、中退率の問題や、就職してもすぐにやめてしまうなどの問題もあります。

・ 調査員感想
活動がしっかりしたかんじでおもしろかったですが、スタッフさんと応接室でお話しだけだったのであんまり活動の雰囲気は掴めませんでした(調査票では写真などで補足します)。(調査員1)

スタートが職業訓練センターさんということもあって、今まで行かせていただいた施設より大きく感じました。(ただし活動場所は別の場所です。)
またロビーにたくさんのチラシが棚においてあり、調査員としてはその量を見てやっぱり広いなと感じるという職業病?が(笑)
また官民問わず、いろんな団体や活動と関りがあることが見受けられました。
他の施設にないだろうなと思ったのは、外の喫煙所でおじさま達が、授業の内容をタバコを吸いながら話していたのが、ひきこもり・若者支援以外もされているのをひしひしと感じさせました。
さてそうやって緊張しつつ向かったのですが、担当していただいた方二人は大変物腰の柔らかいお二人で、調査は終始明るい感じで行われました。
館長さんからは部下への信頼の厚さが見て取れて、具体的なお話として「まちかどライブラリー」のお話を聞かせていただいたのですが、スタッフ同士が明るい雰囲気で協力しながら活動をされていることが容易に想像できました。
また偶然ですが、調査員が別活動にてお知り合いだったスタッフさんにもお会いしたのですが、こちらも笑顔あふれるナイスガイ!
活動自体は私たちは見れていないのですが、マップの他のメンバーが関わっているのでそちらに任せますが、他の団体にない成り立ちを持ち、幅広い団体と関わりを持つことは、スタッフさんから様々な面白い活動が生み出されやすい土壌があるのだろうなと思います。
「元々は国が設立した」であるとか、「スタートは職業訓練センター」と聞いて、堅い感じがするかもしれないですが、そういうことはあまり感じなかったです。
当事者目線だと、実際の活動の場所に来ている当事者さんが「何か手に技術をつけたいと思う。→Aダッシュワーク創造館さんの方で授業を受けてスキルゲット!」のような流れができるのはええことやと思います。(調査員2)

(最終更新日:2017年3月29日)

2017年2月12日

事務支援センター ソラーナ

Filed under: 働く,和歌山県 — Kumono @ 10時08分27秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
NPO法人エルシティオ 事務支援センターソラーナ
Q. 主な活動場所
和歌山県和歌山市鷺ノ森明神丁10
[南海和歌山市駅より徒歩 8分、バス停「宇治」より徒歩 2分、バス停「本町4丁目」より徒歩 4分。駐車場はあります。和歌山は車社会なので、車がおすすめです。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の注意事項等
障害者就労支援 月から金
10:00~16:00
原則1割負担
(減免あり)
障害者手帳、年金手帳、自立支援医療等の受給が必要。
その他、障害者総合支援法の定めによる。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
施策制度にとらわれることなく、その人の困りごとを共有し解決を探っていくというスタンス。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
40代 3人
50代 1人 1人
  Q. 専門資格・免許など
介護福祉士
 Q. スタッフプロフィール
 不登校当事者から不登校支援サークル活動を経てひきこもり支援作業所の立ち上げにかかわる。その後、ひきこもりの出口支援と障害者の就労支援の合流点として、就労継続支援事業である「ソラーナ」を立ち上げる。
 Q. ホームページ
http://solana.biz/
 Q. メールアドレス
solana@npoelsitio.com
 Q. 電話番号
073ー498ー5883
 Q. FAX番号
073ー498ー8493
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
その他 100%
 Q. 上表「その他」とは
相談を外向けにしていないので、相談支援事業所や保健所等からの紹介がほぼ100%です。
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
20代から40代。男女比8:2。
制度の上で障害者に分類されるひとたち
生活上の困難を自律的に解決するのがむつかしいひとたち
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 「仕事をする」ということを重視しているので、「仕事してる」雰囲気です。基本個別に仕事もしくは学習していますが、封入作業や折り作業がはいると集団で取り組みます。

[写真は、看板と仕事場の様子です。もともとスーパーだったところを利用しています。仕事場のほかにも休憩室などがあります。]

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
家族・親が参加する場を設けていません。まれに相談がある程度です。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
 私は中学2年生で不登校になり、それから6~7年ひきこもっていました。もともと学校があまり好きではありませんでした。その後、高校時代はサポート校で過ごしまして、そこで大学に行くことを勧められました。その後、入学した大学で、あるサークルに入りました。そのサークルはもともと和歌山教育相談センターの先生たちが大学生に呼びかけてできたサークルで、当初は不登校の小学生を支援していました。私が入ったときは、不登校という範疇に入らない青年たち(「ひきこもり」という言葉の出始め)への支援が問題になり始めていた頃で、そういう青年たちは小学生と一緒では楽しむのは難しいし支援の出口が見えませんでした。
そうした状況で、教育相談センターの先生が支援団体(エルシティオ)を作るというので、そこに携わったのがきっかけです。大学で教員免許をとって、卒業後、少しの期間働きましたが教員としての不登校支援がやはりしんどかったという経験もあり、作業所としてひきこもりの支援を作るのが楽しそうだったのでこの道に進むことにしました。
ソラーナは当初、作業所の事務を支援することを主題に考えていましたが、個人情報の取り扱いなどシステム的に難しいので、現在の形態になりました。ちなみに「ソラーナ」というのはスペイン語で「ひなた」を意味します。
Q.活動の原点[調査員が聞き取り]
①大学のサークル活動において、不登校の子どもの変化がうれしかったことです。例えば、それまで自分自身を大切にしなかった子どもが、自分自身のことを大切にして他人にまで気を配ってくれるようになったことなどがありました。
②不登校の親の会に出て、自分の体験(不登校時代の失敗など)を話したことが、親たちの役に立ったような感じがしてうれしかったことです。それまでは、自分の失敗談が人の役に立つなんて考えたこともなかったです。
 Q.活動していてよかったこと[調査員が聞き取り]
 当事者さんとともに成長すること、当事者さんの変化する場に自分がいられることです。当事者さん自身はできることが増えていき、自分自身は人間としての幅、受容できる幅が広がったと思っています。結果としての支援だと思っています。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 法人(エルシティオ)として、新しい事業を増やすことです。現在の「共同作業所 エルシティオ(居場所)」と、「事務支援センター ソラーナ(作業所)」とは違うことをしたいです。現在は、障害者以外の人はソラーナを利用できなかったり、またはその逆の状況があるなかで、多様性のある事業(例えば「商店街との連携」などの案を考えています)を継続的にできればいいと思っていますが、時間的にも立場的にも難しいというのが現状です。
・ 調査員感想
 現在は主に精神障害者が多いいわゆる「B型作業所」ですが、ひきこもりの当事者は精神障害を併発していることもよくあるので、支援機関マップに含んでおります。主にパソコンを使った事務が中心ですが、手取り足取り教えてくれるわけではなく、ある程度自己学習が必要で、しかも作業中は全体的にとても静かなので、合う合わないがはっきりするかもしれません。

(最終更新日:2017年7月7日)

2016年3月19日

特定非営利活動法人 若者国際支援協会

Filed under: 働く,大阪府,学ぶ,集まる・つながる — Kumono @ 9時12分15秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 若者国際支援協会

[正式名称は「若者国際支援協会」ですが、通称「わかもの国際支援協会」または「わかこく」と書くことが多いです。団体名が長くてすべて漢字だと硬い印象を与えますし、ひらがなの方が柔らかくデザインとしてもそちらの方がいいので、そちらを使うことが多いです。]

Q. 主な活動場所
大阪府大阪市中央区平野町 一丁目7番1号 堺筋髙橋ビル5階 大阪NPOセンター内 B-502
[大阪市営地下鉄堺筋線北浜駅より徒歩2分。周辺はオフィス街で人通りも多めです。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
こもりす倶楽部
親の会
月一回
土曜もしくは日曜
一回につき1000円(保護者のみ。当事者は無料) スタッフとの
面談を経る
テレワーク・
ワークシェア
(報酬)業務内容による 今年度は新規テレワーカー募集無し
 Q 利用の際の条件
年齢は30代くらいまで。
専門家の対応を必要とする障害をお持ちの方については、十分対応できるスタッフおよび体制が整っていない為、対応を致しかねますことをご了承願います。
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
安心してひきこもることができる社会に、ひきこもりが差別されない社会に、を願い設立したNPO法人。
支援されるものではなく、社会を支援するものとして、自分たちニート、ひきこもりを捉える。誰かを助けることは、自分を助けることである、という意味においての『自助』を行う、ひきこもり当事者の自助グループ。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
30代 5人
50代 1人 2人

[これまでは理事に頼りっきりでしたが、ここ1年はスタッフ同士で話し合って決めていこうとしています。今のスタッフは雇用ではなく、パートの人もいますが基本的には他に仕事を持っている人がボランティアでやっています。平成25年度は大阪府の緊急雇用推進事業で「雇用」関係があったり、今年度は日本財団の助成金があったりしましたが、今後はなくなるので頑張らないといけないと思っています。]

  Q. 専門資格・免許など
キャリア・コンサルタント。IT技術による制作部有り。親の会有り。
 Q. スタッフプロフィール
 主に、当事者の立場からの若年層のスタッフと、その保護者や支援者の立場からの年齢層のスタッフに分かれています。
若年層のスタッフはひきこもり経験のあるものが大半を占め、立ち上げから関わっているもの、助成事業の企画やその他イベントなどから参加したものが在籍しています。その多くがWEB制作部のテレワーカー(在宅ワーカー)を兼ねており、イラスト、デザイン、HTML、プログラミングなどの技能を持つものもいます。
保護者層のスタッフは、若年スタッフの親や、ひきこもりの子を持つ親、支援者の立場での参加などのものがいます。こちらは主に福祉面での活動に関わることが多いです。
 Q. ホームページ
http://wakamono-isa.com/
 Q. SNS等
 

Twitter https://twitter.com/wakamonoisa
Facebook https://www.facebook.com/wakamono.isa
 Q. メールアドレス
info@wakamono-isa.com
 Q. 電話番号
070-5345-8622
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 39%
55%
親以外の家族 4%
その他 1%
 Q. 上表「その他」とは
社会福祉協議会職員からの当事者に関する相談。
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
20代後半~30代の男女の会員・利用者が最も多い。
ほぼひきこもり・ニート当事者・経験者。
利用者には、スタッフ、当事者会への参加、親の会への当事者としての参加、自習室利用、IT勉強会利用、ワークシェア、テレワーカー、会員など色々とあり、各人に合った形式で参加している。
興味のあることを学んだり、仕事を行ったりという団体の特徴上、精神面や社交面である程度安定した状態にある参加者が多い(もちろん例外在り。また、当事者会や親の会ではその限りではない)。
また、親の会を経由して、その子供が参加する形で会員となったものも複数あり。
参加のきっかけは、会員の紹介によるものや、企画や広報からの当事者によるアクセス、保護者の子供、他支援施設の推薦、支援者からの紹介、当事者会参加などがある。
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
○事務所
シェアオフィスの共用スペースを利用している。
多人数が集まるイベントや企画では、別室の会議室スペースを有料にて借りて利用する。
ワーキングスペースのほうではスタッフが時々仕事をしている。

○親の会
こもりす倶楽部親の会では、ひきこもり当事者も一員として参加している。
主に、親の世代に対して、当事者がこう思っている、ということを届ける形での参加となる。
場所は事務所の共用スペースだったり、会議室だったり、別のレンタルスペースだったりと色々。

[写真は、案内図とIT勉強会やイベントを行う部屋(別室の会議室スペース)の様子です。]

 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 保護者としては母親の参加が9割以上となります。年代は40代~60代が多いです。
主にこもりす倶楽部親の会への参加ですが、開催場所が当事者が利用する場所と同じであることや、親の会への当事者参加などもあるため、スタッフと顔見知りであったり、事務所に遊びに来たりという保護者もいます。
わかこくの特徴である、ひきこもりが仕事をしている、という部分を知って参加する保護者も多いですが、仕事には当事者本人の意思や技術の習得や業務契約上の信頼関係の構築など、いくつかの課題のクリアが必要とされるため、その部分での保護者の期待に応えられない場合がいくつかあります。
上記の特徴も絡み、子供の年齢が20~30代以上の保護者が多いです。
こもりす倶楽部親の会の主催スタッフもひきこもりの子を持つ親であり、同じ立場として親の会の運営を行っています。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 こもりす倶楽部親の会の開催場所は、レンタルオフィスの共用スペース、あるいは会議室スペースであることが多い。時折、別のレンタルスペースを借りて開催することもある。
主に机をはさんで向かい合う形となる。
親の会では、自己紹介と近況報告、経験談のシェアなどが主な流れ。
主に、同じ保護者であるスタッフが中心になりながら、それぞれの近況や悩みなどを、一人ずつ話していく形式である。
経験談などからアドバイスすることもあるが、基本的には話を場の全員で分かち合って、共有するというスタンスである。
子供を外に出すことよりも、まず親が元気になること、また辛さを分かち合って親が元気になることを目標に運営されている。
ひきこもり当事者も、子供側や当事者側の意見や気持ちを伝える立場として参加している。
責めるような発言よりは、内省的であったり、内心を平静に伝えるような発言が多い。また、社会構造の変化による世代間の意識差を埋める発言など。気付きや視点を得られたという保護者の声もある。
Q.活動を始めたきっかけ[調査員が聞き取り]
2008年 オンラインゲームの海外サーバーで、のちに若者国際支援協会(以下、「わかこく」)の中心メンバーとなる3人が出会い、そこでの経験をもとに2009年に日本人のひきこもりを対象に呼びかけを行いました。そして、当事者同士(12名)がネット上でつながり、ひきこもり自助グループとして「ソル・ライフ・ネット」を結成しました。
スローガンを「自分を支援するのは、自分自身だ」と決めて、「自助」の理念を信じ、自分たちで出来ること、社会貢献を開始しました。そのなかで、テレワークの構想を実行に移し、ホームページ制作をボランティアで開始するなどしました。
2010年2月 NPO法人化
2011年 アニメやゲーム等の現代の若者文化について語り合う外国人との交流事業「若者現代文化フォーラム」開始しました。
2012年 ひきこもりの問題を異文化の視点からとらえ直す機会を得て大きな気づきを持ち、外国人の若者も含めた活動を展開していくことを視野に入れて、また何をしてるかわかりやすく明確にするために「若者国際支援協会」に改名しました。
2013年 「親の会」(のちに「こもりす倶楽部」と命名)開始しました。
2013年4月 事務所を大阪市西区北堀江に移しました。
2014年11月 事務所を現在の場所(大阪NPOセンター内)に移しました。
 Q. 今後の課題・目標など[調査員が聞き取り]
 現在は助成事業の中身をこなしているという感じなので、今後は理念に立ち返って活動を継続していこうとしています。
①親の会(「こもりす倶楽部」)
②居場所作り:個々にやりたいことをやりながら、集まれる自習室を開放し、外に出られる人をサポートしています。
③若者現代文化フォーラム
の3つと「テレワーク」の2本柱で活動していこうと考えています。
 ・自由記述
当法人の特徴として、制作部によるIT技術を使った制作業務を請け負っています。
・ 調査員感想
 「わかこく」という名前は、よく聞いていたので大きい団体さんかなと思っていましたが、事務所は共有スペースの一画でとてもこぢんまりとしていました。活動内容から見てもわかるように、パソコンさえあればスペースはあまり必要ないのかもしれません。あくまでも「当事者団体」として、事業を展開しているわかこくは1つのモデルケースになっていると思います。

(最終更新日:2017年7月7日)

2016年2月25日

株式会社 グランディーユ

Filed under: 働く,大阪府 — Kumono @ 22時08分18秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
株式会社 グランディーユ
Q. 主な活動場所
大阪府堺市堺区榎元町6-6-4
[JR阪和線・南海高野線三国ヶ丘駅東口より北へ徒歩5分。調査後に調査員がおじゃましたカフェ「メゾン・ド・イリゼ」です。]
 Q. その他活動場所
大阪府堺市堺区向陵西町4-1 三国ヶ丘マンション4号室1F
[JR阪和線・南海高野線三国ヶ丘駅東口より北へ徒歩5分。今回調査対象としておじゃました地域活動支援センター「ぜるこば」です。]
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
支援センター 月曜〜金曜
10:30〜20:30
日曜
11:00〜18:00
プログラムによる なし
 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
自身の「〜したい」という「たい」の気持ちを大切にしています。
  Q. 専門資格・免許など
社会福祉士、PSW(精神保健福祉士)
  Q. 特記すべき専門事項
ボランティアスタッフに元特別支援学校教員あり
 Q. スタッフプロフィール
 生活自主訓練事業所にて、精神障害者(発達障害含む)、知的障害者の支援を三年勤めてきました。その同期に大阪市立大学大学院にて「障害児・者の自立とは?」という研究をすすめてきました。「自立」という言葉には、支援員・スタッフには何が大切なのでしょうか。今でも模索しながらより良い環境を目指しています。
 Q. ホームページ
http://grandeur-jp.com
 Q. メールアドレス
zeru_kova@yahoo.co.jp
 Q. 電話番号・FAX番号
072-229-1520
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
[1枚目が地域活動支援センター「ぜるこば」、残り2枚がカフェ「メゾン・ド・イリゼ」の写真です。]

ぜるこば メゾン・ド・イリゼ メゾン・ド・イリゼ

・ 自由記述[聞き取りをもとに地域活動支援センターぜるこばさんについて調査員が記入]
 (株式会社グランディーユさんの調査でしたが、聞き取りの実施場所は地域活動支援センターぜるこばさんで行いました。そのため、今回の調査については地域活動支援センターぜるこばさんについての調査が主です。)

地域活動支援センターぜるこばは三国ヶ丘駅から徒歩数分の場所。大きな道が前を走っているマンションの一階にあります。スタッフ含めて10名ほどがいたように思います。訪問の日は、途中からパソコンのプログラムが始まりました。それ以外は各々それぞれがお話したりしているようでした。
お話を伺った代表さんからは最初にマップ作りプロジェクトに対するエールがありました。福祉の世界において株式会社であるということはやや珍しい存在、すこし変わった存在であるようです。それは代表さんの経歴からということもあるでしょうし、どのような支援のあり方がよいのかという方針からということもあるようです。11月に弁当の配食などのための工房がオープンしますます先に進んでおられるようです。会社のそれぞれ別れた部門では「食べること」「ごはん」がひとつのキーワードになっていると言えるでしょう。ひとは食べるのが好きだし、そこで共有していけるものがあるというようにはなされていました。
さらに焼き菓子など販売するにあたって「魅力的な」商品をどう作るのかという課題に取り組まれ、様々な指導的な立場の存在でもあるようでした。
福祉や教育、それぞれのあり方、そのかたにとってよい支援とは何かを考えながら、「自立」という言葉の意味を考え、そのかたの自発的に自ら進んでいける動きをサポートしたいとのことでした。様々な話し合いをし、どういうことができるのか考えていく。ひとつの例では動物のプログラムをとりあげました。賛否両論あったようですが、なんとか着地点をみつけたようです。全て否定するということではなく、様々に考えていきたいといことでした。
女性向けのプログラム(メイクなど)も多数構成して、女性へ向けた意識もかなり高いようでした。
親の会などもされていて、遠いところからも参加されているなど、独特のコミュニティができているようです。

・ 調査員感想
 代表さんの個性なのか、独特のよい意味で他とは「違う」事業所なのではと印象を受けました。ぜるこばさんの調査のつもりで行かしていただいたのですが、グランディーユさんについての調査になり、ぜるこばさん以外についてはほとんど聞けていません。ただ、その後グランディーユさんが経営しているカフェ「メゾン・ド・イリゼ」さんでおいしいお茶をいただき、優雅な時間をすごさせていただきました。貴重な体験をさせていただきましてありがとうございました。

(最終更新日:2017年8月1日)

2016年1月28日

NPO法人青少年自立支援施設 淡路プラッツ

Filed under: 働く,大阪府,相談する,集まる・つながる — Kumono @ 22時34分16秒

調査票は支援機関が記入。
答えの[ ]内および設問に[調査員が聞き取り]とあるものは、
支援機関への聞き取りをもとに調査員が記入。

Q.団体名
特定非営利活動法人 青少年自立支援施設 淡路プラッツ
Q. 主な活動場所
大阪府大阪市東淀川区下新庄1-2-1
[阪急淡路駅から5分。周辺は閑静な住宅街で、駐車場はありません。
1992年発足(元々は商店街で親の会として発足) 1994年現在の物件に移転(HPより)
1Fが事務所、2F、3Fが各2、3部屋あり、居場所として使用しています。]
 Q. その他活動場所
・南河内プラッツ:大阪府河内長野市本町19-6トキワ荘7号室
・大阪市不登校児児童通所事業(サテライト東淀川)(サテライト旭東)
(スタッフは淡路プラッツのスタッフと共通)
 Q.活動内容に関して
 

活動内容 活動時間
(曜日・時間)
費用 利用の際の
注意事項等
面談 50分 8500円 初回親ごさんのみ
6000円
居場所 火曜
(10:00~18:00)
水曜
(13:00~17:00)
金曜
(13:00~20:00)
のうち2日活動
【月8回】
月:51000円 最初の3ヶ月:35000円
(プレメンバー期間 週1回)
トライアル
ジョブ
(就労実習)
1回
2時間×8週
1事業所
あたり
5000円
メンバー登録後に
スタッフと
相談のうえ実施

・居場所に関して
料金の月51000円には、本人面談、親御さん面談、親の会含みます(旅行など実費は除きます)。安いか高いか難しいところですが、それに相応しい関わりをしながら、価格は現状維持ができればと考えています。また料金を払うのは基本的には親御さんになるので、家族ごと淡路プラッツに関わって頂くのを基本としています。
料金支払いの時系列は、「初回面談(6,000円)」→「面談(8,500円×回数分)」→「最初の3ヵ月(35,000円×月)」→「居場所(51,000円×月)」となり、丁寧に説明をしています。
ただこれらお金のことは親御さんと話すことで、当事者本人にはお金のことをあまり意識してもらわないようにしています。

・トライアルジョブに関して
居場所利用者さんにのみ提供しています。初回はスタッフ完全同行、2回目の実習ではスタッフが先に帰り、3回目の実習では利用者さんが先に行くなど徐々に自分一人で仕事ができるよう支援し、最終的に5回目以降は完全に一人で就労実習できることを目指しています。スタッフは利用者さんが実習を終わるごとに行う振り返りをサポートし、実習先と利用者さんとの間に入ってフォローも行います。
過去には委託事業としての就労実習のみを利用している人もいましたが、信頼関係が構築されておらず、スタッフが特性を把握しきれていない人には困難もありました。現在ではプラッツを利用して、半年、1年経過した利用者さんに、トライアルジョブプログラムを実施しています。利用者の強み、弱みがわかっているので、利用者の個性に合わせて実習先を選択(コミュニケーションが求められる職場、黙々と作業する職場など)するので、継続率は上がっています。ドタキャンもありますが、ほとんどの利用者がやりきっています。
一回目のトライアルジョブでは利用者さんが「ものすごく緊張して眠れませんでした」と徹夜で来ることもあります。就労実習を通して、生活リズムの改善など別の課題が見えてきます。就労へのイメージを持ってもらうことも大切で、トライアルジョブを通して、自身の別の課題と向き合ってもらっています。

 Q 利用の際の条件
・(精神)手帳(所持)の人は居場所利用希望の場合、要相談ですが、断っていることが多いです。デイサービスなど、医療のサービスを紹介することもあります。プラッツ利用中に手帳を取得するケースもあります。個別対応は行います。淡路プラッツでは初めての面談は親御さんとスタッフのケースが多いので、親御さんとの面談で利用希望者が精神障害圏の疑いが明らかに強い人は投薬による改善など、医療的処置を勧めます。Drの許可を得た場合は、居場所を利用する場合もあります。

・発達障害の場合は、(よほど重くない場合)要相談のうえ、居場所利用の中でコミュニケーション、人との関りを学んでもらい、対人関係の改善方法を考えます。必ず利用者さんには担当スタッフがつき、2週に一度くらい個別面談を行い、利用者自身の強み弱みを利用者さんとスタッフがともに考えています。居場所に入ってもほったらかすわけではありません。

全ての人と仲良くする必要はないと思います。友だちができる場所ではないことも伝えており、苦手な人がいても生きていける力を身につけるようにしています。

 Q. 活動理念など、活動をする上で大切にされていることについて
 「親の会」から立ち上がり20年以上の支援実績を持つ当法人は、現在も親ごさんとスタッフが協力して運営するスタイルで、「居場所」を中心とした若者自立支援の場であると共に、親ごさんにとっての「居場所」になることも目指して活動しています。具体的には、親ごさんとの関わりを中心とした「アウトリーチ(出会いのための)支援」を入口として、面談・講座・親の会・訪問等のメニューを通じて、「居場所支援」への移行を目指してご家族と一緒に取り組んでいきます。
「居場所支援(=生活支援)」では“レクリエーション”、“コミュニケーション”、“日常生活体験”を通じて様々な経験や人との関わりを積み重ね、若者のペースに応じた伴走型のサポートでそれぞれの社会参加や自立に取り組んでいきます。もちろん、この「居場所支援」期間はあくまで通過点であり、その先の「出口支援(自立・就労)」を念頭に置いての関わりですが、ひきこもった経験を持ったり自信を失った若者たちにとっては、まず“自立を支える基本の力、気持ち”を獲得するために一歩一歩と着実に進めていくことが何よりも大切だと考えています。
目まぐるしく変化する時代や社会情勢の中で、若者の生き方や働きの方モデル、及び家族のあり方や役割のモデルもまた多種多様化しています。来たるべき未来に若者・家族が安心できる“豊かな生き方”を一緒に創り出していくこともまた当法人が目指す大切な支援の形です。
 Q.スタッフの人数(代表者含めスタッフ的な役割の人の数)
男性 女性
20代 1人 1人
30代 2人 2人
40代 2人 1人
50代 1人

役員7名(理事長含む)。
現在常勤7名、非常勤3名。利用者からスタッフになった人はいません。スタッフ10名は元利用者の親が淡路プラッツの役員として関わり、淡路プラッツの方向性に関与しています。

  Q. 専門資格・免許など
臨床心理士、精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアカウンセラー
 Q. スタッフプロフィール
 23年前に「親の会」が立ち上げた団体であることから、継続的に元利用者の親御さんを役員として選出していることで、その時々のご家族の意向に沿った形での関わりを意識しています。上記の有資格者やボランティアさんも含め、スタッフ全員で「居場所」での活動や親ごさんとの関わりを行っています。本来淡路プラッツでやるべきことをおろそかにならないように意識しています。「居場所を守ることを意識する」
 Q. ホームページ
http://www.awajiplatz.com/
 Q. メールアドレス
awajiplatz@gmail.com
 Q. 電話番号・FAX番号
06ー6324ー7633
 Q.最初の相談者の割合について
 

属性 割合(%)
本人 5%
90%
親以外の家族(親戚、祖父母など) 5%
 Q. 参加・利用している本人の特徴など
 居場所利用者は10代~40代で男女比7:3か8:2ぐらいです。時期により変動しますが、人数は15~16名を推移しています。利用者の平均利用期間については「1年はかかりますよ」と説明していますが、実際は2、3年かかります。利用期間に年齢、性差はありませんが、ひきこもっていた期間が長いほど利用期間も長い傾向にあります。過去には淡路プラッツ利用期間が10年の人もいました。(今は利用期間が長くなりすぎないように、どこかにつなぐ、押し出すようにスタッフ全員で意識しています。ただ最初から就労の話をするとしんどくなるので、最初の半年、1年、トライアルジョブを受けるまでは就労の話はほとんどしません。)
 Q. 本人が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 なごやか、ゆるゆる、ぼちぼち、まったり 来やすい居場所になることを心がけています。初めて居場所を利用する利用者さんが居やすいように、他の居場所利用者さんに声かけをするなど、スタッフとメンバーみんなで来やすい居場所を作っています。徐々に居場所滞在時間を増やしていき、遊びやボーリング、カラオケなどを通して、自分の苦手な人との付き合い方や、弱みを分かっていければいいなと思っています。働く前の土台作りに約1年かかり、本人が「何がしたい」かを自覚するまでまた約1年かかります。本人の意志がでてきたら、トライアルジョブの話を考えます。
外観 外観 居場所居場所 居場所 居場所
 Q. 参加・利用している家族・親の特徴など
 利用料金がかかる都合、経済的に比較的余裕のある親御さんが多いです。夫婦で同居しており、いずれか、あるいは両方が現在も働いている家庭からの相談が多く、年齢層は50~60代が中心です(若者の年齢に親御さんの年齢が比例する) 。
 Q. 家族・親が参加する場の雰囲気、本人と接する空間の雰囲気について
 親がしんどいと子供もしんどくなるので、「肩の荷をおろしてゆっくりやりませんか?」をモットーに、親御さん自身の人生を明るく考えてもらえるように、笑って帰ってもらえるように、面談でも講座でも心がけています。 親の会の雰囲気は、参加者にポジティヴで元気に、明るくなってもらうように心がけており、パワフルな親御さんに会を作ってもらっています。 この親の会にはあまりスタッフはタッチせず、司会も親御さんに任せています。問題は深刻だけど明るくやっています。
・ 調査員感想
 淡路プラッツは、行政からの委託ではなく、建物を自前で所有している支援機関。居場所として複数の部屋が使え、備品も非常に充実していると感じた。一方で民間支援機関ということもあり、一か月あたりの費用は比較的高めだと感じる。最初はスタッフと親の間での面談からスタートするため、本人を家から居場所に連れてくるアウトリーチ等のスキルも経験として蓄積されていると思われる。
「本人のやりたいことが出てくるまで、約1年間は就労の話をしない」とのスタッフさんの言葉が印象的で、自我を回復し、自分の意思が芽生えるまで淡路プラッツのスタッフは「待つ」。このような「待つ」事が可能な背景としては、一定の利用料を受益者負担で徴収する民間の支援機関であることが挙げられる。公的支援機関のように、単年度ごとに就労実数を成果として求められることがないことは、スタッフの相当の忍耐や覚悟と合わさって、長期引きこもり状態から回復するための優れた支援サービスを提供しているように思われる。
また利用者同士での遊びやコミュニケーションを通じて得た自信、スキルを、トライアルジョブにつなげていく方向性は、既に自身で動き始めている当事者よりも、どちらかというと現に引きこもり状態にある当事者が、そこからの回復の第一歩(最初のステップ)として利用するのに最適な施設の1つであるという印象を持った。

(最終更新日:2017年8月7日)

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